天然秋田杉の歴史

 最初の天然秋田杉の記録として、大正11年(1583)羽黒山造営のための板柾と他材木の調達の交易の記録が見える。これが秀吉の時代になると北陸の船問屋を利用し、杉材輸送が盛んになり秋田の天然杉は機内に知れわたるようになる。さらに江戸時代には北前船による繁栄のもととなった。

秋田杉は産業と暮らしを支え続ける。

 日本三大美林として名高い天然秋田杉は、スギ科スギ属に分類された日本特産の樹木である。秋田杉とはかつては天然杉の呼称だったが、現在では天然杉を「天然秋田杉」、人工林杉を「秋田杉」と呼んで区別している。

 今後、資源事情の変化や多様化する消費者ニーズに応えるためには、杉に関する経験豊かな地元木材業界と、秋田県木材高度加工研究所が連帯を取り合い、確かな技術を基に付加価値の高い製品開発に努め、木の都「能代」が住宅部材の総合供給基地として、大きく飛躍することが望まれる。