HOME


PDFファイル(要 Acrobat Reader)は こちら



心の中から出る言葉をそのまま出して

2006/06/30(金)


能代市議会6月定例会最終日・私の失敗。


一年間の財政運営の大枠を定めた文書があって、

正しくは「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」を、「骨太の方針」と、普段は通称で呼んでいる。

役人の代わりに首相主導で決まるらしいのだが、これには自民党内の反発も強く、

例の「抵抗勢力」との激しい対立もあって、なかなか進まない。


そもそも、最大の焦点は813兆円(?)もの借金を抱える財政をどう立て直すかだったと思うが、

公共事業を「縮減する」という議論があっても自民党内の抵抗勢力にあって

「一層の効率化」と弱い表現になったりする。


私は、道路特定財源を一般財源化するのは反対、消費税増税について反対だ。

つまりは、こういう論議があっても自民党内での抵抗と、

私のような国民の反発を恐れて強行突破を断念するということになる。

私としては強行突破をされては困るところも多々あるんだけれど、

これでは、ちっとも主導権を握っているカリスマ小泉リーダーを「骨太」だとはいえない。

そこで私は、「骨太の方針」を「骨のない空っぽの方針」と、揶揄していた。


つい私は、心の中から出る言葉をそのまま出してしまう。


今日の本会議での出来事。

住民の暮らしを守り、公共サービス拡充を求める陳情の趣旨に対する意見の中で

「…歴史的事実を歪曲して小泉内閣の『骨太の方針』と同列視するもので…」と、報告書を読み上げているうちに、

ホネブトをカラブトといってしまった。

「ホネブト、ホネブト」と議長の声がきて、あわてて言い直した。


懇親会席で同僚議員から「字、読めねったが?」とからかわれた。

心の中から出る言葉をそのまま出して失敗しました。



見透かされた危うい出来レース

2006/06/29(木)


ミサイル発射をちらつかせ、涙の再開に潜む意図はなんだろうか。


「めぐみは、不幸にも94年に死亡した。これがすべてだ」。

「自分は拉致されたのではない。北の船に助けられた」と、

横田めぐみさんの夫とされる韓国から北朝鮮に連れ去られた金英男氏の記者会見。

その横に座っている母親が何か怪訝そうに息子の横顔を見つめて「そらぁ、いかにも嘘だろう」と言いたげにしている。


28年ぶりに母親と対面して、涙に暮れる年老いた母とは対照的に、

涙の一滴も流せないとてもつらい人生だったに違いない。

つくられた会見は予想通りとは言え、「怒り煮えたぎる」と、唇をかみしめる横田さん夫婦。

悲しさに胸が痛む。


平成4年〜5年頃だった。

現スポーツ施設アリナス周辺の砂採取場の後のくぼ地に

残土やらコンクリート欠片の産業廃棄物の不法投棄があるとの情報で、

何度か浜小屋のあるところまで現場を監視した頃がある。

浜小屋のまわりに散乱して捨てられていたたばこの吸殻に韓国語なのか、それをハングル語というのか、

日本のたばこの吸殻でなかったことだけは友人と確認したことがあった。

不法投棄の現場写真はたくさん記録に残っているが、たばこ吸殻を写真に撮っていなかった。

きっと何かのお役に立てていたかもしれないと思うと、いまさら悔やまれる。



10月頃には処分場から爆弾が直撃する…

2006/06/28(水)


県、市の重要課題となっている能代産業廃棄物処理センターが残した負の遺産を、

ただ、ひたすら粛々と片付けていくことが私に課せられた仕事である。


「やっとここまで来ましたね」と、電話をもらう。

これからの展開を聞いてくる人もいる。

こちらも「プラン」を持ってやっているが、そのすべての手の内を、いま明かすことは出来ない。

その段階ごとに、一つひとつ住民側と相談しているから、私たち住民の狙い通り「事」は着々と進んでいることは確かだ。


市長選をあきらめた元県議会議員能登氏が来年春の県議選に出馬するという話題は少しずつ、耳に入ってくる。

市長選は身内の不祥事で出馬を断念した人が、どうして県議選ならいいのですかと、

聞かれても私には答えようがない。


はやくて10月には、重機による処分場の掘り起しがはじまる予定である。

そのとき「爆弾」は能代産業廃棄物処理センター影の経営者といわれた能登氏を直撃することになるだろうが、

しかし能登氏のことだ微動だにしないだろう。

それだけ、みんなのためにではなく自己顕示のために「議員」が唯一のステータスだと思っているだけの人だから。



処分場の実態が次第に分かってきました

2006/06/27(火)


能代産業廃棄物処理センターの環境対策に取り組む秋田県は、

今日、地元住民らに対し22日から始まっているボーリング調査の現場を公開した。


NO.1処分場内の一ヵ所目から採取したサンプルの11.5メートルから下へ90センチのところに空洞部分があり、

12メートルから12.4メートルの間にはシンナーのにおいがする固形物が土砂に混じっている。

それらをはさむようにして11.5メートルから12.4メートルにドラム缶の蓋と、底を思わせるような金属片がある。


おそらく埋められた中身の入ったドラム缶から、液状物が外へ流出したところは「空洞」になったか、

あるいは現在も液状物になって残りボーリングのコアに引き揚げられなかったのか。

ドラム缶の底に残って悪臭のする土砂は、液状となって流出しない物が固まっているのではないか。

そして、地山の底13.5メートルまでには、遮水シートらしきものはない。


重機試掘調査の前段として行われているボーリング調査で、いよいよ不適切な処分があったことが見えてきた。


続いて2ヵ所目のボーリング機械が入った。

この場所は、重機でドラム缶を押し倒して埋め立てし、元沢の傾斜面で低い土地を小高くし、

ドラム缶のストックヤードと場内搬入路を造成している。ドラム缶のストックヤードとは名前は良いが、

コンクリートの敷設はやばい廃棄物を、掘らせないための「蓋」になっている。

おそらく、がつーんとユンボを一振り落とせば「化け物」が出てくる可能性は十分にある。


NO.1処分場B−W1から採取したサンプル  NO.1処分場B−W2のボーリング開始



「子供にとって安全なはずの人がいちばん危険だった」

2006/06/26(月)


今日のニュースは、藤里町で起きたあの事件の報道でいっぱいだ。

昨日25日再逮捕された子供をあやめた犯人は、なんとも児童の保護者だったからである。

昨日、テレビで記者会見している教育関係者が「子供にとって安全なはずの人がいちばん危険だった」と、

子供の安全確保の難しさにその苦悩をにじませていた。

これから事件は、水死した彩華ちゃんの謎に向かうのだろうか。


関西では、男子学生が生き埋めで殺害され、火災で残忍、悲惨な事件が続発している。


奈良市で起きた小学校一年の女児誘拐、殺害の事件で

その犯人は「人格、社会が生み出した場当たり的行為である」と、死刑の回避を求めている。

みんな、勝手なことばかり言いやるなと思いながら山本町へ行く。

お天気がいい。こんなのどかな農村に、いつ、また、事件が起こらないとも限らない…



「ふるさと」の音読に思いを寄せる

2006/06/25(日)


♪朝風そよぐ 大沼の 水のひかりも ひろびろと

ゆたかな みのりの ひろがるところ

郷土の栄えをうけついで 

ともになかよく われらは学ぶ

楽しい 浅内小学校♪


母校である浅内小学校校舎竣工・創立130周年記念に出席した。

お祝いの言葉で全校児童による「ふるさと」が音読で呼びかけた。



ふるさと それは わたしが帰るところ

大きくなってふり返ったとき

ここにうまれてよかった ここに住んでいてよかった

そう、思えるところ


「浅内小学校校舎改築期成同盟会」が、設立したのは平成5年5月。

同じ時に住民監査請求から提訴へと、能代産業廃棄物処理センターの公害問題は新たな展開に入って行った。

当時の学校関係者、地元市議会議員は、

子や孫に引き継ぐ大切な財産を守るべき立場にある人たちだが、違っていた。

私たち提訴組みは校舎改築運動の取り組みが阻害されると批判の的となった。

そうすることによって、悪質業者の影の経営者・能登祐一現職県議会議員(当時)の「渇」は、

県も市も住民にも「物を言わせない」産廃問題の沈着を図ろうとしたのだ。


長い戦いになろうとも事実や真実はその政治的圧力に負ける気はしなかったから今日があると…。

わたしは、未来の子供たちから預かった貴重な財産を守るために、

孤軍奮闘の日々を思いだしながら、「ふるさと」の音読を聞いていた。


ところで、今日のお祝いの式典の中でちょっとばかり気になったことがある。


感謝状を受け取った野呂田芳成衆議院議員が、急遽、壇上の前に進み出て、

「わだしに感謝状をくれるより、今野清孝市議会議員にこそ感謝状をあげるべきではなかったか」と、

マイクを掴んで、大勢の児童のいる会場で呼びかけた。

祝いの席にふさわしくない、おごりすぎた政治屋のぼやきの一言とその行動に、

一瞬、「何?」子供たちはぽか〜んとしていた。


心豊かでたくましく、意欲的に活動できる子供の育成をめざして


新しくなった教室(パンフレットから)



なめくぢさんのおめめはどこにあるかなぁ

2006/06/24(土)


眠い目をこすりながら生中継にかじりついて熱戦するサッカー日本代表のW杯をみた。

負けていなかった中田英寿選手が流す涙を隠すようにグランドに寝転んで動かない。

世界の頂点を極めるには、あまりにも力の差が大きかったのだろうか。


昨日、今日お天気がいい。

私の小さい家族とちょっとばかり外へでる。葉っぱ裏に「なめくぢ」がついている。

ジーと見つめる孫が「めめ」と指差して言ったような‥。

なめくぢさんのおめめはどこにあるかなぁ

カタツムリさんなら「つの」があるし‥思わずわたしもなめくぢさんの眼をさがした。


なめくぢの眼が何処にあるのかよく分からない。きょう、私の誕生日に孫から教えられて初めて気がついた。



ほったらかし

2006/06/23(金)


各常任委員会を開催して昨日付託された議案、陳情・請願を審査した。


能代産業廃棄物処理センターの処理水受け入れに絡む特別交付税措置の見落としについて、


11年、12年、13年度は1200万円、14年度1000万円、

それに20日に確認されている

平成15年度1200万円、16年度1500万円、17年度1500万円、総額8800万円であった。


能代産業廃棄物処理センターの処理水受け入れに伴う、

下水道使用料の免除は平成17年度までの累計で1億8756万円と聞いている。

交付税措置はその半分にも満たないが、


財政支援要望をしていながら、それは出しっぱなしでその結果もほったらかしだった。


旧市議会では使用料免除について再三問題になっている。

能代産廃汚水滲出にかかわる浅内財産区有地・蒲の沢の杜撰な管理、

立木の無断伐採といい何もかも場当たりの答弁ではぐらしてきた。

そして誰一人として責任を取らない。



舞台「煙が目にしみる」


常任委員会が終わって、二ツ井町の展楽座が公演する、火葬場を舞台にした「煙が目にしみる」を鑑賞する。


斎場の待合室。死人にくちなしとはよく言うが、

火葬場であの世に立とうと死の終焉を迎える二人の男を軸にして、生前のことを語り合ったり、

残された家族の交流、心境などを、ユーモラスに繰り広げる人間ドラマの舞台だった。


わたしも死んだためしがないので、棺おけの中から外を見られたら‥、

ちょっとばかり自分が死んだ後はどうなるんだろうかと、想像してみた。

でも、「死んじゃったら何もわかんないから、生きているうちに香典を頂戴」と、よく笑い話にする。


今日の舞台、悲しんで良いか、喜んで良いのか。でも、笑ったり、ドキどきとしたり‥。



能代産廃・処分場のボーリング調査へ

2006/06/22(木)


昨年夏、処分場調査として昭和55年営業初期の処分場NO.1、NO.2の非破壊調査の結果、

処分場の地中からベンゼンなどVOC (揮発性有機化合物)の検出状況や、

電気抵抗などから中身の入ったドラム缶が埋設されている可能性が高い5エリア5カ所で、

今日から第2段階のボーリング調査に入った。


「埋め立ててはならない他の廃棄物と性状が異なる廃棄物」が、

ボーリングのコア約6.5に引き揚げられればいいのだが…。

ドラム缶が腐食しすでに中身が外に流出し、ドラム缶は押し潰されて空気状態かもしれない。


しかし、処分場底部には遮水シートが敷設されていないことが判明していることから、

ボーリングにより地中にドラム缶の内容物が流出した場合のことも想定してバリア井戸を4箇所設置し、

汚染拡散防止対策を実施している。


27日には、一地点の終了したボーリング調査の現場で住民現地説明会を行う。



二ツ井地区大沢ごみ処理場は段階を踏んで閉鎖・廃止へ

2006/06/21(水)


一年で最も昼が長い今日は夏至。

ただし、梅雨に入ったこの時期は曇り空が多く、日照時間が長い日とは限らない。


一般質問も三日目の最終日となると、さすが、質問事項も重なって大変だ。

藤里町で発生した事件から、私と菊池議員は子供の安全確保を取り上げて、

登下校時の見守り、送迎する保護者負担の軽減策、放課後対策などを質問した。


また、二ツ井地区の一般廃棄物最終処分場・大沢ごみ処理場のあり方について、

ダイオキシンなどが検出されている処分基準違反の恐れが強い最終処分場は使用をやめて、

法に適合した処分場に廃棄物を搬入、処分するなど改善する必要があると質問した。

これに対して市長は、同処理場は処分基準違反の恐れが強いものとして

旧厚生省から不適正処分場との指摘を受けていることから早期閉鎖・廃止を目指す方針を明らかにした。


私が心配している二ツ井町が使っていた処分場は他にもある。段階を踏んで改善策を求めて行こうと思う。



産廃問題に緊張感がない証拠

2006/06/20(火)


一般質問の二日目。

冒頭に斎藤市長は発言を求めて、

10年12月に破産した能代産業廃棄物処理センターの場内処理水を市の下水道で受け入れ、

使用料の免除している問題で、能代市が特別交付税で国から財政支援を受けていたことを明らかにした。


今現在確認されている額は、わたしのメモが間違ってなければ

平成15年度1200万円、16年度1500万円、17年度1500万円である。

メモに夢中で報告の聞き漏らしだったかもしれないが、14年度以前はどうなっているのだろうか?


破産した業者に代って県が環境保全対策にあたってきた

平成10年12月から市が下水道に場内処理水を受け入れ、その使用料を免除してきた。


私は、下水道事業は市民の健康や安全、公害を防止するための措置として、

そこに住む下水道使用者から受益者負担金あるいは使用料を

賦課徴収して賄なわなければならない事業会計である。

その独立した会計の不足分を一般会計(税金)からの繰り出し金で成り立っていることから、

目的別の能代産業廃棄物処理センターからの処理水の受け入れ使用料を減免することは、

同じく公害防止のために負担している市民との公平、公正の均衡にかけているとの理由で、

使用者負担の原則に基づき県から使用料を徴収し、処理に掛かる経費に当てるべきと主張、

一貫して処理水の使用料減免、市の財政負担について予算、決算を認めなかった。


ところが、市は処理水の受け入れ当初から、処理水関係費として特別交付税を要望していたというではないか。

それじゃいままでの議論も答弁も何だったのか!

下水道使用料の満額ではなかったとしてもその誠意の一かけらでも垣間見ることが出来ていたら、

ましてや財政支援要望していた交付税が入っていることが分かっていたら

下水道特別会計の予算、決算は反対しなかった。


産廃問題にまったく以って緊張感がない証拠だと私は見た。



揺れる住吉町住宅

2006/06/19(月)


斉藤新市長の行政報告の中で気掛かりなのが、ひとつあった。


住吉町住宅の建て替えについて薩摩議員がトップバッターで質問した。

トップが代われば伴って政策も変わることは当然あるのだが、

建築後50年を経過し、老朽化が激しい住吉町住宅の建て替えは、市の懸案事項となっていた。


旧市で前豊沢市長は住吉町住宅(108戸)を

現在地に100戸程度、中心市街地エリアに50戸を建て替える方針であった。

しかし、今議会の行政報告で斉藤新市長は方針を変更し、

今日また、薩摩議員の一般質問で、現在地に150戸、現在の敷地面積内に耐火構造に改める方向性を示した。

二ツ井町との合併で住宅ストック計画の見直しも必要になるのではないかということを考えれば

事業の開始はいますぐの早い時期ではないだろう。


「箱物」は業界が生き延びるためのパイの奪い合いでかなり厳しいが、

忘れる暇なく住吉町住宅(108戸)は、傷口に塩塗る如くまた揺れる。


基本は、老朽化が激しい住吉住宅はそこに住む住民が安全で安心して住める環境を整備しなければならない。

公共の事業がその政治にもてあそばれる事の無いよう、しっかり監視していきたい。



何やってるのよ! あなたたちはその道のプロでしょうが


帰りしな、総務部長に呼び止められた。

「いままで気がつかなかった。実はぁ、能代産廃処理センターの処理水の受け入れで、

処理手数料の一部が国の特別交付金で能代市に入っておりまして… 

明日、一般質問開始前の冒頭で市長から報告させてもらいたい…申し訳ありません。」


何やってるのよ! あなたたちはその道のプロでしょうが。明日の市長報告に期待してお休みなさい。



段取りも悪いが…

2006/06/18(日)


きっちり升目に入れた一般質問の原稿を作ろう!と、意を決したまではよかったが、

所詮私の性格は升目にかなっていないところが顕著に現れてしまう。

段取りも悪いがなかなか一般質問の原稿は升目をうめることが出来ないまま、きょうの一日が終わった。


人はできる範囲でしか出来ない。自覚している。



電話相談

2006/06/17(土)


「実家のことは、なんでも長姉に依存してきた。

それが家族関係も上手くいっていたが、何となく今となっては長姉に実権を握られ、

それが引け目になって、長姉の存在が疎ましく‥、何もカも仕切られるのが気にいらん。

家も土地もいらないと言ったのに、長姉がし切って自分が相続したが、

自分に何かあったら家も土地も長姉に乗っ取られてしまいそうで毎日眠れません。

一体どうしたらよいのでしょうか。」


何だかなあ と、思う。

相談者に言ってしまった。

「あなたは、『一人でもきちっと生きる』という考えのない限り、

長姉を邪険にしながら逆にいつまでもそうして長姉を頼って生きているんだと思うわ」


周りを見たら、もっと頑張って生きている人がいるのに、

ゆっくり、自分のことを考えてみると良いんじゃないかしら


? 気がついたら「長姉」のところを「妹」に置き換えると、わたしと似た境遇にある相談ではないか。

ついついわたしの信兄の顔を思い出して‥。相談者にきつい言葉だったかな?

誠に申し訳ない。


自立している者は、決して人の財産まで欲しいとは思わない。

くれぐれも、けんか腰にならないようにして、よく話し合うことが大切ではないか。

という、わたしも信兄と上手く話し合いが出来ないでいる。



かみあわない市長答弁と再質問おもいだしてます

2006/06/16(金)


一般質問の通告は一人減って15人。信太氏が降りたようだ。


19日から21日の3日間、一日5人ずつ登壇して市長の政治姿勢や市の考え方をただす事になる。


私は、通告に従って職員が準備した答弁を市長から聞くより、

その市長の第一答弁を聞いた後の再質問で市長の考え方を求める質問形式、やり方だ。

再質問は特に原稿なしだから時には多くをしゃべりすぎて失敗することもあるが、

なまの声でお互いが論戦し合うところに本心が見えてくる。


あるときのこんな古い話を思い出した。

中田満市議会議員の故宮腰市長に対する一般質問で、市長答弁と再質問がまったくかみ合わないときがあった。

中田氏の柳町の事務所で一般質問の原稿を引き受けたH氏と、Y氏ふたりのゴーストライターが、

市長答弁は「おそらくこうだろう」と、早読み込みで準備した再質問を、

中田満市議会議員はそのまま読み上げたからだった。

ゴーストライターH氏の隣に座ってその一部始終を見ていた私は、

まさか、議員ともあろう人が本会議でこんなことを! と、驚いた頃を思い出している。


そうだ!思い出してばかりでは駄目だ。きっちり升目に入れた一般質問の原稿を作ろう!



通告

2006/06/15(木)


8日の議会運営委員会で一般質問には16人が登壇する予定と聞いている。


おそらく質問の要旨は議員間で重複する項目もあるだろうが、

市長行政報告を受けた後の質問者数は質問の要旨も含めて今日の段階ではわからない。


とりあえず私は、正午までの時間を厳守して質問要旨を通告し、ヒアリングを終えた。

私が「訊いていること」にだけ応えてくれればいい。


夕方からポツリポツリ…雨が降ってきた。どうやら梅雨入りか。



「?啄同時」の市政運営

2006/06/14(水)


初夏の青空が広がり、陽気に梅雨の入りを気配させる。

まぶしい陽を浴びながら新能代市議会は6月定例議会を開催し、市議会議員はその記念写真を撮った。


今日、斎藤市長は6月定例議会に臨む初の行政報告の中で、

仏教の教えにある「口卒啄同時(そったくどうじ)」の市政運営に努めると語った。


「『口卒(口辺に卒です)』とは、卵が孵化してヒナがかえる時、中からコツコツと殻をつついて、

もう十分に育ったことを外の親鳥に知らせることであり、

間髪をいれずに親鳥が外からくちばしで殻を割ってやるのが『啄』であります。

この『口卒』と『啄』が同時でなければヒナは生まれません。

そのタイミングが少しでも狂えば、生命の誕生は得られないという意味だそうです。」


ふ〜ん、なるほど。

その昔、私の家で飼育していた鶏とひよこの情景を思い出した。

親と子の関係をつかって役所のトップと職員、住民がうまく調和して協働するための

グッドタイミングにチャンスを逃がさずに市政運営に努めるということのようだ。


神社にある狛犬を思い出した。

「あ・うん(阿吽)の呼吸」とは、どう違うのだろう。

元市長宮腰洋逸氏も在職中は何かと四字熟語がお好きの方だった。


市長の行政報告のそんなこんなを考えながら明日正午までに通告しなければならない一般質問を考えている。

あれやこれやと頭の中がぐるぐるに回っている。



巨大株主総会


今、テレビニュースにライブドアの臨時株主総会が、

千葉県の「幕張メッセ」で開催されている画面が映し出されている。


一般質問で頭抱え込んでいる最中のことだから、

はっきりとは聞き取れなかったが集まった株主の数から過去最高の総会とか?

上場廃止で損失を抱えた株主が多かったのではないだろうか。



特別職・人材不足からのタナボタ?

2006/06/13(火)


昨日12日、斎藤市長は助役に県職武田氏、識見監査委員に旧市の元職布川氏を候補にして

各会派に人事案を内示してきた。


来年4月から施行される改正自治法が成立、

収入役制度が廃止され会計管理者(一般職)を配置することになったことから、

収入役は置かず助役が事務を兼掌する。


一方、識見監査委員候補の布川氏は、能代産廃問題を契機に平成4年から私たちの運動と深いかかわりを持ち、

「君は能代産廃の職員か」と、住民にいわれるほど業者寄りになって問題をこじらせた張本人。

人事案件に反対したことのない私だが、

腸が煮えくり返るほどの苦しい思いをさせられた住民の気持ちを考えれば、

明日14日の初日の提案に識見監査委員候補者だけは同意するわけにはいかない。


生活環境部長、総務部長時代の議場でのぐったりと居眠りをするあの当時の仕事振りを思い起こすと…、

「行政経験が豊富で財政にも精通した人」に適任しているかどうか…疑問に思うのである。


ちなみに、常勤の識見監査委員の給与は58万4千円。



意のままに


能代市議会代表者会議で議会推薦の監査委員はお噂のとおり松谷福三氏(創風会)に、

農業委員は穴山和雄氏と今野清孝氏に候補を一致した。

松谷氏は議長選協力の恩恵を受けて、今野氏は人事をめぐるコンクラーベで勝ち取った。



あの信念は何処へ…市民が知らない「格差」

2006/06/12(月)


8市町村がそれぞれに合併して、新・能代市、三種町、八峰町、藤里町の4市町構成となって初めて、

能代山本広域市町村圏組合(代表理事・斉藤能代市長)の臨時議会を開催した。


議員定数16は、能代市7、三種町4、八峰町3、藤里町2である。


今日は、議長に藤原能代市議会議長を選出した後、4件の提出議案を審議、可決・承認した。


一般会計補正予算中に中央衛生処理場の油分対策装置設置工事費9500万円、

浄化槽調整槽清掃委託料544万9千円が計上されていることから、これに関連した事務局の説明は、こうだ。


「油分対策装置を設置して、増加傾向にある浄化槽汚泥の生物処理を行う前に油分を除去する。

この装置・造粒濃縮装置を新設することにより、旧施設に取り残されたままのし尿汚泥の一部も自前で処理する。

古いし尿・汚泥は1日約5キロリットルずつ処理し、足掛け3年ほどかかる。

古いし尿・汚泥の処理終了後には老朽化が著しい旧施設の解体を進める」との考え方に理解を求めた。


15、16年度の年次計画で旧施設の解体は進んでいたが、

急遽平成17年2月、豊沢市長(当時)は、

これまでの方針を転換して17年度の旧施設の解体計画を中断した18年度事業の再開である。


今日の広域議会には、畠山一男議員が当時の豊沢市長与党連合を代表し、広域議会議員として出席している。

今年の春の選挙で畠山一男氏は、

一年前のし尿汚泥問題である豊沢市長の置き土産・循環型社会形成事業費5,236,000円の名目で

汚泥等活用調査委託費2,310,000円を計上し、旧能代市議会が認めなかった事業を

「汚泥等活用調査」として公約に上げている。

今回、広域議会が旧施設のし尿処理、解体等に事業再開に要する予算計上は、

当然、「反対」の姿勢を貫くだろう‥。かくかくしかじかの信念をしっかり持って、

中央衛生処理場の油分対策装置設置工事費9500万円の審議に臨んでもらいたかった。


ところが、私の隣に座っている畠山議員はたくさんの用意してきた質疑事項を、

めくりながらいじりながら‥それでいて一言の質疑もなく、討論もなく‥。

すべて提案どおり認めた。

公約は何処へ吹っ飛んだのか。

それとも多数決で決まった以上はそれを認めなければならなかったのだろうか。

と、プラス思考で評価している。


言っている事、やっている事に矛盾している議員の格差を市民は知らない。


いよいよ、旧衛生処理場は解体再開する



100円タッパーに入った「ばばへらアイス」

2006/06/11(日)


 「こんにちは わだし ○町のばばヘラアイスだども わがるっすべ!

4月の選挙で原田さんさ、大館の仲間を通して10票まどめだんのだ。

(子供の小さい靴があるのを見ながら) これ、1000円だども、うめぇよ!

一つどんだがい たべでみねしか」そう言いながら、

玄関にどかっと座ってしまったおばさんの腰は、なかなか上がりそうもない(帰りそうもない)。

負けてとうとう買ってしまった。


スプーンで、ゴリゴリ削ってガラスの器に盛っているうちに溶けてしまう。

100円ショップのタッパーに入った「ばばへらアイス」は「ばばへらアイス」ではない!



偽モノはバレる

2006/06/10(土)


「似ているね酷似してるね同じだね」と、ここだけを書けば大問題である。

なぜなら、朝日新聞の朝日川柳に掲載されている茅ヶ崎市・吉田哲弥さんの作品だから。


パッチワーク・キルトの創作の世界にも著作権を侵害して受賞を取り消されたと言う話はたびたび聞くことはあるし、

展示場でも「あれ、これは他の人の作品で見たことあるな?」とおもわれる作品に会うことがある。

制作上、元の作品があったとしたら、「誰々の作品を参考にしている」とか、

「レプリカで再現している」とか事前に明示したらいいのにと、少し残念に思うことがある。


私がはじめてパッチワーク・キルトの創作に興味を持ったのは昭和39年。

以来、ズーと「これだけは!」と守り続けていることがある。「他人の作品をコピーしない」ことで、

あくまでも独創性にこだわって、展示会ごとに多くの作品を発表してきた。


指導者としてこれからも自戒に努めたい。


ところで、ことは美術の世界はもっと厳しいものだと認識している。


6月5日だったと思うが、芸術選奨文部科学大臣賞の選考審査会(芸術部門)は、

「盗作と見られてもやむを得ず」として、

イタリア人画家・アルベルト・スギ氏の絵に酷似している洋画家の和田義彦氏に対し、

同賞の撤回、取り消しをした。

その後、損保ジャパン美術財団も同氏の東郷青児美術鑑大賞を取り消した。


なぜ、こんなことが起きたのだろうか、どうしてもっと早くわからなかったのだろうか。

文化庁が調べたら構図・色彩‥23点が基本的な点で一致しているそっくりだという。


わたしが思うに、告発する投書があって、疑惑の存在を事前に知ることが可能だったことを考えれば、

芸術選奨文部科学大臣賞の選考審査会のあり方に、

調査に時間をかけて審査すべき点を含めて見直す必要があるのではないだろうか。



張り裂ける心が殺害になる?

2006/06/09(金)


「切なくて、苦しくて、張り裂けそうな気持ちになった」 ? おかしくないか。


娘を亡くした気の毒な母親が、元気な他の子供に嫉妬して、それだけで殺人行為が行われるものだろうか。

わたしだったら、愛おしさのあまり、ほおずりをしてぎゅーと強く抱きかかえるだろうな。


畠山容疑者は、そのつど供述を変化させている。

「気の毒いっぱい」の母親が感情的に混乱して、

衝動的になって殺人に及んだことを印象付けようとしているのではないか。


それにしても、娘の死因と何らかの関係があるのではないかとの疑いをもたれて

連日の過熱報道があるこの今に、なぜ、弁護団は、記者会見をしているんだろう?

弁護団の記者会見の意図がわからない。

記者会見は重要な部分で十分に説明できるようになってからでも遅くはないのに‥。


オオアマナ     ヒレハリソウ(コンフリー)  コバノタツナミ



し尿汚泥問題の仕切り直し

2006/06/08(木)


今朝の地元紙を読むと、能代山本広域市町村圏組合は、旧衛生処理場の解体再開とある。

つまりは、解体事業再開は、1年前の6月議会で旧能代市長豊沢氏が示した

「汚泥利活用・処理方策の調査」は、断念したことになる。

そういえば、柳町1-1にある中田市議が関連する事務所入り口ドアーから「あの看板」が消えていた。

なあんだ! そうなんだ!  やっぱりね!


これでようやく、現在ある処理施設に造粒濃縮装置を新設し油分対策が整えば、

処理しきれずに約3800立方メートルのし尿・汚泥を溜め込んでしまった旧施設は、

解体にいたるところにたどり着く。

先ずは、よかった。


2005/6/17(金)のこのコーナーでも書きとめてあるが、昨年の6月議会の騒動を思い出した。


平成11年4月から稼動している現在の中央衛生処理場は高負荷脱窒素処理方式である。

そのため、合併処理槽の増加などに伴い

汚泥に含まれる油分が生物処理(BOD)を阻害する原因となって安定処理が出来なかったことから、

油分対策が課題となっていた。


処理しきれずに約3800立方メートルのし尿・汚泥を溜め込んでしまった旧施設は、

解体、処理費用が莫大になることから組合の財政面からしても難問に直面していたことは事実。


一時期、青森県内の下水道汚泥を扱う業者が

約2億5千万円で事業を引き受けたいと名乗り出てくるほど、「おいしい仕事」になっていた。


平成17年2月、豊沢市長(当時)は、

急遽、15、16年度の年次計画で旧施設の解体が進んでいたこれまでの方針を転換して、

17年度の旧施設の解体計画を中断した。


そして、こともあろうにその6月議会の新規提出議案となって、

循環型社会形成事業費5,236,000円の名目で汚泥等活用調査委託費2,310,000円を計上してきた。


当時の付託説明によれば、終末処理場から排出される下水道汚泥と、

中央衛生処理場から排出されるし尿汚泥の堆肥化と利活用調査を委託するのだという。


私たちは首を傾げた。そして言った。


汚泥の堆肥化はこれまでも調査研究を実施してきている。

緊急に、いま、すぐやらなければならないことは、

合併処理槽の増加などに伴い汚泥に含まれる油分対策と、

処理しきれずに約3800立方メートルのし尿・汚泥の処理と、溜め込んでしまった旧施設の解体である。

15、16年度と続いてきたこの事業計画を急に17年度で中断してまで、

これから気ナガ〜な「調査研究」している場合ではないのではないか。


当局も二転三転した苦し紛れの説明に終始した。

明らかに、市長と議員の「癒着」を思わせる方向で事が進められようとしていた。


当時の豊沢市長は、「中田市議の構想とは関係ない、誤解だ」と、

口説いて各会派を回っていたようだが、効をなさなかった。

中田満市議の長男や、豊沢市長の政策ブレーンとなっている者たちが役員に名を連ねた、

し尿・汚泥の活用、処理対策を検討するための

ワーキンググループが平成17年3月、新たに会社を設立するなど、

次々と、それを裏付けるかのような資料が我々のところへ入ってきていたからだ。


そもそも「し尿」にかかわる事業は能代山本広域市町村圏組合事業である。

1市6町1村の人口割などを含めた負担金で賄っている。

広域市町村圏組合の各理事、議員の考え方も示されない中で、

どうして「能代市」が市の事業として市長自ら負担金以外の税金を使って首を突っ込むのか。


提案動機が不透明だとして、循環型社会形成事業費5,236,000円のうち、

汚泥等活用調査費の委託料2,310,000円を減額し、

同金額を予備費に追加するよう、補正予算の修正を求めたのである。


汚泥等活用調査費を除く他の循環型社会形成にかかる予算は認めている。

それなのに、いまだもって私や修正を求めた議員、それを認めた議員は、

モジョこき魔女のインターネットの餌食にされ、

「循環型社会形成」を拒む罪悪人としてネット引き回しの目にあっていることはお察しのとおりである。


結局は、私たちが主張した造粒濃縮装置を新設し未処理汚泥を自前処理することになって元の鞘に納まった。

いずれはその方針に対する予算計上が能代山本広域市町村圏組合議会から示されるだろう。


能代山本広域市町村圏組合の旧衛生処理場の解体事業再開は、

昨年6月、「汚泥等活用調査」にこだわって、

平成17年6月議会修正補正予算を否決したモジョこき魔女たち豊沢与党連合組とは逆行する。

動向を見守りたい。



新・能代市の「かまど」

2006/06/07(水)


人口6万3985人(平成17年度末3月31日)、行政面積426.74平方メートルの新・能代市は、

旧市町の前年度当初予算合算額と比べると、

3億3221万円増(1.5%増)の、18年度当初予算をまとめると共に、主な事業について公表した。


歳入・歳出


  一般会計231億4200万円

特別会計214億3067万円

企業会計 26億9783万円


一般会計の主な事業


生活保護費            1,400,586千円

松くい虫対策事業費         40,637千円

秋田エコプラッシュ用地取得助成金 29,043千円

二ツ井公民館アスベスト対策事業費 60,533千円

B&G海洋センター改修事業費     29,895千円

北秋田市周辺衛生施設組合負担金 62,708千円

能代山本広域市町村圏組合負担金 2,313,506千円

消防ポンプ者購入費         21、402千円


など等、合併する旧市・町からの継続事業が大半をしめている。


新市の予算は旧市・町がそれぞれ編成した通年予算を合算した仮予算だが、

市長・議員がいなかった4〜6月分は暫定予算として専決処分し、残り9か月分を含めて当初予算との位置づけだ。



ごみで「自転車操業」はいけない

2006/06/06(火)


今年4月のはじめだったろうか、旧二ツ井町が温暖化防止部門全国コンテストの結果、

一位の成績を収めたとの喜ばしい報告。

旧二ツ井町は、いつでも借りたり、返すことが自由な公共自転車システムに取り組んで、

環境に優しいまちづくりを進めていた。


新能代市も、もちろんその取り組みを引き継いで「十年後に日本の環境首都になる」ことを目標に掲げている。


わたしもそれはそれでよかったとその取り組みの評価を絶賛したいが、

一方で日本の環境首都になるには、

その前に「片付けなければならないものがある」ことを忘れていませんか!と、言いたい。


今日は、合併協議の中でもちくりと問題提起していた二ツ井町大沢処分場の現場に十数年ぶりに行く。

ごみステーションから収集運搬されてきた不燃粗大ごみを、

ここで管理人のおじさんが一人で、さらに分別して仕分けしていた。

「なんと効率の悪いことをしているんだろう」と、ぼやきを言ったら、

「せば、あだだばなんとせば良いんだが!」と、逆におじさんに睨みつけられてしまった。


「自転車」で多くの住民が参加した取り組みが、高い評価をいただいたのなら、

ごみの扱いを「自転車操業」にしてはいけない。


本当に環境都市を目指すなら、人の目に見える頭のてっぺんを飾るためだけではなく、

飾るために隠された足元をもっと見直さなければならないのではないか。


自転車など満載にした軽トラックが二ツ井町大沢処分場に入ってきた。これらを管理人が仕分けする。



いったい誰を信じられようか…

2006/06/05(月)


今日のニュースは白神山地のふもとで起きた衝撃的な事件一色だ。


わが家の通りも小学校の通学路。

お向かいの玄関戸の目の付くところには「子供女性避難場所」の標識が張ってある。

何かあったら、ここに駆け込んで…ということだ。

命にかけて大人が子供を守る決意を地域ぐるみで取り組んでいる。

それが、この事件では大人を信じる子供を家に呼び込んで殺害に及び、挙句は「草むらに捨てた」である。


「この人なら信じて良いよ」と教えなければならないのか…、

「人を見たら疑ってかかれ」という教え方はしたくはないが、

「母親のできること」の神話が崩れ去りつつある残酷な事件は、いったい誰を信じられようか…。

やりきれなさだけが漂う。


ほらね、やっぱり。堀の上を歩く危ういもの


村上ファンドは、ライブドアのケースと異なって多額の外資投資家の資金運用をまかされていたプロ中のプロだ。


逮捕される前の1時間20分に及ぶ記者会見の様子がテレビに映し出されている。

まるで村上劇場の一人舞台になっていた。

「物言う株主」はニッポン放送にかかわる今回の株のインサイダー情報に「聞いちゃっているんですよ」と、

罪の意識はまったくない素振り。

東京六本木ヒルズに陣取っていたまたしても崩れた「勝ち組」の虚像。


案の定、堀の上を歩き危うく荒稼ぎした村上世彰氏は、わたしの予想通り、堀の中へ消えた。

堀江貴文、村上世彰二人の寵児の凋落は、わたしにとって何のメリットもないが、

荒稼ぎで社会的ルールを破ることを許し難いのである。



空っぽにしたつもりが‥ポジティブリスト制度

2006/06/04(日)


日曜日は頭の中を空っぽにするに限る。何も考えずにただひたすら山の中を歩いているが、

松くい虫にやられている松の木があっちこっちに見る。

来年秋には秋田国体が開催される。

秋田の自然はすばらしいと絶賛してもらうには、この枯れた松の木を何とかせねばならない。


松くい虫防除対策の薬剤散布を考えていたら、食品衛生法の改正に伴い、

すべての農薬に残留農薬基準が設定される制度がスタートしていることに気がつく。

「ポジティブリスト制度」にあまり認識が深まっていないのではないだろうか。

県や保健所などの取り組みはどうだろうか。


0.01ppmに設定した基準を超えた残留農薬が検出された場合は農産物や食品の流通が禁止されることがある。

農家の生産履歴の記録の記帳や残留農薬の自主検査などこまめに行わなければ、

実際どの程度であれば安全なのかを把握する必要がある。


あれ? もう一つ心配なことがでてきた。松くい虫防除対策の薬剤散布だ。

松林の周辺には隣接して作物が生産されているところがある。

あちらを立てればこちらが立たずの心境にあるが、農産物に影響のない薬剤散布が必要ではないか。

と、考えているうちに、頭の中を空っぽにしたつもりが眠気も覚めてしまった‥。

寝る前にパソコンはいじるもんでないことが、よくわかった。



知らぬ間に親戚となる恐ろしさ

2006/06/03(土)


「あなたの亡くなった父親と、わたしの亡くなった父とは遠い昔、親戚関係にあって‥」


「で、ふたいとこか、みいとこかであったもんだすか?」


「よーく分かんないけれど、ほれ、わだしが子供の頃、浅内に行くとよーぐ遊んでけだの覚えでねぇが?」


「あぁ、あの時のせつこさんだがいね?」


「悦子さんの活躍はよーく新聞で知っているよ、がんばってもらってありがてぇといつも主人と話している。

ところでね、こんどの選挙も応援したったども‥、明日、少しまとまったお金が必要で‥、

月曜日には返すので ●万円ほど貸してもらいてぇんだども‥」


貸したお金が戻ってきたこと一度もない、この類い既に経験済みである。


「あいー、昨日忙しくって、銀行さ行ぐ暇もねぇして、

わだしもじぇんこねして、明日の日曜日どうしたらいいのか、困ってらどごだぁ」


「カード持ってれば、今日でも引き出しできるよ!」と、なるほど私を唸らせてくれるあり難きかなご教示に、

「通帳のカードを持っていない」と、逆にしどろもどろになった私。


「生活のことを相談するならあなたの嫁ぎ先の親戚に現職市議会議員がいるじゃないですか」と、

喉まで声がでかかったが、やめた。


夜、知人に誘われて第一次世界大戦中にドイツ軍捕虜への寛容な待遇を続けた

実話にもとづく「バルトの楽園」の映画鑑賞にでかけた。

殺伐とした今の世の中にこそ、こういう思いやり、優しさが欲しいと、感動して帰ろうとしたら、

昼に断った知らぬ間のご親戚にそこでばったり! 出会ってしまった。



処分場のボーリング調査の実施を了承する

2006/06/02(金)


昨日6月1日、旧能代産業廃棄物処理センターにかかわる環境保全対策協議会第7回を開催し、

住民側は17年度で実施した環境保全対策の結果、18年度に計画する事業概要の説明を受けた。

そして、協議の目玉となる今月中旬から処分場のボーリング調査の実施に移ることを了承した。


処分場調査は、昨年度実施した第1段階である処分場NO.1、NO.2の非破壊調査の結果、

ドラム缶など外の廃棄物と異なる正常の廃棄物が埋め立てられている可能性がある

5つのエリア各1カ所でボーリング調査を行う第2段階に入る。

このボーリング調査は、最低1カ所は実施するとしている処分場の重機による試掘調査の前段となるものである。

意見交換では5エリアの1カ所目が終了した後で現地説明を行う際、

調査実施中のボーリング調査を住民自らが五感で確認することも約束した。


「許可した以外の廃棄物が見つかった場合、破産した業者に対し、どういう責任を求めるのか」と、

逃げた業者の責任追及を求める住民側の質問に対し、佐々木松彦県環境産業部長は

「撤去の措置命令、告発」といった手順を説明した。

代表者である個人に対する法的措置の検討を示唆したものと私は認識したが、

この協議会の場でこれまでに指摘されてきた処分場NO.1、NO.2の

種型(安定型・管理型)に関連する事項については、言及しなかった。


なお、佐々木部長は挨拶の中で、

能代市の公共下水道に放流している産廃処理センターの処理水を

「環境保全対策工事の進捗状況を踏まえながら河川放流についても協議会の中で話し合って行きたい」と、

これまでの懸案事項となっていたセンター処理水について協議のテーブルに載せる意向を示した。


先ずは、場内雨水を大館沢に放流することに苦渋の決断をした住民側の信頼を得てからの話だ。

県側の事前のジャブは心得たがセンター処理水の河川放流はそれからだ。


(秋田県環境整備課資料)



「クールビズ」二年目の夏

2006/06/01(木)


今日から6月、とうとう衣更えの季節になった。


エアコンの設定温度を下げて二酸化炭素などの

温室効果ガスを削減するために始まった夏の軽装「クールビズ」二年目の夏。

服装なら今からすぐにでも始められると、定着へ積極的にPRしている小池百合子環境相。


何でも「効果」をすぐに求めてしまうのは如何なものかと思うのだけれども、

テレビで著名人がモデルになった「クールビズ」ショーを見ていると、服関係の売り上げが伸びていると推察できる。

というなら、やっぱり聞いてみたくなる。国内の二酸化炭素削減の貢献度はどうであったかな、と。


今日、旧能代産業廃棄物処理センターにかかわる環境保全対策協議会第7回を開催した。

初めて出席した斎藤市長は「産廃問題は能代市の重要課題と位置づけている。

環境不安が一日も速く解消することをめざしたい」と述べた。


協議内容等について、わたしのメモの整理がまだ出来ていないので明日にしよう。

協議開催の直前に手渡された資料の解読にエネルギーを使いすぎて疲れ気味です。おやすみなさい。


ハマエンドウの花



スキー場を「桜の広場」に

2006/05/31(水)


第49回能代市植樹祭は、二ツ井町の旧種梅小学校スキー場で行われ、

スキー場の山の斜面にソメイヨシノ、大山桜、八重咲き紅華の3種類の桜30本を植えた。

スキー場を将来は地区の広場として使いたいという住民の要望に応え、

今日は保育所に通う小さな子供たちも参加して植栽した。


斎藤市長は「みどりを守る『種』を種地区で蒔き、大きな花を咲かせてくれることを祈る」と挨拶で述べた。


スキー場にさくらの花が咲く。楽しみに待ちたい。




能代市には過疎地域を有する市となる

2006/05/30(火)


今日、能代市議会全員協議会は、二ツ井地域に適用される過疎地域自立促進計画案の概要説明を受ける。


いまから36年前、10年間の時限立法を繰り返し平成12年4月1日に施行された、

過疎地域自立促進特別措置法というのがある。


過疎地域指定基準には人口用件、財政力用件があり、これまでの旧能代市は該当しなかった。

が、旧二ツ井町は平成2年度から過疎地域の指定を受けていた。


新能代市は合併して新能代市全域では該当しないものの、

合併の特例により合併前に過疎地域だった市町村の区域は「過疎地域とみなす」こととされていることから、

能代市には過疎地域を有する市となったのである。


全国で1820市町村のうち、730市町村約40%がその指定を受けており、

秋田県内25市町村のうち19市町村約76%であるという。


過疎地域に指定された自治体は、

事業費の充当率100%、元利償還金の70%が後年度に地方交付税参入される。

国の支援策「過疎債」を使って、あれが欲しい、これも欲しいと、

おいしい飴玉に安易に飛びついてきてはいないだろうか。


旧二ツ井町がこれまで展開してきた過疎地域自立促進計画に基づく

さまざまな施策の具体例の一つとしてあげれば、

二ツ井総合体育館の建設、住宅建設など等。

平成17年度までに活用した過疎債の総額は46億4,120万円。


「過疎債」は、合併市町村に対し国が特別に用意した地方債・合併特例債並みの有利性が魅力だ。

いかに有利な起債とはいえ、借金が増えることには変わりない。


過疎地域自立促進計画案は、あらゆる事業がてんこ盛りになっている。

将来の財政見通しが依然と不透明な状況でランニングコストがかかる箱物には慎重になりたい。



貢献度で組する? それはちがうんじゃない

2006/05/29(月)


今日の地元紙・北羽新報のNEWSすくらんぶるで、

「『市長選で相手候補の応援に回った社民公認の議員とは組めない』とした二ツ井地区4人は、

政和会との合流を選択し、『よねしろ会』を結成。」と記事がある。


よねしろ会のどなたが取材を受けたか知りませんが(幹事長さん)、それは違うんじゃないですか? 


5月6日の会派結成の懇談会を持ったとき、

その意見は「自民党であれ社民党であれ、

公党を抱えている議員がいる会派あるいは公党に属している議員と合流して組みするのは、

支援者に対して説明がつかない。

無所属という立場にあるもの同士が会を一つに結成したい」というのでなかったっけ?


確かに社民党は豊沢氏を支援したようであるけれど、

だからと言って「市長選で相手候補の応援に回った社民公認の議員とは組めない」ってことは、

誰もその場で言わなかった聞かなかった‥よね。

私自身、そんなこと、これっぽちも考えていなかった。

でも、ちょっと待てよ。取材を受けた幹事長の本心はそうであったってこと ?


それにしても市長選をめぐっての貢献度によるこんな色分けで「組した」覚えはない。

私のいちばん嫌いなことである。


私は自分のことが手一杯で、ふたりの市長候補者のどちらにも「貢献」していない。

第一、社民党や中田潤県議、満市議兄弟がこぞって豊沢氏応援でがんばっていたら、

合併した二ツ井地区の票を上積みすることはあっても、

前回の得票数をも減らして落選することはなかったんじゃないかな。



豪雨の中で防災訓練

2006/05/28(日)


手作りの舞台「引き幕」が出来たのは今朝の4時をとっくに過ぎていた。

三種町(旧山本町)の森岳歌舞伎小屋(芸術会館)が、大改修されたことを記念して地元の女性有志らで、

一針一針縫い合わせるパッチワークの技法を使って約3ヶ月をかけた労大作である。

28日の今日、会館こけら落とし公演でお披露目されているはず。


昨日の夏の陽気とはうって変わってものすごーい雨が降るなか、

私は招待されたこけら落としのお祝いを欠席し、種梅地区を会場に行われた

震度5強、火災を想定した二ツ井町防災訓練に参加した。


旧種梅小学校からの出火発生を想定した訓練では、

延焼防止のため用水路に水利を確保して消防団が校舎に向かって一斉に放水。

私たち出席者も「見ているだけ」でなく、

実際に住民と一緒になってバケツリレー消火活動に体を使って訓練する。


ウオータージャケット、ジュットシューターで消火にあたる山林火災防ぎょ訓練




‥いま、28日あさの5時

2006/05/27(土)


明日、ちがう、夜が明けたから今日、

三種町(旧山本町)の森岳歌舞伎小屋のこけら落とし公演でお披露目する「舞台引き幕」の最後の仕上げ。

帰ってきたのは‥昨日26日は27日の夜明け3時、今日27日は‥いま、28日朝の5時。

おはよう、おやすみ。



526風化させないために

2006/05/26(金)


昭和58年5月26日の日本海中部地震から23年、

地域に牙を向いたあの恐怖の記憶・教訓を風化させまいと能代山本いや、県内あちこちで住民らが訓練に臨む。

今日、能代市も午前9時、能代沖を震源とする大地震が発生し、震度6を記録した。

市内各所で火災が発生し、ライフラインが寸断‥との、想定で能代市防災訓練を展開した。


装備縦覧のオンパレードとなってはいけないが、

二ツ井町と合併した今、広い地域全体で災害に強いまちづくりに協働で取り組むことの重要性を改めて考える。


  消防署員の消火訓練    教室3階から救助訓練     炊き出し供給訓練



「寒堤」の比ではない

2006/05/25(木)


雁・かもなどの渡り鳥が飛来する農業用ため池・小友沼で大量のフナ類の死骸が見つかったとの連絡がある。

能代産廃処理センターとの関連を問い合わせてくる方もいたが、

小友沼の流入経路は桧山新田地区からつながる沢であるから心配は後無用と答えた。


採取した魚の調査結果を待たなければわからないが、

今の時期で考えられることは、産卵期における免疫機能の低下だろうと私は思う。


能代産廃処理センター直下にある「寒堤」で、ダイオキシンまみれになって魚が大量に死んだ「比」ではない。



議員の政治倫理、まずはテーブルに着いた?

2006/05/24(水)


臨時議会は、2市町合併ですぐに施行した条例188件の制定を承認、

当局提案の全議案を原案通り可決・同意して閉会した。


閉会後、市議会議会運営委員会は旧市、旧町の議会から申し送りされている

新市議会における議員の政治倫理条例の制定について、話し合った。


出席した委員からの報告によれば「条例は必要だが、何処で誰がつくるのか」から、

「入札や物品購入だけでなく議員の資質にかかわる倫理とは何かまで話し合うべきではないか」

との会派もあったと。まずはテーブルに着いたってとこかな。



ああ、体が三つあっても足りない


臨時議会終了後、森岳(旧山本町)へ直行。

28日、三種町(旧山本町)の森岳歌舞伎小屋のこけら落とし公演でお披露目する「舞台引き幕」は、

今日やっと「表」が出来た。


これから裏張りをしてキルティングして‥。最後の仕上げまで夜通しのウーマンパワーの仕事が続く。




私の最初の仕事

2006/05/23(火)


今日の臨時議会で斎藤市長は、

「市民との対話を大切にし、市民と共に汗して希望ある将来への筋道を築いていくことを基本姿勢に

市政運営に当たる所存である。」と、所信を表明した。

そして山積する課題については「百尺竿頭一歩進める」の気概で市政運営にあたるとも。


斉藤市長を支える側が「多数」となった。


「議員とあろう者、斉藤政治とあまりにも近すぎて、お互いにものが言えないようではいけない。

自由にものが言え、政策論争を戦わせられる一定の緊張感のある距離が望ましい。」と、

私は斎藤市長のよどみのないハリのある所信表明をジーと聞きながら、そう思った。


「斉藤政治と一定の緊張感のある距離」。

斎藤市政との間で、これを身をもって示すことが、私の最初の仕事になる。



議会人事・議長選


合併後の初議会はまず議会人事から始まる。

もちろん、能代市議会会議規則の制定や議会関係条例の制定などの

議会議案を即決しなければ、議事は進行しない。今日の本会議には28人全員が出席した。


議長選は単記無記名投票の結果、

藤原良範氏15票、今野清孝氏5票、畠山一男氏5票、菊池時子氏2票、薩摩博氏1票と、

過半数の支持を集めた藤原良範氏が初代議長に就任した。


また、副議長選はこれも単記無記名投票の結果、

山谷公一氏16票、中田満氏5票、藤田克美氏5票、小林秀彦氏2票で、

山谷公一氏が副議長に就任した。


最大会派・よねしろ会は新市の融和の象徴を名目に

「議長ポストを自民創政会に、副議長をよねしろ会に」と、スタートしていた。

会派幹事長の説明に違和感を持った私は、

議長選では最大会派の責任として自会派から代表者を出すべきと、

会派会長・薩摩博氏に1票を投じた。



議会人事・議長選の舞台裏


かつて能代市議会の議長選で自会派から議長候補者を出していながら、

別人への投票、白紙投票があった。

辺りを見合して犯人探しをしたが‥暗黙のうちに終わっていたようだ。

「選挙」に投票を強制して拘束をかけたりはしなかった。


ところが今日、よねしろ会幹事長がこわーい顔して部屋に入ってくるなり

「議長をだれにすっか、わがらねがったら幹事長のわだしによーく聞いてから投票してください!」と、

早速、私は叱られた。


「『議長は創政会から。

ただ創政会が議長候補を連れて挨拶に来るまでは候補者個人名はわからない』と幹事長は言った。

そこへ創政会藤原氏が立候補の挨拶に来て、

それが議長の名を書けという会派の決定事項・幹事長の話だとは聞いていない。

いつ、よねしろ会が、議長候補藤原氏が挨拶に来てから意思統一していたのですか」と、私は訊ねた。


「んだがら、知らねがったら幹事長に聞いでけれと言ってるでしょ! 藤原氏を議長にとわたしはあなたに伝えました!」。

腕によりをかけて交渉した議長選が一枚岩とならなかったことが幹事長の怒りとなって険悪な状態に。


とは言え、議長選は終わって、議長が決まったこと。

「私の聞き漏らしだったら、それは大変失礼しました」と、謝った。




議会人事・各種常任委員会委員


議会選出の監査委員1名、農業委員2名を残し、各種常任委員会の委員は次のように決まった。


(◎は委員長、○は副委員長)

各常任委員会名 常任委員会委員名(会派名)
議会運営委員会(6人) ◎後藤 健(平成会)
○伊藤洋文(よねしろ会)
菅原隆文(よねしろ会)
渡辺芳勝(市民の声)
柳谷 渉(大河・生々・みどりの会連合)
松谷福三(創風会)
総務企画委員会(7人) ◎原田悦子(よねしろ会)
○安岡明雄(市民の声)
菅原隆文(よねしろ会)
針金勝彦(平成会)
竹内 宏(平成会)
柳谷 渉(大河・生々・みどりの会連合)
畠山一男(大河・生々・みどりの会連合)
文教民生委員会(7人) ◎畠貞一郎(大河・生々・みどりの会連合)
○菊池時子(共産党)
山谷公一(よねしろ会)
渡辺優子(公明党)
後藤 健(平成会)
武田正広(創風会)
渡辺芳勝(市民の声)
環境産業委員会(7人) ◎飯坂誠悦(創風会)
○穴山和男(よねしろ会)
藤原良範(平成会)
庄司紘八(市民の声)
中田 満(大河・生々・みどりの会連合)
薩摩 博(よねしろ会)
今野清孝(市民の声)
建設委員会(7人) ◎高橋孝夫(平成会)
○田中翼郎(よねしろ会)
伊藤洋文(よねしろ会)
信太和子(大河・生々・みどりの会連合)
藤田克美(市民の声)
小林秀彦(共産党)
松谷福三(創風会)


私の中では決めました

2006/05/22(月)


明日は能代市議会の人事に燃える日である。

急に「昼に集まれ」と召集がかかってもこちらも組んでいる予定がある。夕方の会合に出席した。


「議長は○会派、副議長は▽会派できまった。しかし、それぞれの候補者個人名は決まっていない。

明日の朝、決めて提案することにした。」


幹事長のあれほどのペラペラべらべら喋りから、

いまさら「名前を控える」口をチャックした物の言い方にカツーンときた。


議長、副議長選への私のスタンスは決まった。



あぜ道ミーティングは功をなすだろうか

2006/05/21(日)


春先の低温や多雨で耕起も代掻きも遅れた。

いよいよ田植えの最盛期。鏡面のようだった水田が一気に緑色に染まる。

専業農家あるいは兼業農家は「家族総出」で農作業をやりながら

地域や家族間のコミュニケーションをも大切に育てている。


国は、大規模農家の育成に力を注ぎ、国の助成対象を一定規模以上の農家に集中させようとしている。

私は、このままでは「家族総出」で十分やってゆける小規模農家が切り捨てられてしまうのではないかと危惧している。

小規模農家でも地域農業を託せる中心的な農家にも支援対象にすべきではないか。

農業の一翼を担う小規模農家への配慮を欠かさないでもらいたい。


いま、寺田秋田県知事は、

19年からはじまる「品目横断的経営所得安定対策」への対応を農家に求めて全県行脚をしている。



背に家族腹に油の‥

2006/05/20(土)


心筋梗塞の予防はウエストサイズの測定から‥。内心ぎくりとしている。


内臓に蓄積した脂肪が一因となって高脂血症、高血圧、高血糖の症状が重なると、

それぞれは問題がなくても心筋梗塞や脳卒中など生活習慣病に進行する危険性が高まる

「メタボリック症候群別名内臓脂肪症候群」。


原因となる生活習慣病を改善するには適度な運動とバランスのよい食事、禁煙が大切だとしている。


キャッチフレーズ「一に運動、二に食事、三はなくとも四ッかり禁煙、最五にクスリ」だ。


今朝の散歩道で誇らしげに咲いたかわいい花たちが私を待っていた


タンポポ綿毛とコウリンタンポポ セイヨウジュウニヒトエ  ピンク色の苺の花




「ポスト」をまな板に載せて

2006/05/19(金)


昨日18日までに会派ごとに割り振りられていた

常任委員会委員、組合議会議員、各種委員を務める議員を各会派が届出をしていたのを受けて、

今日19日、第2回会派世話人会を開催して確認した。


議決が必要な委員等は臨時議会で正式に決まる。

正副議長、議会選出の監査委員、農業委員が決まることで

常任委員会構成のメンバーに「移動」があることも十分あり得る。

そうそう、委員長ポストをめぐっても「移動」がある。


待ってましたとばかりに「ポスト」の割り振りに格別な執着を持ってその手腕を発揮しようとする議員もいる。

そういう議員のリーダーシップもなければ議会人事も前に進まないのだろうが、

「議長は、監査委員は○会派の▽◇できまりました」と、ペラペラべらべらの喋り捲りがあちこちから聞こえてくる。

図り間違うとこれが人事抗争のきっかけになることもある。

不愉快千万の思いを伝えると、「原田さんも能代市議会初の女性議長候補に入れて話し合っている」という。

オイ、オイその話は聞いていないよ。

そんな軽い話し合いでいいのかい?

あなたの発言が事実なら責任としてその後の経過をつまびらやかに報告して欲しい。


その場しのぎの取り繕った言葉であることぐらいお見通しだが‥。



議員報酬・日割り計算


議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例に基づき、

議員にはその職についた日からそれぞれ報酬を支給することになっている。

4月分の議員報酬は4月21日から30日まで8日分を日割り計算して15日に支給された。



報酬額(363,000円×8日/30日)      96,800円

控除計(共済掛金46,800 所得税3,000)   49,800円

支給額                   47,000円



ちなみに,合併で議会からその職を離れたときは、やはりその日まで(3/1〜20)の日割り報酬であった。


報酬額(363,000円×20日/31日)     234,193円

控除計(共済掛金46,800 所得税15,300)   62,100円

支給額                   172,093円




情けない世の中を見てしまった‥

2006/05/18(木)


白神山地が広がるこの地域に、まさかの事件が起きてしまった。

昨日から行方不明だった小学校1年生の男の子は、米代川岸の草むらで遺体で発見された。

それも首を絞められた跡があるという。むごい事件の背景には何があったのだろう?


先月川で亡くなった女の子の事故から1ケ月、学校関係者は児童の登下校の安全対策を講じていたと思う。

しかし、現実に人が住んでいる団地の中から痛ましい事件がおきてしまった。


ショックを受けている子供の心のケアと一緒に、児を持つ親の心のケアもしっかり必要ではないか。


情けない世の中を見てしまった。



また子供が‥ですか?

2006/05/17(水)


先月19日に小学校4年生の子供が行方不明になり、

川でなくなって発見される事故があったばかりの同じ藤里町の小学校で、

今度は小学校1年生の男の子が学校から帰った自宅付近から行方不明になったとニュースが飛び込む。

それも、先月亡くなった女の子の家の近所で。


マスコミの中には亡くなった女の子について、

「事故ではない、事件だ」として今も追跡している報道記者が大勢いた。

マスコミやうわさが「判決」を下すことは許されないが、

万が一にも、同じ人が起こした事件につながるとしたら‥。

おそろしい。


女の子が足を滑らして水死したという事故死扱いは、

さまざまな疑問点が素人でも浮かび上がる状況を残したままで、警察は捜査を打ち切っている。


もともと私は能代産廃処理センターに関る調査の早期段階で放火事件があって以来、

警察というものの機関・組織をまったく信用していない。

所管の範囲内では「何もなかったことにする」ことが、昇進の道しるべとなっている。

能代警察署然り秋田県警そのものが捜査能力、体質に巣くった問題を抱えているのが現実である。




少子化対策

2006/05/16(火)


少子化対策になにが有効なんだろう? 今年1月の記者会見で現在、

償還払いとなっている出産育児一時金の無料化実現に意欲を示していた樋口邦子少子化担当相は、

出産無料化はかなわず、当初の理念は後退した。


そして、出産する人は立替払いをしなくともすむ制度に変更することで調整し、

3歳未満の子供を持つ家庭を対象に乳幼児手当創設や

子育て支援税制拡充を目玉商品とする子育て経済支援を提示した。


一方、政府専門委員会は経済支援よりも企業の環境整備を重視している。


確かに育児問題のすべてに政策的予算を取り入れて対応するには膨大な財政資金が要る。

そこで専門委員会は企業での「働き方」を変えるのが良いってことのようだ。


たとえば、「父親は仕事第一」から男性の育児参加が常識に‥。

だが、現状は理想から程遠い。

普通の企業で、従業員の育児に理解が進んでいるとは思えない。


少子化対策の論争は問題点をそれぞれたたき出して、

机上論より子育て真っ盛り経験者を交えたディベート方式で徹底した論争の中から生まれるものもあるような気がする。




仮議席をめぐる「ジャンケンポン」

2006/05/15(月)


正式な能代市議会議会運営委員会が立ち上がる臨時議会まで、

運営を担当する第1回会派世話人会を開催する。


座長には年長議員である高橋孝夫氏を選んだ後に、

委員会の定数、委員の割り振り、臨時議会の議事の流れ、仮議席、提出議案の概要などについて協議する。


議場仮議席をめぐっては2会派が「ジャンケンポン」で決める一幕もあった。

モジョこき魔女の隣席にだけは座りたくない思惑が見え隠れしていた。



田んぼに「春」の活気

2006/05/14(日)


我が家の小さな家族の初めての運動会は市営陸上競技場で行われた。

そこへちょっとだけ「顔出し」して、競技場に隣接する風の松原内の散策を久しぶりに堪能した。


午後、山本町じゃなかった琴丘町、八竜町、山本町南部三町が合併した三種町へ出かける。

いつもなら4月選挙の遊説中に見える農作業の光景は、

今年の冬の豪雪に春先の低温続きで種まき、耕起、代かきは多少遅れているのかなぁと思っていた。

連休明けになってようやく田植え作業が始まったようだ。

土・日曜日の休日を返上し、家族総出で田植え作業に汗を流す農家の姿が見られた。




畠町商店街のアーケード解体要望

2006/05/13(土)


老朽化して少し強い台風でも屋根が飛ぶ個所あり、

また今冬の豪雪ではあっちこっちにつっかえ棒をしてアーケードを押さえていたから、

その危険度に問題があることは認識していた。


今朝の地元紙・北羽新報によると、畠町とその周辺の関係団体は

畠町通りのアーケード解体に関る要望書を能代市長に手渡したようである。

記事の内容によれば次の冬を待たないで早急な解体を合意したとある。


だが、どのくらいに撤去費用を必要としているのかわからないが、

商業界側はアーケードの解体費用の9割を市が負担することを望んでいる。


市長は高い負担割合にその根拠を求めた。

「アーケードは公共性が非常に高く、その安全性確保のための解体も公共性が高い」と

商業界側は説明したとある。


「アーケードの公共性」。

商業界側に理解を示す市民の反応が気になるが、撤去したあとの計画は考えているのだろうか。

青空天井は広くなるだろうが、冬場はどうするのだろうか、夏場の日よけはどうすることにしたのだろうか。


そして、なによりも気がかりは、降りたシャッターが際どく目立つことになりそうな商店街の姿が‥。


危険なアーケードの心配の裏に衰退している商店街の今後のことが気掛かりに地元紙のニュースを読んでいる。



カンフル剤に元気をもらう

2006/05/12(金)


医療品メーカーの杏林製薬が、約80億円を投じて建設していた能代工場新製剤棟が完成し、

他の工場からの移転や地元雇用を合わせ140人体制で操業をスタートした。


能代市が昭和62年に誘致した工場は、従業員寮も、市内の中和寮に続く2箇所目は東能代地区に整備してある。


国内の主力生産拠点と位置づけられている工場が能代に建設されたことの喜びも大きいが、

地元雇用の拡大につながっている。


4月に行われた合併新市町選挙でも各候補者の公約に「元気なまち再生」等の文字が目立った。

久々のカンフル剤に元気をもらう。



素人の連想なのですが‥

2006/05/11(木)


このところチョットばかり気になることがある。

村上世彰が率いる投資ファンドが、新聞紙上をにぎわしている。

阪神電鉄の保有株を巡って阪急何某と売却交渉を続けている、

かと思っていたら今度はシンガポールにすべての運用資金と活動の拠点を移したようだ。

海外脱出で節税を狙うと言ってはいるけれど、活動の実態を把握しにくくして‥。


素人の私はあまり調子のいいことばかりの会社の裏をかんぐってしまう。

あぁ、第二のライブドア事件を連想してしまった。そうならなければ良いが。



健康づくり始動

2006/05/10(水)


東から(南東?)暖かい空気が入るフェーン現象というのだろうか、

夏日のように蒸し暑い一日となる。

しばらく休んでいたわたしの健康づくりは今日から始動した。


今朝、能代公園から市営陸上競技場を通り木材チップを敷き詰めた健康づくりの道を

ゆっくりゆっくり約2時間かけて歩く。

ソメイヨシノはすでに散っていたが霞桜が白い花を咲かせていた。

頭の上に見事に広がったみどりの葉っぱのど真ん中に身を浸したあとの気持ちは、

格別にいい気分で今日の活動の源になる。




七つの会派構成

2006/05/09(火)


昨日までに会派結成届けの提出があり、7つの会派が届出した。

早速今日、各会派の会長若しくは団長が出席し

能代市議会の会派代表者会議を開催したと会派会長から連絡がある。


今日の主な協議事項として?交渉会派を決めること。

?初議会までの議会を運営を担当する会派世話人会の構成を決めること。


1.交渉会派を決めることについては、

議案提出権に必要な定数の12分の1(2.33人)以上を目安に、

所属議員数が3人以上いる会派とすることで合意した。


2. 2については、23、24日に議会人事を決める臨時議会までの運営を

協議するための世話人会を設置することで合意した。

7人構成のよねしろ会から3人、5人構成の会派から各2人、3人構成会派から1人の10人とした。

2人いる共産党、1人の公明党も各1人オブザーバーで出席することになる。


能代市議会の会派構成

会 派 名 議 員 名 (◎は会派会長若しくは団長)
よねしろ会(7人) ◎薩摩 博  伊藤洋文  原田悦子  山谷公一
田中翼郎  穴山和男  菅原隆文
平成会(5人) ◎藤原良範  竹内 宏  後藤 健  針金勝彦
高橋孝夫
市民の声(5人) ◎今野清孝  安岡明雄  渡辺芳勝  庄司紘八
藤田克美
大河・生々・みどりの会連合(5人) ◎畠山一男  畠貞一郎  中田 満  柳谷 渉
信太和子
創風会(3人) ◎松谷福三  武田正広  飯坂誠悦
共産党(2人) ◎菊池時子  小林秀彦
公明党(1人) ◎渡辺優子



いよいよ 動き出しました

2006/05/08(月)


今日締め切りの会派結成の届けを提出する。

旧政和会のメンバーに二ツ井町新議員6名のうち4名が加わって7名で構成する「よねしろ会」となる。


各会派が結成されると今後は、

常任委員会をはじめ各種委員、組合議会議員などの割り振りを協議することになる。

正副議長、議会選出の監査委員、農業委員もある。


そのポストを巡ってこれからさまざまな動きに議員がうごめく。すでにその兆候ありありと‥。



どこへでも飛んでいく

2006/05/07(日)


トリノオリンピック・ゴールドメダリスト荒川鈴香さんがプロの転向を表明しているテレビシーン。

大勢の報道陣を前にして「どこへでも飛んでいく」と、

堂々と落ち着いた口ぶりで引退を決意した心境や、プロとしての意欲を語っている。

金メダリストという肩書きが通用しない世界でどんな思いでスケートに取り組んでいくのだろうか。


笑顔にはプロとして自信があふれている。「緊張しない」ということはそういうことなんだ。



老人保養センター「松風荘」へ

2006/05/06(土)


田植えは来週からだろうか、代かき作業が始まっている。

二ツ井町駒形にある老人保養センター「松風荘」へ、12人で行く。

その昔、保育所のなべっこ遠足で子供たちと、

広い芝生のグランドで追いかけっこしたりして楽しんだことを思い出した。

二ツ井町と合併しなければ、またここへ来ることには気がつかなかっただろう。


能代山本圏域内の老人であれば休憩で210円一泊1650円である。

今日の12人は「老人」に該当する者ありしない者ありの懇談で食事をして帰る。



ぬくもりを子供に

2006/05/05(金)


私が子供の頃、田んぼ脇の湿地に生えている太目株したショウブを採り、

道端からは蓬を採ることがこの日の仕事だった。

それを母が家の軒下(?)に飾り、五右衛門風呂の中にはしょうぶや蓬が入り、

「何でわたしはこんな草の湯に入らねばならないのか」と、じゃまにしながらその強い香り湯にたっぷりとつかった。


物の本によれば、端午の節句は元来、

旧暦5月のこの季節には伝染病や害虫がはびこるため、

ショウブや蓬の香りで邪気や不吉を払い無病息災を祈る行事だと書かれている。


子供を慈しみ、健やかな成長を願うという気持ちはいつの世も変わらないことを実感する。


だが、すべての子供が温かな家庭の中で過ごしているわけではない。

両親の病気や行方不明、虐待、子供が犠牲となる凶悪事件が頻発し、

厳しく複雑になっている昨今の、子供を取り巻く環境に思いをはせている。




生きているということ

2006/05/04(木)


この世において、人間の予測を超えたことが起こることもある。

また逆に予測できなかったことが起こることもある。

一年少し前の同級会で働き盛りを自慢していた友人が、

罹った病名は分からないがベッドで寝たきりになっていた。

高校生の子供に明日への希望をつなごうとしている。それが生きているということなのだと励ました。


明日は今日よりもいい日であることを誰もが願う。

そして計画を立て努力する。しかし人生はわからない。先のことは誰にもわからない。

わたしもいつ病気とか事件事故に遭遇するかわからない。



子供たちへ日本国憲法第9条という宝を伝えたい

2006/05/03(水)


戦争が終わって、世界中の人たちがどうしたら戦争をなくせるかズーと模索して、手探りをして、努力して来た。

日本国憲法は今年の今日で59歳。


戦争はもうしない。

そう誓った憲法9条の後ろには、

国を超えて、お互いを殺しあうのは理由抜きでいけないのだというところへ踏み出したもの。


私は、戦争の悲惨さを実体験していない。

現憲法に至る歴史の学び方にいささか勉強不足を認めつつも、

世界の日本の未来に生きる子供たちへ日本国憲法第9条という宝を大事にバトンタッチする努力をする。



国民投票法って?わからないことばかり

2006/05/02(火)


明日は憲法記念日。

憲法を変えるためには、改正案を賛成するかどうかを国民に直接提案して

過半数の承認を得なければならない、ということが憲法できまっている。ここはわかる。


それでは、「過半数」は何をもっての過半数か?

有効投票総数なのか、投票総数なのかわからない。

この法案の対象も憲法改正に限るのか、それともそれ以外にも使えるのかわからない。


もっとわからないのが、歴代の政権が避けて通ってきた憲法改正を、

なぜ、いま話題になっているのか、しなければならないのか、わからない。


自民党は昨年10月(8月?)、自民党新憲法草案を示した。

その中の第二章のタイトルを「戦争の放棄」から「安全保障」に変えている。

ねらいは憲法9条の改定である。

国際的に協調して行われる活動に主体的かつ積極的に寄与するためである。


これまで日本政府はアメリカ軍などによる

アフガニスタン攻撃(01年10月)、イラク攻撃(03年3月)を支持してきた。

テロ対策、イラク復興支援特別措置法を制定して自衛隊をインド洋に、戦火が続くイラクへと派遣してきた。


つまり、集団的自衛権を行使して世界の紛争に関与しようとする‥。

戦争の実態を知っている者からすれば脆弱な考えだと一笑にふされるだろう。


そのため、憲法第9条との整合性をめぐり、改憲か護憲かと激しい議論がされてきている。


憲法論議の行方は、国民投票法案が焦点となるのではないかと、思っている。



桧山まちづくりに落選の影響を心配する住民

2006/05/01(月)


この3月31日の地元紙の報道では、能代市が桧山にある野呂邸を取得、

改修してビジターセンターや地域コミュニティ機能を集約した「歴史の里」の拠点にと位置づけ、

市が事業主体となる方針を打ち出している。


ちょうど一年前、平成17年3月議会で当局提案の

「野呂邸活用整備調査委託費90万円」を「桧山地域まちづくり調査費(野呂邸含む)」と、

訂正して予算を認めた経緯がある。

野呂邸を取得、改修はまちづくり調査の成果だったのだろうか。

それとも旧市長・豊沢氏の選挙向けポーズに使われたのだろうか。


協働のまちづくりを推進する旧市長の豊沢氏が落選して、

桧山地区住民でつくる桧山まちづくり協議会は、さぁて困ってしまったようだ。

16年9月作成したまちづくり基本計画の中で個人所有の古屋敷野呂邸を修復し活用する予定であったが、

支持してきた豊沢氏が落選して行政側が手を引くのではないかと心配している。


およそ20年前だと思うが、秋田県だか能代市だがわからないが行政という側に、

私の知人が野呂邸の建築方法に関心を示し何とか保存できないものかと、かけ合った事がある。


そのときは、貴重な建築方法であることは認めつつも、

行政が関って保存して維持管理するには至らないと断られた経緯を思い起こしている。


外側から見える野呂邸は、人の手入れが届いていない老朽化が激しい状態だが‥。


私の好きな野草花の一輪。

北アメリカ産の多年草・ハルジョオン(春紫苑)は

上部の枝先に淡いピンク色した頭花をつけ、蕾のときはうなだれる。

よく似たヒメジョオン(姫女苑)の蕾はうなだれず上部で分枝して白色の花を咲かす。

いずれも若芽は茹でたりてんぷらにするとおいしいそうだが、

花が咲くまで他の草と区別がつかなく、いまだ私は試食にいたっていない。



合理化のしわ寄せ、ここにも

2006/04/30(日)


友達を迎えに能代駅に行った。

能代駅に「みどりの窓口」がなくなって、

代わりにインターホンを通じてオペレーター?と対話しながら切符を購入できる

「Kaeru(カエル)くん」が設置されていた。(3月18日から)


どんな機械を備えても、人の対応にはかなわない。

お年寄りの利用者が戸惑っているのを見かねて、駅員が直接対応していた。


秋田県で合理化のしわ寄せの波をかぶって「みどりの窓口」が廃止された駅の窓口は、

鷹巣、能代、八郎潟、男鹿、土崎、追分、象潟の8駅だと聞いた。


 だんだんと寂しくなる「能代駅」



沈黙は金

2006/04/29(土)


その1.堀井貴文ライブドア前社長は、「沈黙は金」とばかり塀の中で「錬金術」を明かさなかった。


その2.一ケ月前だろうか、日本歯科医師連盟?から1億円をもらった自民党旧橋本派の政治団体が、

1億円の献金を政治資金収支報告書に記載しなかったことで、

当時の村岡兼造元官房長官が政治資金規正法違反の罪に問われた係争中の事件は、

カエルの面の橋本元首相が口をつぐみ続けて、「沈黙は金なりという無罪あり」となった。


1億円のヤミ献金事件にして、金丸信の脱税事件にして、ライブドア事件にして、

みな裁判が終われば人々の記憶から薄れていく。

事件が突きつけたものを忘れてまた同じ事件が繰り返される。


その3.豊沢元市長が斎藤滋宣氏になぜ負けたか?と聞かれる。

ライブドア事件、1億円やみ献金の比にはならないが、

言わずと知れたこと。

じゃないかと私は「沈黙」している。



自分から変わらなきゃ変わらない

2006/04/28(金)


今日10時から、合併後選挙で初代議員が選ばれて

初の28名全員がそろった新能代市議会議員一回(期)生の議員説明会を開催した。


法令では規定していないものの旧能代市議会では、

議会運営の実態として議会の組織構成を、議会における事実上の集団とも言える会派制を認めてきた。

新能代市議会もそれにならって8日まで会派結成届けを出すことにしている。


それとは別に、議員説明会が終わって二ツ井地区の新議員6名のうち5名と

元政和会の会派室で一緒に懇談を交えて食事をする。

なにやら口数が多くてテンション上がりっぱなしの新議員に、

一瞬にしてモジョこき魔女とイメージがダブってしまった。

こういう時私は一歩も二歩も後に引いてバリアを作る小心者だ。


これでは駄目だ! わたしが人と接するもっと強い人間に変わらなきゃ。



対照的な出入り

2006/04/27(木)


今晩のテレビニュースから。


マネーゲームに奔走した末、決算を粉飾した罪などに問われた堀井貴文ライブドア前社長が、

髪の毛はセミロングになって少しスマートになった体型して、塀の外に出てきた。


入れ替わりに、マンションなどの耐震強度偽装事件が発覚して5ヶ月、ついに元一級建築士の姉歯秀次容疑者は、

髪の毛は懺悔した丸刈り頭に変わって神妙な顔して塀の中に入った。


偶然二つの事件は重なって起きたかのように見えるが、

正直者が偽りに席を譲る、そしてまた一発当てる博打のような生き方を、

今の日本社会を映し出しているといったら私の僻みに聞こえるだろうか。


堀井氏の保釈金は3億円だそうだ。

保釈金の額の決め方はわからないが、裁判所が決めるのだからそれ相当のものだろうと思う。

確か、金の延べ棒を金庫に隠し持っていた金丸信・元自民党副総裁が

巨額に脱税した事件の保釈金も3億円であったような記憶がある。

裁判が終われば保釈金は返されることになるが、

ポーンと出せる億の金。

あるところにはあるんだぁ。選挙で無一文になってしまった私の嘆き節です。



公約も思えばガセににたりけり

2006/04/26(水)


紛らわしい文言で有権者をだまし討ちにしている。

あきれてものが言えないとはこんなこと? お騒がせ民主党の「ガセ」が頭をよぎった


畠、畠山、中田談合3兄弟が配布した黄緑色の怪文書に、

「能代市議会の議員政治倫理条例には、

議員本人並びに議員の配偶者、二親等以内の親族が経営している企業は、

能代市と請負契約をすることが出来ないと規定しています」と、記述している。

事実ではないまったくのガセネタもいいとこだ。


そして選挙期間中、畠山一男氏、畠亭一郎氏、中田満氏の談合3兄弟はこのガセネタを使って

「私は、旧二ツ井町で行われているように新能代市議会において

『関連私企業に所属している議員は、市の請負契約に参加しない旨の誓約書』を

それぞれ提出することを提案いたします。」と、新聞広告をだしていた。


この程度の誓約書では談合3兄弟が議員になって市の請負契約に参加しなくとも

自腹どころか関連会社にも痛みが伴うわけでもなんでもない。

逆に、自分は誓約書を出したけれど自分と関連私企業である会社が入札に参加して仕事を取ることは、

「ご自由勝手で、わしゃ知らん」と、いうことを選挙広告を使って約束している。


当選しても出来ないことを約束するガセ公約だ。

それとも候補者のうちの特定の人物に当てつけた嫌がらせか。


因みに旧二ツ井町の政治倫理条例(町工事等の請負契約等に対する遵守事項)第4条で、

「議員または議員の配偶者若しくは二親等以内の親族が実質的に経営に携わっている

企業(以下「関連私企業」という。)は、町長並びに町が出資する

公社等と工事請負契約(実質的に元請負と異ならない下請負を含む。)、

業務委託契約及び物品購入契約(以下「請負契約等」という。)の締結を

辞退するよう努めなければならない。

ただし、災害等〜除く。」となっている。


平成18年2月15日開催の能代市議会運営委員会は、

議員の関連私企業の定義を

「議員または議員の配偶者若しくは二親等以内の親族が実質的に経営に携わっている企業」としている部分を、

最大限尊重して新能代市議会に申し送りしている。


この申し送りに不快感を示した会派がいた。

畠山の「関連私企業」は聞いたことはない。

それでも「連判状」に顔を出しているところがいかにも田舎芝居に移る。

が、中田は中田建設、畠は北部建設の関連私企業であることが歴然としている。


これじゃ、「わたしが議員になったらば、

わたしや私の親族の関連私企業に対し、市の請負契約に参加させない旨の契約書を提出させます。」

ってことは公約にできない。


彼らの新聞広告「新能代市議会において

『関連私企業に所属している議員は、

市の請負契約に参加しない旨の誓約書』をそれぞれ提出することを提案いたします。」と、

比べてみてください、約束の無責任な違いがよく分かります。


事実でないことをでっち上げ、出来ないことをガセ公約して有権者を騙している。

自分たちに気に入らぬ特定候補者を当選させない目的に利用しているんだ。



一人ひとりの一票に心から感謝

2006/04/25(火)


「当選おめでとう よかった!」と、吾がことのように喜んで今後に期待した激励のお言葉をいただく。

みんなに「ハラハラ」させてしまったことを詫びながら、

一人ひとりからいただいた一票に心からありがたく感謝している。

まだまだやらなければならないことがたくさんある。

私を応援してくれるその声に、全力で応えて行きたいと思う。


K子さんから



自分の心構えが悪いのに、反省ばかり

2006/04/24(月)


ぎしぎしと頭が痛い。

事務所から我が家に戻ったのは今朝の3時半を過ぎていた。

それまで、応援してくれる若者たちから不満と不平と不運の嘆きが私への叱責となった。

「あんたが人一倍がんばっている、一生懸命やっていることは分かる。

んだども、何でこんなに票を減らすんだ!」


得票数が思うように上手くいかないことを、

他人や環境や社会のせいにしようと思えば、そうするための材料には事欠かない今回の選挙だった。


しかし、求めるものに向かって自らが目的に向かって動き出す、

自らが仕掛けていくことに私は消極的だった。

誰のせいでもない。「選挙」に向かう私の心構えが悪いのだ。


それにしても‥、旧市議会の中でそのはちゃめちゃな行動で評判が粉飾されていた人が当選している。

民度の高さを誇る市民が本当に選んだ議員なのかどうかと、改めて痛感している。



電話で投票を呼びかける候補者

2006/04/23(日)


投票が始まったのに、朝早くから選挙運動?は続いていた。


昨日の夜から今日に、ある市議会議員候補者から投票への呼びかけ電話があっちこっちにかかった。

「私は□+(こ)です。投票に行きますか? 投票に行きましたか? 必ず投票してあなたの声を聞かせてください。」


私にはなかなか思いつかない投票の呼びかけ運動だ。

なるほどなるほど頭は使いようだ。


午前10時、これから後片付けをするため選挙が終わった事務所へいく。

気持ちが冷めている。



遠くから 静かにやってくるもの 信じよう

2006/04/22(土)


一週間のうち5日間は雨にたたかれたが、戦いが終わった。

「候補者の何人がお国のため、世のため、大義のためにぺこぺこ頭を下げて生きているのだろうか」と

厳しいお言葉があった。


ライバル候補者の社会的評価を害するために批判チラシをばら撒く談合3候補者、

自分こそが正義の人で中心軸と主張する候補者が多い。

「議員ボーナスは要らない。福祉のために寄付をする」と、

議員の寄付行為は法律違反であることを堂々公約する候補者もいる。

そんなオレオレに騙されないで、

それを見抜いて明日は投票に行きましょう。


私に咲くさくらの雲行きは怪しくスタートした今回の私の選挙は、

「顔で笑って心で泣いて」とても辛く厳しかった。遠くから静かにやってくるもの信じようと思う。


私に咲くさくらの雲行きは怪しくスタートした‥


2006/04/21(金)

2006/04/20(木)

2006/04/19(水)

2006/04/18(火)

2006/04/17(月)

2006/04/16(日)

土くれを割る草の芽に励まされてマイクを持つ。


選挙カーの運転手の操作が怪しい。

バックで思わず木に当たり側溝に落ちそうになる。「あっ、危ね 落ちる!」は禁句なのに思わず出てしまう。

それでも木に「当たる」のはいいのだとか?



てんやわんやです

2006/04/15(土)


明日告示だという今日に、ポスター張りの準備さえ出来ていない。

予定していた選挙カーの運転手は急な用事で新潟に行ってしまった。


てんやわんやである。



人は見た目が9割というけれど

2006/04/14(金)


目の前をお馴染みダブルのスーツを身につけた市議会議員候補予定者畠山一男氏が、

黄緑色した怪文書と自分のリーフレットを抱えて某所地区でポストインして歩いていた。


旧能代市議会の中で「自分の正体」を隠したり粉飾する一人であると私は見てきた。

これを演じきれるから、人は思い切って大胆になれるのかもしれない。


人は見た目が9割というけれど、これほど倫理観の足りない人が長い間議員を続けていたのだろうか。

そう思いたくもなるような光景だった。



「当選を得させない目的」に利用している怪文書

2006/04/13(木)


それにしても行くところ訪ねるところに辛い日々だ。

畠山、畠、中田の談合3兄弟が発行した

豊沢市長の「抵抗勢力」とレッテルを張ったつづり怪文書、某団体のチラシなどなどの

「喧伝資料」は広い範囲に配布されていた。


旧能代市議会内の議論は、豊沢元市長派政治の申し子の怪文書となって、

市議選に立候補しようとする者が逆に格好の標的にされ、

豊沢元市長と元市長派従明利君の人気を盛り上げる悪役にされている。


おまけに「豊沢氏からあるいはその支援者から

『あなたは市長選候補予定者斉藤滋宣氏を連れてあいさつ回りをしている』と聞く。

これまで応援してきたが、今回はあなたに一票投じないことにした」と、厳しいバッシングの声。


斉藤滋宣氏を連れてあいさつ回りをしたことはないが、

どれもこれも選挙の相手となる候補者を「当選を得させない目的」に利用している。


相手方にわたしの気持ちが伝わらない厳しい選挙になりそうだ。



どぶろく特区をいく

2006/04/12(水)


貧しさ故に密造と分かりながら「どぶろく」とは縁を切れなかった我が家のその昔を語る母は、

このときばかりは生き生きと蘇るのだ。

「どぶろくのもろ味につけたニシンを食べていたら

酒役人に酒樽ごと見つかって、うめぇニシンを食ったあどに罰金払わされて‥」


先月の末だったと思う。

酒税法の特例措置がとられる「能代里山どぶろく特区」が国の構造改革特区に指定された。


「密造酒王国」とも呼ばれていた秋田県だが、

これで、堂々と造ることが出来る。

どぶろく特区を申請し、その認定をうけた桧山地区へ知人を訪ねて挨拶に行く。


偶然にもここでT元市議と会う。

「原田さん、大変な選挙になりそうだね。あなたを応援しているよ」といいながら、

その眼は束にして手に持っていた黄緑色のつづり怪文書のやり場を探していた。

長年の宿敵・畠山一男氏の怪文書をよく受け入れたもんだなあ。

たむたむた・ぬ・きは、ちーとも変わりなかった。



逆風にならないことを祈る

2006/04/11(火)


刷りなおしの討議資料が出来てきた。

早速、広報活動を開始する。16日の告示まであと5日。いやいやまだ5日もあると思うべきか。


「ああ いやだっ!」思わずそう叫んでしまった。

別の批判文書が3種類飛び込んできた。

私が持っているのはこれで5種類。

市長選立候補予定者である豊沢氏自ら集会で政策論というよりも、

「はらた悦子」は豊沢市長の抵抗勢力とレッテルを張って喧伝していると言う。

中田氏たちに取り囲まれた豊沢氏らしい攻撃に終始した戦術だ。


3年前、桶狭間の戦いの如く、能代産廃問題で後押しをして豊沢氏勝利に導いた私は、

いまその豊沢氏につぶされようとしている。


「原田悦子つぶし」の本懐を遂げられることも困るが、

これら怪文書やら喧伝が逆風となって豊沢氏の足を引っ張っらなければいい‥。


残念ながら豊沢氏の評判はあまりよく聞こえてこない。



くそまじめ‥実はそうなんだ

2006/04/10(月)


午前10時から浅内小学校新校舎・体育館施設見学会に出席する。

ちょうどこの日は、5,6年生児童が始めて新校舎を見学していた。

地域住民の学校施設利用も考えた地域連携施設を併設している。


校舎は1平方メートルあたりの単価約19万4600円でこれまでの例より5〜6万円は安く仕上がったようだ。

教室の腰板に品ベニヤを使用するなどしてコストダウンに努めたことはわかるが

あまりにも安っぽく貧弱に見えたのは残念。

お金がない、雨漏りがしなければいいと我が家でも天井板に品ベニヤを使っている部分があるから。


今日は旧能代市議会議員も対象にした見学会。

少なくとも旧能代市議会文教民生委員は出席するだろうと思っていたが、

皆さん選挙を控えてその広報活動が忙しいのだろう。

こまめに「顔を出す」文教民生委員長・安岡氏さえ来なかった。


出席したのは浅内小学校建設期成同盟会会長の今野氏、文教民生委員だった私と斉藤氏の3人だけ。

旧能代市議会で校舎及び体育館10億6912万2600円の学校建設予算を議決した議員には、

予算執行が適切に行使された完成校舎であるかどうかまで見極める責任がある。


「そんなくそまじめは誰もわかってくれないよ。それより選挙運動をしっかりしたら?」と、知人にぐさり痛いこと言われる。


手抜きが出来ない「くそまじめ」、実はそうなんだ。


    

木をふんだんに使ったぬくもりのある学校が出来ました。  新校舎から旧校舎を見る



かわいそうな記憶を思い出す


かなり前になるけれど私は藤里町の公民館に

手作り講習会の講師で何年か続けて通ったことがあるので地理的にはまだ少し分かる。


昨日、行方不明になっていた女の子が、川で亡くなって発見されたようだ。

遊んでいて足を滑らしたようだといっている。

今年の大雪で水嵩が多かったろう川に、子供が一人で、それも夕方になって

本当に遊びに行ったのかな?

行けるようなところなのかな?

足を滑らしたのなら、水をかなり飲んでいるんだろうな。


私の親戚でも米代川で川遊びをして亡くなっている当時小学校1年生の男の子がいる。

川から引き揚げたときのあの水ぶくれになって紫色に変わり果てていた姿を思い出した。

子供をなくした親の泣き叫けぶあの光景がいまもはっきり記憶にある。


亡くなった子供もおかあさんも本当にかわいそう、お気の毒だ。



子供の安全

2006/04/09(日)


我が家の新一年生は7日入学して初めての日曜日。明日から毎日学校に行く。


お父さんとお母さんにとっては感慨深いよろこびだが、一方で心配なのが「わが子の安全」ではなかろうか。

2年続けて奈良市、広島市、栃木県今市市と相次いで下校途中の女の子が殺害された事件は世を震撼させた。

児童を狙う凶悪な犯罪が学校内から通学路へ広がっている。


今のところ、ここ秋田県内では凶悪事件はおきていないが、だからといって安全とはいえない。

登下校字の安全保持は社会につきつきられた緊急課題だと思う。

広島市では、保護者と住民が学校の内外を巡回する「学校安全ガードボランティア」制度を導入していると聞く。


たった今、秋田県藤里町で小学校4年生の女の子が学校から帰ったあと

遊びに行ったまま行方不明になっているニュースが入ってきた。何があったのだろう。


地域と、地域住民の協力で監視の目を強め、子供の危険を少しでも減らしていかなければならない。



気がついたら‥県議選も動き出している

2006/04/08(土)


我が家に国会議員からの為書きが届いた。

と思うと県議活動報告やら県議から為書きが届く。

今までにない現象に困惑している。


先月24日の2月定例秋田県議会で県議選の区割りと定数が決定している。

選挙区が能代山本一本化して定数4を争うことになった。

能代山本全域から広く支持を得られるためには、市議選に便乗しながら活動を早くから行う戦術なのだ。

私の広報活動も思うように進んでいないのに「紛らわしいからやめて!」と、思わず言いたくなった。



主役が聞いてわかりやすい歓迎の言葉

2006/04/07(金)


校長先生はこういった。

「早く寝て、朝早く起きて、朝ごはんをしっかり食べましょう。

そして、お父さん、お母さんのお手伝いもしましょう。」


食に対する子供の関心を高める啓発の言葉は、

朝ごはん抜きの社会に当事者能力を失ってしまった親や大人にも健気な諭しにきこえた。


PTA会長は大きな声で、「挨拶の声がけ」を話し始めた。

「おはよう」のご挨拶は今日一日元気になります。

「こんにちは」のご挨拶は、笑顔になります。

「さようなら」のご挨拶は、また明日、友達に会いたくなります。

「ごくろうさま」のご挨拶は、何かいいことをした気になります。

「オースッ」のご挨拶は、となりの人が友達になります。


今日の主役は新しい1年生。分かりやすい歓迎の言葉にみんな眼を輝かして聞いている。




明日入学の児を褒める

2006/04/06(木)


我が家の小さな家族は明日ぴかぴかの一年生になる。

親はあれこれ心配で教えることも多いのだろう。

期待に夢膨らましている顔をして子供はそれを素直に聞いている。

その態度がさわやかで私はあらためて褒めている。



手足をとられてしまっては‥

2006/04/05(水)


新・能代市の選挙は告示まで後10日と迫った。

市議選は地縁、血縁が強い選挙だ。

私のように親戚の少ない家族はそれに頼ることは出来ない。

まして1945年生まれは同級生の数はもっとも少ない。


早くから激しい生き残り作戦が続いているときに、

あいさつ回りに自分を売り込む討議資料の配布ができないようでは、広報活動は手足をもぎ取られたも同然。


インターネットでは早くから原田悦子だけは当選させてはならぬとか、

落選して能代のためのスケープゴートになれとか‥。

おまけに怪文書の連続。

私はしっかり萎えてしまっている。


私を支援してくれる知人は、

「嫌がらせの怪文書に何も批判しないでいると、倫理観のない議員がそのまま市政にかかわることになる。

彼らは議員としての制約を超えている。

発言や怪文書が選挙に具体的な影響を及ぼしているとしたら、見過ごすわけに行かない。」と、言った。


私は思ったことを知人に話した。

「信太和子それら仲間たちがインターネットを使って私に質問したり強い口調でバッシングすることは、

質問などそのものに意味があるのではない。

本当に議会の様子や政治を知りたくているというよりは、

私の反論しない沈黙に自分たちの身の置き場がなくなっているのではないか。

沈黙に先に耐えられなくなるのは、何らかの意味で負い目があるということ。」


も一人の知人は「豊沢支援グループは、原田悦子落としに懸命だけど

逆に『豊沢が落ちる』土壌にもなっている」と、嘆いていた。



広報活動万事休す

2006/04/04(火)


私の討議資料が出来上がって届いたのは3月24日だった。

28日の事務所開きに間に合わせてやっと地区内の皆様にご挨拶伺った。

そして私の知人もそれを持って支援者の拡大に努めてくれていた。


日ごろから私は、健全な食生活で、健康な老後を送るためにも、歯に対するケアが重要だと考えている。

特に私の母のように認知症や介護度に大きく影響するといった指摘もある。

そこで私は、討議資料に93歳の母が歯科医から定期的に口腔ケアを受けている「記念写真」を載せていた。

高齢者が自分の歯を保つことで健全な咀嚼機能を維持し、全身の健康にも影響を与えることないよう、

医療を含む福祉の充実を知ってもらうことだった。


朝、電話が鳴った。

「一歯科医院が応援している印象を与える討議資料であると苦情があって困っている。

印刷をし直ししてくれないか」と言う。

私が使った写真1枚では某一歯科医院とは分からないが、

逆にかなり細やかな苦情の電話を入れた者は誰れであるか、すぐに見当がついた。


わたしはトラブルを嫌って印刷のやり直しを決した。

刷りなおし完成まであと一週間はかかる見込み。広報活動万事休す。



激励が いかに大事か 身にしみる

2006/04/03(月)


畠山一男、畠貞一郎、中田満3人が配布している黄緑色のつづり怪文書の中身内容について

問い合わせの電話があり、わざわざ届けに来てくれるものあり。

ついでに柳谷渉氏がリーフレットにはさんで渡している「文書」も届く。

どうやら、某団体が出したもう一方の怪チラシと同時に配布しているようだ。


旧能代市議会の中で

「自分たちだけが議員であった、正義を貫いた議員」と言わんばかりの攻撃に終始した内容である。

審議に議論を尽くすのが議員の仕事、

豊沢市長の提案なら何議案でも賛成して通すのが議員の仕事ではない。


夕方、「買い物に出かけて留守にしていた。あなたのリーフレットが届いてほっとした。

今年はずいぶん遅かったね。負けないでがんばってください。」と、激励の電話をもらった。


また明日がんばろうかなと素直に喜ぶ。激励が いかに大事か 身にしみる。



怪文書・選挙は何でもアリとは言うものの‥

2006/04/02(日)


朝6時30分ごろだったと思う。

起きて外に出ると普段見かけたことのない若い男が家の周りを自転車でうろついていた。


8時、清助町の知人を訪ねた。

「今朝、ポストにはこんなものが入っていた」と、

昨夜私が入手した畠山一男、畠貞一郎、中田満3人が配布した黄緑色のつづり怪文書と、

某団体の別刷のチラシを差し出してきた。

両隣の家の人たちも出てきて「わたしにも、私にも‥」と、怪文書が集まってきた。


急いで我が家に帰ってポストを覗くと、10枚ほどが束になって入っていた。

3月17日、某団体のふたりの刺客が玄関に置いて行ったA4文書があったので読んで比べてみると、

そこに書かれている中身の内容とはまったく違っている怪文書だった。


選挙に勝つためには何でもありというものの、

誰に利するために出しているのかその意図は分からない内容に、恐怖で気持ちが悪くなって倒れそうになった。


   

3人が配布したつづり怪文書          某団体の怪文書



「お前もか」とつぶやく場面

2006/04/01(土)


「ブルータス、お前もか」古代ローマの独裁者シーザーが、元老院の議場で暗殺されて倒れるときの言葉だ。

信頼していた相手に裏切られるようなことが発覚した場面で使われる一言となっている。


自治会役員会の終わりが近くなった午後9時30分ごろ、携帯電話がなった。

「N元議員からH氏に、大量に渡されたつづり文書を各家やのポストに投げ込むよう、金をもらって頼まれた。

読むなといわれたがその文書の中にある名前をみて、

はて? これは渡し歩いていいものかどうか、

選挙違反に問われるような行為ではないか」という、内容だ。


夜遅かったが黄緑色のつづり文書を受け取った。

畠山一男、畠貞一郎、中田満3人が発行したホッチキスで閉じたつづり文書だった。

信太和子氏のホームページを書き写したような内容で、

一部にはまったく事実と違う自分たちに都合のいいことばかりの怪文書だった。

批判の集中対称になって登場してくるわたしを含めた人物氏名等に驚くこともないが

自分たちの正当性を強調する内容を羅列し、相手の印象を悪くし、

相対して自陣営と豊沢陣営のイメージを高める展開らしいことだけは伺える。


ただ、H氏が、このつづり怪文書の依頼人・中田満氏と金銭のやり取りがあって手を組んだと知って驚愕した。

能代産業廃棄物処理センターに関わる長い運動の取り組み方は、

H氏の忙しさの中で問題に対する認識がすれ違い、

気持ちも私たち住民との間に大きくすれ違って歩む方向が逆走していた。


深いため息を漏らすと、固唾を飲んで私を見ていたみんなから私が意を決する催促のサインが‥。


決断しなければならないときもある。これまで耐えて我慢してきた私の忍の緒が切れた。


飛び散るスギ花粉に気をつけましょう



HOME