詩

 タケイくんに褒められたので調子に乗って、僕が主に高校時代に書いていた詩のようなものをここで公開したいと思います。もう全身赤面(赤身?)するぐらい恥ずかしいので、どうか身を入れて読まずに、さらっと読み流して下さい。知ってる人にとっては、なつかしくて笑っちゃうものもあるでしょう。それでは、どうぞ。


盲目

癒すことのできないもの
癒されることを望んでいないもの
ただ、癒したくないもの
心に鬱積する吐き気に似た感情

虫酸が走る笑顔
満たされることのない欲望
卑劣な思いやり
良心に逆らう無邪気な病理(ウソ)

無意味なものの蔓延した世の中で
ふとしたときに殺意は生まれる
この秩序だった世界を壊したいと、
思えど、無力な僕の心

そしてその無力さが、今度は僕に牙をむく
誰もがもつ、悲しいぐらい美しい狂気(ナイフ)
切り裂かれた心。
嘔吐。

あるいはそこから、
見えてくるものもあるかもしれない


楽園

一人はイヤだ
一人はイヤだ
一人はイヤだ

でも結局、誰もいないのさ
僕の中に僕が独りぼっち


運命

まだ出会ったことのない君と
まだ出会ったことのない僕

二人はきっと、上手くやっていけるさ


失明


心の中を見ようとした


印象

一目見て美しいものに、僕は触れようとしないだろう
鮮やかに咲き乱れた花
凛として清らかに見える人
なぜか、こわいんだ

触ったら、ガシャンと音を立ててこわれた


哀しき笑顔

彼女はいつも笑ってる

あまりにも素直な心を持ってしまった定めなのか
決して楽しくなんてないのに
まるで、自分を欺くかのようにして
笑っている

相手の心がわかってしまうから
その表と裏のギャップに耐えるのに必死で
反論さえできずに・・・
彼女の中は、いつもどしゃ降りだ

 誰も気付いてやれない
 こわれそうなのに
 あたたかい光を送るものが
 まわりには、一点の光さえない

彼女の目は、
いつもすごい力で何かを訴えているんだ。
まるで、親とはぐれて、
恐怖に怯える子犬のように

もしできることなら
僕が、その痛みを癒すことができるなら
僕は全てを犠牲にしても
君のそばにいよう

いつか、
どしゃ降りが小雨になり
そして、晴れる日が来るのを信じて