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              200ドル握り締めて真空管アンプを作る
 

Special Thanks

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「なんだそのタイトルは?彼の高名なるサイト様のパクリか?ええのんか?」
と、お叱りを受けそうですが、これはリスペクト捧げたと云うことでご容赦を。
私の真空管アンプ初号機も、山田様のサイトを拝見しながらお勉強させて頂き、
完成させることが出来た身の上で御座いますので、存分に捧げさせて頂きます。

パッシブラジエーターを物色していただけなのに、何故か「おやこんなものが…
ほうこんなものも… まぁこんなものまで…」と、中華商人様に尻の毛まで毟ら
れそうな勢いでぁゃιぃ商品を提示されるうち「これって中華製パーツだけでも
真空管アンプが作れるんじゃね?」と、当たり前の事実に今更気付いたのがこの
ネタ企画の発端となります。そう気付いたらもう一気に真空管アンプを作りたい
脳が熱暴走し、発注をしていたのでした。うーむ、まんまと毟られてしまった…





 

  早速ですが購入したパーツの内訳です。

  〇6U8-6P3P シングルエンドクラス 6WX2 出力回路ボード            US$ 16.21(球無し)
                                                     送料 US$   7.65
 (6P3Pは米国表記6L6真空管です。6U8は五極三極複合管です)

  〇10w 3.5k出力トランス 帯域幅: 30hz-22khz                             US$ 41.22(二個)
                                                                                     送料 US$ 40.14

  〇真空管パワーアンプ スイッチング電源                                      US$ 41.93
 (250w 300v0.6a 12.6v4a 6.3v4a 遅延オープン回路)

  〇Brzhifibz1706シリーズ アルミニウムケース                              US$ 17.99
                                                                                     送料 US$ 22.01

  〇電磁干渉フィルター 4A                                                      US$   9.70

  〇27型精密チップ抵抗ボリューム 50KA                     US$  4.99
                                                                                     送料 US$  3.64

                                                 合計 US$ 205.48

以上、真空管アンプの主要構成パーツを購入しただけで金額は US$205.48 と、
200ドルを超えました。えっ?200ドルって言ったじゃん?握り締めてって…
「握り締めて」とは言った…言ったが…「ぽっきり」とまでは言っていない。
そのことをどうか諸君らも思い出して頂きたい。つまり…購入者がその気に
なれば、スーパーセールを狙うのも格安品を狙うのも自由だろう…ということ!

「そんなの嫌だ!200ドル超えるなんて…!」という何処かのエレンさんには…
お洒落なアルミケースを諦めて、錆びの浮いた空き缶でも使えば$40も浮きます。

一般のご家庭の神棚を覗けば、6L6や6U8なんて普通に祀っているでしょうから何の
問題も無いとは思いますが、信仰心の欠如により真空管の持ち合わせのない方は、
ネコと和解せよ。今こそ悔い改める刻が訪れたのです。あとUS$25.4を追加して
球付き基板セットをその手に握り締め、共に夜明けを見届けようではありませんか。

まぁ、他にも電源コードやRCA入力端子やスピーカー出力端子やネジ、ヒューズ…
そんな小物パーツも必要ですが、勿論、机の引き出しの奥に転がってますよね?


真空管アンプ筐体として選んだのが こちら です。
フロントパネルの厚さが8mmもあって加工が大変そうですが、あちらのアルミシャーシはどれも皆分厚いんですよね。
業者がNC旋盤とかで加工する前提の商品なんですかね。
出力トランスとして選んだのが こちら です。
値段の割にコアが分厚いので選びました。カバー付きを。
インダクタンスは24Hとのこと。日本製鋼板使用と謳っている様です。あと「中国製銅線は純度が劣る」という説もある様ですが、銅の純度の違いを聴き分ける耳は持ち合わせていないので気にしません。でも一寸心配かもwトランスは銅線巻の技術が特性を左右するそうですが、果たして?それと、トランスは一個売りの物とペア売りのとが有るのですが、これは一個売りなのでギターアンプ用途を想定したものかも。


電源トランス…ならぬ真空管アンプ用スイッチング電源が こちら です。
これを見掛けたのが、今回、真空管アンプを作ろうと思った切っ掛けです。
十数年以上前には、数万円で国内でも販売されていた記憶がありますが、
当時の物と比べてどうなんでしょうね。進化した設計なんでしょうか。

使用するにあたり一番気になるのはスイッチングノイズだと思うんですが、
これは使ってみないと。まぁ素人が使っても分かるかどうか怪しいのですがw


基板を眺めて目に付くのが「NE555」と刻印されたチップ。あの有名なタイマー
ICって奴ですか。これがB+電源の遅延回路なんですかね。あとは「LD7575」…

PWMコントローラー…ですか。しかもHigh-Voltage。D級アンプの要領で
高電圧に昇圧してるんですかね。良く分かりませんが凄いですね(小並感

電解コンは105℃のmicon表記。あとはケースから出して観察してからっすね。

部品を知り回路を知れば百戦危うからずって爺っちゃも言ってたし。




…orz 完成基板だったとは… よもやよもやの卓袱台返し…どうする?俺?
だって16ドルですよ?日本の感覚なら基板と部品の組立キットの価格ですよ?
願わくば、6ドルが部品代で10ドルが姑娘の半田付け手数料であって欲しい…
まぁ、禿親父が煙草吹かしながら半田付けしている可能性もありますが…


気を取り直して、真空管アンプ基板の仕様は こちら です。
一般的な回路ですと、初段に12AX7等を用いた二段増幅回路になると思いますが、
この回路は初段に五極管を用いて増幅率を稼ぎ、次段はカソードフォロワ回路
として高域特性に配慮している様で、きちんと設計された基板かもしれないと
思ったことと、6U8真空管を搭載という理由により決定です。何故か我が家には
十本以上の6U8が死蔵されているからw でもこれ、なんでSRPP回路じゃない
んだろ?あ、出力インピーダンスがより低いからかな?この三極部のμは40
でgmは7.5すか。出力インピーダンスはカソードフォロワで133Ωになると。

どうです?良さげな回路ですよね?ぷらしーぼ効果も高まって参りましたw

部品は抵抗器に2~3W級を用いているのかデカいです。青いのは金属皮膜です
よね。なんでですかね。電解コンは皆ニチコンのスリーブを被ってます。赤い
のはご存知 WIMA なんですが、WIMA Black Box なんていう信じられぬものを
見た後なんで、どうしたもんかなと。まぁ流石ぁゃιぃ九龍城の面目躍如、楽し
ませて頂いてますがW  あと、あちらではアースラインを中央部に集めて一点
アースとする方式が主流なんですかね。他には、HPの回路図上にはない部品が
載っていたり、6U8のヒーター配線は基板にパターンが無いので自分で行うと。


それにしても完成基板かぁ… どうしたもんかなぁ…


電磁干渉フィルタ 4A は こちら です。
こちらを見掛けて、スイッチングノイズにも配慮した方が良いよなぁ、と思ってコイルを物色してたら、結局完成品のが安いという…。こちら や こちら のサイト様を参考に、このフィルタ基板でいいかなと。これでB+電源は対策出来るとして、ヒーターの方は傍熱管だし、大丈夫でしょう?
電解コンは400V品に換装しないと爆発しますね。ってか、フィルムコンも100V耐圧っすか。これも交換必須ですが、
部品交換したら、結局高くついてしまいそうです…orz
27型精密チップ抵抗ボリューム 50KAは こちら です。
一般的な摺動子ではなく、チップ抵抗を切り替えるタイプ。
そんなことより、おわかりいただけただろうか…
二個買ったうちのひとつは、ナットが締まらないんです。
工作精度が悪いのに当たったなぁ、と眺めていたら、ナットの内側にタップ(螺旋)が切られていません!「そういうとこだぞっ!」いや、全然怒ってはいませんが、後学の為に「異議申し立て」をしてみた所、画面が進みません。「そういうとこだぞっ!」大事なことなので二回書きましたww
6U8は所謂お駄球になるのかな?五極管と三極管の二つの
電圧増幅管が一本に収まった複合管で、テレビやラジオ、
無線機などで使われていたそうです。菊池様のサイトを拝見すると、ピン接続が9AEのが互換性が有りそうです。手持ちだと6GH8っすか。6BL8も有りましたが9DC…。frankさんとこで検索すると、シールドがカソードに繋がっているだけの違いの様です。あとは五極部のgmが少し多くて増幅率が高くなり、三極部の内部抵抗が低くなり出力インピーダンスが少し下がる、ですかね。まぁ動作点もズレるだろうし…
こちらが互換球として使えるかもしれない球たちです。
どうしてこんなお駄球がこれほど有るのか。当時はこれで
上條様の「純管球式超三極管接続Ver.1アンプを作るぞー」
とか「超三極管接続Ver.3アンプを作るぞー」とか、妄想を膨らませて喜んでいたんですよね。私はかわいいですね。
他にも、ぺるけ様を参考にSRPP回路に、菊池様を参考にプッシュプルアンプに、他にも作例は見つかると思いますので、各ご家庭の神棚に十本は祀っていて損のない、霊験灼な真空管であるかもしれません。信ずる者は掬われ…救われ…
6L6系真空管は当時も高価だったので、NOS品はPhilips-ECGのみ。あとはロシア球と中華球です。今のご時世なら露球は壁に向かって叩き割り、ウクライナの平和を祈念すべきかもしれませんが、そんなこと記したらおや誰か来たよう

6L6が動作するなら、幾つかのポイントを押さえればEL34KT88、電圧や電流を抑えれば6V66F6辺りも挿し替え可能となりそうですが、それを検討するのはまだ先の話でしょう。その前に完成基板をどうするか考えないと…うーん

これが未完成基板なら、上面に真空管ソケット、下面に部品を取り付けて筐体内に組み込む予定だったのですが、さて。

 A)筐体の上に基板を載っけて完成でいいんじゃね?
   (折角用意したお洒落な筐体の存在意義が…)
 B)部品を取り外し、基板の上下面に組み立て直すか?
   (折角姑娘(禿親父)が作ってくれたのに…)
 C)万能基板や部品を用意し、一から自分で作るのか?
   (いや、まて、折角基板を購入した意味が…)
熟 考 中 ( 05/12 )
   
   
   
   
   
   
   
   
   
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