竜巻

 能代市浅内地区で、2009.10.30.午前 9時 20分頃 竜巻発生。浜浅内から国道 7号線を横切って、田圃を通り
 浅内中谷地、中山へそして旧国道 7号線を横切って横道の人家を通過し田圃を通り相染森で、消失した。
 住宅、作業所、小屋など 37棟の破損。飛翔物により足首を軽傷者 1名。
 当日、私は 彩霞長根の畑で、午前 7時から 8時過ぎまで農作業していた。空は青味を帯びた雲に覆われていた。
 今にも雨が降りそうな天候だった。垂れ下がった雲が近づいてきたので、作業を中止して、帰宅した。帰宅して暫くして
 強い雨が降った。そして雷が鳴ったりした。そのときに竜巻が発生していたのだ。昼のテレビが竜巻を報道した。翌日
 晴天になったので、被災地を見学し、カメラ撮影した。
 当日の天気予報は 寒冷前線が北日本を通過する。東北北部は昼過ぎまで所々で雨。急な強い雨や落雷、突風に
 注意。となっていて、竜巻の予兆を報じている。

    今年の竜巻
 10.8.午前 5時頃、茨城県土浦市と龍ヶ崎市と千葉県九十九里町で発生。両市で、民家 316棟破損。この原因は大型  台風 18号(中心気圧 945hpa 最大風速 45m/s 最大瞬間風速 60m/s )の通過時に発生している。
 9.13.午前 3時40分頃、山形県鶴岡市鼠ヶ関早田で、発生。家屋一部損壊 7棟、軽傷者 1名。
 9.7.午前 8時55分、大分県日田市で発生。上城内町体育祭のテント 5張が飛んで、2名重軽傷。
 7.27.午後 2時頃 群馬県館林市中心部で、発生。 21名重軽傷、乗用車 30台破損、民家 240棟破損。
 7.19.午後 7時過ぎ、岡山県美作市で発生。軽傷 2名、住家全壊 2棟、一部損壊 72棟。車両全損 11台。
 6.26.午後 1時過ぎ、沖縄本島西側海上に発生。午後 1:05 発生、1:15 消失。

    秋田県内の竜巻や突風の発生状況
 H22.11.12. 13:20 八峰町目目名潟地区(国道101号沿い)ミツ農研付近から役場付近まで 500m位、住家 7棟、非住家
          11棟、トタン屋根が剥れたり、ガラスがわれた。庭木が倒れた。13:18に漏斗雲を観測。竜巻と断定。
 H22.10.17.12:40.八峰町滝ノ間 竜巻と推定 同日 13:20 潟上市昭和大久保 竜巻と推定
 H21.10.18. 潟上市 藤田スケール不明
 H21.7.8.   八森浜田地区 スケールF0 住家非住家 3棟が一部損壊
 H21.2.7.   秋田市      スケール不明
 H20.11.30. 秋田市      スケールF0以下
 H20.11.6.   秋田市      スケール不明
 H20.11.2.  秋田市      スケール不明
 H20.11.2.  八郎潟町     スケールF1
 H20.10.26. 仁賀保町     スケールF0
 H20.6.1.   八森町小入川地区 スケールF0以下 非住家の屋根破損
 H18.8.26.  大仙市      スケールF0
 H17.12.26.  旧峰浜村    スケールF0~1 住家非住家 26棟に全壊や一部損壊
 H17.11.8.   旧琴丘町    スケールF1  住家半壊 8棟など、30棟以上被災

 方丈記には 平安時代の京都に起こった竜巻の記録が残っている。「1180年 4月(旧暦)、御所中御門京極より大きな
  辻風(竜巻)が発生し、南南西へ 400m位進んだ二条に移動して消えた。その間の人家はすべて被害を受けた。
  ある家は倒壊し、ある家は柱のみ残ったり、家財や屋根板、垣根など空中に舞上がった。それによる重軽傷者は
  数えられなかった。」と。

     温暖化について
 CO2による地球温暖化は 北海道や東北北部には 気温上昇により農作物の増収や冬の暖房費の低減等の長所を
 持っているが 海面の上昇や熱帯で見られるスコールのような局地的集中豪雨や竜巻の発生が予想された。しかし、こ んなに早く、身近にやってくるとは驚いた。

    能代市山本郡の情報へ        最初の頁に戻る