「家庭教育通信・相談」

山本町教育委員会

教育相談員 土田永助氏

家庭教育通信【第1回 家庭教育通信について】

平成10128

家庭教育通信は10年前より町内の02歳の乳幼児を持つ家庭を対象に通信をしている。主に家庭での子育て方法や,発達段階に応じた知識,基本的生活習慣に関した情報などを提供してきた。こうした取り組みを通して,お母さんから自分の子供の発育に関する相談があったりした。各月に学習課題を設定して通信を継続した。特に「しつけ」や「ことば」「あそび」「社会性」などといった内容が中心であった。


【第2回 家庭教育相談について】

平成10226

家庭教育相談員は小畑知事が昭和56年より秋田県で制度化させたものである。教員のOBに委嘱された。この間,柴田静寛先生の秋田県自閉症治療教育研究会で自閉症の研究会に関わったり,養護学校や病院,施設などに関係するようになった。最近はいじめや不登校が多くなった。

家庭教育通信で子供の親にモニターになってもらい返事をいただくようにしている。言葉が進まないというケースや,しつけの問題,障害児が生まれたときの地域社会の偏見などさまざまな問題が相談される。

問題解決のため家庭訪問をして自分なりにアドバイスしたり,家庭内での調整をしたりする。しかし,その多くは専門機関への紹介や橋渡し的な役割が多い。特に(1)言葉の遅れ (2)排泄の自立 (3)指しゃぶり等の行動などが多い。 

このような会を通じて,今後も関係者とのつながりを大切にして教育相談を続けていきたい。


「水仙の花」によせて 亡き息子を想う・・・土田永助