1.トマトの栽培
トマトの植付けは まず直径 30cm位、深さ 40cm位の穴を掘り、まず、180cm位の支柱を立て、この穴に
枯葉を押して詰め込む この上に「米糠」をかけ、この上に 粒状の石灰をかける。この上に 1,2cm位 砂
(能代は砂丘の町だから)をかける。この上に買ってきた「トマトのカップ苗」を植える。この苗の茎を支柱に
紐で結わえ固定する。根元は水が溜まり易くすり鉢状にしておく。植えたら水をジョウロ一つ分かけてやる。
雨天以外は毎日一回、水遣りを欠かさない。植物の収量は 光合成によるから次の公式による。
6CO2 + 6H2O + 688Kcal = C6H12O6 + 6O2
二酸化炭素 水 日光 ブドウ糖 酸素
高校の生物の教科書には 上記の公式が記載されている。
二酸化炭素は 化石燃料の燃焼により、増加の一途である。従って 日当たりがよく、水を十分にやっていれ ば良いことになる。でんぷん(C6H10O5)n
は 加水分解すると ブドウ糖(C6H12O6) になることから理解でき る。原理的には 上式によるが どのように日光(太陽エネルギー)を取り入れるか。これには 葉緑素が必要 だ。この葉緑素を多くするには 沢山の葉が必要だ。又水を取り入れるには 根が必要だ。この根は 地面の
中に網の目のように根毛が張りめぐらされている。これらの葉や根の丈夫な植物体を作らねばならない。そ のためには 根から窒素、リン、カリウム、カルシウムなどの肥料分を取り入れている。又二酸化炭素の取り入れや酸素の排出は 葉の気孔より行われる。葉が立派でなければならない。そんなことで、収量を上げるためには 立派な植物体をつくることが前提になっている。これは上式には含まれていない。又植物体を破損する病害虫も含まれていない。
(1) 腋芽とり
トマトは 茎と葉の間から芽が出てくる。これを腋芽と言う。これを根気よく取り除かなければならない。
これを取り除くと、中心の幹が成長していく。腋芽を取り除かないと、その沢山の腋芽が成長し、中心の 幹が成長しなくなる。
(2) 芯を止める
中心の幹が 1.5m位になると 支柱の高さであるので、その芯を切り、成長を止める。そうすると、果実 が大きくなる。大体 トマト5段位である。
(3) 腋芽を植える
腋芽の中で、地面に近い腋芽を伸ばし、30cm位にし、鋏で、切り、これをコップの水に挿しておく。
気温が 20度以上であれば 約一週間位で、白い根毛が発生してくる。根毛が
10本以上になったら
植え時だ。あとは 上記の「トマトのカップ苗」の植え方で、植えると良い。これを繰返すと、トマトの苗を
買うことなく、苗を殖やせる。そして トマトを 11月まで収穫することが出来る。ハウスがあれば 冬でも
収穫できる。
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