- 1.分子ふるい作用
ゼオライトは網目構造の細孔を通じて各種の分子を空洞または孔路内に吸着するが、この細孔は
通常オングストロームの均一径ををもつため、いわゆる分子ふるい効果を生じ、分子径がこの孔径より小
さい分子しか吸着しない。
これがゼオライトのもっとも大きい特徴である。
2.吸湿作用
ゼオライトを空気中に放置したり、水分と接触させると、容易に吸湿して結晶水を復元する性質
がある。このようにゼオライトの結晶水は他の含水結晶性物質の場合と異なって、結晶構造の安定化にほ
とんど関係が無く、結晶水の脱離と再結合が可逆的に起る特徴がある。
この水の吸着は単純な物理吸着でないため、きわめて強い吸湿力を持つ。
3.イオン交換作用
ゼオライト中の陽イオンは水溶液中で異なった陽イオンと接すると、互いに交換する性質がある
この塩基の置換わる作用が塩基交換能(陽イオン交換能)で、塩基能の大きさを塩基置換容量(CEC)
で表される。
イオン交換性は、ゼオライトの結晶格子の中心部にある珪素(Si)の一部が、アルミニウム(Al)に
よって置換えられ、陽イオンの欠損が出る、その不足分をナトリウム(Na)、カルシウム(Ca)、
カリウム(K)の陽イオンを取り込んで補っている。
ゼオライトはナトリウム、カリウム、カルシウムなどの陽イオンの肥料成分を吸着、保存し、要求に応じ
て栄養分(肥料成分)を作物に供給する。
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