2015年9月11日、秋田県能代市で、能代障がい福祉懇談会が開催されました。今回は株式会社かんきょう能代　武石秀喜支店長様から、最新の介護機器について、実際に介護機器を持ち込んでいただき、説明をしていただきました。能代山本地域のリハビリ医療関係者（作業療法士、理学療法士、言語聴覚士）、介護福祉関係者（介護員、生活支援員）、障がい福祉関係者（介護福祉士、相談支援専門員等）、特別支援学校教員など、多くの方々が参加をしてくださいました。在宅で介護を受けられている方々へのレンタルであるとか、医療機関、福祉施設、特別支援学校等での利用などを踏まえ、実際の使用方法などについて学びました。電動ベットは単にベットが動くだけではなく、上半身や下半身が負担にならないよう、全自動で人の身体をサポートするシステムになっていることに、参加者から歓声が上がりました。また最新の車いすでは、背もたれの後部に上半身を支えるための調整があり、そのことによって上半身が安定し、飲食時の誤嚥が防止できること、オムツでは排尿があった際に自動的に尿を吸入することで、夜間の快適さが図られる装置、またベットから車いすに移乗する際、介護者が力を入れなくてもスムーズに移乗が出来る補助具などが紹介され、参加者が実際に使用感や使用方法などを体験しました。こうした機器を在宅や医療場面、福祉施設、教育現場で取り入れられていくきっかけになればと願うばかりです。

桜田星宏