緩和ケアモデルづくり

 厚生労働省の研究班は 2008年度から全国4地域(1.山形県鶴岡市、三川町 2.千葉県柏市、我孫子市、流山市 3.浜松市 4.長崎市 )で、モデルづくりを研究する。
 研究班リーダーは 東海大教授(腫瘍内科)江口研二で、「日本に合った緩和ケアのモデルをつくりたい」と話す。研究班が独自に開発した緩和ケアのプログラムを使い、各地域の医師、看護師への教育や支援を実施、患者への説明の仕方や痛みの治療、退院支援の方法を標準化するほか、無料相談窓口の設置やパンフレットを通じ患者や家族に緩和ケアの
情報を提供する。三年後各地域のがん患者の苦痛がどれだけ減っているか、緩和ケアを受けた患者が増えたかなど評価
、モデルづくりに役立てる。

 緩和ケアの定義
            WHO(世界保健機構)は「生命を脅かす疾患による問題に直面している患者に対し、痛みや心理社会             的問題などさまざまな問題の予防や対処を通じて生活の質を改善するための手法」と定義している。


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