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                            LM3886 BTL お気楽パワーアンプ2
   
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Special Thanks

 

お気楽な趣味たち
やっぱり名前はお気楽アンプ2?

What's UTiCd?
LM3886パワーアンプ

Daluhmann's Audio Amplifiers                
アキュ救済計画
アキュ救済計画(2)

 

 


 

   

 

この春先は、半導体パワーアンプ基板の揃い踏み状態となりました。

ElectrArt様は、以前より製作されていたフルデジタル・アンプ基板
配布なさるも瞬殺状態で、その注目度の高さに改めて気付かされました。
時代はフルデジタル・アンプ基板の登場を待ち望んでいたのでしょう。
かく言うこの素人も、分不相応にも作ってみたいと思っていたりして。

khimaira様は、超コンパクトなLM3886基板のemeraudeを配布されました。
これでもかっ!と言う位、ギュギュッと凝縮されたレイアウトとサイズに、
この素人はもうメロメロです。コンパクトなアンプ製作には最適の基板なのでしょう。

蝦名様は、プリント基板自体を皆で作ろうと、半導体無帰還アンプを設計なさっています。
流石に其処までの知識の無い素人には、こちらは手も足も出せません。悲しい。

h_fujiwara様に至っては、お気楽PAやらお気楽でないPAやらお気楽パワーアンプ2やらと、
怒涛の超豪華3本立てで配布の波状攻撃状態でした。うーん、素晴らし過ぎる・・・。

予算が許せば全て作ってみたい基板ばかりなんですが・・・貧乏人は辛いなぁ。

 

   
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まず最初に行なった作業は、放熱板に「タップを切る」でした。
「タップを切る」と言う言葉は知っていても、具体的にどんな工具を用いて、どの様に加工するのかまでは知りません。
今回は名古屋大学金工室の皆様よりお勉強させて頂きました。
どうもありがとうございました。
この5ミリ程の幅の所に3ミリ径のねじ穴を、無謀にもハンドドリルで開けてみようということで、慎重に作業を行なったのですが、案外綺麗にタップを切ることが出来ました。 

放熱板の加工から行なったのは、世界の中心に須弥山が在る如く、このアンプの中心には放熱板が在り、その在り様にて
LM3886や基板のねじ穴の位置が定まるからです。

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続いて放熱板を底板へ固定します。
ケースはタカチのOSシリーズですが横幅が23cmと短めで、放熱板の片側が桟に乗り上げる為、高さの調整用としてワッシャを4枚かませています。また、左右の放熱板の中央部は、電源部の配線材を引き廻し易い様間隔を開けました。
放熱板を底板に固定してから基板にLM3886を仮挿しし、基板固定用のねじ穴の位置を確定し、穴開け作業です。
穴を開けたらもう一度基板を仮組みし、LM3886を仮挿しし、今度は3886を放熱板に取付ける為のタップを切る穴位置を確定します。で、もう一度バラし、放熱板に再度タップを切って本番に備えます。何度も仮組みしますが、正確な位置決めをってことで。

c_04.JPG と、以上の加工を済ませてから基板に部品をはんだ付けです。
オペアンプ周辺の抵抗やコンデンサのみをはんだ付けしたこの状態で、LM3886をはんだ付けすべく基板を固定し3886を挿し、基板上面から3886の足を各2箇所はんだ付けし、基板を外して裏返し、残りの足をはんだ付けしました。

最後に残りの部品をはんだ付けして、基板は完成です。
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基板のバグであるC28,C30への対応は、基板裏面にてリード線でGNDに落としました。基板を削って傷を付けるのが忍びなかったもので。修正無しでも動作に支障は無いとのことですが、とりあえず落としとこうかなと。
黄黒の線材は電源SWのLED用です。基板と保護色な小さいのは積層フィルムCです。UTiCd様の教えを元に電源インピーダンスとやらに配慮して載せてみました。
電気実用講座という書籍にて、インピーダンスとは重要な概念らしいと、何となく分かった様な分からない様な微妙に中途半端な知識のまま真似させて頂きました。
モノは他の方の作例ではお目に掛からないDTD-Zを投入です。
これは低周波向きとのことで、高周波向きの方が良さげですが。

c_06.JPG 部品が搭載されてズシリと重くなった基板をケースに組み込み、
「さて、次は・・・」と思った所で「ふんぎゃ〜っ!!」と久々に絶叫してみました。
なんてこったぃ、ケースの組立手順を間違えてるし、俺。
えぇ、本来は前後面のパネルは桟に取付け、底板に取付ける形になるんですが、放熱板や基板の正確なねじ穴位置を決めるのに意識が逝ってしまうあまり、この組立手順のことなどすっかり
失念してしまった様です。
一旦バラして前後面パネルを取り付け組み直すのは簡単ですが、手間を掛けて開けたねじ穴位置がズレたりしたら・・・orz。
いきなり前途真っ暗、奈落の底に突き落とされてしまいました。
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本来は↑の時点で←の様になっている筈だったんですね。
「いやー、失敗失敗、てへっ。」なんて余裕をカマして居られるのも、失意と共に解体し再度組上げてみたら、以前と同じに特に抵抗感も無くするりとねじがねじ穴に納まったからでございましょう。
正確な加工精度は、万が一のリカバリにも安心だってことで。

入力Cは、今が旬の1813を投入です。サイズ的にもジャストフィットかなと。でも、親会社への献上品の為かロゴがvishayだったり。ホントはASCを検討したんですが、ASCの4.7μFときたら高杉&でか杉です。ま、違いが分からないから構わないんですけどね。
抵抗器に到っては、「抵抗器なんて飾りです。偉い人にはそれ(ry

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遥かなる深遠より到る名状し難き冒涜的な触手の畝るが如き電源部配線材
の処理を以って一旦の完成とし、暫しの暖気運転の後の本格的な電源部処理
を数多の旧き神々への誓いと供に>>LM3886 BTL乙ってとこでしょうか。(^^;

(06/08/01)

 

 

合掌

 

うぐぅあぁぁぁ〜〜〜っ!!!
やってもうたぁぁぁ〜〜〜!
こ、壊してもうたぁ〜〜〜!

永遠の絶望の淵より>>俺鬱

って、んなこと書いてるから呪われちまったとです・・・。

・・・ 嗤ってやって下さいまし。 ・・・

再起動は九月・・・かなぁ

(06/08/06)

 

 

玩具修理無理


まずは壊してしまった状況を振り返ってみましょう。

ふとOPAmpを交換しようと思い立ち、挿し換えて電源ON。
CDを掛けずに他の事をしていて、およそ十分後、片方のスピーカーから突然
「ブフ ザーーーーーーーーーー」とノイズが鳴り響く。
素人慌てて電源OFF!片chの放熱板アチチチチ!!咄嗟にOPAmpの所為かと触る。
これまたアチチチチ!OPAmpを引っこ抜く素人途方に呉れる冷めるのを待つ。
以前のOPAmpを挿して恐る恐る電源ON。十秒後放熱板アチチチチー!

「やってもうたぁ〜。壊してもうたぁぁぁ〜!」

恐らくOPAmpを挿す方向を間違えたとか、ズレて挿してしまったとか、
そんな、しょーもない理由でしょう。多分。

一生懸命作り上げてジャンクにしてしまう・・・
・・・orz・・・

・・・あの響きは何だ? 嗚呼、祇園精舎の鐘の声が! 声が!

 

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異常発熱する3886を2個交換すべく基板から外したのですが、
プリントが剥げるやら、ホールの輪っかが取れるやら、早くもボロボロ状態です。6番ホールは「NC」とのことなので、無問題でしょう、多分。

新しい3886を取付け、電源ON!・・・十秒程で異常発熱状態・・・。
「あれ?直らねー!」うーん、病巣は根深いということでしょうか。
特に発熱等の異常は無いのですが、電源部のトランジスタも交換してみました。やはり十秒ほどで異常に熱くなります。
「ICやTrを交換すれば直るだろう。」とタカを括っていたんですが、大甘でした。
一体この素人は、どんな壊し方をしてしまったんでしょうか。 

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千鳥足の3886は、どうやって基板から取り外すのか分からなかったので、長い方の足をニッパで切り、半田鏝2丁で2人掛かりで外しました。ご無体な仕打ちです。
基板の裏面に付けたフィルムコンの内の、1個のリード線の付根が変色していました。何か想定外の、とんでもない電流でも流れた痕跡なんでしょうか。
残された手立てとしては、
1)異常な側の3886周りの電解コンを交換する。
2)整流ダイオードを交換する。
これ位でしょうか。これらは、次回、何か部品発注する際に合わせて取り寄せましょう。それでも直らなかったら、もう素人には お手上げです。負け犬とでも呼んで下さいませ。

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これはノイズ・フィルタ・・・の心算です。
Daluhmann様の記事を拝見し、ノイズ対策も重要らしいと、
muRataさんの記事やら岡谷さんの記事やらHashizume様の記事
やら宮崎様の記事やらを拝読して見ましたが、素人にはメダパニ状態でした。ノイズの世界もかなりディープの様です。
ACインレットタイプのノイズフィルタを使うにも、我が家のコンセントはアース対応の三つ穴タイプでは無いので、自作してみようと。
クラスX2対応のコンデンサの商品説明には、「対人感電するような場所に使うな。」と但書がありましたので、私の様な作ったアンプを壊してしまう素人には、ACラインに手を入れるのは諸刃の刃の様です。
果してこのノイズ・フィルタの活躍する日は訪れるのやら。

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傷心を癒すべく何気に球弄りをし、部品を並べ替えて戯れていたら、何となく上手い具合に部品の配置が落ち着いてしまいました。「ん?これはイケるかも。」と思う間も無くシャーシレイアウトを検討し、一気にシャーシ加工まで済ませてしまいました。
気が早いというか、後先考えずに行動しているというか・・・。

今回は先達の作例を基に、自分でもEp-Ip曲線とやらを引きつつ、真空管の動作点をどうやって求めるのか考えながら作ってみようと。結局は先達の定数と同じになるでしょうが、その考え方が理解出来たら嬉しいなぁー。

っていうか、それ以前に「壊すなよっ!」と。(^^;

 

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