シグナル劇場NO.1 白雪姫

配役 

白雪姫    エララ(A-E1α ELARA)
王子様    シグナル(A-S SIGNAL)
七人の小人1 ちびシグナル(A-S SIGNAL)
     2 ハーモニー(A-H HARMONY)
     3 ニーハオ(A-N Ni-hao)
     4 音井信彦
     5 マリエル-サイン-金
     6 クイック(A-Q候補)
     7 中シグナル(A-S 未発達製作形)
魔法使い   クリス-サイン
鏡      エプシロン
城の警備兵  オラトリオ(A-O ORATORIO)
城の警備兵  オラクル(特殊ネットORACLEホストプログラム)
ナレーション エモーション&ユーロパ(A-E EMOTION&A-E1β EUROPA)


エモーション:昔々あるところにとても美しい姫がおりました。白い雪のような肌をしているため,姫の名前は白雪姫と名づけられました。(はまり役ですわね)
ユーロパ:とても幸せに暮らしていた白雪姫に突然不幸が訪れました。
エモーション:母親を病気で失った白雪姫のもとに,新しい母親がやってきたのです。しかし,彼女はとても嫉妬心の強い魔女だったのです。

クリス:鏡よ鏡よ鏡さん,この世で一番美しいのはだーあれ?(なんでこの天才美乙女ロボット工学者のあたしが,こんな悪役をやれなければならないの?)
エプシロン:ソレハ,白雪姫デス。
クリス:ぬわーんですってええ!

信彦(うわー・・・・・感じでてるー…つうか出すぎで怖いなあ)
シグナル:(今のうちに台本読んでおこっと,ってあっ!すっすごい・・・・ぽっ)

クリス:そんなわけないわ!!!!
エプシロン:デモ,ソウナンデス。
クリス:キーっ!!!!くやしいっ!!こうなったら,白雪姫を殺してやるわっ!

信彦:シグナル:(はまり役…すぎ。名演技・・・・・なのかな?)

クリス:そこの兵士!ちょっと!
オラトリオ:はい,なんでしょう,美しい女王様。
クリス:白雪姫を森に連れ出して殺して,心臓を持って帰りなさい!
オラトリオ:へ?あんな美しい方を殺してしまうんですか?もったいない。まあ,お妃様の美しさにはかないませんがね。(さて,エララとお嬢さん,どっちが本当に美人かね)
オラクル:殺して…しまうんですか?
クリス:早く行きなさい!でないとあんたたちも殺してしまうわよ!
オラトリオ:わかってますって。この俺が,美人さんの願いを聞かないはずがないでしょう。
クリス:早く行きなさい!
オラトリオ:まかせなさいって。

オラクル:ねえ,オラトリオ,本当に姫様を殺しちゃうの?
オラトリオ:そんなわけねーだろ。でも,女王様に背けば俺の首が危ないんだぜ?
オラクル:じゃあ,どうするの?
オラトリオ:心配すんなって。女王様のお怒りを買わない程度に,姫君を助けてくるからさあ。
オラクル:がんばってね。
オラトリオ:まかせとけって♪

エララ:あの,兵士さん。これから,どうなさるのですか?

シグナル:(か,かわいい・・・・やっぱり美人だなあ)

オラトリオ:お嬢さんのことは、このオラトリオにど−んとまかせなさいって! 
エララ:お願いします、私を助けて頂けませんか?
オラトリオ:大丈夫ですって、そのかわり城にはもう戻らない、そして民家が見えるまで走る。そうすれば、あとは俺が何とかしますって!
エララ:ええ、わかりました。いろいろとありがとうございます、このご恩は一生忘れませんわ。

エモ−ション:こうして白雪姫は魔女の手から逃げ延び、走り続けました。 
ユ−ロパ:そして、力も尽きた白雪姫の目に、一つの小さな家が写ったのでした。

エララ:まあ、とても小さな家ですわ。ちょっとひと休みさせて頂けないかしら?

エララ:はあ、おなかがすきましたわね。ちょっとひと休みさせていただきますね。

ちびシグナル:ああ−。ぼくのチョコがなくなっていますう!
信彦:あれ、俺のジュ−スもなくなってるぞ?
マリエル:わたしのチ−ズオムレツもなくなっちゃたよう
クイック:俺のふとんはどこいった!?
ハ−モニ−:ボクのまくらもない!!!
ニ−ハオ:私のコップもありませんよ!
中シグナル:ぼくのベットで誰かが寝てるよ?

信彦:うわ…すごいきれいなお姉さんだなあ
ちびシグナル:起こしてあげましょう−
クイック:おきろおおおおおおおお!!!!!!
ハ−モニ−:ああさあだあよおおお!!
ニーハオ:起きてくださあいいい!!!!!!!
ちびシグナル:時間ですよお,お時間ですよおお!!!

エララ:???????????あああ!!!わたしったらつい眠たくなってごめんなさいごめんなさいきゃ−!!!!ど−しましょおお!
信彦:いいよ、べつに・・・
中シグナル:あなたは????
エララ:私の名前・・…ですか?白雪姫と申します。
マリエル:どうしてお姉さんはこの家にいたの?
エララ:実はこれこれしかじかで・・・・

ユーロパ:白雪姫は事情を説明しました。

信彦:ふーん,かくかくうまうまと言うわけかぁ
ちびシグナル:じゃあ,白雪姫ちゃん,ぼくたちといっしょに住めばいいでえす♪
エララ:えっ?よろしいんですの?
ニーハオ:いいですよ。その代わりといってはなんですが・・・・・・・
中シグナル:ぼくたちに料理を作ってくれませんか?
エララ:そんなことでいいんですの?
信彦:うんそれでいーよ(エララさんの料理って確か・・・・)

エモーション:・・・・・というわけで、白雪姫はこびとたちといっしょに住むことになりました。
ユーロパ:しかし,そんな、幸せな毎日にも影が差そうとしていました・・・・。(エララ姉様の料理を食べてる・・・・明日は病院が繁盛するわね)

クリス:おーほほほほほ!!!!!ついにあの憎々しい白雪姫を始末できたわ!!!!あのあと,兵士が2人いなくなったのがちょっと気になるけど、私のこの美しさに目がくらんだに違いないわ!!!!!(はああー。なんでこの天才美乙女以下省略が,こんな悪役を・・・・これとゆーのも3巻であんなかっこをしたからに違いないわ!!あー腹立つ腹立つ)
クリス:さあ,鏡さん,この世で一番美しいのはだーあれえ?
エプシロン:オ妃サマガ,一番美人。デモ,白雪姫ハ,モット美人
クリス:ぬわああああんですうってえええええ!!!!????

ユーロパ:と,いうわけで,鏡の口から白雪姫が生きていることがばれ、魔女は,白雪姫を殺しに行くことを決意したのです。
エモーション:さて,舞台は変わって白雪姫の家へ・・・・・・・・・・

エララ:(歌)今日は−♪小人さんたちがいないのー♪だから私は一人でお留守番ー♪さみしーいか−らー歌いましょー♪お料理作ってー♪きゃー!おさらさんコップさん,ごめんなさいー(泣)お掃除してからー♪きゃー!ブレーカーが落ちちゃった!どうしましょー♪今日のメニューは♪ぺロキャンにカレー風味バターをまんべんなくぬったものをこってり
味が魅力な某ラーメン屋の味噌とんこつ味のスープに入れて煮こみつつ隠し味として中にアイスクリームを溶かしそのなかにさらに具としてかぼちゃとししゃもといくらとすじこといわしとさんまとぶりとはくさいとイチゴとバナナと生クリームをいれて最後の仕上げに鶏がらを入れたなーべもの♪

オラトリオ:(うまいうまい)
信彦:(死ぬって・・・・・)
シグナル:(こんなの,台本にあったっけ?・・・・・)

クリス:こんにちはあああ・・・・。(なんでこの天才美乙女ロボット工学者のあたしが以下省略あー腹立つ腹立つ)
エララ:どなたですの?あら,どうなさいましたんですの?
クリス:きれいなお嬢さん、チョッキのひもはいらんかね?
エララ:まあ!ただでいただけるんですの?うれしいですわ。ありがとうございます。
クリス:それじゃあ,結んでやろうかえ。(この以下略)
エララ:き,きついですわ。
クリス:もうちょっと,か
エララ:く,苦しいですわ。あっ!ううう・・・・・

クリス:やった!ついに白雪姫を葬り去ったわ!!お−ほほほほほほほ!!!

シグナル:(クリスってさあ,なんかこうダークなセリフが似合ってるよーな…)
信彦:(同感)

エモーション:こうして,白雪姫は殺されてしまいました。しかし・・・・・・

ちびシグナル:あああ!!白雪姫ちゃんが倒れてるよお!
信彦:本当だ。どうしてえ?
クイック:なんか,悪いもんでも食ったんじゃねーのか?
マリエル:悪いものなら・・・・白雪姫お姉ちゃんが自分で作ったやつしか…
中シグナル:いや,それはないと思うよ。
ニーハオ:どうしてですか?
ハーモニー:だってー,作りかけの料理がまだ鍋に入ってたもん♪ま,確かに食べたら死にそーだったけどねっ♪
信彦:どんなの?
ハーモニー:ぺロキャンにカレー風味バターをまんべんなくぬったものをこってり味が魅力な某ラーメン屋の味噌とんこつ味のスープに入れて煮こみつつ隠し味として中にアイスクリームを溶かしそのなかにさらに具としてかぼちゃとししゃもといくらとすじこといわしとさんまとぶりとはくさいとイチゴとバナナと生クリームをいれて最後の仕上げに鶏がらを入れた鍋物♪
信彦以下一同:死ぬよ・・・・・・・・(^^;)
中シグナル:ねえ,これが原因じゃないの?
マリエル:へっ?どれ?
中シグナル:これ。ほら,この服の紐・・・・・

信彦:あ!本当だぁ!!!これ!白雪姫の胸を締め付けてるよ!これが息を止めてたんだよ!
中シグナル:ほどいてあげよう!
信彦:ほどく・・・・・・
信彦クイック:・・・・・ごくっ
ハーモニー:ちょっとまったあ!
マリエル:なんでつばのんでんのよぉ!
ハーモニー:ははは♪
ちびシグナル:はやく白雪姫ちゃんのひもをといてあげましょうよお!
一同:ごめんなさい

ユーロパ:こうして小人たちは白雪姫を助け出しました。

エララ:すみません!ご迷惑をお掛けしてしまって・・大変だったでしょう?
ニーハオ:いえいえ,そんなことありませんよ。
信彦:でもね,エララさんあの・・・・
マリエル:(信彦君!!!エララさんじゃなくって!)
信彦:(あっしまった!えーと)白雪姫、これからはね,誰からも物をもらわないでね。
ハーモニー:特にビール券やテレかとかタクシーチケットみたいな換金性の高いのは絶対にもらっちゃダメだよん♪
クイック:なんの話だよ、それは・・・?
エララ:わかりました。特に換金性の高いものはダメなんですよね?
一同:それはもういい!

ユーロパ:そして8人の幸せな暮らしはまた始まりました。しかし・・・・

クリス:お−ほほほほほほほほほほ!!!!!!!ついに、ついにぃッ!あの超憎々しい白雪姫を始末できたわッ!あの時は兵士たちの策略によって取り逃がしてしまったけど、あっ,そーいえばあの兵士たち!!にくらしったらありゃしない。あー腹立つ腹立つ!・・・・・・・そうだ,怒ってばかりいると肌に悪いんだっけ・・・・・(以下略)

シグナル:(全員アドリブOK,とはいえ,さすがにやりすぎの度が過ぎてきたよーな気がするなあ。エララさんの歌とか,ハーモニーの冗談とか(意味わかんなかったけど)台本になかったよーな。ま,エララさんの歌が聞けたからぼくは幸せだぁ)
エモーション:(A-S。もうすぐ出番ですわよ。さ,着替えて着替えて。そうですわ!私が着付けをしてさしあげましょう!)
シグナル:(い,いやっ!エモーションさん。け、結構ですー!た、助けてパルスー!)
エモーション:(いやなのですか?それでは・・・・)
シグナル:(そ、それでは・・・・?)
エモーション:(コード兄様を呼びましてよ!)
シグナル:(こ、コードをー!!!??)
エモーション:(コード兄様がいらっしゃればエララさんとの最後のシーン,邪魔されることうけあいですわよ!さあ,呼びましょう。コード兄さ・・・・・・)
シグナル:(や、やめてください!それだけは!わかりました。着付けでもなんでもしてください!(本当はコードが居なくても信彦に邪魔されるよーな…ま,信彦ならせいぜいちび化されるだけだし・・・・・・・それに,信彦と交渉して実際にやらなければいいんだし・・・・ちょっと惜しいけど)
エモーション:(そうそう。本当は私も恐喝なんて無粋な真似はしたくないんですのよ。さ,A-S。こちらへ・・・・)
シグナル:(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

クリス:鏡よ鏡よ鏡さぁんこの世で1番美しいのはだーあれ?
エプシロン:ソレハ、白雪姫デス
クリス:なんですってえええ!!!!!!!!

ユーロパ:と,いうわけで,またまた魔女は白雪姫を殺しに出かけました。そして・・・・・・(それにしても,またエモーション姉様の着せ替えぐせ&シグナルをおもちゃぐせが出てきたみたいねえ。はあ・・・・)

エララ:(歌)らーららー♪今日もー小人さんたちがいないからー私は一人でお留守番ー♪ほんとはとってもさみしいのー♪だからまたまたうたいましょー♪今日は殺されないよーにだれからもものはもらわないー♪だまされないよにがんばりまーしょ♪またまたお料理作りましょ♪今日ーのメニューは♪アイスクリームをご飯に混ぜてバターと一緒に炒めたものにとってもヘルシーなうこっけいの骨でだしをとったスープをかけて,トマトで煮詰めて砂糖を大さじ16杯♪その中に,カレール入れて,鰯といくらとたらことはくさいといっぱいいれたら鈴蘭入れて(作者注・毒草だっちゅうの)桜の枝で,かざりをつくってにおいつけーは味の素♪(注・味の素は体に悪いんだよ−)筋子をぷちぷちつぶした汁を,
ぐつぐつぐつぐつ煮こんで,それをとってもおいしいギンギー(注・魔法陣グルグルの食材)の干物にかけて、できあがり♪

ユーロパ:(なんでうちのきょうだいってこう「ちょっとへん」なひとが多いのかしら) 

クリス:おやまあ、かわいらしいお嬢さん。きれいな髪だねえ(もう、観念したわ) 
エララ:まあ,ありがとうございます。少し自慢なんですよ。
クリス:そのきれいな髪の毛を梳かしてやろうかえ。
エララ:やってくれるんですの?ありがとうございますわ。
クリス:いくよえ・・・・ザクッ!
エララ:うっ!かっ,かはっ!ぐ・・・・・・
クリス:やったあ!今度こそ白雪姫を始末できたわ!きゃー!!!これで今度こそこの私が世界最高の美乙女ッ!(はっしまった!ついいつものくせで美乙女って言ってしまったよぉ)

ユーロパ:こうしてまたもや白雪姫は殺されてしまいました。(エモーション姉様、遅いわねえ・・・) 
ユーロパ:こうして舞台はこびとたちの家へ…

信彦:ああっ!また白雪姫が倒れてるよぉ!
ニーハオ:また魔女の仕業でしょうか?
マリエル:今度はなにかしら
ハーモニー:やっぱり鍋の中には殺人料理が入ってたよん♪
中シグナル:いつもと違うとこを探せば?
クイック:いつもとちがうとこ?
ちびシグナル:あっ!髪の毛に何かついてますよぉ!
マリエル:くしだわ!
信彦:みんなでひっこぬこ!

ニーハオ:これは・・・・・ヤドクガエルの毒ですね
信彦:ヤドクガエル?
ハーモニー:どっかの熱帯の先住民が戦闘用に使っていた毒で、人ひとり簡単に殺せるほどの毒を持ってるんだよん♪
マリエル:どこの国の話・・・・・?
信彦:とりあえず、白雪姫を助けようよ!

エララ:うーん・・・・はっ!また私はやられてしまっていたのですか?
中シグナル:そ,そうですよ
エララ:きゃー!すみませんすみません!わたしったらまた魔女にやられてしまっていたのですね!また皆さんにご迷惑をお掛けしてしまいましたわ!どうすればよいのでしょう困りましたわ。きゃー!!!!
信彦:え,あの,白雪姫。落ち着いて・・・・・(やばい!またエララさんって言いかけちゃった!とっさにごまかせたけど・・・・せりふ間違えは血なのかなあ。そういえばシグナルとエモーションお姉さんはどこ行ったんだろ?)
マリエル:大丈夫だよ。でもね,また魔女にだまされちゃったでしょ?白雪姫お姉ちゃんはヒトが良すぎるんだよ。だからね・・・・・
中シグナル:これからはもう,ぼくたち以外誰も家に入れないって約束してくれる?
ハーモニー:特に保険外交員や押し売りや勧誘商法みたいな金銭的な問題が絡む人は絶対に入れちゃダメだよん♪
クイック:なんの話だよ?
信彦:(ハーモニー!メルヘンの世界観を壊すよ−な発言はやめてよぉ)
ハーモニー:(いーじゃ−んウケが良ければそれで♪)
信彦:(ウケ・・・・いーの?) 

ユーロパ:こうして再び白雪姫は助けられました。しかし・・・・(あ!エモーション姉様とシグナルだわ!って・・・・・ふふふふふふふふふ!!!シグナルッたらすごい格好!王冠はキラキラだし,服も光ってるし,エモーション姉様、趣味が悪いわ!)
エモーション:(さあA‐S!もうすぐ出番ですわ!・・・・あら?あそこにいらっしゃるのは,もしかして・・・・!!!!!!)
シグナル&ユーロパ&エモーション:(Drクエーサー!!!!)
ユーロパ:(さっきのおやゆびひめのときに居たけど、まだ残ってたの?)
シグナル:(げー,やだなあ・・・・)
エモーション:(なにか探しているようですわね)
ユーロパ:(とりあえず!Drクエーサーは私が見張ってるから、姉様とシグナルは劇を続けて!)
エモーション:(分かりましたわユーロパさん!A‐S、あなたはもう舞台の袖にあがっていてくださいまし!)
シグナル:(分かりましたエモーションさん!)
エモーション:(気をつけて・・・・) 

クリス:お−っほほほほほほほほほ!!!!!!!!今度こそあの白雪姫を始末したわ!!!!!!

シグナル:(もはや演技に雑念が入ってない!一応美人なんだから、がんばれば女優で売って行けないこともないのになあ)
信彦:(クリスね−ちゃんの演技と母さんの演技、どっちがすごいかなあ)
パルス:(・・・・・・・・・・・・・) 

信彦:(そーいえばさあシグナル。ちょーっと交渉したいところがあるんだけどぉ?)
シグナル:(なんだよ、交渉したいところって?)
信彦:(最後のほうでさあ、エララさんにキスするシーンあるよなあ?)
シグナル:(!!!!!!!!!!!!!!)
信彦:(ずるいぞ、シグナル!)
シグナル:(そ、それは・・・・・・・)
信彦:(でさ・・・・・エララさんと2cm離してくれれば邪魔もしないし文句も言わない。それに,コードにだって黙っててあげるけど?) 
シグナル:(・・・・分かったよ・・・・。その代わり邪魔をしないでコードにも黙っててくれるよな?) 
信彦:(俺がいつシグナルとの約束破ったことがあった?シグナルこそ、絶対にやらない
よな? )
シグナル:(ぼくこそ、信彦との約束破ったことあったか?)
信彦:(・・・・ないな♪)

クリス:さあ、鏡さん答えて?この世界中で1番美しいのはだあれ?
エプシロン:ソレハ、白雪姫デス
クリス:なんですって!今度こそ始末したはずなのよ!それなのに・・・・・なんで白雪姫は生きているの!?私のやり方が手ぬるいの?どうして!?

パルス:(・・・・・・・・・・なかなかやるではないか) 
シグナル:(・・・パルスのクリスを見る目がいつもと違う・・・・口に出したら衣装が壊れるな)

クリス:ああ、憎い!白雪姫が憎いわ!今の私はどんどん老いてゆくけれど,あの子はまだまだあの若さを保っていられるのよ!ああ、憎い!もっと確実に、完全に、白雪姫の息の根を止めて見せるわ!たとえそれが,人の道に反することだとしても!

シグナル:(・・・・・すごい・・・あんなセリフ・・・・台本にあったっけ・・・・)
パルス:(・・・・・・・・・・・)
信彦:(母さんが・・・・負けたかも・・・)

クリス:行くわ!今度こそ、この私が世界一美しいと言われるために!

エモーション:そして,魔女は三度,白雪姫の住む小屋に向かいました。(クリスさんが,あんなにがんばれる方だったなんて・・・今年の助演女優賞はクリスさんに決定ですわね!)

エララ:(歌)今日も−♪こびとさんたちがいないのー♪人を入れてはいけないし、何かをもらってもいけないのー♪がんばらなくっちゃね−♪
クリス:まあ,とてもきれいな歌声ですこと。
エララ:あら、聴いていたんですの?
クリス:ええ,そうですわ。そんなに歌っていてはお腹が空きませんこと?あんまりきれいな歌声なので、りんごをおすそ分けしようと思ってきたところなのですわ。おひとついかがです?
エララ:でも−・・・・皆さんに物をもらってはいけないといわれているので・・・・大変失礼にございますが、ご遠慮させて頂けないでしょうか?
クリス:大丈夫ですわ。ほら,私がかじっても、全然大丈夫ですもの。いかがです?
エララ:ではー,一口だけ・・・・うっ!く・・・・く・・・・ぁ・・・・・・・・・・・・・・。
クリス:今度こそやったわ!ついに白雪姫を始末できたわ!これで・・・長年夢見た世界一の座が私のものに!長かったわ。白雪姫が生まれてから・・・・この日をどれだけ心待ちにしたことか・・・・・・・すべてうまく行ったのよ。この国で私がこの子を殺したことを知るものはいないわ。そう・・・・この私と、殺された白雪姫以外には、ね。おーほほほほほほ!!!

エモーション:こうして、毒りんごを食べた白雪姫は今度こそ本当に死んでしまったのです。やがてこびとたちがかえってきました。

信彦:あっまた白雪姫が死んでる!(また・・・・か。このセリフにも哀愁が出てきたなあ) 
マリエル:でも…今日は料理もないし変わったところも何もないわ。
ハーモニー:もしかして、ほんとに死んじゃったのかも?
クイック:なんだってえ!!????
ニーハオ:そんな・・・・白雪姫さん…
ちびシグナル:白雪姫ちゃん!死んじゃやだぁ!!!
中シグナル:そんな…そんな…!!!!

信彦:死んじゃったの・・・・・・・?
マリエル:いやだあああああ!!!!!!

エモーション:こうして,白雪姫の葬儀が済みましたが,その美しい死に顔を見ていると,どうしても埋葬する気にはなれませんでした。こびとたちは,白雪姫の遺体をガラスの柩にいれて,飾っておりました。そして月日は流れ,こびとたちの家の前を道に迷った一人の青年が通ったのでした。

シグナル:うわぁ・・・・・・とても美しい女性・・・・・・何故このようなガラスの柩に・・・・・?
信彦:それには深いわけがあるのです。(ぷっ,シグナルの服装、すごい派手‐!!!エモーションさんにやられたのかなあ。でも、シグナルも演技上手だなあっ!)
ニーハオ:この人の素性を知ればおのずと分かるでしょう・・・・。

エモーション:こうしてこびとたちは事情を説明しました。(A-S、なかなかやりますわね♪普通の言葉で申し上げますと「いけてる」ですわ。さすがは私の息子(?)ですわね)

マリエル:と、いうわけで、この方は王国のお妃様に命を狙われていたのです。
ニーハオ:そしてそれは実現してしまった‐。
シグナル:そういうわけだったんですか。なら,ひとつ、頼みがあるんですが
ハーモニー:頼み・・・・・?
シグナル:実をいうとぼくは隣国の王家のものなんです。散歩から戻る途中に道を間違えてしまってこんなところにきていたんだけど,その姫を譲り受けることはできませんか?
信彦:えええええ???????
マリエル:白雪姫お姉ちゃんをちょうだいって? 
シグナル:無理なお願いなのは分かってます。しかし,この美しい方の姿は忘れられないものがあるのです。

エモーション:(A-Sさすがですわ。とてもかっこいいですわよ♪自慢の息子ですわね) 
パルス:(あいつも,やるときはやるのだな)
エモーション:(あらパルスさん。本当はいつもそう思っているのではなくて?)
パルス:(エモーション!!!!そんなはずないだろう!!!)
エモーション:(本気になって否定するのはその裏返しではなくて?音井博士のロボットの方々って本当に隠し事ができないんですのね) 
パルス:(・・・・・・・・)

シグナル:・・・・・お願いします
信彦:それほどまでに白雪姫が恋しいのですか?(このセリフ、自分で行ってて恥ずかしいよ-!!シグナルはよく平気だなあ) 
シグナル:ええ。やっぱり・・・・・だめでしょうか? 
マリエル:そこまでいうんなら・・・・・・
信彦:かまいませんよ
シグナル:そうですか!ならば,その柩をこちらへ・・・・・・


シグナル:おお美しき姫よ。どうか我がくちづけでその目を覚まして!!!


エララ:・・・・・・・・う・・・・・・・あ,あら・・・・・・?

信彦:やったぁ!白雪姫が生き返った!
ニーハオ:本当です!
マリエル:夢なら覚めないで!
クイック:まじかよ・・・・
ハーモニー:すごい!!!

シグナル:白雪姫、どうか、我が妃になってはくれませんか? 
エララ:ええ!喜んで!
こびとたち:おめでとう白雪姫!!!おめでとう!

エモーション:こうして白雪姫は王子のくちづけによって目を覚まし,ついに結婚式をあげることになったのです。

クリス:今日は隣の王国で結婚式に呼ばれたのよね。そろそろいかなくてはならないわ。

エモーション:結婚式に呼ばれたおきさきさまは、その新しいお妃が白雪姫であることに気づきとても驚きました。そして魔女のお妃様は真っ赤に焼けた鉄の靴をはいて、死ぬまで踊りつづけなければならないのです。そして白雪姫と王子様はとてもとても,この上ない幸せな暮らしを送りました。

             THE END

終了後−

信彦:シグナルすごかったよ−!!!最後誰も無駄口を挟まなかったのはシグナルの演技があまりにも真に迫ってたからなんだよ!!ってあれ?シグナル?
シグナル:・・・・・・・・
信彦:え?どうして倒れちゃうの?しっかりしてシグナル−!!
エララ:シグナルさん!どうなさったのですか!?しっかりしてください!
クリス:どーして倒れちゃうのよ副主人公!あんたまだ何も言ってないじゃない!
エララ:この倒れたことの原因は恐らく極度の精神消耗ですわ。
信彦:せーしんしょーもー?
エララ:ええ。ほら,皆さん劇中いろいろなことを呟いたりしておりましたでしょう?それは,それなりに余裕があったってことですよね?シグナルさんはすごく劇に集中していたんです。だから,あれだけの迫力を出せたんですよ。そのかわり,とても疲れたんでしょうね。教授を呼んだほうがいいと思いますよ。
信彦:原因はそれだけじゃないよーな・・・・。

コード:エララ−!!!!!シグナルに何をされた!!!
エララ:コード兄様!?どうしてここにいらっしゃるんですの?
コード:カシオペア博士の電脳空間に行ったら,だれもいなくてな。エレクトラが音井家
に出かけたと言うので帰ってきたら・・・・!
エララ:兄様。私は、シグナルさんには何もされていませんよ?
コード:シグナル!そういや、シグナルはどこへ行った?
信彦:シグナルならそこだけど・・・・・
コード:シグナル−!!!エララに何をした−!!!!
エララ:コード兄様!今はシグナルさんをそっとしておいてください!シグナルさんは疲れきって、回復するにはもうしばらくかかりますから。
コード:・・・・・・・・かわいい妹のたのみなら・・・・
信彦:シグナル、約束だからな。安心して眠ってな。シグナルは絶対、俺との約束は破らないもんな。

シグナル:う・・・・・・ん・・・・・ここは・・・・?
エララ:シグナルさん!大丈夫ですか?
シグナル:うーんと・・・・・劇が終わって信彦に何かを言われたところまでは覚えてるんだけど・・・・・・そのあと,どうしたんだろう・・・・?
エララ:そのまま,シグナルさんは倒れてしまったんですよ。でもよかったですわ。シグナルさんが元気になって。
信彦:シグナルかっこよかったぜ♪あのシーンは誰もふざけたアドリブ入れなかったし、そうさせたのはシグナルのがんばりだよ。でも,よくあんなはずかしいセリフ、平気で言えたね。
シグナル:うーん・・・・。今思うとさ,あのセリフ(我がくちづけで以下省略)台本についてなかったんだよね。なんかわからないけど,無意識のうちに声に出てきてたんだよな。
エララ:まあ!無意識ですか?やっぱりシグナルさんは無意識が実現されたんですのね!
シグナル:どういうことですか?
エララ:私たちロボットの無意識の確立は長年の科学者の方々の破れない壁でしたのよ。知りませんでしたか?
シグナル:そうなんですか

ユーロパ:シグナル−!エララ姉様−!!!大変−!!!!
エララ:ユーロパ!?どうしたの?
ユーロパ:髪型の調整のために少しだけ切ったシグナルの髪の毛と、ジャケットがなくなっているの!
シグナル:ジャケットって、ぼくの!? 
ユーロパ:そうよ!多分Drクエーサーにやられたのね。ちょっと目を離したすきに・・・・うかつだったわ。
シグナル:そ,そんなあ・・・。じゃあぼく,しばらくこの格好で居なきゃならないんですか?さっきのセリフより、こっちの服のほうがよっぽど情けないですよ!
信彦:ならさ,アンダースーツで帰れよ。俺のコート貸してやるからさ。
シグナル:うううううう
信彦:でもこのキンピカの衣装もいかしてたぜシグナル♪
シグナル:もうやめてくれー!!!!!!!

ちゃんちゃん♪




提供者のコメント
早いもんでこれを書いてから2年近くがたちました(古いねぇ)。
私がTSでSS書いていたことを知るものはもはやかぜりんしかいないでしょう・・・多分。
というか私も忘れてたし・・・いまとずいぶん文体ちがうなあなんて思います。

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