2016年 総会・新年祝賀会 2016/1/23(土) プラザ都

最新の更新 2016/1/25

総会

 午後4時から総会と新年祝賀会が開催された。新年祝賀会は平成28年の新年祝賀会なのだが、総会は平成27年の総会。
総会は毎年9月の創立記念日の前後に行われることに会則で決まっているのだが、周年行事のある年には90周年記念式典などが創立記念日の前後に行われるため、総会は新年祝賀会と一緒に行われるのが恒例であった。
 今回、「同窓会会則の一部改正」を提案し、承認されたので会則第7条が「総会は原則として創立記念日(9月22日)の前後に開き、出席者を以て成立し、決議は出席者の過半数の賛成を得て決定する」となった。これで100周年の時には会則に基づいて総会・新年祝賀会を同時に行うことができることになった。
 <参考>70周年記念式典 1995年9月22日(金)  総会・新年会 1996年1月27日(土)
       80周年記念式典 2005年9月17日(土)  総会・新年祝賀会 2006年1月27日(金)
        ※「新年祝賀会」の名称になったのは2006年から

 
総会の全景  あいさつをしている森田新一郎同窓会長
   
 (左)会務報告をする事務局長の松谷健氏(35期)と議長の森田会長  (左)司会進行を務める加藤成氏(45期)

 総会で提案された会計報告・経常費予算案は12月1日発行の同窓会報・松陵に(案)として掲載されている。今回満場一致で承認された。


新年祝賀会

 同じ会場で午後5時から新年祝賀会が始まった。最初は校歌斉唱。昨年は久し振りに新旧両校歌を歌ったが、今回は新校歌だけ。

   
 
   

同窓会会長あいさつ 森田新一郎氏(40期)

  この新年会から出席された方もおりますので、改めて新年のごあいさつを申し上げます。

 皆様、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 皆様には日ごろから同窓会活動に対し、格別のご支援とご協力をいただいておりまして、この場をお借りし厚く御礼申し上げます。
 また本日は大変お忙しいところ、同窓会前会長の田中顧問を始め、後ほどご紹介いたしますがたくさんのご来賓の皆様や、同窓会員の皆様にも多数ご出席いただきました。出席者につきましても、最近ではかなり多い方になりますが、93名の出席となっております。大変嬉しい限りであります。
 特に今回の当番幹事である第45期と第55期の皆様には大変頑張っていただきました。またいつものように30期の皆様を始め私の同期である40期の皆さんにも多数出席をいただいております。本当にありがとうございました。
 
 さて昨年は、「地方創生」や「県版や市町村版の総合戦略」や「1億総活躍社会」という言葉が日本列島全体を駆け巡っていたように思います。いずれも地方を元気にしようという思いが伝わってきて大変有り難く思いました。

 私もご縁があって「八峰町版総合戦略」の策定に参画いたしました。その策定を通じて基礎的なデータを再確認することになったのですが、改めて、人口減少はもちろんのこと、高齢化と少子化の進行が極端であることを強く感じました。
 これらは八峰町だけでなく「能代山本」全体にとっても、長い間の大変厳しい、かつ難しい問題でありますが、今年はいつもと違う様相を呈しているように思います。それは、地域を元気にするための予算を一番多く持っている能代山本の4市町がそれぞれに「自分たちバージョンの総合戦略」を策定し、また4市町が今後とも連携・協力していくという「定住自立圏」の形成が進められ、さらには大きな経済的な恩恵をもたらす「能代火力3号機」が着工されているからであります。
 今年は「地方創生元年」ともいわれておりますが、まさに今後の飛躍に向けての素晴らしい舞台環境が整ったように思います。今年の干支であるお猿さんは、いいことも悪いこともいろいろ言われますが、行動力と金運があり、かつ明るいということは共通しているように思います。今年が申年のように我々のふるさと「能代山本」が元気よく楽しくなっていくキッカケの年になればと思ったところであります。

 次に、同窓会活動についてお話しいたします。
 まずは「創立90周年」についてでありますが、皆様からも大変大きなご支援やご協力をいただきました。お陰様をもちまして立派な記念事業を行うことができたものと思っております。
 創立90周年を記念した同窓会名簿の作成から始まって、たくさんの同窓生から寄稿いただいた記念誌「松陵九十年」の刊行、母校吹奏楽部と生徒たちで作成した「校歌・応援歌のCD」、全校生徒による応援合戦にもなった硬式野球部と軟式野球部の招待試合、1300人もの皆さんが出席した「記念式典」や「池上彰先生の記念講演会」、さらには 200人を超えるそうそうたる面々が出席した「記念祝賀会」など、今振り返ってみても夢のようであります。関係したすべての皆さんに心から感謝と御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 また、私の同期であります40期の船木信貴さんが、創立90周年を記念して能代市出身の洋画家宮腰喜久治さんの絵画と自分が作成した刻字の作品を母校に寄贈しております。今日の新年会にも出席しておりますが、皆様にもご紹介いたしますとともに私からも御礼申し上げます。ありがとうございました。

 また、軟式野球部が創立90周年という記念の年に全国大会準優勝という素晴らしい成績を残したということも忘れられません。決勝で敗れてしまったのは残念だったのですが、全国の軟式野球部の中で一番長く夏の大会を楽しむことができたということは大いに誇れることだと思います。この場をお借りし、選手たちを全国大会に派遣する募金活動に協力していただいた皆様に深く感謝を申し上げます。
 硬式野球部もこの記念すべき年に大いに頑張ってくれました。秋の県大会で決勝まで進んだことや、今や全国レベルとなった東北大会においても、敗れはしたものの、選手たちが十分な手応えをつかんだと伺っておりますので、今後、大いに期待できると思っております。今日出席されている35期の能登先輩が、かつて、ご来賓としてのあいさつの中で「今抱えている様々な問題は硬式野球部が甲子園に行けばすべて解決する」とお話しになったことがありました。私も今、本当にそう思っております。

 もうすでに20年以上も前のことになっておりますが、今年は平成4年以来の軟式と硬式のアベックで全国大会という大きな夢が叶うチャンスを迎えていると思います。私もより一層球場に足を運んで応援を頑張りたいと考えておりますので、皆様にも応援方についてよろしくお願い申し上げます。さらに、体操部や空手道部、弁論部の皆さんも大活躍でありました。
 今年も我々の後輩である松陵健児の皆さんは、学業はもちろんのこと、体育部、文化部ともに、校訓である「至誠力行」の精神をもって大活躍してくれるものと思います。同窓会としても皆様のご理解とご協力をいただきながら精一杯応援してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 結びに、本日ご臨席の皆様のますますのご健勝と、本年が皆様にとって素晴らしい一年となりますよう心からご祈念申し上げまして、新年のあいさつといたします。
 本日は誠にありがとうございました。

校長あいさつ 菊池一二三 校長先生 (45期)
   校長先生は、90周年記念式典と記念講演会について、生徒たちも一生懸命頑張ったことを紹介し、「生徒たちの心に忘れることの出来ない能代高校の1ページとしてメモリーが刻まれた」と話していた。
 記念式典に先だって行われた招待試合については、軟式野球部は招待校である作新学院と全国大会決勝でも対戦する素晴らしい活躍をしてくれた。硬式野球部は夏の全県大会で前年優勝校を撃破する活躍をみせ、秋の新人戦では全県準優勝、東北大会出場と、「軟式、硬式とも来年度の活躍を期待できる足跡を残してくれた」と話していた。
 「そのほかの運動部、文化部も素晴らしい実績を残してくれたが、皆さん1月15日の天声人語をお読みになりましたか」と天声人語の紹介をした。
 下にその日の天声人語を掲載したが、2番目に書かれている「秋田の高2佐藤瑞穂さん」が本校の生徒なのだそうだ。そこで「天声人語」を全文紹介する。
 若さは特権だ。あらゆるものを貪欲に吸収する。千葉の中3大石桃子さんは詠む。<本読めば時間がどんどんすぎていく不思議な力が私を連れ去る>。青春の表現はみずみずしい。秋田の高2佐藤瑞穂さんは<通学路寝ぐせが揺れるそよ風にノンフィクションの「今日」が始まる>▼「現代学生百人一首」が、今年も東洋大学から届いた。29回目の今回は約5万7千首が寄せられたという。若者たちの関心の幅広さが入選作からうかがえる▼<戦争をしてはいけないと訴える語り部さんの顔は必死だ>中1倉橋祥子。戦後70年の節目は学びの会でもあっただろう。<教科書をあと何ページめくったら本当の平和はおとずれるのか>高2渋谷拓▼選挙権年齢が18歳に引き下げられることには不安も。<来年は与えられてる選挙権進路選択も出来ぬ私に>高2大室花香。より若い世代にも自覚が芽生える。<公民で勉強している選挙権三年後には人ごとじゃない>中3清水知徳▼福島から力強い声が届いた。<震災時分けが分からず泣いていた今は違うぞ役に立つ時>高1矢吹由伸。神戸の声も呼応した。<「またきてね」言ってもらったあのコトバ神戸と東北絶えない絆>高2橘優佳▼恋のときめきだろうか。<黒板にうっすら残る日直欄あなたが書いた私の名前>高2宮崎偲永。優しい気持ちが湧いてくる。<冬が好き雪の匂いもオリオン座も「寒い」と言って繋がれる手も>高1小宮山芙。二度と戻らない季節をしっかり抱きしめて。 
 


来賓代表あいさつ 能登祐一県議会議員(35期)

 

乾杯のご発声 同窓会顧問 田中仁純氏(25期)

 

会場の様子

   
   
 

恒例の東雲羊羹贈呈 

       
1位から3位まで配られる東雲羊羹 1位だけでも20数個?    
       
会長さんが持ったが身動きできない  第1位 45期 2名で受け取りに来たが・・・    
       
第2位 55期  第3位 40期     
       
旧制能代中学からただ1人ご出席の淺田嘉美氏(17期)には特別賞      

閉会 今回は所用のため遅れて参加された藤里町長佐々木文明氏(45期)の音頭で締めとなった。(午後7時10分)

   
   

その後会場で記念撮影する期もあった