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1.世界自然遺産「白神山地」について
Q・世界自然遺産って誰がどのように決めたんですか？
A・１９７２年１１月 ユネスコ総会において採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づく世界遺産一覧表に登録されたものをいいます。
この条約は、世界的にも際だって優れた価値を有する自然環境や文化的遺産を、人類全体のための貴重な遺産として、将来にわたって保護・保存し、次世代に伝えることを趣旨としています。
世界１５８カ国（１９９９年１２月現在）がこの条約を批准しており、日本は、１９９２年６月に批准しております。
Q・白神山地はどこにあるんですか？
A・秋田県北西部と青森県南西部の県境にまたがる広大な山岳地帯の総称です。
このうち人為的影響の少ない原生的なぶな林が広がる１６，９７１ｈａが、１９９３年１２月に世界自然遺産として日本で初めて鹿児島県の屋久島とともに登録されております。
（秋田県側４，３４４ｈａ・青森県側１２，６２７ｈａ）
Q・バッファゾーン、コアゾーンの違いは？
A・核心地域（コアゾーン）は、人手を加えず自然の推移にゆだねることを基本としています。
既存の歩道を利用することはできますが、それ以外の核心地域に立ち入るには、学術研究や取材などの公共的行為であっても事前に担当森林管理署にて入林許可を受ける必要があります。
山等を目的とした行為の場合は、青森県側のみに設定した「指定ルート２７（歩道ではない）」に限り、事前に入山届けを提出して立ち入ることができます。
※秋田県側については公共的行為以外については立ち入ることができません。
又、渓流釣り等に関しては、秋田県側のコアゾーン内では禁止となっております。
青森県側の渓流釣りに関しては遺産地域内の河川については全面的に禁止となっております。
緩衝地域（バッファゾーン）への立ち入りは特に許可を必要としませんが、植物の踏みつけや野生動物の生息地の攪乱がないよう十分な注意が必要です。又、世界遺産地域外であっても、ゴミの放置や野生動物への給餌
は遺産地域内外の生態系に重大な影響を与えます。
ゴミは必ず持ち帰る様に・・・。
Q・ネイチャーガイドでコアゾーンのガイドは可能ですか？
A・人手を加えず自然の推移にゆだねることを基本理念としておりますのでコアゾーンへのガイドはいたしておりません。
尚、遺産地域周辺部においてもコアゾーンに匹敵するくらいのフィールドがございますのでそちらを案内させていただいております。
2.入山するにあたって
Q・山登りは初めてですが、こんな私たちでも白神山地に登れるでしょうか？
A・普通に歩けるのであれば大丈夫です。
※目的意識をはっきり持ってこられることを希望します。
Q・当日までに準備するものはありますか？(夏、冬別)
A・季節、季節にあった服装、装備等がありますのでお近くのアウトドアショップでアドバイスを受けて準備してください。
尚、ガイドをご依頼いただいたときに、詳細をアドバイスいたします。
Q・沢歩きではどの程度濡れますか？
A・腰から下と考えてください。
靴に関しては沢歩き専用のシューズが出回っておりますので専門店でアドバイス受けてください。
Q・危険な動物はいますか？
A・熊（ツキノワグマ）がおります。熊は臆病な動物で人間が気づく前に回避行動します。
むしろ、毒蛇、蜂（すずめばち）等の注意が必要です。
Q・山の綺麗な植物等を持ち帰ることは出来ますか？
A・”高嶺の花”と言う言葉があります。苛酷な自然と闘い 可憐なる花を咲かせて懸命に生きている植物達、彼らを己１人の欲望を満たす為採取行為をする人は山に入る資格なし。花は山で見るのが最高！！！
Q・歩くスキーの道具は用意していただけるんですか？
A・原則 お客様がご用意していただきます。
Q・スノーキャンプ、用具や装備はどのようなものが必要ですか？
A・テントは冬用が必要です。その他用具等につきましては雪の上でのプログラムで変わります。
例えば わかんじき、スノーシュー、歩くスキー等を使っての冬芽の観察や雪面に残された動物たちの足跡を推理してみる。冬にしか見れない渡り鳥の観察など。
又、沼（十二湖地内）でのワカサギ釣りも楽しいプログラムかな？
Q・小さい子供がいるのですが大丈夫でしょうか？
A・大人が考えておるほど子供は軟弱ではありません。一例として「五歳 女の子」自力で白神岳へ登っております(もちろん大人同行ですが)。
”案ずるより産むが易し”です。
Q・あらかじめ決められたコースや、他の誰かと同じツアーコースは歩きたくありません。
ツアーガイドは決められたコースしか無いのでしょうか？
A・白神山地に登山道が整備されておる山は１０数カ所ありますが、週末にはかなりの混雑が予想されます。
ネイチャーガイド白神PROでは、ガイドがお客様の経験にあった既存のコースガイドに無い 「オリジナルなコース」をお作りいたします。
ぜひご一報ください。
Q・最後に、ガイドなしで山に入るのは危険ですか？
A・白神がどうして世界自然遺産になったとか、昔と今との違い、今後どうあるべきか など 単に山の頂に立つのみの「ピークハンター」的な山登りだけではなく、ガイドから「山への豊な知識をおしえてもらえる」と言うことで心癒されるのではないでしょうか？
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