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平成17年度の議会通信&日記
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平成18年度議会通信&日記
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2005年3月31日 木曜日
能代市立浅内小学校校舎・体育館建設工事の談合疑惑
JV 浅内小学校校舎建設工事 浅内小学校体育館建設工事
中田・大森・サンワ建設工事共同企業体 4億9980万円   (落札)
5億2617万円   95%の落札率
2億8680円    (不落)
大高・塚本・安藤建設工事共同企業体 5億1500万円   (不落) 2億8400万円   (落札)
2億9252万5千円   97%の落札率 
マックス建設・高田住宅・(日沼工務店の予定) JV組まず JV組まず
 能代市のA級建設業者9社全社で、3社ごとのJVを組むように、能代市から市建設業協会に申し入れた。(談合してくださいと申し込んだも同然である)日沼工務店がマックス・高田と組めば、形としては3社で競争して形が取れるはずであった。しかし、日沼工務店はすでに自社がダミーに過ぎない出来レースとなっていると察し、この談合に加わらなかったものと思われる。
 そもそもマックスと中田建設は、同じ建物に事務所を置いている名称だけが異なる一心同体社であると見る者もいて、議会でもそのような質問が出され、議事録に残っている。警察がこの談合疑惑をどのように捜査しているのか、結果を待ちたいものである。
2005年3月30日 水曜日
談合で書類送検された土木A級11社
社名 代表者 入札額
佐々木工務所 佐々木雅昭 4000万円 99,6%で落札(予定額は4015万5千円)
鈴木土建 鈴木肇 4250万円 能代商工会議所会頭・建設業協会会長
斉藤建設 斉藤正寛 4300万円 長男宗一郎氏は能代市議会議員
工藤建設工業 工藤孝喜 4200万円
佐藤建設工業 佐藤秀雄 4290万円
秋北建設工業 佐々木鉄広 4260万円 元能代市議会議員
秀栄建設 佐藤秀久 4190万円
石山建設 石山政光 4240万円
水葉工務店 浅田竜太 4100万円
三熊興行 三熊金五郎 4350万円
小森建設工業 小森洋 4340万円
 能代市の土木A級業者11社すべてが、談合の容疑で書類送検された。左記の表がその業者である。平成15年12月、能代市発注の下水道工事の入札をめぐり、佐々木工務所社長が当時現職であった宇野清一市整備部長(競争入札妨害罪で起訴)から工事の設計価格を聞き出した。そして、入札の前日能代山本建設業協会事務所で談合した。
 何十年と談合してなぜ今回バレたのか。ポイントがここにある。S建設が佐々木工務所の番であるにもかかわらず、この仕事を腕力を振りかざして取ろうとして、もめたのである。
 発覚のきっかけが何であれ、いまどき予定額の80%を超える落札は談合と見ていい。住民は断固として、談合を許してはならない。しかし、現実は議員、業界、市役所、商工会議所がダンゴ状態で同じ穴のムジナかもしれない。
2005年3月29日 火曜日
コンプライアンスを理解せずにコンプライアンスを約束する容疑者鈴木商議所会頭
 談合の容疑者である能代商工会議所の鈴木会頭は潜伏先から昨日姿を現し、商工会議所通常議員総会で「事態を厳粛に受け止めたい。コンプライアンス(法令遵守)を徹底し、健全な業界をめざしたい。社会の貢献に努めたい」とメモを読み上げたという。
 「健全な業界を目指したい」との発言は、自らが会長をつとめている能代市建設業協会が談合を繰り返し、住民の税金を食い物にしてきた不健全業界であった事を自ら認めていることである。それどころか、先の下水道工事に絡む談合では鈴木土建の社長として参加した。談合の順番が佐々木工務所であるにもかかわらず、腕力で自分のところに落とそうと横車を押した業者がいたと、関係者の証言があった。「コンプライアンスを徹底し」という事は、事前に決まっている談合で仕事を落とす順番を私達はこれから守ります、といっているに過ぎない。税金ドロボーの責任をとろうとせず逃げまわっていた人間の法令遵守発言は片腹痛い。「社会貢献に努めたい」とは、単なるブラックジョークにしか聞こえない。談合ほど、社会を毒すものはない。5万人以上の住民に害を及ぼしている。
 健全な入札をしていたら、地元の多くの業者がもっと仕事を得ているはずである。70で出来る仕事を100で落札したら、後の30の仕事が他の業者にまわらず、利益の独占で経済の波及効果が薄くなる。地に落ちた商工会議所がどのように自浄作用を働かせ、組織改革をするのか、市民は固唾を呑んで監視している。何よりもこのような会頭は専務理事と共にすぐに辞任すべきである。
2005年3月28日 月曜日
長岡商工会議所専務理事からのメールと雲隠れ鈴木商工会議所会頭の姿を
 3月23日で3月定例会が終了したので、その後続けて秋田市に出かけた。秋田キャッスルホテルで知人と待ち合わせていたら、鈴木商工会議所会頭らしき人物がジャンパーを着て下を向いてそそくさとエレベターの方向へ向かった。その人がケータイ電話をしたので、人物の確かめもあってそばによったら、どうも長岡専務らしき人物とのやり取りのようであった。(今思うと) そこに知人が来たので、確かめることなくその場を立ち去った。
 きょうの14:27受信のメールに長岡聖一というのがあった。商工会議所専務理事である。アドレスはnagaoka@n**i.localとあった。内容は、ここのかずこ日記25日の文章に対する反応である。次のようなものである。「強烈なコメント有難うございました。アナタのように、人を中傷して喜んでいる市議会議員は許せない。私に対する言葉をそのままアナタに返します。馬鹿で無能なアナタこそ早急に市議会議員を辞めて頂きたい。もう少し人に優しい人間に育って下さい。」(原文のまま)事の本質が税金ドロボーの談合にあり、会頭の書類送検であることがわかっていない。社会正義を求める私を責めるのではなく、談合した会頭を責めるべきではないか。
 能代商工会議所のトップの会頭が談合容疑で書類送検され雲隠れをし、事務方トップの長岡専務理事が、商工会議所の長年の会員にして、かつ女性会の会員でもあり、かつ保険加入等で協力しているいわば"お客"である信太和子のHPを見て、逆上して、このような恥ずべき、冷静さを欠いたメールを送付するとは、能代商工会議所の終わりの初めである。この程度の愚か者がトップに存在しているということである。かわいそうなのは職員達である。いつも嘆いているのを聞いているが、これほどひどいとは知らなかった。
 商工会議所の会頭兼能代市建設業協会の会長が、談合で書類送検されたとは能代市始まって以来の不祥事である。談合によって、住民の血税がハイエナ軍団の餌食となった事は、住民に対する背任どころか、「犯罪」そのものである。80歳近い中田前建設業協会会長は、腹をくくって警察の取調べに対し自己の責任を認めている事を考えると、今日まで雲隠れしていた会頭の卑怯な対応は許しがたい。
 長岡専務は鈴木会頭の潜伏先に25日のかずこ日記をファックスしたところ「こんな女をただで済ませるな。痛い目にあわせろ」との命令を受けたらしい。(伝聞) 問題の本質は談合という犯罪行為である。HPがその原因ではない。
 ちなみに私は痛いのが苦手で、注射も逃げ回っている。目に炎症が出来ているが病院に行くのを1日のばしにのばしているほどである。どうか痛い目にあわせるのだけはお許しのほどを。(はははっ) この事件によって、商工会議所に自浄能力があるかどうか試されている。会議所のトップが腐っていては、会員も職員も犠牲者であり、何より市民が犠牲者である。犯罪であることから目をそむけてはいけない。
 鈴木会頭は、今日の会議所の通常議員総会にやっと姿を現し、お詫びすれど、進退に及ばず。犯罪に手を染めた可能性があると書類送検された容疑者である会頭は辞職することが先である。
2005年3月27日 日曜日
住民が選択した能代市と二ツ井町の合併
 今日の夕方5時半に能代市で集計作業が行われた二ツ井町との合併を問う住民意向調査ではおよそ9割の住民が合併に賛成した。同時に二ツ井町で実施された能代市との合併を問う住民投票では、およそ6割の住民が合併に賛成した。双方の住民は合併に賛意を鮮明に表明したので、自らが合併への責任と監視の義務を負う。
 能代市と二ツ井町との合併で、近未来に、いわゆる能代山本8市町村の大同合併の基礎固めが出来た。この合併の出だしにおいて不透明な部分があった。(議会リポートに詳しく記入してある)しかし、住民は合併を選択した。能代市において投票有効数の9割もの賛成率である事は、予想外のことであった。二ツ井町での賛成6割も、拮抗しているという予想の割には、高い割合であった。
 当初の能代市の二ツ井町への合併申し入れ条件において、議員特例など危惧された方向にブレーキがかかった事は、歓迎すべきことであった。3ヶ月前には想像だにしなかった二ツ井町との合併ではあるが、住民の選択を尊重して、今後の審議に当たりたい。
2005年3月26日 土曜日
談合でたったの2ヶ月の指名停止 血税を無駄にされた住民はカヤの外
 能代市の一般土木A級業者の全てである11社が談合で逮捕、あるいは書類送検された。そのうち鈴木土建の社長は商工会議所会頭である。斉藤建設の社長は元市議であるが、実質社長は現市議であるとの記者の話であった。秋北建設工業の社長は元市議である。それに前都市整備部長の逮捕が加わると、完全無欠の政・財・官のダンゴ3兄弟の癒着である。
 たった2ヶ月の指名停止に納得のいく住民はいないであろう。しかし、処分は法令にのっとって行われるので、歯がゆいばかりであるが、致し方無しの側面もある。市議会には政治倫理条例による政治倫理審査の委員会がある。わたしはその委員会の委員である。よく、委員だから、しっかり灰色議員を審査しろといわれる。しかし、委員会は裁判所のようなものである。裁判所あるいは裁判官が自ら、警察あるいは検察となって、犯人をとっつかまえて起訴し、自らが裁くことはできないのと同じである。どうか住民の皆さんの考えや投書をお待ちしている。
 たった2ヶ月で元のもくあみとなっては、血税を無駄にされた住民は浮かぶ瀬がない。入札制度を平成17年度から変更するとの市の方針であるが、実のある制度改革をしてほしい。
2005年3月25日 金曜日
市下水道をめぐる談合事件に見る いまさら鈴木肇会議所会頭も書類送検
 先に逮捕された前都市整備部長による市役所内での、入札前の設計価格漏洩に端を発した談合事件は、建設業界ぐるみの談合であることが、司直の手で明らかになろうとしている。すべての入札は、談合が限りなく100%であったので、何をいまさらの思いもあるが、現実はそれほど巧妙なのである。
 能代市の土木A級業者の社長11名と共に、能代商工会議所会頭にして、能代市建設業協会の会長である「鈴木土建」の鈴木肇社長も書類送検された。ハイエナ軍団の責任者である。能代市の政・財・官ぐるみで腐りきっていた。商工会議所の長岡専務理事は「鈴木会頭の人柄から見て今回の送検は信じがたく、驚いている」とバカ丸出しのコメントをしている。人柄と談合を絡めて一緒くたにする無能専務理事は会頭と共に今すぐ辞めたほうがよい。
 全11社のうち10社が設計価格を上回っており、一社だけが下回っていたとはいえ99,6%の落札率を、正常であると思う担当部課のほうが異常である。しかし、その異常は、日常であった。書面は整っており、手続きは正規であり、談合情報がなかった。アリバイはすべて揃っていた。職員はアリバイさえ揃っていたら、自ら汚名を着ることはないのでそれでいいのである。自分の金ではない、税金という所詮他人の大釜の金である。職員に正義を求めるときは、システムを整備してからである。わたしの一般質問はそういう意味であった。
 談合で住民訴訟をしたのは能代市では、私がはじめてであるが、その壁は崩せなかった。談合の表層は正規の手続きの皮をかぶっている。
2005年3月24日 木曜日
議会の延長戦ナイターにお弁当の差し入れはいかが?
 議会の審議はいつだって、何時に終わるか予想が付かない。時として延長戦のナイターとなる。(これはとりもなおさず、議員の仕事熱心の現れかも・・・)疲れと空腹で議員達はイライラして、かえって効率が悪くなる。そこで6時ごろに、水入りをして、お弁当タイムをとったらどうかと思っている。缶詰状態なので、コンビニで食料調達といかない。いまどき、食料費に対する市民の目が厳しいので、税金で賄うのはご法度である。議員クラブ費は自前の経費なのでそこから出費したいい。なんたって、空腹になると人間というものは不機嫌になって攻撃的になる。しまいには、投げ出したくなる。
 そういえば、昨日は、突然M議員がプツンして、議会からいなくなり大騒ぎであった。食料買出しかと思ったら、議決に参加するのがイヤになったらしい。賛成、反対、その案件だけの退席、という3種類の意思表示があると思っていたが、議決を拒否して忽然と姿を消す議員もいるんだと知って驚きであった。
 きっと、空腹で判断能力を失ったのかもしれない。議員の脳に栄養がいかないと市政の方向がゆがむ可能性もある?かも。
2005年3月23日 水曜日
3月定例会が終了した
 議会は2年間でワンラウンドである。常任委員会は組み換えとなる。会派も新たに届け出することになる。その他の各委員も組み換えとなる。委員長は解任となる。私は一人会派なので、どの委員会であれ、自動的に余っている会にまわされる。2年間所属した建設委員会は、あまりにも畑違いで、かえってそのギャップが面白かった。
 「学級崩壊」と、このHPでも書いたが、先日など、A議員の言葉に激高したB議員が椅子を蹴ったぐり、椅子をガタガタにしてしまった。器物損壊のその議員が、わたしがHPに「学級崩壊」と書くのは議会への侮辱で、懲罰ものだと大声を出した。う〜ん、何でもいいが、議会は言論の府であるので、バイオレンスの肉体派はお断りである。もっともそれほど熱くなれる熱血議員が存在していると善意に取ったほうがいいのか。かわいそうなのは議会の器物である。
 次の定例会は、どんなドラマが待っているのか楽しみである。組みかえ時のエネルギーたるや、政局の極みである。
2005年3月22日 火曜日
建設委員会の委員長報告の読み合わせ有り
 議会では、たくさんの議案等が出るので、全員で審議すると時間がいくらあっても足りない。そこで、それぞれの案件を、各常任委員会に審議をおまかせして、詳しく突っ込んで話し合いをする。わたしは建設委員会であるが、今3月定例会で付託された案件に関して、建設委員会として、どのような話し合いが為されて、どのような結果を出したのかを、本会議で建設委員長報告としてお知らせする。その結果に対して議決が行われる。
 きょうは、その委員長報告の読み合わせがあった。話し合いを事務局職員がテープにとり、テープ起しをして要点をまとめる。その報告書がこれでいいのかを判断する。まる2日分のテープを聞きかえし、文章化する職員の能力に感心する。我ら議員はしゃべりっぱなしである。
 内実を話せないほどひどい「学級崩壊」建設委員会であったが、議員という職種はまとまる必要はない。自ら信とするところを住民を代表して主張すれがいいのであって、仲良しクラブでなくてよい。
2005年3月21日 月曜日
我が家に市民意向調査が来た
 我が家に市民意向調査がきたので、それぞれ記入して、私がまとめて投函することにした。ほぼ、毎日毎日、合併で盛り上がり、議論噴出であり、意見は大体一致していたはずである。ところが、おっとどっこい、いざ記入する段になったら、全員が一致ではなかった。
 強引に意見を押し付けることもないし、互いに言いたい放題であるので、話振りから家族の意向は予想していたが、予想とは違っていた。これは良いことである。選挙の際も、どんな意見の人も大歓迎であり、聞いては感心している。しかし、いざ投票となったら意外な展開を見せるので、情報は受け入れるが、最後は自分の考えを通すというルールが壊れずに、生かされている。
 合併に対して、熱い話し合いの上で、賛成または反対どちらかに丸をつけた。たんに、二者択一ではなく、そこにいたるまでの、それぞれの想いが、丸となって表されている。政治や行政に携わるものは、その想いに至らなければならない。
2005年3月20日 日曜日
結果だけがすべてではない住民運動
 二ツ井町の将来を考える会が二ツ井町の自立と藤里町との合併についての意思を問う住民投票条例制定案を請求しているが、丸岡町長は受理してから20日以内に意見を付して、議会に提案しなければならないが、基本的には必要ないとしている。
 この3月27日には二ツ井町と能代市の合併についての住民投票が実施されるので、同時に合い入れない住民投票には否定的である。議会も否決することが予想される。
 しかし、住民運動は結果がすべてではない。結果が負けであっても、そのプロセスの中で住民意思を伝え続けてきたことに意義がある。運動を展開してきた住民が何より自分達にとって何が大切なのかに目覚める。今まで、不満はあっても、おまかせ自治ですごしてきた。そのおまかせが為政者を暴走させる。運動する事によって、そのときの思いは届かなくての、長期的にみて為政者へのブレーキとはなる。
2005年3月19日 土曜日
所得税の申告を済ませば年度が終わった気分
 3月15日に税務署に所得税申告のために駆け込んだ。学生の頃の定期試験の頃からそうであった。あらかじめ期日がわかっているが、直前になって徹夜でやっつけ仕事をする。税務署の机で、若干の手直しをしていたら、常日頃から準備万端と思われている知人が次々とやってくる。そうなんだ、私と同じ様な時もあるんだ。
 減価償却の基礎計算などは税理士に相談するが、原則として、すべて自分で計算する。国税庁のHPをダウンロードして作成することができるし、それ専用のソフトもあるので便利で簡単だとのことである。しかし、そう言っているその人が15日の最後の日に駆け込んでくるから、面白いものである。とは言え、来年のためにそのソフトを使うことにした。
2005年3月18日 金曜日
いつも悩ましい陳情・請願の判断 
 3月定例会に提出された陳情請願は10件である。継続審査の8件を加えると18件への判断となる。例えば能代市の東部に大型店が進出する計画がある。中心市街地活性化の視点から判断すると、さらに中心地が寂れる恐れがあり反対である。逆に、大型店進出地区の人たちから見ると、高齢化し、衰退した農業事情から、土地を買い上げるなり借り上げるなりしてくれ、そして雇用の場を創造してくれる救いの神である。
 相反する双方からの陳情に対しての判断は3通りである。採択、不採択、継続である。どっちにもいい顔をして、判断をあやふやにするのが継続である。しかし、いつかはどちらかに判断しなければならない。どちらの言い分もよくわかる。しかし、議員として、判断の付かない住民要望に対して判断しなければならない。心の中でフィフティ、フィフティと判断しても、白黒つけなければならない。また、言い分は十分わかるし、そうしたほうがいいと思うが、財政を考えると苦渋の選択をしなければならないときもある。
 一人会派である私は、全ての判断を一人でしなければならない。あとでホゾをかむということもある。このごろ少しずつ、意思形成の構築の仕方を学びつつある。
2005年3月17日 木曜日
能代山本合併協議会 二ツ井町民間委員の住民への裏切り
 合併協議会で、最大の問題となったのは、新市名称と議員特例である。いずれの場合も二ツ井町民間委員は町住民の意思を反映することなく、当局の操り人形となった。
 16日の第5回合併協議会で、能代市の民間委員が、議員特例を使うかどうかを無記名投票で行われ、つづいて再び議員定数を投票で行うことに疑問を呈した。「そんな事をしないで、挙手で構わないのではないか」と、公開が原則の協議会の主旨にのっとって、まっとうな意見を述べた。挙手なら、各委員の行動が傍聴者にわかる。それが委員の最低の責任である。二ツ井町民間委員が「無記名投票がいいです」と続けて意見を言った。議長は委員の意思行動が闇の中になる方法、つまり無記名投票を選択した。
 第4回協議会の新市名称でも同じパターンであった。二ツ井町民間委員が全員、新市名称を「能代市」と決めた。(私たちにとっては望むことであるが)彼らは町長が望む合併を優先させ、住民意思を反映させなかった。結果だけがすべてではない。プロセスがどうであるかも大事である。
 二ツ井町議会委員はどうかだって?町議会委員は、今までの議会の動きを見てみてきて、はなから町住民の代弁者になり得ないとわかっているので、ここで言及するにさえ値しない。
2005年3月16日 水曜日
住民の現実的選択をいともたやすく否定してはいけない
 今3月定例会初日の市長説明で「中川原地区及び向能代地区の整備については、これまで土地区画整理事業について話し合いを進めてまいりましたが、土地の減歩が伴うことや建物移転に伴う個人の経費負担の不安等が示されたことから、より実現性の高い手法で検討することになりました。今後は、緊急車両がスムーズに通行できる安全で安心な「まち」を目指し、既存の道路をベースとした現道拡幅、行き止まり道路の解消、地域を結ぶ新たな道路などを検討し、実現の方向性を見い出すため、平成十七年度から調査を進めてまいります」とあった。
 建設委員会で、両地区の土地区画整理事業が取り上げられた。都市計画による地区を貫く幹線12メートル道路というのは、百年河清を待つごとくに現実困難な期待である事を住民は骨身にしみて理解している。それゆえに緊急車両通過道路という現実的選択をした。それに先立ち、住民と市当局は数年にわたる話し合いをした。ここ数日、両地区の住民から、土地区画整理による建設委員会での話し合いの状況についての問い合わせがわたしにあった。
 悲しいかな、自民党議員は土建屋的発想で、それらの事業をいともたやすく否定し、地区を貫く幹線道路を勝手に線引きして、聞く耳もたないとばかり幹線道路貫通を大声で訴えた。緊縮財政の中での現実的住民選択に思いをはせる事をしない議員の狂気に唖然とする。ただひたすら、市当局が住民意思を尊重してくれることに期待するのみである。
2005年3月15日 火曜日
学習能力のない面々にあきれ果て
 個人のホームページ(HP)を議会の意思や議決で自由に出来るはずはない。その事を去年の6月と9月定例会でさんざん学習したはずなのに、またぞろ私のHPに対する不満を議会の意思として操作しようとしている。
 今日、建設委員長と自民党議員が委員会室で次のような事を私に話した。そのまま表現するとあからさまで下品になるので要約すると「信太委員にお尋ねがある。建設委員会が学級崩壊しているとHPに書いてあるが、委員会に対する侮辱であり、議会に対する侮辱である。どういう意味であるが委員会で説明しなさい。議長に言いつけて、議会で対処してもらう」というものであった。
 HPの削除や訂正を議会で議決することはできない事を学んではいなかったようである。議長に言いつけるという手法もまた幼稚である。しかし、その幼稚な手法に反応する議長にも問題がある。
 学級崩壊と私が感じてそのように書いたのである。その感じ方が議会の議決の対象になる可能性があることに、能代市議会の異常な現在がある。そのような現象こそが学級崩壊である。
2005年3月14日 月曜日
百年の夢 能代河畔公園事業という重荷にあえぐ
 米代川のほとりに、市民プール、総合体育館、子ども館の3つの施設がある。それらは能代河畔公園整備事業の一部をなす。14.8ヘクタールを豊澤市政となり縮小して10.5ヘクタールとしたものの、完成までにあと8年かかり、10億5千万円を予定している。17年度当初予算で9千2百万円ほど予定している。残りの土地を買収して、ハコモノは建てずに、公園として樹木を植えるなど、公園化をする予定である。
 これは前市政、前々市政からの重荷である。夢を追いかけることが出来た成長期やバブル期は、今や遠い夢となり、財政難で青息吐息である。中止して、放り投げなさいと無責任な発言をする者もいるが、そうは出来ないので、苦肉の作・知恵を出すしかない。なんらかの形で、締めくくりの形を作らなければならない。
 百年の大系に立ち、夢の図面引きをした当時の為政者を非難する事は簡単である。しかし、近未来に、財政再建団体に陥る寸前の市政というものが想像できなかったことだろう。いま、それがために市の財政は更に苦しんでいる。
2005年3月13日 日曜日
合併民間委員の限界
 昨日の能代市と二ツ井の合併新市名「能代市」と決定する過程において、午前10時からの合併協議会は、午後1時からの開催となった。午前中何があったのか?結果として16対1で「能代市」となった。私は個人的には、事ここに至っては「能代市」でよかったと思っている。しかし、民主的な手法にみせかけた談合的結果に、この合併のあやうさを感じる。
 合併委員の約半数は民間委員である。二ツ井町の民間委員は、いともたやすく午前中の説得に応じた。このことはこれからの議員特例などでは能代市の民間委員にも起こり得る事である。委員の資質になんら不満はない。むしろ議会選出委員は議会でさんざん論議して「えんか抜けた」状態である事を考えると、頼もしいばかりである。しかし、目に見えない当局の巨大な力の前に、目に見えない議会の力の前に、立ち向かい異を唱える事は難しい。仮に私が委員であってもそうであろう。議会ですら、私は自分の無力を感じている。
 二ツ井町委員は結果として民意を反映しなかった。これが現実である。
2005年3月12日 土曜日
時限爆弾を抱えた能代市と二ツ井町の合併
 今日は、能代市二ツ井町合併協議会で、新市名称は「能代市」ということになった。「米代市」との案もあったが、その名称では能代市が承知しないだろうという事は目に見えていたので、出来レースで能代市に落ち着いたというところなのだろう。しかし、二ツ井町住民の感情は複雑であろう。
 この後に予想されるのは、1年間の議員在任特例を求めている二ツ井町の要求を認めること、国の中に別の独立国を作るような地域自治組織の存在を認める事などである。しかし、この後に、二ツ井町では住民投票、能代市では市民意向調査が実施される。両市町の住民が、果たしてこのような事態を容認するだろうか。時限爆弾がセットされた中での合併協議である。
 この合併も、結果として崩壊してもおかしくない状態である。
2005年3月11日 金曜日
市役所駐車場で「能代との合併に反対しましょう」の宣伝カーを見た
 車に書かれたキャッチコピーからして二ツ井町の車であろう。二ツ井町の住民はことほどさようにアイデンティティーがあるようだ。丸岡町長のこの頃の混迷振りは、住民の意思との乖離からきている。平和なときであれば、多少の独裁も強めの個性ととらえられるが、このような戦時体制においての、独立だ合併だ、合併だ独立だ、とコペルニクス的反対の意見を同時に主張したら、このような宣伝カーのご登場となるしだいである。住民は町長のこんな矛盾についていけない。
 私はケヤキ公園が好きで、議会のある日は必ず立ち寄る。そこに二ツ井町の宣伝カーがあった。きっと、私に見せたいがためにここにあるのだと思い、勝手に写真を撮った。もし車の宣伝文に、著作権があったらお許しください。
2005年3月10日 木曜日
例えば議員特例を住民は支持するだろうか
 議員特例つまり在任特例で能代市の議員26名と二ツ井町議員20名の計46名が、新市の議員となって報酬を高い水準に合わせて居座ることに住民は納得するだろうか。崩壊した7市町村合併の際には、設置選挙を取り決めていた。選挙区を設けず、30人定数で、在任特例も認めてはいなかった。二ツ井との合併では「柔軟な対応」も大事であるとか、「合併後も引き続き、同じ議員が存在することで、新市が運営しやすい」などの主張は詭弁である。議員特例とは「毒マンジュウ」である。
 二ツ井町では能代市との合併に反対の町民有志「二ツ井の将来を考える会」が、自立をめざしながら、将来的に藤里町との合併を求める住民投票条例の本請求を行った。町長は意見を付して3月定例会に提案の予定である。当然ながら町長の考えは自立の条例には否定的である。
 そんな、崖淵合併の中で議員特例を仮に求めるならば、住民間に合併反対のベクトルが働く恐れがある。
2005年3月9日 水曜日
八森・峰浜の合併新町名「白神町」に反対する能代衆
 いくらなんでも、八森峰浜の北部連盟の新町名にまで、クレームをつける能代衆はいないだろうと思って、3月6日の日記にそう書いた。どっこい野添憲治会長率いる「白神市の市名に反対する会」は、ゾンビのように生き返り、隣町へ対し、白神町の使用はまかりならないとする運動をすることにした。ご苦労さんなことである。
 名称で7市町村の合併は崩壊した。それで、他の団体は息を潜めて合併が通り過ぎる事を待っているが、野添氏は元気に反対運動を展開するらしい。あきらめずに、最後まで、筋を通そうとするところが、偉い。ところが、そんな運動など眼中にないのが北部連盟である。名称問題で、能代市によって煮え湯を呑まされたのが、北部連盟である。今さら、能代衆の「白神町」反対に揺さぶられるわけがない。
 北部連盟は、自分達の良かれと思う名称を選択し、決定するだろう。能代衆とベゴの糞は・・・
2005年3月8日 火曜日
能代市が「二ツ井町との合併協議について」と題した意見を地元紙に載せたが
 能代市の企画部名で、地元紙である北羽新報に二ツ井町との合併に関して、巷間で流布されている「誤解」を解くために意見を載せた。「・・・など、両市町間に申し合わせがあるかのように書かれる方がいらっしゃいますが、そのような事実はありませんし、協議会で決めることです」との、誤解訂正文である。
 「間違った情報と解釈によると思われるご意見」を批判しているが、百歩譲って、仮にそれが誤解であるとしても、それを生み出したのは能代市である。能代市は二ツ井街に合併を申し入れる際に公文書として、巷間、言われている事を条件項目として提出している。その内容は、ここのHPの「議会リポート」に載せている。だからこそ、二ツ井町はそれに呼応して、確認事項と称した前提条件を付して、合併協議に入ってきた。その公文書をいまさら無かったことには出来ない。協議会で決めることとしていながら、確認事項を承認している。
 住民は誤解しているのではなく、危惧しているのである。そもそも、関心が高まるという事は、能代市にとって都合のいい事ばかりを話題するわけではない、誤解も関心の示し方の形態である。「市民に何の説明もなくすすめた」との意見もあると、市当局は批判しているが、議員の私から見ても、何の説明も無く進めていると感じている。
2005年3月7日 月曜日
一般質問は議員の個性が出て、とても面白い
 一般質問というもは議員の個性がそのまま出るので、とても面白い。私も、いつも、こうしたらいいああしたらいいとアドバスを受ける。(自己)満足できた事は一度もない。「一般質問をすること。続けること。そこに意義がるんだ」と励ましてくれた方がいたので、安易に自分を納得させることにした。
 どこの議会でも同じであろうが、質問者というのはたいがい決まった議員である。多くの常連質問者と時々くる質問者で構成される。質問する者をしない者が批判することはいいが、非難することはどうかと思う。質問する議員は努力しているのである。とはいえ、内輪話をすれば、理路整然質問もいいが、下品な一般質問もまた、どういうわけか面白くて楽しめる。「非建設的で当局を責める。感情的な表現。憎悪むき出し」というものである。議会には道化も必要なので、これはこれで構成の一部である。
 今日の第1日目は、皆さんがんばっていたので、大変参考になった。ありがたいものである。
2005年3月6日 日曜日
八森町と峰浜村の新町名称はご自由に
 八森町と峰浜村の合併による新町名称は公募案から、合併協議会の審議を経て、住民意向調査によって決まることになった。その候補作品の中には「白神」の名称が、単独であるいは複合で出ている。7市町村の合併が結局のところ「白神市」という名称問題で崩壊した。しかし、1町1村の北部連盟は「白神」を名称に使うことに関して、他からクレームが付くことさえ意に介していないようである。
 いくらなんでも、能代市で「白神市」反対運動を起こした人たちが北部連盟にまでそんなことは言いはしない。世界遺産だの、白神山地の一部だの・・・・と、繰り返すことはない。分をわきまえている紳士であるし、今やそんなエネルギーはない。北部連盟は、ご自由に安心して、名称をお選び下さればいいのではないか。
2005年3月5日 土曜日
がんばれ ほりえもん、市民が味方
 ライブドアのほりえもんが大好きな父は、親孝行と称して勝手な時間に食事をするため実家に顔を見せる私に、毎日かれの話しをする。よほどお気に入りらしい。起きてから寝るまでテレビをつけっ放しにして、地上波から衛星放送はたまたラジオ・新聞まで駆使して、あらゆる情報をコタツで得ている父のデータバンクはたいしたものである。(ただし、関心事以外の記憶があやしい)
 このような若者が時代を作っていくんだなあと思わせる。時代の舳先に立ち、新しい価値観で荒波を超えようとしている。化石のようなフジ会長の発言がますます、ほりえもんを時の寵児に押し上げる。「金さえあればなんでも買える」との言葉は、まさに箴言である。
 今日も父の実況中継で、ほりえもん情報をしこたま仕入れて、わたしも「ほり様」シンドロームにかかりつつある。あらかたの市民は、彼の味方ではないか。Tシャツをネクタイに締め替えることなく、IT路線を突き進んでほしい。
2005年3月4日 金曜日
「合併しないかもしれない症候群」
 能代市は、住民置き去りに、二ツ井町との合併にジェットコースターのようなスピードで合併の協議を進めている。果たして合併が成立するのかどうかの疑問から抜け出せないでいる。合併ウオチャーの方々に聴いてみると「合併しないかもしれない症候群」を感じる。たとえば、議員の在任特例で全議員が新市の議員になり56名の大所帯となり、かつ報酬アップとなる可能性を、果たして住民は認めるだろうか。
 もっとも、住民は合併に食傷気味で、どんな合併であろうとも無感覚か、あるいは、あまり関心がないと、醒めた見方をする人もいる。いいや、私は、住民は結構冷静な目で見ており、それほど無関心ではないと思いたい。
 本当は、住民に関心が低いほど、為政者というのは意のままにやりやすいので、今の能代市の雰囲気は少し心配である。 
2005年3月3日 木曜日
能代市二ツ井町合併協議会民間委員は適任です
 今日、合併のための全員協議会が始まろうとしているとき、傍聴席への階段で民間委員とばったり会った。そこにいた市の職員に「本当にドンピシャの適任者を選んでくれて有り難う。みる目があるね」と心からの感謝を述べさせていただいた。
 私は二ツ井町との合併に至る経過に、不信感と疑惑を持っていた。しかし、現実は駆け足で合併はすすみ、第1回合併協議会は3月6日に始まる。民間委員には、市長や議会の不透明なプロセスに惑わされることなく、真に住民を利する意見を言っていただきたいと願っている。協議会委員の半数が民間委員である事は評価できるし、その民間委員の半数が女性であることも評価したい。住民サイドに立ってしっかりと意見が言える雰囲気があってほしいものだ。
 適任の民間委員であっても、時間があまりにもあわただしく、その知識や経験が十分に発揮できるかどうか幾分心配であるが、うん、期待できる人選である。
2005年3月2日 水曜日
3月定例議会がはじまって
 今日から、いよいよ3月定例会である。16年度の補正予算と17年度の当初予算のダブルの審議が始まる。おまけに二ツ井町との合併協議がすすむので、タイトな日程となって、事務方はおおわらわである。合併の悲劇的、いや悲喜劇的な展開に、揺さぶられて、なにやら疲れ気味である。とはいえ定例会が始まると、何か緊張感が議会に満ちてくる。
 今日は、市長説明があったので、明日の午前中に一般質問の通告をしなければならない。このたびは9人の議員が一般質問をするのではないか。この頃は質問者が増えているのでよい傾向であるが、毎回質問するメンバーが一定してしまっている。もっと、ベテランの方が一般質問をしてほしいと思うが、なかなか良い役者はお出ましにならないようである。
2005年3月1日 火曜日
秘密兵器が「ゴンボ」をほってしまい・・・・・
 いつも愛用のデジタルカメラが「ゴンボ」をほってしまい調子が悪い。いつもバックに中にいれて、日常の何気ない様子を撮るのが楽しみである。デジカメのご機嫌が悪いと周りの景色を写すという喜びが減退してしまう。かなりまえ、私にしては結構な値段で買ったものだが、いまや、安くて性能のよい製品がたくさん出回っているので、買い替えのときかもしれない。修理代で新品がかえるが、馴染んできたものなのでなかなか、取り替えモードになれない。
 大変だと思っていたら、パソコンまでが調子が悪くなった。24時間つなぎっぱなしで少し高速に変えたばかりである。どうも私自信がIT化出来ない。おたおたして、「ちょす」ほどに具合が悪くなり、時間ばかりすぎてしまう。
 ここは餅は餅屋にということで調整中である。頼もしきは我サポーターさんたちである。

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