タイトル |
監督 |
出演者 |
製作 |
評価 |
コメント |
I am Sam |
ジェシー・ネルソン |
ショーン・ペン、ミシェル・ファイファー他 |
2001年アメリカ |
★★★ |
知的障害の父と七歳の娘のピュアな愛情物語。見終わった後、とても優しい気持ちになれた。親権を得られるかが話の核になってるから、親子の愛情ものが苦手だという人も割と見れるかも。特筆すべきは娘役を演じたダコタ・ファニング。7歳とは思えない大人顔負けの演技で素晴らしかった。将来が怖い。 |
藍色夏恋 |
イー・ツーイェン |
チェン・ボーリン、グイ・ルンメイ他 |
2002年台湾 |
★★ |
まず、日本と似てるなー、と思った。というか、俺らの時代ぐらいの日本?悪くはなかったけど、こういう青春系の映画は俺には岩井俊二という人がいるので、なかなか高得点というまでにはいかない。 |
愛してる、愛してない・・・ |
レティシア・コロンバニ |
オドレイ・トトゥ、サミュエル・ル・ビアン他 |
2002年フランス |
★★☆ |
あまり期待せずに、オドレイ・トトゥ目当てで借りたら、これがなかなかできたストーリーで面白かった!ハリウッドでのリメイクも決まったらしい。何の気なしにポッと借りると元は取れた感あるかもよ。(この先ネタバレ)簡略すれば、ひとつのストーリーを二つの視点(男目線と女目線)から描いたお話なのだが、同じ出来事を追ったものなのに、女目線から見たときはラブ・ストーリー、男目線から見たときはサイコ・ミステリーみたいになっててとても秀逸だった。見ないとわかんないな。 |
I LOVE ペッカー |
ジョン・ウォーターズ |
エドワード・ファーロング、クリスティーナ・リッチ他 |
1998年アメリカ |
★☆ |
映画にするほどの話でもないんだけどね。まあ、クリスティーナ・リッチに免じて。 |
アイランド |
マイケル・ベイ |
ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン他 |
2005年アメリカ |
★★★ |
クローン技術に対する警告、という意味ではありがちな映画だけど、設定がなかなか面白いと思った。大気汚染から守られ、管理の行き届いた場所で安全で快適な生活を送っているはずの自分達が、実は保険契約を結んだクライアントへ臓器を提供するために生かされているクローンだということに次第に気付いていく・・・。無表情で演技できる数少ない女優、スカーレット・ヨハンソンはやっぱ素敵でした。 |
アイ,ロボット |
アレックス・プロヤス |
ウィル・スミス、ブリジット・モイナハン他 |
2004年アメリカ |
★★★ |
例のロボットの顔がどうも好きになれず敬遠していたけど、見たらそんなに気にならなかった。派手な映像は一見の価値アリ。ストーリー的にも普通に楽しめる内容になっている。ロボットに意志ができたらやっぱ人間なんてとても敵わないんだろうな。 |
アウト・オブ・サイト |
スティーブン・ソダーバーグ |
ジョージ・クルーニー、ジェニファー・ロペス、ビング・レイムズ他 |
1998年アメリカ |
★★ |
特に欠点もなく、見ている最中はそこそこ楽しいんだけど、見終わった後あまり印象に残っていない、そんな映画。多分浅いんだよね。ツメも甘めだし。 |
青い夢の女 |
ジャン=ジャック・ベネックス |
ジャン=ユーグ・アングラード、エレーヌ・ド・フジュロール他 |
2000年フランス/ドイツ |
★★ |
サスペンスなのに、ちょっと間の抜けたような展開が笑いを誘う、不思議な雰囲気をもった映画。おしゃれでお下劣。キタノ・ブルーならぬベネックス・ブルーといわれる映像もきれい。派手な展開はないが、サスペンス必須のドキドキ感は失わず、最後まで楽しく見れた。 |
アザーズ |
アレハンドロ・アメナーバル |
ニコール・キッドマン、フィオヌラ・フラナガン他 |
2001年アメリカ/フランス/スペイン |
★★★ |
ニコール・キッドマンの映画初めて見た。井筒監督が「○ックス・センス」と同じだというようなことを言っていたが、個人的にこっちの方が好き。映像もきれいだし、スタイルが一貫している。オチがわかっていても楽しめた。 |
アサシン |
ジョン・バダム |
ブリジット・フォンダ、ガブリエル・バーン他 |
1993年アメリカ |
★★☆ |
「ニキータ」のリメイク。当時ブリジット・フォンダファンだったんだよね。 |
アタック・ナンバーハーフ |
ヨンヨット・トンコントーン |
チャイチャーン・ニムプーンサワット、サハーパープ・ウィラーカーミン他 |
2000年タイ |
★★ |
タイに実在したオカマのバレーボールチームが活躍する話。くだらないけど笑えるよ。 |
アダプテーション |
スパイク・ジョーンズ |
ニコラス・ケイジ、メリル・ストリープ他 |
2002年アメリカ |
★★★☆ |
「マルコヴィッチの穴」の脚本家で、成功を手中に収めたチャーリー・カウフマンは、次にベストセラー小説「蘭に魅せられた男」の脚本を依頼された。“マルコヴィッチ”を越える作品を世に送り出そうと奮闘するチャーリーだったが、どうしたことかたちまち行き詰まってしまう・・・。面白い、これ。脚色している脚本家自身を主人公にして、物語は脚本の中身と同時進行して行く。ストーリーを追ううちに、どこまでが実話でどこまでがフィクションなのかさっぱり解らなくなってしまうが、見終わってみると一個の映画としてはしっかり完成されている。それどころかかなり完成度の高い仕上がりにすら見えてくる。計算し尽くされた脚本(?)のなせる業か?それにしても、相変わらずジャンル分けしづらい作品作るね(まあコメディだろうけど)。ニコラス・ケイジの演技も見物! |
アダムス・ファミリー |
バリー・ソネンフェルド |
クリストファー・ロイド、クリスティーナ・リッチ他 |
1991年アメリカ |
★★★ |
実はかなり好きなんだよね。独特のブラック・コメディーが何ともいえない。クリストファー・ロイドは役幅広いよね。 |
アダムス・ファミリー2 |
バリー・ソネンフェルド |
クリストファー・ロイド、クリスティーナ・リッチ他 |
1993年アメリカ |
★★★ |
クリスティーナ・リッチがより活躍するのはこっち。両方好きだけどね。 |
アップタウン・ガールズ |
ボアズ・イェーキン |
ブリタニー・マーフィー、ダコタ・ファニング他 |
2003年アメリカ |
★★☆ |
ありがちな設定にありがちなストーリー展開。でも悪くないと思わせるのは主演二人の演技の力か。たまにはメルヘンな映画が見たいな、って気分の人にはお勧めできる映画。相変わらずダコタ・ファニングはすごいね(ある意味引く・・・?)。 |
穴 |
ニック・ハム |
ソーラ・バーチ、キーラ・ナイトレイ他 |
2001年イギリス |
★★ |
ホラーというよりはサイコ・サスペンスに近いんじゃないかな?演技が確かな若手俳優がそろって出ているから10代が主人公の映画特有の安っぽさもなく、内容も小説的な叙情があってよい。短編のオカルト小説を読む気分で見たらそこそこ楽しめるんじゃ? |
アナコンダ |
ルイス・ロッサ |
ジェニファー・ロペス、アイス・キューブ他 |
1997年アメリカ |
★ |
巨大な蛇に襲われるぅーーー。 |
アバウト・シュミット |
アレクサンダー・ペイン |
ジャック・ニコルソン、キャシー・ベイツ他 |
2002年アメリカ |
★★★ |
定年退職し、家族を失い、始めて裸の自分と向き合った時に思い知る人生の現実。自分にとってはまだ遠い未来だけど、男としては身につまされる映画だった。ジャック・ニコルソンの縁起がいい味出しててほろ苦くも笑える。 |
アポロ13 |
ロン・ハワード |
トム・ハンクス、ケビン・ベーコン他 |
1995年アメリカ |
★★★☆ |
月面着陸を目指すも途中で爆発事故を起こし、危機一髪になった3人のクルーが、様々なピンチに見舞われながらも、NASAなどの協力で見事地球生還を果たした事実に基づく物語。 |
アマデウス |
ミロス・フォアマン |
F.マーリー・エイブラハム、トム・ハルス他 |
1984年アメリカ |
★★★ |
この映画を見てから、モーツァルトの音楽がちょっと違って聞こえた。 |
アメリ |
ジャン・ピエール・ジュネ |
オドレイ・トトゥ、マチュー・カソヴィッツ、ドミニク・ピノン他 |
2001年フランス |
★★★★ |
単館上映で驚異的集客数を記録し、今やメジャーになってしまったが、やはり期待を裏切らない秀逸な映画。基本的にはおとぎ話で、それだけだと女の子受けするかわいい映画で終わってしまうのだが、そこは「ロスト・チルドレン」を作ったジュネのこと、一筋縄ではいかない。音楽も気に入り、その日のうちにポスターとサントラCDを衝動買い。映画自体もいいが、副産物も妙に魅力ある映画だ。 |
アメリカン・サイコ |
メアリー・ハロン |
クリスチャン・ベール、ウィレム・デフォー他 |
2000年アメリカ |
★★☆ |
見終わった後、一瞬意味がわからなかった。その直後に「ああ、そういうことか」と思ってからもいまいち狐につままれた感が。でも、サイコってこういうことなんだろうな。一つ勉強になった。面白いかと問われれば、なかなか面白かった。 |
アメリカン・パイ |
ポール・ウェイツ |
ジェイソン・ビッグス、ミーナ・スバーリ他 |
1999年アメリカ |
★★ |
SEXのことしか頭にないティーンズたちの悩ましき青春コメディ。「アメリカン・ビューティー」のミーナ・スバーリがキュート! |
アメリカン・ヒストリーX |
トニー・ケイ |
エドワード・ノートン、エドワード・ファーロング他 |
1998年アメリカ |
★★★ |
兄弟役の二人の演技が熱かった。アメリカはまだ人種差別の問題が根強く残ってるのかなぁと、考えさせられるところもあった。日本人にとって100%理解するのは難しい問題かもしれない。付き合えば同じ人間、いがみ合う理由なんてどこにもない。それに気付き説得する兄と、昔の兄に憧れ反発する弟、そして来るべき結末・・・。結局、いがみ合いは悲しい結末しか生まないのだ。 |
アメリカン・ビューティー |
サム・メンデス |
ケビン・スペイシー、アネット・ベニング他 |
1999年アメリカ |
★★★★☆ |
何とも表現しようがないけど、いい映画だなあ、と思う。みんな病んでる、でも、必至で生きてる。そんなどっかの歌の文句をなんとなく思い出した。誰も特別じゃない、みんな、普通なんだ。 |
アメリカン・ラプソディ |
エヴァ・ガルドス |
スカーレット・ヨハンソン、ナスターシャ・キンスキー他 |
2001年アメリカ |
★★☆ |
政治的圧力から逃れる為、ハンガリーからアメリカに亡命した家族と、やむ終えない事情で国に残された末娘。やがて月日が過ぎ、悲願の再会の時を迎えるが…。エヴァ・ガルドス監督の実体験を基に制作された真実のドラマ。スカーレット・ヨハンソン演じる、国に残された娘エヴァの姿を通して、“家族”の意味を見出していく。 |
アモーレス・ペロス |
アルハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ |
ガエル・ガルシア・ベルナル、エミリオ・エチェバリア、ゴヤ・トレド他 |
1999年メキシコ |
★★★★ |
メキシコ映画なんて珍しい、なんて思いつつ見たら、これが今までのどの映画にも似ていない、かなり秀逸なものだった。今回はかしこまって。この映画は、その存在自体斬新、鮮烈で、内容もちょっと残酷な部分があったりする衝撃的なものだが、その中に人間が生きる上でぶち当たる普遍的なテーマをいくつも内包している。生命への執着、尽きせぬ欲望、盲目的な愛、理性と本能、憎悪、倦怠、嫉妬。映像は終始妙に生々しく(これもこの監督の特徴か)、時にちょいグロめなので繊細な人が見たら肉を食えなくなるかも?3話オムニバスっぽい構成ながら、それぞれの話が随所で見事に交錯し、全体に連結性を持たせている。かなりコアな内容にもかかわらず、ストーリーが現実性を失わないのもすごい(斬新な内容に固執するあまり、現実味を失いただの寓話になってる作品をいくつ見てきたことか。まあそれはそれで映画として失格というわけではないけれど)。これは一つの人間偶像劇である。夢や理想の微塵もない、過酷な現実の、生の物語である。俳優陣も皆存在感溢れる演技で見事。映画をかじる人なら一度は見ておくべきかも? |
アンブレイカブル |
ナイト・シャラマン |
ブルース・ウィリス、サミュエル・L.ジャクソン他 |
2000年アメリカ |
★★ |
「シックス・センス」と同じ監督。二つに共通するのは、みてる間は面白いんだけど見終わるとさほど印象に残らないってところか。だから評価も低め。でも見てる間の気分だと三ツ星でもいい。 |
イージー・ライダー |
デニス・ホッパー |
ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、ジャック・ニコルソン他 |
1969年アメリカ |
★★ |
ロードムービーのパイオニアというべき映画か。こういう独特の乾いた世界観は嫌いじゃない。ただ、当時のアメリカの歴史的側面をもっと知ってたかった。 |
E.T. |
スティーブン・スピルバーグ |
ヘンリー・トーマス、ドリュー・バリモア他 |
1982年アメリカ |
★★★★★ |
どうかこの採点を甘いと思うなかれ。物心つくかつかない頃に母親の通訳で劇場で見て、自転車が飛ぶシーンで立ち上がって大声で泣いた思い出のある映画なんだ。当時多分5〜6歳。だから特別。 |
生きてこそ |
フランク・マーシャル |
イーサン・ホーク、ビンセント・スパーノ他 |
1993年アメリカ |
★★☆ |
飛行機墜落で遭難した人たちが生きるために。深刻な映画。実話。 |
愛しのローズマリー |
ボビー・ファレリー、ピーター・ファレリー |
ジャック・ブラック、グウィネス・パルトロウ他 |
2001年アメリカ |
★★☆ |
「メリーに首ったけ」のファレリー兄弟監督作品。人を外見でしか見れない人々への皮肉を痛烈なジョークで笑い飛ばし、「偏見を捨てピュアであることが真の美しさだ!」ということを教えてくれる恋愛開眼コメディ。メリーに比べると、同じコメディでもこちらはちょっと痛みを伴う笑い、という感じ。俺の偽善心がそうさせるのか?ヒロインが「フック」でウェンディを演じた女の子だったのには驚いた。大きくなったなあ・・・(当たり前か)。 |
いまを生きる |
ピーター・ウェアー |
ロビン・ウィリアムズ、イーサン・ホーク他 |
1989年アメリカ |
★★★ |
ロビン・ウィリアムズの存在を知った映画。あんな先生いたらいいのに。 |
妹の恋人 |
ジェレマイア・チェチック |
ジョニー・デップ、ジュリアン・ムーア他 |
1993年アメリカ |
★★ |
期待しないで見るとなかなか楽しめる。この映画のジョニー・デップはかなり好きな部類に入る。無表情でコミカルな演技をするときの彼はやっぱ絶品だ。物語も適度なメルヘン具合がいよかった。 |
インソムニア |
クリストファー・ノーラン |
アル・パチーノ、ロビン・ウィリアムズ、ヒラリー・スワンク他 |
2002年アメリカ |
★★ |
見てる間はそこそこ面白いけど、見終わるとさほど印象に残らなかったなあ。犯人を追い詰めていく普通のサスペンスだと思ってたら、話の中心はもっと他のところにあったから、その点では楽しめました。ただこの監督の映画なら「メメント」の方を俺は採る。 |
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア |
ニール・ジョーダン |
トム・クルーズ、ブラッド・ピット、アントニオ・バンデラス他 |
1994年アメリカ |
★ |
豪華キャストだけどつまらなかった。 |
インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 |
スティーブン・スピルバーグ |
ハリソン・フォード、ケイト・キャプショー他 |
1984年アメリカ |
★★★ |
レイダースに続くシリーズ第2作。CGばかりに頼らないアナログ感が、逆にリアリティーがあって好き。 |
インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 |
スティーブン・スピルバーグ |
ハリソン・フォード、ショーン・コネリー他 |
1989年アメリカ |
★★★ |
期待を裏切らない面白さだった。 |
インデペンデンス・デイ |
ローランド・エメリッヒ |
ウィル・スミス、ビル・プルマン他 |
1996年アメリカ |
★ |
いまいち。って言うかほとんど覚えてないし。 |
インファナル・アフェア |
アンドリュー・ラウ他 |
トニー・レオン、アンディ・ラウ他 |
2002年香港 |
★★★ |
最初ナメて見てたら話がわからなくなり、何度か巻き戻しながら見るハメに・・・。ストーリー的にそんなに複雑ではない、むしろ単純なんだけど、何のことはない、人の区別がつかなかったのだw。ただ、香港映画では今までのものと一線を画するよくできた映画。なかなか見応えがあった。いい俳優いるんだね。 |
ウェイクアップ!ネッド |
カーク・ジョーンズ |
イアン・バネン、デヴィット・ケリー他 |
1998年イギリス |
★★☆ |
宝くじで12億円当たったネッドは嬉しさのあまりそのまま昇天、天国へ!身寄りのないネッドの賞金は、受取人がいなければ国に没収されてしまう。そこで村のじいちゃんたちがいざ立ち上がる!癒し系映画。なごむ。 |
ウェルカム・トゥ・コリンウッド |
アンソニー&ジョー・ルッソ |
ジョージ・クルーニー、サム・ロックウェル他 |
2002年アメリカ |
★★☆ |
犯罪コメディの小さな秀作。後半、久しぶりに映画で大爆笑というものをした。ただ欲を言えば、最後がちょっと尻すぼみかな?もっといっぱいドジ踏みながらも本当に惜しいところまで行って、そんでもってオチればもっといけてた?でもこのしょーもなさもいいのかもしれないけどね。とにかく、軽い気持ちで見れば楽しめるよ。 |
海の上のピアニスト |
ジュゼッペ・トルナトーレ |
ティム・ロス、プルート・テイラー・ヴィンス他 |
1999年アメリカ・イタリア |
★★★★ |
豪華客船上で生まれ、一度も下船することなく、乗客にすばらしいピアノの演奏を聴かせ続けた伝説のピアニストの生涯を描く。心癒される、あたたかくも切ない映画。 |
A.I. |
スティーブン・スピルバーグ |
ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジュード・ロウ他 |
2001年アメリカ |
★★☆ |
世間の評判がすこぶる悪い今作だが、全く見る価値なしというわけではない。というのは、全体をとても「惜しい」感が支配しているのだ。題材は悪くない。俳優陣も好演している。ただキューブリックの遺稿をスピルバーグが完成させたという事実がよくない。キューブリックらしさを残そうとするあまり、スピルバーグでもないキューブリックでもない、すごく中途半端な作品になったのだ。キューブリック作品にしては甘すぎるし(彼ならSEXロボットのSEXを映像化してたと思うし、ラストもあんなじゃなかったはず)、スピルバーグ作品にしては映像がリアル(ロボットのスクラップシーンとか結構残酷)で、結局大人も子供も楽しめないものになってしまったって感じ。はじめからどちらかの監督一人で作ったらもっと統一性が出てよくなったんじゃないかなあ。個人的にはキューブリック。彼なら小ぎれいにまとめずにわざと未来の雑多な感じを残し、科学の進歩への期待と警告を見事に表現してくれた気がする。今となってはもう叶わないけどさ。 |
8 Mile |
カーティス・ハンソン |
エミネム、ブリタニー・マーフィー他 |
2002年アメリカ |
★★☆ |
一応架空の人物の設定ながら、エミネム本人の人生が色濃く反映された自伝的作品になっている。ラップが好きじゃなくてもこの映画自体は楽しむことができると思う。激しいラップ・バトルを見ているうちにラップの原点を感じることができた気がした。 |
es【エス】 |
オリバー・ヒルシェヴィゲル |
モーリッツ・ブライプトライ、クリスティアン・ベッケル他 |
2001年ドイツ |
★★★☆ |
1971年にスタンフォード大学心理学部で行われたある心理実験。20人の被験者が看守と囚人に分けられ、模範刑務所で2週間過ごすという単純な実験だったが、1日経つか経たないかの間に、被験者たちの態度に変化が現れる。2週間の予定だった実験は7日間で打ち切られ、以後この実験は実施禁止とされた。本作はその実験の結果の忠実な再現。普通の人でもああいった特殊な状況に置かれると、残虐な事も平気でやってしまう可能性があることを示唆している。面白かった。 |
エド・ウッド |
ティム・バートン |
ジョニー・デップ、マーティン・ランドー他 |
1994年アメリカ |
★★★☆ |
「シザー・ハンズ」「マーズ・アタック」のティム・バートンが、最後まで売れなかったけど映画への熱意なら誰にも負けない永遠のB級映画監督、エド・ウッドへの愛と尊敬の念を込めて作った快作。これを見て、ティム・バートンはエド・ウッドの影響受けてるんだろうなあ、と思った。演技の方を言えば、正にジョニー・デップここにあり、という感じ。最近の映画ではなかなか見せない表情豊かな彼が、ここにはいる。それでいて大げさになりすぎず、あくまで自然な演技は、本人を知らないけど、エド・ウッドの生き写しにすら見えてくる。助演のマーティン・ランドーも存在感ある演技でこの映画を締めている。わかりやすいハッピー・エンドというわけではないのに、なぜか見た後すがすがしい気分になる。見てよかった。 |
エボリューション |
アイバン・ライトマン |
デイビッド・ドゥカブニー、ジュリアン・ムーア他 |
2001年アメリカ |
★★ |
46億年分にあたる進化をたった1ヶ月で遂げてしまう驚異の生命体が宇宙から落ちてきた!莫大な制作費をかけて、これだけくだらない映画を作れるなんて。まだまだアメリカは偉大だ。オチも最低。下ネタオゲレツ映画? |
エリザベス |
シュカール・カプール |
ケイト・ブランシェット、ジェフリー・ラッシュ他 |
1998年アメリカ |
★★ |
ケイト・ブランシェット見たさでレンタル。史実だから仕方ないけど、ちょっとストーリーが地味? |
エリン・ブロコビッチ |
スティーブン・ソダーバーグ |
ジュリア・ロバーツ、アルバート・フィニー、アーロン・エッカート他 |
2000年アメリカ |
★★★ |
今考えても特に理由はないが、ジュリア・ロバーツの映画って実はほとんど見ていない。この映画はトミーの勧めで見ることに。もっとアクションな映画かと思ってたけど、思ったよりも法律的なのね。気分爽快にはもってこい、自分も例に漏れず、見終わった後テンションが上がってしまった。 |
L.A.コンフィデンシャル |
カーティス・ハンソン |
ケビン・スペイシー、ラッセル・クロウ他 |
1997年アメリカ |
★★ |
結構話題になった映画だが、俺はいまいちピンと来なかった。 |
エレファント |
ガス・ヴァン・サント |
ジョン・ロビンソン、アレックス・フロスト他 |
2003年アメリカ |
★★ |
ボウリング・フォー・コロンバインを先に見て事件のことを知ってから見た方がいいかも。多分緊張感が違うと思う。映像が凝っていて感心した。全体に漂う虚無感も登場する若者たちを象徴しているようで○。 |
オーシャンズ11 |
スティーブン・ソダーバーグ |
ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ブラッド・ピット他 |
2001年アメリカ |
★★ |
上記のほかにもジュリア・ロバーツ、アンディ・ガルシアなど超豪華な配役で話題になった映画。なのに、これだけ集めておきながら、映画自体はいまいち盛り上がらず。集めすぎか?もったいない。 |
オーシャンと11人の仲間 |
ルイズ・マイルストン |
フランク・シナトラ、ディーン・マーティン他 |
1960年アメリカ |
★★★ |
上のオーシャンズ11の元ネタ。新しい方より、こっちのがはるかに面白い。40年以上前に作られたとは思えないスタイリッシュなつくりで、展開も飽きない。ただ、盗みの手口は笑っちゃうほど単純。さすが昔。 |
オー・ブラザー! |
ジョエル・コーエン |
ジョージ・クルーニー、ジョン・タトゥーロ他 |
2000年アメリカ |
★★★☆ |
愉快な脱獄囚たちの逃避行。コーエン兄弟の作品の中ではわりと明るい、安心してみていられる映画。でも、この兄弟らしいピリッとさびの効いた場面が随所にちりばめられていて飽きさせない。こういう映画、好き。 |
オープン・ユア・アイズ |
アレハンドロ・アメナバール |
エドゥアルド・ノリエガ、ペネロペ・クルス他 |
1997年スペイン |
★★★ |
スペイン発、驚異のサスペンススリラー。「バニラ・スカイ」の元ネタ。ペネロペ魅力的! |
オール・アバウト・マイ・マザー |
ペドロ・アルモドヴァル |
セシリア・ロス、マリサ・パデレス、ペネロペ・クルス他 |
1999年スペイン |
− |
「この映画を紹介するために私は映画評論家になった」というおすぎのコメントが紹介されていて、まあペネロペも出てるし、と思って借りたんだが、完全に騙された。ただのお昼のメロドラマの出来損ない。見終わって腹が立ったほど。ちょっとは期待してた分その裏切りは大きかった。オカマが感傷に浸るにはいい映画だけどね。この映画で、おすぎの評価は今後信用しないことを胸に誓った。 |
オーロラの彼方へ |
グレゴリー・ホブリット |
デニス・クエイド、ジム・カヴィーゼル他 |
2000年アメリカ |
★★★★ |
オーロラが空に現れた日、古い無線機から聞こえてきた声。それはなんと、30年前に死んだ父親の声だった・・・。これはやられたぞ。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にサスペンス色をプラスした感じ?とにかく次のシーンが待ちきれない、一挙手一投足がすべてストーリーに関わる、ラストも爽快。こんな面白いなんて。まあ、これまでタイトルだけで見るのをやめてた人は(俺もその一人だった)、ぜひ見てみて。良くも悪くも、タイトルのイメージとは違うと思うよ。 |