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スケジュール構造化T会場のセッティング構造化U課題選択・教材作成モデル学習協力児童A協力児童B協力児童C

協力児童B

(男児・6歳)
精神発達遅滞・てんかん

スケジュールカード

スケジュールカードは数字1-2-3にした。

図形切り

ハサミで図形を切る際、紙を持つときの指の位置、切り始める位置・方向を示した。

 

Session1学習活動T
 
【課題1】 【課題2】 【課題3】
図形切りとマッチング 文字のマッチング 数字のマッチング
<図形切りとマッチング>四角・三角・ひし形をハサミで切り、台紙の同じ形のところにノリで貼る。
ハサミの取り扱いに注意する。
学習(作業)に集中するまで声がけをする。また。作業に関係ない言葉を極力少なくする。
<文字のマッチング> 文字のマグネットを合わせる
カードを逆に貼らないように注意する。
<数字のマッチング>数字の表に同じ数字のマグネットを合わせる
6と9を間違わないように指示する。
図形切りとマッチング 文字のマッチング 数字のマッチング
精神的に不安定な状態だったので作業に集中できず嫌がる場面もあった。課題は最後までやったが時間がかかった。
課題1でかなり不安定な状態になったことから、スライドして動かすだけで簡単に出来るように指導法を変更。課題はすぐに終了できた。
課題2同様、マグネットを移動するだけで簡単にできるようにしたので、スムーズに終了できた。
精神状態を安定させ、達成感を持たせることで次の課題につなげることを優先した。それが結果的に成功した。(課題2・3において)
場面が変わった時に気持ちが揺らいで騒いだり集中力が切れる。作業に取組みやすくするには、まず本人が満足する課題にすることが必要。課題の設定が重要ポイントとなる。
指導者や関わる人の様子を伺っているので、指導者側の態度を明確にしておくことが必要。
ハサミは作業のために使うということを明確に声がけをする。また手を添えるなど一緒に作業を進めるようにする。
協力児童Bのワークエリア

協力児童Bのワークエリア

Session2学習活動U
 
【課題1】 【課題2】 【課題3】
数字のマッチング ロボットのシール貼り ブロックでパズル
<数字のマッチング>1から20までの数字の同じ数のシールを貼る
前もって1と20のシールを貼っておく。
最後まで作業が持続できるように誘導し、声がけをする。
<ロボットのシール貼り> ロボットの絵が描かれている台紙に目(黒2枚)・手(ピンク2枚)・お腹(赤1枚)のシールを貼り、ロボットを完成させる。
シールは一度に渡さず、1色づつ(1部分づつ)渡す。
集中してできるような声がけをする。
<ブロックでパズル>見本を見ながら消防車と飛行機の絵が描かれているブロックを台にはめこみ、絵を完成させる。
ブロックの向きを間違わないように誘導する。
数字のマッチング ロボットのシール貼り ブロックでパズル
自分の好きな数字から貼っていった。その後、16と19を逆に貼ったが、全体的にスムーズにできた。
数字のシールをバラバラにして置いてもよかったと思われた。
自分でシールを貼ることができていて、声がけは必要がなかった。
ヒントとしてロボットの台紙のシールを貼る部分に同じ色をつけていたので、すでに完成していると勘違いしたようだった。色を塗らず、輪郭程度にとどめるべきだった。
お気に入りの課題なので、自分から指導者に尋ねながらスムーズに作業をして完成させた。
指導者の介助なしでイスをひいて座っている(集中できた)。
片付け方法も自分で統一させて行った。
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