「オレは怒ってるんだぁ!」since 2000/06/01
★何、これ?
なぞの廃墟探検レポートその2
- 2000/07/22、午後2時半。時折小雨のパラつく、絶好のシチュエーション。私は再びあの廃墟の前に立っていた。今日は自動車整備士のようなツナギスタイル。前回よりは充実した装備であろう。セブンスターカスタムライトに火をつけ、緊張感を緩めるようにゆっくりと煙を吸い込んだ。敵は目の前だ!・・・んー、抜群のロケーション!
- あれ?今日も先客。。。前回のドキュンカップルの車のうち、女性のものと思われる黒の軽自動車だけが残っていた。もちろん、人の姿はない。たぶん、相方の車でどこかへ行ったのだろう。。。どこへ?・・・そんなことはどうでもよい。正面入り口前には、なんと前回と同じ、年配者仕様のあの軽ワゴン。やはり人の気配は無し。もう一台、新しいRV車。こちらも人は乗っていない。廃墟内にいるのだろうか?
- とにかく、廃墟内部の全体像を把握しないと夜には来れないと思ったので、今回は奥まで踏み込むことにする。まずは、正面入り口から奥へ。右側の壊れた壁から業務用冷蔵庫が覗いている。そこを背にして正面左手を撮影。そのまま進んで、壁で仕切られた、さらに左手の空間へと足を踏み入れた。こ、これはひどい!天井がほとんど落ちている。鉄骨も一部壊れていた。・・・これで、一階部分のほとんどは状況が把握できた。そのまま正面方向へ進むと、外から見える階段がある。とりあえず昇ってみよう。
- おどり場まで昇って向きを変えると、なんと2階部分へ行けるはずのところへ鉄の扉が!しかたなく戻って、正面右手にある階段へ向かう。ここは、前回昇るのを躊躇したところだ。今回は「行かなければならない!」という無意味な使命感のせいか、躊躇無く昇って行けた。
- まず目に入ったのは、中央部分の大空間。そこへの入り口は一段高くなっていた。足を踏み入れた。え?!・・・しばらく声も出なかった。。。と、その時・・・ルパン三世のテーマミュージックが突然流れた!この驚きは、読者のみなさんには想像もできないであろう。・・・しかし、単に私の携帯の着メロだったのだ。「誰だよ、こんな緊張した場面で!」・・・女房だった。『これから、買い物行ってくるね』『バカヤロ!ビビッたじゃねぇか!今、廃墟の2階にいるんだよ!』『あ、そう。頑張ってね』・・・んー。。。なんて「ナイスタイミングなヤツ」・・・と、そんなことはどうでも良い。
- そう。この2階の大空間右手には「結婚披露宴」の看板が!そして、廊下を隔てた奥には控室らしき小部屋がいくつかあった。この全体の大きさの謎は、こういうことだったのか!つまり、結婚式場を兼ねた食事処だったわけだ。市内中心部にある「プ○ザ都」を目指していたのか?ちなみに、廊下には請求書か納品書か、とにかく伝票らしきものがたくさん落ちていた。
- 階段は2階で終わりではなかった。その上もある。昇っていく。その先は扉も壊れていて、空が覗ける。昇りきって外を眺めると、2階部分の屋根が見える。作業用の扉だったか・・・。戻ろう。。。
- 一階まで一気に降りた。厨房方向へ足を向ける。カウンターがあった。ここに椅子があって客が座ったとは考えにくい。もしかして、ここから各客席へ食べ物を運んでいくための配膳台か?・・・その奥に行こうとした時・・・私の大嫌いな「りんぷん系の虫=蛾」が登場、行くてを阻む。しかもみたことのない、きれいな模様。こういうのが一番イヤなのよ〜ん。。。とりあえず、奥を撮影してその先は断念した。まさか、りんぷん系に邪魔されるとは、夢にも思わなかった。。。情けなし>じゃんくす。
- しかし、2階まで足を踏み入れたのは、収穫だった。もちろん、不法侵入であることは承知だが、私をそこへ行くように仕向けたのはいったいなんなのだろうか?電波かもしれない(爆)。
- さて、前回の「先客」のうち、2台の車が全く同じところに位置し、今回はさらに新入りが1台。どこへ行ったのだろう?しかも、前回女房が正面左手に見た人達。階段を昇って2階へ行ったのか?と思っていたら、鉄の扉で2階部分へは行けないことが判明。それでは、あの人達はいったい・・・。
- そして、あのドキュンカップルはどこへ・・・それはどうでも良い!って、しつこいぞ>じゃんくす!