《ティーチプログラムの特徴》
1.評価における「芽生え反応」の活用

評価は、個別のプログラムを作る上で非常に重要である。
効果的に教えていくためには何を彼らが理解しているのかを正確に知っていなければならない。自閉症の場合、「注意」ということが大変重要である。どういうことをすれば子どもの注意を向けることができるのか、どうすると注意がそれてしまうのかということに目を向ける。
「構成能力」というのも大切である。どのように作業を設定してあげれば子どもがそれをまとめることができるのか、どういう予定をたてればよいのか。そして何に驚くか。音とか光とか、また他の子ども達のそばに寄ることができるのか。それともまったく離れていなければならないのか。グループの中で他の子どもと一緒に作業ができるのかどうか。意志の疎通はどうか、言葉というものが理解の助けとなるのか、逆に混乱させることになるのか。

2.環境アセスメントの実施 EnviromentAssessment
対象とする子供(人)の生活環境や生活状況を知るために直接出向き調査し、 さらに養育者へのインタビューをすることである。

3.課題分析の実施 Task Analysis
ひとつの課題には一連の行動(スキル)が含まれている。 それらの行動を分解しそれぞれについて子どもの行動レパートリーを評価する。
 練習場面、材料を決める。
 活動の下位スキルを書き出す。
 活動させて評価する。
 教え方を工夫する。(ジグの工夫、作業手順の変更など)
 変更を記入して実施、再評価する。


(以下4〜6がすべてひまわりの会活動に含まれる)
4.基本的な原則を保持している
5.障害特性に合わせた治療教育
6.目標の選択基準が適切である
7.教育方法のシステムが確立されている
8.家族との協力
9.学校教育への支援
10.地域社会への支援
11.専門家との協力

ティーチプログラムの理解
「芽生え反応」とは
ひまわりの会での実施例
成果が表れた例の紹介および考察のページへ