タイトル |
監督 |
出演者 |
製作 |
評価 |
コメント |
ナイト・オン・ザ・プラネット |
ジム・ジャームッシュ |
ウィノナ・ライダー、ジーナ・ローランズ、ロベルト・ベニーニ他 |
1991年アメリカ |
★★★ |
世界の各地で、タクシードライバーと乗客たちが繰り広げるショート・ストーリー。五話オムニバス。ドライバー役にはウィノナ・ライダーや「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニが出演。こういう疲れない映画好きだ。なんか、アメリカで深夜、眠れなくてテレビつけたときやってたらついつい見ちゃうって感じ。まったりだけどもっさりじゃない、そんな映画。 |
ナインスゲート |
ロマン・ポランスキー |
ジョニー・デップ、フランク・ランジェラ、レナ・オリン他 |
1999年アメリカ |
★★★? |
ホラー映画の棚にあったけど、これはホラーじゃなく、オカルト映画。次々と連鎖的に進むストーリーに否応なく引き込まれていくが、ラストは「え?」という感じ。これで終わりかいっ。ストーリーにすごく引き込まれていたときに起こった唐突な映画の終わり。まあ何とか意味はわかるけど、もう少しどうにかしてもよかったんじゃ?ラストを見るまでは星3〜4個はカタいと思って見てたことを踏まえ、こんな評価。まあ見てみて。 |
ナチュラル・ボーン・キラーズ |
オリバー・ストーン |
ウディ・ハレルソン、ジュリエット・ルイス他 |
1994年アメリカ |
★★★ |
本能の赴くまま殺人を繰り返すカップルが、マス・メディアの影響でいつしか若者たちのヒーローにまつり上げられていく、という大本のストーリーの下、分裂的な映像や音声が縦横無尽に飛び交うアナザーワールドへ見る者をいざなう。まるでヤク中の脳みそを見せられてるみたい。主人公の二人が児童虐待と近親相姦の過去を持つなど、何らかの社会性を持たせようというとこあたりはオリバー・ストーン監督らしい。ただ脚本はタランティーノ。どちらの意志がどのほど反映されているかは定かではないけど。 |
21グラム |
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ |
ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロ他 |
2003年アメリカ |
★★★★ |
この監督の前作「アモーレス・ペロス」がかなりよかったので今回も期待して見た。独特の世界観は健在。暗い、の一言では片付けたくないが、まあ決して明るくはない。心臓移植を受けた男、交通事故で夫と娘を失った女、車で親子をはねてしまった男、この3人の物語が時系列もバラバラに分断的に描き出され、それがラストに向けて有機的に結合していく様は見事。21グラムの意味を考えながら、見終わった後もしばらく余韻に浸れる映画。深いかも。 |
25時 |
スパイク・リー |
エドワード・ノートン、フィリップ・シーモア・ホフマン他 |
2002年アメリカ |
★★☆ |
密告され、逮捕された麻薬ディーラーの主人公が、刑務所に出頭するまでの最後の一日を描く。主人公の一日を通して、恋愛、友情、さらには今のニューヨークの現状まで織り交ぜ、なかなか深みのある展開。ラストシーンがいいと思った。 |
2046 |
ウォン・カーウァイ |
トニー・レオン、木村拓哉他 |
2004年香港/中国 |
★★☆ |
トニーレオン、木村拓哉、コン・リー、フェイ・ウォン、チャン・ツィイー、マギー・チャンらアジアを代表するスターたちを擁し、さらには5年という長い制作期間を経て完成した、ウォン・カーウァイ監督の極上エンタテイメント作品。この監督の作品は今まであまり得意じゃなかったけど、今回は名のある俳優がたくさん出ていたこと、映像のレベルが格段に上がったことなどの理由で普通に見ることができた。ストーリーは相変わらずよくわからないとこもあるけど、この人の映画ってのは逆に深く考えずに主に雰囲気を楽しむって感じでいいのかもしれない・・・。もし違う!って意見あったらお聞かせください^^。 |
ニュー・シネマ・パラダイス |
ジュゼッペ・トルナトーレ |
フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、アニェーゼ・ナーノ他 |
1989年イタリア/フランス |
★★★ |
やっぱ音楽がいいね。長く語り継がれる名作 |
ネバー・エンディング・ストーリー |
ウォルフガング・ペーターゼン |
ノア・ハザウェイ、パレット・オリバー他 |
1984年西ドイツ |
★★★ |
小学校のときこれを見て、怖いながらもファルコンに惚れた思い出。 |
ネバーランド |
マーク・フォスター |
ジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレット他 |
2004年アメリカ |
★★★★★ |
子供のように純粋な心を持ち続ける劇作家・バリと、父親の死をきっかけに夢や希望を持つ事をやめてしまった少年・ピーターを通して綴られる「ピーターパン」誕生秘話。いい映画だなぁ。見方によると内容的にちょっと優等生すぎるきらいがあるかもしれないけど、ジョニー・デップの媚びない演技がそれと上手く調和し、極上の感動ドラマに仕上がっている(ジョニー・デップひいきし過ぎw?)。「フック」でフック船長を演じたダスティン・ホフマンが出ているのも微笑ましい。個人的には「フック」→「ネバーランド」の順で見るのをオススメする。別にリンクしてるわけじゃないけど、「フック」を先に見たほうがネバーランドやピーターパンのことをより想像しやすいと思うから。久しぶりに素直に感動できたから、星も久しぶりの五つ星だ! |
ネル |
マイケル・アプテッド |
ジョディー・フォスター、リーアム・ニーソン他 |
1994年アメリカ |
★★ |
ジョディー・フォスターの演技はすごかった。ただ、この映画が何を伝えたいのか、要するに製作意図がイマイチつかめなかった。 |
ノー・マンズ・ランド |
ダニス・タノヴィッチ |
ブランコ・ジュリッチ、レネ・ビトラヤツ他 |
2001年仏/伊/英/ベルギー/スロヴェニア |
★★★ |
「戦争という生と死の極限状態の中で、笑いと絶望を見事なまでに合体させ、痛烈批判をシュールに描いた社会派ドラマ」。ボスニア紛争を通して、戦争がいかに無意味なものであるかをシニカルな笑いを織り交ぜながら描いていく。派手な演出一切なしなのは戦争映画としては明らかに異色。むしろ、終始ボスニアとセルビアの中間地帯「ノー・マンズ・ランド」だけで進む話は、さながら密室映画のよう。限られた空間での人間の心理描写という点では、「CUBE」や「ラヂオの時間」に通じるものがある。ラストがなんともやるせない。 |