第7回  ガイド視察 作成開始 2006/6/21

最終更新 2006/6/24
留山(八峰町)散策をガイドしてもらいながら、
実際のガイドについて学ぶ

2006/6/21(水)

 今日は八峰町の留山に行くということで、受付もサン・ウッドの玄関で行い、13:05 そのままバス2台に乗って出発。バス内で今日のテキストと留山周辺地図が配布され、場所の説明を受ける。
 13:35 白滝神社前駐車場でトイレを済ませ、2名の講師(1号車 工藤英美氏 2号車 泊川茂氏)を乗せて留山に向かう。
 13:55 留山到着

マイクロバスの中からこれから行く
方向を見る。めざす留山は
左手の山(薬師山)の裏手方向
白滝神社 駐車場とトイレは右手にある 駐車場にある「新奥の細道」の案内板
駐車場にはこの案内図と上右の「新奥の細道」の案内図が並んでいた
今日のテキストに書いてあった注意事項
 留山は、山と木と水の大事な関係に気づいた昔の人々が、この山から木を切ってはいけないとして、現在に残されてきた場所です。
 ここには人里に近いにもかかわらず、素晴らしいブナなどの森が形成されており、人に踏み荒らされないようにと木道が作られ、誰でも気軽に迷うことなく森の散歩ができます。
 ただし、ここは地元案内人(ガイド)が一緒でなくては入山できません。

 現地に到着してマイクロバスの前で講師紹介があり、工藤英美氏から先日東京に行った時に東京の知人から話されたこととして紹介したお話し。
 工藤さん、ガイドさんにこんなことを言わせないでくれ。白神山地に4回も行ったが、雨模様だった時に、「昨日はよい天気だったのに」と言われた。また秋に来た時には、まあまあ満足できる紅葉だと思っていたのに。「去年はもっといい紅葉だったんですよ」と言われた・・・と。


(以下 後日作成)

講師紹介 入山場所にある案内板
今日のテキストには
<留山散策するには・・・>として
NPO法人白神ネイチャー協会
Tel0185-70-4211(一週間前に要予約)と書いてありました。

JRの「リゾートしらかみ」を利用する場合はあきた白神駅の観光体験メニュー1を利用すると便利と書いてありますが、一般のお客様も直接「ハタハタ館」(TEL0185-77-2770)に申し込むことができます。

ゲートの鎖の錠を開けて入ります。私たち2号車は泊川講師に案内していただきました。

入ってすぐは急坂を上ります。ここはまだ杉林です。進むに従って左手の杉林と右手の広葉樹が対照的になります。

 進む方向に向かって左手が針葉樹、右手が広葉樹となりました。左手を見下ろすと左の写真、右を見上げると右の写真の光景です。

 次々と説明してくれたので、その都度シャッターを切りましたが、何を説明されたのか覚えていない場所が多いです。そういう場所は写真にコメントを加えないで通過します。

ここでブナの説明がありました 木道の手すりロープが新しくなりました
木の幹にツリガネタケというキノコが多数
もう木に寿命がきているという証拠
こちらはミズナラの木
マエタケは枯れた枝に対応した根元に生えるという
常緑の草木はユズリハ、ヒメアオキなど
背丈の低いものだけが生えている。
土地の気候に順応して変化したものか?
(日本海側要素植物)
この木に彫られた「三浦文子」という人名の両側に
岩手県二戸郡浄法寺町などの地名が読める
なぜ浄法寺の人の落書きがここにあるか
昔八峰町(小入川)でもウルシ栽培の記録がある
藤つるが巻き付いた木 藤は右巻きか?
講師の泊川さんは工学系出身でこの巻き方は
左巻きと考えていた。このような巻き方を右巻き
とするのは植物の世界だけだという
この肌の木は?
この木はホオノキだったか・・・
講師はホオノキの花の写真を出して説明していた
大きな花だった 地球上で最初に花をつけた植物?

反対方向から来た人たちに出会った。秋田県森林技術センターの職員3名。ブナの木の生態を調査中(ブナの実の数を調査し、豊作か不作かを調べる)だという。今年はブナの実が不作で熊が里山に下りてくること間違いなしとか。ブナの実が豊作になるのは5年に一度くらいで他の4年は不作なのだという。

留山では太さ最大のブナ。350年くらいか。右の写真の板は170年ブナの直径。
偽年輪とか様々なことを話していたが、同じ年数の同じ種類の木でも生育環境により
個体差が激しいので比較は難しいのでないかというのが見ていた私の感想。
最大径のブナの大木の回りの様子を撮影。
これらの木は最大径ブナが朽ちるのを待っている。
リタートラップ という名だったか。白い三角の袋に
ブナの実を集めて豊作・不作を調べる
袋の脇にはこのような注意書きがあった 更に進むと林内にコンクリートの電柱?
これは留山の特徴であるシミ1つないブナだった
ブナの木肌にカビが生えない理由は?
発盛鉱山の煙害? 海岸近くの潮風による?
ところがこのような模様のついたブナも
模様は誰がつけたの? ヤマナメクジの食痕?
真ん中のブナに巻き付いた藤蔓は
どのようにして上っていったか?

留山の草花

ギンリョウソウ ミヤマナルコユリ
クルマユリ ツクバネソウ
エゴノキの花

きのこ

ヒラタケ サンコタケ

モリアオガエル

モリアオガエルの卵
(木の枝にぶら下がっている白っぽい袋)
留山出口付近の地図(地図の8番地点)

まとめと講師への御礼