矢口高雄。
本名 高橋高雄は1939年(昭和14年)秋田県平鹿郡増田町に生まれました。
少年時代を奥羽山脈の山麓の村で、山と川を駆け巡り、釣りキチ、昆虫少年として過ごしました。魚との出会いはカジカ、初めての釣りはエゾウグイだったそうです。
小学校3年の時、手塚治虫が著した「流線型事件」という赤本を手にして、一気に漫画のとりこになり、『絶対漫画家になる!』と純粋一途に思い、目指したのです。
増田高校卒業後、羽後銀行に勤め、アイデア銀行マンとしても活躍しましたが、漫画への夢を断ちがたく、昭和45年に12年間勤めた銀行を退職して、プロの道を目指して上京しました。釣りをテーマにした「鮎」(「少年サンデー」)でデビューし、それから3年後に、「釣りキチ三平」の連載を開始し、一躍人気を集めました。
74年に「釣りキチ三平」「幻の怪蛇バチヘビ」で講談社出版文化賞(児童まんが部門)。
76年には、「マタギ」で日本漫画家協会大賞を受賞。
代表作に「釣りキチ三平」「釣りバカたち」「マタギ列伝」「おらが春」「ニッポン博物誌」「オーイやまびこ」「ボクの手塚治虫」「新・おらが春」「蛍雪時代」「9で割れ」「野生伝説」など多数の作品があります。また、エッセイ集「ボクの学校は山と川」は自分の少年時代を生き生きと描いていて好評を博していて、この中の一文は中学校1年用国語教科書にも採用されています。


《白神自然文化賞審査委員》
漫画家・エッセイスト



この講演は平成14年6月3日(月)能代市で行われました
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