ゴードン R. マッキナリー2023-24年度会長2024年6月任期の最終月にここで過去1年間を振り返るのがロータリー会長の恒例となっていますが、私は皆さまと共に成しとげたことを誇りに思っています。ですが、大事なのは過去の業績よりも未来です。それは、ポリオ根絶から始まります。 30億人もの子どもたちにポリオワクチンを投与しました。予防できた麻痺症例数は推定2,000万件にのぼります。しかし、これだけではまだ不十分です。ポリオ根絶キャンペーンを今後も支援しつづけ、症例ゼロを達成し、世界の子どもたちへの約束を果たさなければなりません。 また、ロータリーが世界的に取りくんでいるのはポリオ根絶だけではありません。実のところ、世界平和にはポリオ根絶よりも前から取りくんできました。世界各地の奉仕プロジェクトとロータリー平和センターを通じて積極的平和を世界中に広めることは、これまで以上に重要な課題になっています。 また、内なる平和にも引きつづき取りくまなくてはなりません。それは、ロータリーの仲間たちと地域社会のメンタルヘルスとウェルネスを支援することから始まります。今、世界的なメンタルヘルスの枠組みはありませんが、ロータリーならその構築に貢献できるはずです。今年巻きおこしたこの勢いを絶やさないために、ぜひ、全会員にメンタルヘルス・イニシアチブのロータリー行動グループに参加していただきたいと思っています。 ロータリー会長を務められたことは、私にとって一生の誇りです。ヘザーと私に一生の思い出を授けてくれました。今後も変わらぬ友情のもと、「世界に希望を生み出す」ためにロータリーが一丸となって尽力する姿を見守っていきたいと思います。 |
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経 歴 |
2018‐19年度会長 バリー・ラシンEast Nassauロータリークラブ所属バハマ(ニュープロビデンス島)フロリダ大学で保健・病院運営のMBAを取得し、医療教育機関であるAmerican College of Healthcare Executivesでバハマ初の特別研究員となりました。院長として37年間務めた医療機関Doctors Hospital Health Systemを最近退職し、現在は顧問を務めています。全米病院協会の生涯会員で、Quality Council of the Bahamas、Health Education Council、Employer’s Confederationなど複数の団体の理事・委員長も務めました。 1980年にロータリー入会。RI理事を経て、現在はロータリー財団管理委員会の副管理委員長を務めています。また、RI研修リーダーとK.R. ラビンドラン2015‐16年度RI会長のエイドも経験しました。 ロータリー最高の賞であるRI超我の奉仕賞のほか、2010年ハイチ地震後のロータリーによる災害救援活動を統率したことにより多くの人道賞を受賞しています。また、エスター夫人とともに、ロータリー財団のメジャードナー、遺贈友の会会員でもあります。 |