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                               セレクタ で 官能三昧
 

Special Thanks

お気楽オーディオキットオ

リレーの動作速度を調べる

スピーカー切替器を考える

LINUXCOMネットショップ

GG

走れ走れヒノノニトン

 

 

 


その後の暇な時、何気にprime videoでアニメでもと、観始めたのが沼の始まりになろうとは。

リアルタイムで見た最後の記憶はヱヴァンゲリヲンなんですが、大罪とか甲鉄とか文豪とか、
アニメも面白いもんだなぁと尾を引いて、さて次は「絵面的にのほほんと路傍のピクニック
するのかなぁ」と思いつつ観始めたアニメの終盤に於ける度し難い展開に一気に色相が濁り、
上昇しきった犯罪係数を鎮めるべく早く次のアニメをと俺のサイドエフェクトが告げるので、
「じゃぁこれか?今、超話題作らしいこの鬼退治か?」と「累計一千ン百万部突破!」などと
煽られても「鬼退治ものは筐底でお腹一杯だし、そんなに鬼ばかり摂取したら飽きちゃうよ」
とスルーしていたのに観てみれば、干天の慈雨が俺を人間にしてくれてありがとう悲しみよ。
われてくだけてさけてちらせて折ったり曇らせたりするのが最近の流行なのかと思いました。

という合間に購入してた中華製DACとアンプなんですが、殊の外シャープな音色でEDM系の
楽曲には良く合うなぁと思っていて、webでの「解像度が高い」とか「キツい」という評価も
気にせず、「手持ちの機材と組み合わせて楽しむにはセレクタが有れば便利じゃね、新たに
スピーカーも増えてることだし」と、お気楽オーディオキット様のセレクタSP-SEL6と
LINUXCOM ネットショップ様の4chラインセレクタを手配して一気に官能しまくろうかと。

機器の解像度を高めるのも重要ですけど、人間の官能素を磨くのはもっと重要なんですよ。
嘘ですけど。





 
と云う訳で、届いた基板をどう仕上げようか考えが纏まって
部品を発注したらこの分量。上に載ってる緑色の基板に載せ
る部品なのにこの分量。ちなみに兵庫県と米国からの荷物が
同じ日に届きました。地球上の距離の在り方がどうなってい
るのか考察する良い機会ですが、それでも地球は廻っている
から届くのでしょう。僕らは皆生きているから届くのです。
COVID-19禍渦巻く20年代初頭のこの閉塞感を打破すべく
細やかながら世界経済の活性化に貢献しっておい、なんか方向性違うくないか?それは無駄遣いの言い訳と違うのんか?
そしてこちらはLINUXCOM様のラインセレクタ。完成品也
ヒロ様のサイトでは、スピーカーセレクタは有るもののラインセレクタは無さげだったので、検索してこちらで購入を。
こちらを発注してから再びヒロ様のサイトを訪れ発注しよう
頒布コーナーの大穴にダイブしたのですが、スピーカーセ
レクタを確認し、ふと、この白笛ですら訪れることの無さそ
うな奈落の底にはどんな遺物が眠っているのだろうと探窟すべく潜ってみれば、なんとそこにはラインセレクタがぁ〜!
ちょっと申し訳ないけど気付かないので!申し訳ないけど!
はじめてのリレーです。どんな部品なのか検索したのが運の
尽き。動作や種類は成程お勉強になるのですが、接点寿命を
伸ばす為とは言え、金や銀とまで言われてはそのゴージャス
感の虜です。音まで良く成りそうな予感に半田の成分も顧み
ず、合金製も捨て遣り探してみると未だ売ってるんですね。
秋月さんの格安リレーを差し置き投入してみたのですが…
OMRONさんのカタログには載っていないし、生産終了品?
まぁ接点の抵抗値も低いみたいだし、音が悪くなる要素も無
さそうだし、世界経済にも貢献出来たし、これで良いのです
マンマシンインターフェイスの重要性に鑑み、官能度を高め
るべくお洒落な切替スイッチを投入してみました。こちら
配線説明図を眺め、こう配線すればこの基板でも使用可能と
見当を付けた配線が、実際にはリレーは駆動すれどLEDは灯
らず、熟考の末修正したらLEDは灯れどリレーは駆動せず、
無駄に足りない脳味噌を使って考えたらどうだ?と煽られて
みてもスイッチの配線すら満足に出来ない己の知性に絶望し
ていた時にこちらの配線図を眺めて己の勘違いを悟ることが
出来ました。やれやれだぜ。お前の頭無惨様って言うなー!
そしてアンプやスピーカーへ繋がるスピーカーケーブル類の
処理がまた面倒極まりなかったりするのです。当初はカナレ
4S6Gで統一しようと思ったのですが、この狭い筐体内での
取り廻しや4芯の皮剥きやらを考えたら気が遠くなり、安直
に海蛇さんで決定です。でも海蛇さんは被膜が硬過ぎです。
もう指が痛くて痛くて、一本仕上げたら今日のノルマは終了
としました。あとケーブルと筐体の差込口はゴムブッシュで
通し、厚手のヒシチューブとロックタイでケーブルが引っ張
られても抜けぬ様補強したのですが、果たして効果の程は?
一先ず完成したので最終確認を。えっ?CH5とCH2が作動しません。スイッチ配線が完了した時の通電テストでは正常
に動作したのに…その後数日掛けてスピーカーケーブルの配
線をしている間に壊れた?んー、多少の衝撃は基板に加わっ
たでしょうが…さては中華製スイッチが…と、思うじゃん?
実際は、基板に繋がる配線材が基板の根元で切れていたとい
う、あるあるトラブルだったんですが、電子ワイヤーの細い
のって、こういう処に使ったら拙かったのか単に使う人が拙
かっただけなのか…隊長としての務めを果たせる日は遠い…
共立エレショップさんで部品を漁っていた時、何かの弾みで
出てきたページがこちらNutube?今の半導体技術で真空
管を作ったらこうなる!みたいな新登場時のニュースの記憶
はありましたが、あれのこと?超三結?もしかしてあの超三極管接続のことだろうか?トランスリニアバイアス?これはあの回路のことだな?理屈は全く分からないけど…と、当時の記憶が掘り起こされ、へぇー!ボタン脳内連打状態です。
ここで推察出来るのは、多分Nutuneは電圧帰還管に使ってるんだろうなぁ位なのでラジオ技術誌を十数年振りに購入。
TOPPING PA3を選んだ理由はすっきりとシンプルなデザイ
ンだったから。あとはLM3886やLME49710で好みだったナ
ショナルセミコンダクタ社が何時の間にかTi社に買収されて
いたと知り、Tiの寡占赦すまじとTPA系を除けば、STマイクロ社のTDA7498E辺りしか選択肢が無さげだったので。
今更Tripathでも無いだろうしMAX系も良く分からないし。
音色は流石今時のD級アンプ、上から下まできちんとモリモ
リ鳴っています。今まで部屋の定在波のせいだと思っていた低域の膨らみ感も消え、スピーカーを制動しています。(泣
TOPPING D50Sを選んだ理由はESS社のDACチップの音色
を堪能したかったから。ES9038Pro搭載機はお高いので、
スペック的には同等で回路が2chとなったES9038Q2M搭載
機をと。ついでにTOPPINGで揃えようと。拘りは無いし。
もとよりヒロ様の基板を組み上げるだけの気力も技術も知識
も全てはロストテクノロジーと化している身なれば、否応も
ありません。おやおやおや。憧れが止まらないんですね。
その音色を一言で言えば「霹靂一閃・八連!」とでも。まぁ
火雷神でも構わないのですが、そんな印象の鳴り方が。(喜


衝動に押し流され劣情の赴くまま思いっ切り引ん剥いてやりました。後悔はしていない。

筐体裏蓋を外すと爪を上げて差込む式のリボンケーブルとBluetoothのアンテナケーブルが
お出迎えです。が、勢い余って基板とのアンテナ接続金具部分、所謂馘をもいでしまいました。
我が家の赫刀ペンチの威力は絶大です。俺はペンチメンタルだから我慢できたけど次…などと
妄想する前にとっとと接ぎましょう。この程度で動揺していては裏蓋など外せないのです。

前作との違いをこちらを参照しつつ比べてみると、Bluetooth基板の追加と終段OPアンプがDIP
形状に変わっていることかな。それに付随して電源部も増設されていると。分かりませんが。
DIPソケットは金メッキ仕様で、アナログ部の抵抗器も色が統一されています。青だと金皮かな?
でも何故今更DIP仕様?これはやはり交換して楽しめという意味?いや、それはないだろうし…
OPアンプはOPA1612(SOIC)とLME49720で、この組み合わせでこの音色なら文句は無いかなぁ。
あと筐体もアルミブロック削り出しでしたし、中華圏もハイエンドの何たるかを着実にものに
しつつあるというか、一流ブランドを買収してる成果が表れつつあるというか、儂は恐ろしい…

電源部ではDCジャック直下に大きなレギュレータが増えて、品番でググると3.3Vローノイズ
品と。ん?中央部にも三連の3.3Vレギュレータぽいのがあるのに?他に1Vの生成部分は大幅に
増強されている(どこに供給してるんだろ)し、OPアンプに±6Vを供給するDC/DCコンバータ
なる回路も見ることができ、楽しい妄想のひと時を過ごすことが出来て満足なのでした。

ヒロ様の基板と見比べて見劣りしそうな箇所は電源廻りですかね。戦列を揃えた超低ノイズ
レギュレータ群の一斉放電が轟音と共にDAC-ICに突入する様を妄想すると感動すら覚えそう
な音色を奏でるかも、なんて…。TOPPINGによるハイエンド志向の熟成度に期待…なのか?


御神体、ES9038Q2Mの御姿ですが、小さ過ぎて有難味が…
ぷらしーぼ効果を高めようとQ2Mさんのことを理解すべく
ググってみれば、えっ?Datasheetが?門外不出と違うの?
素人に分かるのはハイパーストリームUなる仕組みとタイム
ドメインなジッターエリミネータを搭載してるってこと位で
すかね。少しはぷらしーぼも高まったかな。ジッター低減だ
し。あとはフィルタのグラフですか。これ、切替えて聴き比
べても二種類にしか感じなかったんですよね、シャープに前に出て聞こえるのと引っ込んだ印象になるのと。図表だと…
そんなことより官能ですよ官能。こちらはPCM1794 DAC
です。久しく主力として稼働しているのですが、音の傾向は
Q2Mがクールでシャープならば1794はホットでウェット。
低域の出音がとても魅力的。これは電源部の物量差なのか?
既に我が耳に合う最強のDACを永く堪能していたという…
でもこれ作ってから十三年も経ってる…メーカー品なら壊れ
てもおかしくはない年月…1794の後継は出そうに無いし、
出てもこの傾向の音とは変わる可能性も有るし。であれば、
保険としてこちらを確保しておくべき?でも大規模過ぎる…
こちらのTDA1541A NOSDACは、改めて魅力的な音がする
のだと気付かされました。一言で言えば、泣きたくなるよう
な優しい音。まぁ別に泣きはしませんし誇張もありますが、
ES9038Q2Mとは対極にあるような音。優しげで好ましい…
それにしてもこれ、TDA1541A(DAC-IC)+ニッセイAPS(
フィルムコン)+東京光音(炭皮抵抗)+進工業(プレート抵抗)
+ブラックゲート(無極性電解コン)と、古のオーパーツの塊
みたいな仕上がりです。現役はOSコン位かな。過ぎ去りし時の流れと共に特級遺物と成れ果てたこの機器で、再びの…
 

…とまぁPA3をリファレンスにざっくりと
官能したんですが、この後どうしましょ?
アンプ編に突入?PA3の御開帳もまだだし。
これはまたリビドーが高まったら開けようか
と思ってるんですが…    続くかなぁ…


 

あ、そうそう、セレクタのスイッチが七つなのは

六つだと間延びした印象になるな、と思ったので。
ダミーの一つはプログラムスイッチや電源スイッ
チにしても良かったのですが、ま、いいやと…
判断が早いって云うか、判断が雑 www

2020/04/29  << HOMEへ >>