「オレは怒ってるんだぁ!」since 2000/06/01
JUNK`Sの辛口言いたい放題(8)
last updated 2000/08/07
ここでの発言は「無責任」であることを前提にお読みください。
本気にして怒っても、相手にしませんよ(^^)。。。
それからぁ〜。これを伏線として選挙に出ようなどという、アホな野心は持ち
合わせておりません。議員になるほど、ヒマでもありませんので
(^_-)。
2000/08/07号
- 前号では、頭に血が昇って最後にはわけわかんないこと書いてしまいましたね(笑)。ま、七夕好きのあたしは結局「役七夕」も見物に出かけました。五丁組の中でも一番台数が多い組ですので(9町内8基)、この壮大な光景は5年に一度しか見れないのです。しかし、よく見ると昔とはだいぶ様変わりして、田楽は小さい子供、笛は中学生ぐらいの女の子、太鼓はドキュンが圧倒的な数です。昔は女の子が七夕に出るなんて考えられなかったし、許されなかったのですが。。。
- さて、前号の最後であたしが言いたかったのは、秋田県の施策のミスによって「一極集中」が出来上がり、他の市町村の活力低下に結びついているということです。県会議員のみなさん、視野が狭すぎますよ。人口が増えている秋田市でドーナツ現象が起きるのはわかりますが、能代のような人口減少のド田舎でさえ、ドーナツ現象が起きています。少なからず七夕問題に結びついていると思われます。今更のように首都機能移転問題が出てきているのに、まだ一極集中を肯定しているのでしょうか?秋田県は秋田市だけがよくなりゃ、あとの市町村はどーでもいいのか?現知事は、今までの悪政の尻拭いだけで終わる可能性がありますが、次期知事には、もっと広い視野で全県に公平な行政をしていただかなければいけません。県会議員も地域の代表という意識があるなら(あるわけねぇか・・・はは)、私利私欲を捨てて精進してください!(無理か・・・)地元大物国会議員の「鶴の一声」で、県立大学が分散設置になるようなことを「恥」と思いなさい。
- 奇しくも、秋田市では日赤病院跡地に「芸術文化ホール」(だったっけ?)なるものを作ろうとしています。100億円単位の事業です。能代市では、民生病院跡地に「ニューライフセンター」なる複合施設(兼市営住宅)を20数億円の予算で作ろうとしています。どちらも、行政のごり押しで進められ、住民の意見は「聞く耳持たず」状態です。行政の辞書には「見直す」あるいは「やめる」という言葉は存在しないのでしょう。税金(市町村県民税)払ってんのは誰だぁ?公務員である、行政の方々もサラリーマンでしょう。毎月のお給料から所得税やら住民税が控除されているでしょう?そういう意識をもって取り組んでください。こちとら、首長のおもちゃにされるのは、まっぴらごめんでぇ。今更確認するのもアホらしいですが、「政治手腕の優れている政治家」と「選挙手腕の優れている政治屋」とは全く違いますからね!
- 日曜の朝は、久々にテレビを見てしまいました。テレ朝の「サンデープロジェクト」。見た方もいらっしゃるでしょうが、その中でガソリン代替燃料の話の概略を少しだけ説明させていただきます(この話、あたしも全然知らなかった)。ま、朝日系の報道を鵜呑みにするのは危険かもしれませんが、とりあえず。「ガイアックス」という低公害・高性能のアルコール系燃料が売り出されたのですが、ガソリン税がかからないので値段が安い。ハイオクと同等の性能で、20円ほど安いそうです。しかも、一酸化炭素もガソリンに比べると相当低い。ハイドロカーボン(すす)に至っては、数十分の一ということで、排ガスもかなりきれいだということです。ガソリンは石油から出来ていますので、資源に限りがあり、あと数十年と言われています。その代替策として電気自動車などの開発、一部では既にハイブリッドカーも発売されておりますが、現状ではガソリンと同性能・低公害・低価格の燃料があるとすれば、国策として推奨しても良いはずです。「地球にやさしい」ってのが、どこでも合言葉になってるぐらいですから。ところがどっこい!あちこちから圧力がかかって、ガイアックスは窮地に立たされています。とうとう販売してから2年も経っているのに、突然「軽油引取税」の課税対象にされたようです。軽油引取税の対象となる業者には、販売前に許可証(のようなもの)を交付することになっているので、その辺は元売であるガイアックス社が事前に確認しているわけです。もちろん、ガソリン税(揮発油税)は国税ですので、大蔵省から「課税対象外」というお墨付きはもらってあります。ちなみに軽油引取税は地方税ですので、県税事務所の管轄です。
- さて、ガソリン税は(自動車重量税も)、目的税という「道路建設のためだけ」にある税です。ガソリン1リットルあたり、53.8円(58.3円だったか?)とられます。全体でその額4兆4千億円。本当に必要なのか?という道路を造り続けるのは、こういうことだったのですね。道路を造るための銭はなんぼでもあるわけです。ここに「政=族議員・官=建設、通産、自治など・財=石油業界」の癒着があるわけです。「財」はガイアックスが売れるとガソリンが売れなくなる。「官」は予算がなくなる。族議員に叩かれる。「政」は「財」からの二重底“お菓子詰め合わせセット”がもらえなくなる(笑)。え○ご屋「お代官様、がいあっくす、なんとかなりませんかねぇ」・・・悪代官「よっしゃ、家来に命じて拡大解釈で税を取り立てるようにいたそう」・・・家来(建設省)「それではまず通産省にいやがらせをさせてから、自治省に地方税をかけさせるようにいたしましょう」ということで、水戸黄門の前半がいっちょあがりですな。でも「えーい!静まれ静まれー!」と助さん格さんはもちろん、御老公様も出てくることはないのですね。で、軽油引取税が課税されると、小売で1リットルあたり120円前後になり、ハイオクと同じぐらいか高くなってしまうらしいです。ひでぇ話だ。ちなみに、ガソリン税については石油業界も廃止(見直し)してほしいということらしいです。結局、族議員がガンではないか!バカ!
- 超ローカルですが、重要なネタです。政治倫理については、国はもちろん各自治体でも重要視されて条例が制定されたりもしていますが、能代でも当然あります。ただ、他の自治体に比べると、ちと甘いなという感じは否めません。「地方自治法第92条の2」というと面倒ですが、要するに土建屋のオヤジ・・・失礼・・・役員が首長や議員になって公共工事を請け負うことはできない、とか、自治体の予算で発注する物品の納入業者になることはできない、とかそういうことです。だから、それまでは当選したら、形だけ役員を辞任したりして(実質、経営者なのに)ごまかしていたんですが、それじゃ何も変わらんじゃろ!(JAROに訴えてやる!(爆))つうことで、細かく条例で決めたわけです。ま、ごまかし方は代表者を、妻、親兄弟、息子等にするってのが常套手段だったのですが、「同居の親族はダメ!」ってことにしたらしいですね。ところが、他の自治体では「3親等内の親族はダメ」なんていうところもあるそうです。ただ、あんまりやり過ぎると「憲法第22条」職業選択の自由ってのにひっかかってくる。「しかしですぞ!助さんも聞きなさいっ。格さんも聞きなさいっ。・・・八兵衛はだんごを食べていなさい。かっかっか」・・・つうことで、うわさによればヤミで役員やってるヤツがまだいるってんですよ。確かめるのは簡単ですよ。関与してる法人の商業登記簿謄本取って役員欄を見るだけ。1000円出せば、誰だって見れます。ほんと。ま、そりゃいいんですがね、実は「公職選挙法第104条」について知ってる人は少ない。読者のみなさんはしあわせもんだ(へ?何が?)。要約すれば、『オレは某土建屋(別に土建屋じゃなくてもいいんだけど)の役員辞めたよ〜ん。もう関係無いからね』ってことを、当選の告知を受けた日(たぶん、当選証書をもらった日でしょ)から5日以内に届け出ないと「その当選を失う」ってんだからコワイ!公職選挙法ってのは、むちゃくちゃ厳しいっスからねー。ま、あたしの睨んだところによると、能代市の市議会議員でグレイ(ビジュアル系バンド又は宇宙人の総称にあらず)なのが、3人ほどいるんですけど、大丈夫かぁ?とにかく、何遍も言いますが兼業議員は家業やってる間は、議員活動放棄してるんだから、でけぇ顔してねぇで謙虚に生きるこった。ボロが出ないようにね(笑)。
- 今日は、長くなってしまいました。ヒマに見えるでしょうが、ヒマじゃないんですぅ。(T_T)
2000/08/05号
- 今号は非難轟々を覚悟で「能代の七夕」づくしで行こうかなと思っております。以前の号でも書きましたが、ここ能代では8月の第一週は「七夕祭り週間」です。最近は、3日の「子供七夕」4日の「観光七夕」、そして6日7日の「役七夕」というスケジュールが定着しております。あたしが子供の頃は、他にもいろいろありました。能代は天然秋田杉の集積・加工の地、いわゆる「木材の町」として栄えた歴史がありますので、材木屋さんなどの大店(おおだな)が独自に運行したりしたこともありました。あたしの遠い遠い親戚にも、大店がありました。創立者は静岡県出身でいわゆる「よそ者」ですが、とにかく「あすび人」でして文化面でも能代港町(能代市の前身)に貢献した人でした。昭和10年頃に『能代にも公会堂が必要だ!』とか言って、当時のお金で1万円(金額は定かではない)を寄付したという話をオヤジから聞いたことがあります。もちろん、七夕を独自に出したこともありました。この人、結局は衆議院議員を一期務めました。余談ですが、この人の息子(二代目社長)は、県会議員を一期務め、あたしのオヤジが秘書をやっておりました。もちろんあたしのオヤジは、この会社の従業員でもあったわけですが。
- ちょっと横道に逸れますが、秋田県で「花火大会」というと大曲市が一番有名ですが、その昔(あたしが高校生の時まで)は、能代でも花火大会をやっておりました。この七夕週間の中休みとでもいいましょうか、8月5日、昼は「筏祭り」(木材の町らしく)夜は花火大会。これもまた楽しみのひとつでした。しかも2時間にわたるイベントですから、相当な予算が必要だったことでしょう。お金がかかりすぎてやめたんでしょうね。で、今は9月に、夏をなごり惜しむという意味(かな?)の「おなごりフェスティバル」というのをやっておりますが、そのイベントのラスト10分〜15分ぐらい花火が上がります。ま、あたしの個人的な意見ですが、7月末頃の「みなと祭り」と8月4日の「観光七夕」、そして9月初旬の「おなごりフェスティバル」をやめてでも、花火大会を復活させて欲しいですね。いや、他にもつまんないイベントがいっぱいあるんです。それらの予算を全部つぎ込んでも花火大会を復活させてもらいたい。もしかしたら、花火大会をやるにはその程度の予算ではとてもできないのかもしれません。ただ、単なる見物人として言わせてもらえば、つまらんイベントが多すぎる。役七夕は、前述の「五丁組」の問題があって、やめるわけにはいかないのでしょう。しかし、その他のイベントはやめても、花火大会が復活するならば「単なる見物人」は喜んで賛成すると思います。ま、昨夜見てきた「観光七夕」も腹が立つほどつまらん!子供が見たいというので連れて行ってやりますが、ハッキリ言って、あたしは見てて頭に来ます。つまらな過ぎ!
- 実は、あたしのうちは20年前まで万町というところにありまして、しっかり役七夕の五丁組に入っておりました。が、元を辿ればオヤジもおふくろも「よそ者」でしたし、貧乏で七夕どころじゃなかったのもあってか、それほど七夕に関心がある家ではありませんでした。兄弟の中でも七夕にハマったのは、あたしぐらいです。あたしは、小学生から大学2年生までびっしり参加していた、どちらかというとフリークに近いヤツだったんですが、郊外へ引っ越した途端、熱も冷めたような感じです。もちろん、今でもあの「お囃子」を聞くと血が騒ぐわけですが、何しろ歳が歳ですから体力がついていかないかと思うと、参加する気力は萎えてしまうのです。
- 「五丁組」に関しては、当事者にとっては非常にこだわりのあるもので、あたしなんかには計り知れない「理屈」があるわけですが、現実、旧市内に住む人達が減って、皆郊外へと引越し、居住区域も昔とは大幅に違ってきております。ですから、郊外に住む人達の手を借りて運行している現実を考えれば、改革など必要ないのかもしれません。また、ある人に言わせると『役七夕は、観衆のことを考えることや予算・人材によって出せる出せないなど関係無し』という極論を言う方もいます。だったら、伝統の継承など論外であり、後継者を育てる必要も無く、廃れるなら勝手に廃れろということになるでしょう。あたしは、それでも結構だと思います。もちろん、現在は五丁組とは無関係な土地に暮らしておりますし、そういう「七夕理屈」にはついて行く気もありませんから。逆に、住んでる人も多い・・・例えば子供七夕なんかを盛大にやってる町内で、五丁組からはじかれている町内もあります。単独で七夕が出せる予算も捻出できるのです。しかし、わけのわからない「理屈」や「伝統」で押しつぶされてしまうわけです。
- 実際、灯篭のうち城郭にあたる部分はレンタルが多いし、シャチの部分も作り手が減ってシルバー人材センターの70歳過ぎのおじいさんが作っていたりするんですよね。もちろん一部には伝承されてはいますが、これから先、灯篭作りは廃れることはあっても、盛り上がることはないでしょう。黙っていても「自然消滅」。それでも「七夕理屈」は残るのでしょうかね。これは、あくまで「町内」の話ですから、行政が介入することは許されないのです。
- 話が飛躍しますが、秋田県というところは日本の縮図の如く、まさに一極集中。秋田市が人口30万人超と言って騒いでいますが、他の市は10万都市などひとつもありません。人口第2位の大館市でさえ7万人を切っている(はず)のです。近隣の他県を見るとわかりますが、青森・岩手・山形、それぞれに「それなりの第2第3」の都市があります。県政の甘さがこういう事態を招いているのです。根本から考え直さなければなりません。少子化が進み、高齢者が増加する一方。インフラ整備の遅れがこの失態です。能代の七夕も同様。かつて自称フリークだったあたしでさえ「もう、どーでもいいや」状態です。あたしなんぞは、大学の歴史学のレポートで「能代の七夕の歴史」を題材にしたくらいだったのに、いろんな頑固者や勘違い連中の話を聞いているうちにどーでも良くなりました。口を開けば「伝統!伝統!」と言いますが、大昔の五丁組は、今のそれとは全く異なる組編成だったことをご存知でしょうか?と言いたい。・・・つうことで、誰かが「五丁組再編」とか「七夕改革」を提唱したところで、誰もついてこないことは明白。無駄なのでやめましょう(笑)。あたしは、「川向こう」とバカにされた地から、この「うつけ共」を見守ることにします。本当は、あたしも能代の七夕が好きで好きでたまらない一人なのですが。
今日は、これぐらいにしといてやろう!
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