●酒と煙草はのんで通る
●下戸の立てた倉はない(適当に酒のつきあいをしないと出世しない)
●酒に酔って泥となる
(泥酔のこと)
●酒飯雪隠
(来客の折はこの三つのことに得に注意せよ)
●酒飲んでも煙草は辞められぬ
(結局酒も煙草も辞められないものだ)
●酒は知己に遇うて飲み時は会する人に向って吟ず
(酒を飲む時はよく知った者の方がよく、詩作の
ときは同じ趣味をもつ人でないと興がわかない)
●酒は井戸掘ほど飲む
(酒飲みは井戸水をくみ出すようにがぶがぶと飲む)
●酒は酒屋にあり、布子は質屋にあり
(飲みたい酒は酒屋に行けばいくらでもあるが、かんじんの
銭はなく着物はとっくに質屋に入質してどうにもならない)
●酒飲みは遅れて来る
(遅れてきて、かけつけ三杯といって余計飲む)
●酒の徳孤ならず必ず隣あり
(酒好きには酒友ができる)
●盃と真言繰る程よい
(この場合の真言は念仏で、念仏講中で大数珠繰りをして百万
遍念仏を唱えることをいい、盃も大いに廻すことの方がよい)
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