最新の更新 2015/03/03

2014/03/01

平成25年度 同窓会入会式 平成26年3月1日 午後2時〜2時20分(の予定だったが実際は20分程遅れて実施)

 今年の同窓会入会式は進行を38期の渟城英夫氏(八幡神社神主)が担当し、同じく38期の成田 潤氏(成田産婦人科医院院長)が「同窓会入会激励のことば」を述べました。(入会式は期ごとに担当し、今年は第38期が担当、来年度は39期担当となっています)

       
   卒業式前日 略旗が翻っていた  自在の像がクッキリ撮影できた  
       
   同窓会会長  歓迎のあいさつ  新入会員宣誓 代表 櫻田 浩平 氏  

同窓会長 歓迎のあいさつ   同窓会会長    森田新一郎

 同窓会会長の森田新一郎でございます。
 3年間の高校課程を修了し、明日いよいよ卒業される皆さんに対しまして、まずもって心からお祝いを申しあげます。本当におめでとうございます。

 また本日は、男子136名、女子79名の合計215名の皆さんを本校同窓会にお迎えできますことを大変うれしく思っております。心から歓迎いたします。

 同窓会は、会員相互の親睦を深めるとともに、在校生を物心両面から支援し母校の振興発展に貢献していく会であり、また、同じ高校で青春を謳歌したという共通の話題を持ち、先輩と後輩とのコミュニケーションがとりやすい会でもあります。

 同窓会には、能代高校に拠点をおく同窓会本部をはじめ、東京同窓会や同窓会秋田支部、秋田県庁支部などたくさんの拠点があります。今後、皆さんにも同窓会の会報である『松陵』をお届けするとともに、同窓会のホームページでも同窓会活動の情報を提供してまいりますので、是非一度参加してみていただければと思います。なお、同窓会のホームページへは能代高校のホームページからも入れますし、「能代高校同窓会」で検索してもOKですのでアクセスしてみてください。

 さて、今日は、前途洋々たる未来があり、また無限の可能性がある皆さんに対しまして、今後心にとめておいていただきたいことをお話ししたいと思います。皆さんが生まれ育った「ふるさと」についてであります。

 私が高校生だった頃、今から44、5年前になりますが、世界の人口は37億から38億人ぐらいでありました。現在は72億から73億人くらいになっておりますので、半世紀も経たないうちに、2倍近くに増えております。

 日本の国をはじめ秋田県も能代山本も、人口の減少が大きな問題になっておりますが、世界に目を転ずれば、日本とは逆に人口の爆発的な増加が大きな問題となっております。

 こうした世界的な時代の潮流を見据えたとき、我々人類が大切にしなければならないもの、我々人類が生き抜いていくために必要不可欠な基礎的な要件として三つのことが重要であると指摘されております。

 一つは水の確保であり、もう一つは「食料」の確保であり、三つ目は「エネルギー、電力」の確保であります。言い方を変えれば、人口の爆発的な増加に伴って、地球規模で「水」「食料」「エネルギー」の確保が大変難しくなっていくということであります。

 皆さんの「ふるさと」である能代山本はどうでしょうか。きれいな「水」と「コメ中心ですが「食料」は問題なく豊富にありますし、「エネルギー」についても、火力発電所がありますので当分は大丈夫であり、遠い将来的にも外国からの化石燃料に依存しない風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーの開発と、我々のライフスタイルを節電モードへ見直していくことにより対応できると考えます。

 したがって、皆さんの「ふるさと」は、将来的に必要な「水」、「食料」、「エネルギー」という基礎的な要件がそろっているところなんだということを是非心にとめておいていただきたいと思います。

 皆さんは今後、進学や就職等により「ふるさと」を離れる方もいると思いますが、自分の「ふるさと」は大変素晴らしいところであるということに自信と誇りを持っていただき、またご縁があって奇跡的な確率で出会い、知り合うことができたクラスや部活動や学年の仲間達との絆を大切にしながら、充実した人生を送るとともに他人や社会や地域のために役立つ人間に成長していくことを願っております。

 結びに、歴史と伝統がある能代高校の第84期生215名の皆さんの、ますますのご健勝と今後のご活躍を心から祈念し、私からのあいさつといたします。