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障害者グループホーム専門懇談会第3回目のお知らせ
2015/07/30
能代障がい福祉懇談会では、グループホーム専門研修、第3回目を開催します。第1回目ではグループホームの制度について、第2回目では生活支援員や世話人の業務について話を聞きました。今回3回目では、グループホームを利用するに当たっての経費や小遣いの管理の実際、障害年金をいただいている中でのグループホーム利用との関係などについて話を聞きます。将来、グループホームの利用を考えておられる方や、支援者、保護者、行政担当や特別支援学校の関係者、障がい福祉関係者など、どなたでもご参加できます。せっかくの機会でありますので、是非ご参加いただけるようご案内いたします。

日時:平成27年8月7日(金)午後6時30分〜午後8時

場所:とらいあんぐる(秋田県能代市万町10番4号)

演題「障害者グループホームにおける利用料やお小遣いについて」

講話:虹のいえグループホーム事業所生活支援員 高橋るみ子さん

経費:500円
ご参加される方は資料の用意などがありますので、お名前、所属等をメールにて教えていただければ助かります。
cherry-s-k-12@mopera.net

なお終わってから市内にて交流会を行います、どなたでもお気軽にご参加ください。

能代障がい福祉懇談会 桜田星宏

障害者グループホーム専門懇談会第3回目のお知らせ
2015/07/30
能代障がい福祉懇談会では、グループホーム専門研修、第3回目を開催します。第1回目ではグループホームの制度について、第2回目では生活支援員や世話人の業務について話を聞きました。今回3回目では、グループホームを利用するに当たっての経費や小遣いの管理の実際、障害年金をいただいている中でのグループホーム利用との関係などについて話を聞きます。将来、グループホームの利用を考えておられる方や、支援者、保護者、行政担当や特別支援学校の関係者、障がい福祉関係者など、どなたでもご参加できます。せっかくの機会でありますので、是非ご参加いただけるようご案内いたします。

日時:平成27年8月7日(金)午後6時30分〜午後8時

場所:とらいあんぐる(秋田県能代市万町10番4号)

演題「障害者グループホームにおける利用料やお小遣いについて」

講話:虹のいえグループホーム事業所生活支援員 高橋るみ子さん

経費:500円
ご参加される方は資料の用意などがありますので、お名前、所属等をメールにて教えていただければ助かります。
cherry-s-k-12@mopera.net

なお終わってから市内にて交流会を行います、どなたでもお気軽にご参加ください。

能代障がい福祉懇談会 桜田星宏

グループホーム専門懇談会(2回目)のお知らせ
2015/07/18
グループホーム専門研修第2回目のお知らせ

能代障がい福祉懇談会では、障害者グループホーム専門懇談会を行っています。第1回目では障害者グループホームの制度面についてお話をいただきました。建築基準法や消防法への対応、さらには重度化・高齢化していく中でのグループホームの役割などについて共有ができました。

第2回目では、障害者グループホームでの実際の世話人の業務や、生活支援員がどのような支援をしているのかについて話しを聞きます。せっかくの機会でありますので、多くの方々がご参加されますようお知らせいたします。

日時:平成27年7月24日(金)午後6時30分から午後8時

場所:とらいあんぐる(秋田県能代市万町10番4号)

話題提供:虹のいえグループホーム事業所生活支援員 細川 勝さん(ほそかわまさる)

参加:どなたでもご参加できます。参加費は500円。参加人数の把握のため、事前にメールにて所属、お名前などのご連絡をいただければ助かります。当日のご参加も可能。cherry-s-k-12@mopera.net

能代障がい福祉懇談会 桜田星宏

障害者グループホーム制度について
2015/07/12
能代障がい福祉懇談会では、障害者グループホームについて、3回にわたっての懇談会を行っています。

第1回目は、平成27年7月3日(金)に「障害者グループホームの制度について」と題して、障害者支援施設虹のいえ サービス管理責任者(係長)越後修平(えちごしゅうへい)さんからお話を聞きました。障がい福祉関係者や、特別支援学校、リハビリ系医療関係者、保護者、市会議員、ボランティア関係者など多数の方々が参加しました。

(グループホームの流れ)
平成元年にグループホームが制度化され、平成18年度から共同生活援助(グループホーム)と共同生活介護(ケアホーム)に区分されました。平成26年度からは共同生活援助(グループホーム)に一元化をされています。

(虹のいえグループホームについて)
虹のいえは平成7年に藤里町に4人のグループホームとして開設、その後、次々にグループホームを開設し、藤里町に5か所、能代市に5か所、計10か所が開設、利用者は41名(男性27名、女性14名)となっています。スタッフは管理者1名、サービス管理責任者2名、生活支援員4名、世話人22名、宿町k社会保障審議会福祉部会2名などとなっています。また夜間防災体制として、警備会社と警備業務の委託契約を結び、グループホーム専用の携帯電話にて、夜間および深夜時間帯の連絡体制を確保しています。またグループホームを利用しながら、一般事業所への就労者が10名に達してきています。グループホームという生活環境から、一般就労への広がりがさらに期待されてきています。

(設置基準)
住居としては、住宅地又は住宅地と同程度に利用者の家族や地域住民との交流の機会が確保される地域にあり、かつ、入所施設又は病院の敷地外にあること。

入居定員は2人以上10人以下(新規に設置する場合)2 人以上20人以下(既存の建物を共同生活住居として利用する場合)21人以上30人以下(都道府県知事が特に必要と認めた場合)
居室は収納設備等を除いて7.43u(4.5畳)以上であり、廊下や居間などに繋がる出入口があり、他の居室とは明確に区分けされていること(カーテンや簡易なパネルで区分けされているものは不可)1居室1名が原則となるが、利用者のサービス提供上必要と認められる場合には2人とすることができる。(事業所の都合で2人にするなどは認められない)この場合の居室面積の基準は示していないが、十分な広さを確保しなければならない。

その他としては消火設備や避難設備等(建築基準法、消防法などに適合している必要あり)

(今後のグループホーム)
平成27年度に設置したふじこと(秋田県藤里町、利用者8名)では、バリアフリー化やスロープの設置はもちろんのこと、障害の重い方や高齢者が利用できるよう、車いすを想定したトイレ、浴室を設置しました。また、ポンプ式スプリンクラーを設置し、消火器を3本設置、さらには、自動火災通報装置なども設置しています。また夜間の管理体制として、宿直者を常駐しています。今後は、消防法や建築基準法などの適用を踏まえ、終の住処としてのグループホームの想定や、小規模入所施設としての役割を持つことが必要になってくると考えています。

(考察)
グループホームは障害の重い方々の利用も可能になってきており、また生活環境として、世話人や生活支援員が支援をすることによって、生活面の基盤が安定し、一般就労にもつながってきています。しかし能代山本地域で見ると、まだグループホームの数が充足されているとは言えず、入所施設やグループホームを求める親の切実な声が聞こえてきます。参加者からは、もっとグループホームを増やすことの必要性などが話されました。

次回はグループホームでの世話人や生活支援員の支援の実際についてお話を聞きます。

日時:7月24日(金)午後6時30分〜8時
場所:とらいあんぐる(秋田県能代市万町10番4号)
話題提供:虹のいえグループホーム生活支援員 細川 勝氏

以上です。

特別支援教育と進路指導と題して座談会が行われました
2015/06/27
能代障がい福祉懇談会6月座談会は、2015年6月26日、とらいあんぐる(秋田県能代市万町10番4号)において開催されました。保護者や教諭、医療リハビリ系スタッフ、障がい福祉サービス事業所関係者、就業・生活支援センター関係者、福祉行政関係者、市会議員、保護司など40名が参加しました。

今回は「特別支援教育と進路指導」と題して、秋田県立能代養護学校 進路指導主事 神田純一先生よりお話を聞きました。

秋田県の特別支援学校卒業後の進路状況では、26年度において、卒業者199名となっており、進路等が4名(2%)、就職83名(42%)、施設等利用100名(50%)、無職等12名(6%)などとなっています。大きな傾向としては、5割が福祉的就労(施設利用)、4月が一般就労ということになります。

能代山本地区においては、入所施設が少なく、施設が定員いっぱいの状況であり、他の圏域の入所施設を利用することにつながっています。高等部卒業後、就労継続支援B型を利用する場合在学中に就労移行支援によるアセスメントが必須となりましたが、アセスメントの体制が整っていない現状があります。

特別支援学校では、高校のように学校への求人はありません。実習を通して適性や能力を判断していただき雇用につなげているというのが実情です。就労率は3年連続で上昇しています。秋田県特別支援学校の高等部卒業生の雇用に際しては、過去3年間100%が療育手帳や精神障害者保健福祉手帳の所持もしくは取得を前提とした障害者雇用枠での採用となっています。一般求人への応募による採用は秋田県内では過去3年間無しという厳しい状況です。また、県が農福連携に力を入れており農業分野での雇用も生まれてきていますが、求められる部分が高いという点と冬場に失業になるという課題もあります。また、働き続けるためには生活が安定している必要があります。家庭での教育力が期待できない場合は、グループホームに入るという選択肢があるわけですが、グループホームの数が圧倒的に少ないという課題があります。

秋田県内、能代・山本地区の障がい者理解の現状は、平成26年の秋田県の障害者雇用率1.77%で全国39位です。平成24年は全国最下位だったのに比べれば、いくらか改善はされていますが全国平均にはまだまだとどかないというのが実情です。校内でいくら指導をして、働く力を付けたとしても社会の理解が広がらなければ、雇用先は広がらないし、豊かな社会生活の実現もとうていかなわないことです。

職場開拓で年間200社以上の会社を訪問させていただいていますが、障がいのある方への理解・啓発をすすめるということが大きな課題だと感じています。

エアバックやABSはでた当時は特別装備でしたが、いまや標準装備です。特別な支援と呼ばれている障がいのある子どもへの対応が普通になれば特別支援教育という言葉はなくなるでしょう。そんな日が一日も早く来ることを願い、今日ここにいる皆さんが宣伝マンとなってくれればと思います。一人でも多く身の回りの理解者を増やして行くことが大切だと感じています。

(考察)
神田先生のお話の中から、就労につなげることの重要性を改めて感じることとなりました。また福祉的就労として障害福祉サービスの更なる広がりが求められていること、入所施設のようなセーフティネットもそうですが、特にグループホームの整備が足りない現状などが話され、その必要性などについて共有することができ、大変有意義な座談会となりました。

次回からはいよいよグループホーム専門座談会が3回にわたって始まります。第1回目は7月3日(金)18時30分からとらいあんぐる(秋田県能代市万町10番4号)の予定です。

桜田星宏

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