余りにも過剰な大量生産を長期にわたって、続けてきました。
結果、テレビ、クーラー、ビデオ、冷蔵庫、マイカー、等がほぼ行きわたると、
買い替えしか、需要が伸びない、→不況の始まりとなってしまいます。
過剰な土地購入、工場建設、設備投資が、今となっては、処分出来ずにいます。
経費が嵩み、資金繰りが困難、→倒産の始まりとなるのです。そのほか、色々な原因、要因が有ると思われますが・・・??
結果、大不況の様にも見えます。
教訓として、いかに景気が良い時も、10年、20年先の事を考えておきましょう。
計画、行動、過剰な設備投資は、景気が悪くなった時期、会社を滅ぼします。
我々の業界では、割賦手形の残債務が、月々の返済がいくらかによって資金繰りが難儀か、楽なのかが決まってきます。
この事が、将来の生き残りに大きく左右されるはずです。
しかし、現在の状況、景気が平常に戻ったのだと言う考え方もあります。
この状態を維持していく事が、何よりも重要であると考えています。
振り返れば、平成3年2月のバブル崩壊、平成5年12月の石油税の値上げ、
人件費の増、厚生年金の負担増、社会保険の負担増、等会社経営の圧迫する要因は、数知れません。
平成9年4月からの消費税の増。3%から5%になったので、たったの2%増と考えるのは、大きな間違いです。
比率を計算してください。なんと67%アップなのです。
これから先は、高齢者年金等で小子化の為、企業負担が益々増となっていきます。
どの様な、経営方策をとっていけば良いのかが課題となっています。
平成9年11月
|