《ひまわりの会での実施例》
自閉症児(者)だけでなく、障害児(者)では言葉の理解が困難な場合も多い。これから始まる会を口頭で説明しただけでは理解されないことになる。たとえ、言葉がわかっても行動に移すことができないということもある。また、新しい体験が意味を持ちにくく、不安や恐怖を感じがちのなる。ひまわりの会のこどもたちも例外ではなく、自閉症児で多動やかんしゃく(奇声を出したり、椅子に座らないで突発的に走り回ったり、泣き叫ぶ)が目立っていました。そこで何かを始めようとする最初に言葉と視覚、同時に訴え、さらに集団で行動することによって周りをみて理解できるよう促し、あるいはスケジュールを予知できるようにすることによって気持ちを安らかにすることにつながる。
平成10年4月から9月まで連続6回の活動にプログラムを取り入れ成果が出た例を紹介します。
「はじまりの会」「自由遊び」「トイレ(おしっこ)」「おやつ」「おわり」と5段階に分け、何の行動をとっているのか、とろうとしているのかを視覚的に教えている。

机の上にはスケジュール表が置いてある。 |

スケジュール表 |
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