最終更新 2006/1/12

勝田香月作詞・杉山長谷夫作曲 『出船』のメロディーはこちら

ここにも出船のメロディーがあります。

沼津市の勝田香月記念碑はこちら

 「出船」の歌碑 “今宵出船かおなごりおしや”で始まる「出船」の歌は勝田香月の作詞である。勝田は静岡県沼津市の人だが、なぜその歌碑が能代にあるのだろうか。
 勝田香月は大正7年の冬、石川啄木の碑を北上河畔に訪ね、北海道小樽から秋田へ廻り、大館から十和田湖へ行く途中、大滝温泉の宿で作った。彼は「出船の思い出から」という文章の中で次のように書いている。

  今では世界的名曲となったこの「出船」の作詩は小樽と能代でヒントを得、大滝温泉でまとめた。能代の港では一日歩き回って構想を練った。日本海の暗い波間に粉雪のちらつく日だった。
<場所>能代火力発電所の北方、はまなす画廊の近くに小さな展望台がある。そのすぐ下に建っている。
<建立年月>昭和57年5月

能代港の歌碑はこの展望台の右側 碑文には風景が写りやすい