さすが海の向こうには情報が豊富に溢れている…ような気がします。 いえ、英語が苦手なもんでよく分からないってのが本音ですが。 ユニットも豊富すぎて、どれを選べば良いのやら。 カタログを読んでも音が聴こえる訳でも無いし。 それに一番の難関のネットワーク。 私に設計は無理なのでキットを探した方が無難でしょう。 幸い、各ショップさんでもいろんなキットを扱っているようです。 しかし・・・。 どうも今ひとつ魅力的なキットに出会えません。 ま、気長に探してみましょう。
そうこうしているうちに、キットメーカーを集めたリンク集に当たりました。 上から順番に見ていきます。 うーん、どのメーカーさんも「帯に短し、襷に長し」という印象です。 その中のひとつに「North
Creek Music Systems」がありました。 他のキットメーカーに比べ、やけに力の入ったHPという印象です。 小型ブックシェルフ、MTM,フロアスタンド、と一通りのラインアップは揃っているようです。 このMTMはカッコ好さげです。 流行りの黄色いカーボンユニットに黒の筐体塗装ですか。グッときます。
私の希望するキットとしては、「North Creek
Borealis」が近いようです。 ふんふん、ユニットはScan-Speakが中心のようです。 しかもウーファーはメーカー独自のカスタム仕様ですか。 このオリジナル・ツィーターは、見た目だけで判断すれば、950000の色違いっぽく見えます。 ほう、ネットワークにも力が入っているようです。 他のメーカーさんは、ネットワークの部分が「帯に短し」と思わせるんですが、 こちらのキットは違うようです。 何か「SPの肝はネットワークだぜ!」と言い切っているようです。 いや、英語苦手なんでよく分かりませんが。 ん? 「perfect
pairs」? SPユニットにも真空管と同じくマッチド・ペアなんてあるんでしょうか。初めて知りました。 これはかなりオタ志向の強いメーカーさんらしいです。 キャビネットの設計図もあります。 中の補強もしっかりしているようです。 中の壁に何か塗ると書いているようですが、壁を塗る? うーん…。
さて、予定金額10万円で購入できるキットは…と。 Borealis - North D28 Unlimited Project ...$ 1,069.00
per pair. これですか。ちょっと予算オーバーしますね。 このワン・ランク下は…。 Borealis - North D28 Project ...$ 699.00 per pair. ふむ。十分予算内ですが、これらの違いは…と。 何と、ネットワークだけで倍以上の金額になっているようでね。 さすがSPの肝はネットワークと言い切る(憶測)メーカーさんです。 商品名も「Unlimited」ですし。
どうせ買うなら「いいもの」買っといた方がいいかな、なんて思い始めます。 総合計は幾らになるのか、ちょっと試算してみます。 キットが1069ドルで約12万、送料が4万位でしょうか。諸税が1万として、総額17万円! うーん、高い。はじめての自作スピーカーにしては高すぎる投資額になります。 それでもこちらのサイトを訪れて早や1ヶ月近く。 他のメーカーさんでは「これだ!」と思えるキットには出会えません。 ならばここは意を決し、このキットに命運を託してみるのも一興でしょう。
ポイントはこのネットワークの価格をどう評価するかでしょうか。 699ドルのキットのネットワーク単品価格が約280ドル、1069ドルの方は約650ドル。 倍以上違います。 コンデンサとコイルと抵抗の組合せにこの価格は暴利? なんて思いますが、 そのユニット用にしっかり設計・調整した技術料と思って納得するかどうかでしょう。 第一、私にはネットワークを設計するための計算式がわかりません。 いや、ネットで解説して下さるサイトさんもありますが、理解できるまで時間が掛かりそうです。
ま、私の耳には280ドルのネットワークでも十分に良い音に聴こえるでしょうが、 これから先、そう何度もスピーカーを買ったり作ったりはしないでしょうから、 ここは良い(と思える)ものを買っておきましょうか。
という訳で、意を決して注文です。 大幅な予算超過も、 「舶来品だぜScan-Speakだぜネットワークが違うぜ個人輸入だぜ」 と自分に言い聞かせます。
返信が届きます。 送料225ドル?思ったよりお安い。いや、安いに越したことはありませんが。
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