がん対策情報 4

2008.5.17. 秋田魁新報 工藤進英教授について
   がん治療の世界的権威として知られる昭和大学横浜市北部病院消化器センター長工藤進英教授
  (旧西仙北町出身)が特別顧問を務める「工藤胃腸内科クリニック」を 5月16日、秋田市の秋田キャッスル
  ホテルで、開設した。秋田赤十字病院を退職後、 8年ぶりに郷土に戻った工藤教授の内視鏡治療を受け
  ようと、クリニックに多くの患者が詰め掛けた。三つある検査室を交互に行き来、内視鏡を自在に操り、
  患者の腸内の様子を画像で確認しがら、次々と治療を行った。工藤教授は国内外での治療の合間、
  月数回、クリニックに出向く予定。普段は姪の工藤由比医師が院長として常駐。

 がん難民コーデネーター 藤野邦夫 ブラックセラピー免疫治療法、ホメオパシー治療法
 2009.1.22.テレビ登場

 2009.1.19. 秋田魁新報 「がんワクチン療法」
   東京大学医科学研究所教授中村祐輔は リンパ球ががん細胞の表面にある小さなたんぱく質の突起物   (ペプチド)を目印に攻撃することに注目。患者のがん細胞でのみ活発に働く遺伝子を突き止め、これをもと   にしたペプチドを人工的に作って、患者に注射するペフチドワクチン療法を考案した。
   ワクチンでリンパ球を大量に作ることで免疫機能を高め、大軍でがんを攻撃するがリンパ球は他の健康な
   細胞を攻撃せず、副作用は少ないとされている。
   但しワクチンが使えるには白血球の型(HLA)や遺伝子の種類が合うなど一定の条件がある。
   岩手医大の藤岡知昭教授は 2007年 膀胱がんの患者 6人に 2種類のワクチン注射を週 1回、 5週間
   続けたところ、 4人で、がんが縮小したり、進行が止まったりした。副作用は 1人に発疹が出ただけだった   。山梨大河野浩二准教授は 食道進行がん患者 10人のうち 2人で、がん縮小が確認された。がんが
   小さくなっていく様子を CT写真で説明する。「撮影の角度や順番を間違えているのでは」と疑われた。
   5年以内に医薬品として承認を得たいと。久留米大は先月 「がんワクチン外来」を 今春に設置すると
   発表した。自由診療となるので、治療費は数十万円かかる。そのほか、札幌医大、国立がんセンター
   東病院でも、それぞれ違うタイプのワクチン研究中という。
2009.3.15. 市民公開講座「がん治療の最前線3」場所 秋田市 アルヴにて。
   NPO法人がん患者団体支援機構監事 逸見晴恵先生「夫の遺した思いやり」という講演を聴いた。
   手術する前にセカンドオピニオン、サードオピニオンが重要だという。国立がんセンターであっても重要と
   いう。夫は一人の医師の言うとおり手術を受けて、抗がん剤治療した。
2009.8.22. 「肝がんのラジオ波治療」 北羽 
   東京大学医学部付属病院消化器内科・椎名秀一朗講師の説明、あまり進行していない肝がんは一般的   に外科手術とラジオ波治療がある。ラジオ波治療は直径1.5mmほどの針をがん組織まで挿入し、AMラジオ
   に用いられるのと同じ周波数の電磁波を流して 約100度の熱を発生させ、がんを焼いてしまう方法だ。
   一回に直径 3cmの範囲を焼き切ることができ、がんがその範囲にすべて含まれていれば確実に消失。
   大きながんは全体を焼き切るには電極を数箇所入れ分ける。治療時間はがんの大きさや数によって
   異なり、20分から 3時間、平均で 1時間弱だ。この治療法のメリットは局所麻酔で済み、傷の大きさも
   2,3mmと小さいこと。体への負担が極めいて少ない。肝がんは どのような治療でも 5年以内に 7,8割が
   再発する特徴がある。ラジオ波治療は再発にも繰り返し行える。通常がんが直径 3cm以内でかつ 3個
   以内で、肝機能があまり悪くない場合だ。5年生存率は 73%で、手術より良い。
   また、大腸がんや胃がんなどの肝転移は従来は手術か抗がん剤治療しかなかったが最近ではラジオ波   治療が行われ、良好な成績だ。そして 004年 4月から健康保険が適用され、実施医療機関も増えている。
   東京大学医学部付属病院の所在地 113-8655 東京都文京区本郷 7-3-1 電話03-3815-5411
2010.12.7. 「中性子ビーム照射治療」 魁
   炉心から約 2m位の位置に患者が横たわるベットが備え付けられている。発生した中性子をビーム化させ
   がん細胞をピンポイントで攻撃する臨床試験は 1999年から 100件以上実施。がん細胞に集まりやすい
   ホウ素化合物を点滴し、患部周辺に中性子ビームを照射すると、ホウ素が核分裂し、α線とリチュウム
   粒子を発生。がん細胞を攻撃する仕組み。脳の表面腫瘍、悪性黒色腫、肺腫瘍への臨床み開始。

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