記憶に残る名馬たち

生まれながらに走ることを義務付けられているサラブレッドたち。
１９９０年代から活躍した競走馬をピックアップしました。

競走馬名（牡・牝）	主な勝鞍（ＧⅠ）	ひ　　と　　こ　　と
アグネスタキオン（牡）	皐月賞	２００１年クラシックでの最有力候補、３冠確定とも言われ、その評判に負けない強さだったが、日本ダービー直前に屈腱炎を発症、無念の引退となった。
エアグルーヴ（牝）	オークス天皇賞（秋）	ＧⅠ勝利数こそ少ないものの、それは牡馬に果敢に挑んだ女王の証。牝馬１７年ぶりの天皇賞制覇や２６年ぶり年度代表馬の勲章がすべてを物語っている。
エルコンドルパサー（牡）	ジャパンカップサンクルー大賞典ＮＨＫマイルカップ	４歳でジャパンカップを制し、５歳時は海外で疾走し、世界的に権威の高い凱旋門賞でも２着に入り、その能力の高さはまさに世界でもトップクラス。国内レース無出走ながら９９年年度代表馬に選出された。
グラスワンダー（牡）	有馬記念（２回）宝塚記念朝日杯３歳ステークス	３歳時から圧倒的な強さを見せ、古馬となっても史上２頭目のドリームレース３連勝など大活躍。史上初の４連勝を狙ったがレース中無念の骨折。海外挑戦を目前に引退となった。
クロフネ（牡）	ジャパンカップダートＮＨＫマイルカップ	クロフネ襲来と言われ、芝、ダート問わずその実力を発揮。ジャパンカップダートでは驚異のスーパーレコードで、ドゥバイ、ＢＣへと期待は膨らんだが屈腱炎を発症、悔やまれながら引退となった。
サイレンススズカ（牡）	宝塚記念	類い希なるスピードを誇る１９９０年代最速の逃げ馬。超ハイペースでターフを疾走し、そのスピードについて行ける馬はいなかった。全盛期５歳時の天皇賞(秋)でレース中に故障(骨折) ターフに散る。速すぎた故の悲劇だった・・・
サクラバクシンオー（牡）	スプリンターズステークス（２回）	名スプリンターと言うべき１２００メートルのスペシャリスト。生涯勝利１１勝すべてが１４００メートル以下で、スピードが前面に出る短距離馬でも群を抜いたスピードを誇った。
サクラローレル（牡）	有馬記念天皇賞（春）	３冠馬ナリタブライアンと同世代だったが４歳時は勝ち味に遅く、５歳時は怪我に泣き６歳にやっと本格化。しかも天皇賞(春)では２強といわれていたナリタブライアンやマヤノトップガンを一気に差しきる強さを見せた。
スペシャルウィーク（牡）	日本ダービー天皇賞（春・秋）ジャパンカップ	武豊騎手に初めて日本ダービーの勲章をもたらし、またタマモクロスに続き史上２頭目の天皇賞春秋連覇を達成。ジャパンカップでは凱旋門賞馬モンジューをはじめ世界の強豪に完勝した。２０００年１月現在総獲得賞金額歴代１位。
ステイゴールド（牡）	香港ヴァーズ	国内ＧⅠ制覇は達成できなかったが、９８年には３走連続で２着など好走を続け、なにより全５０戦、重賞３８戦というまさに「無事これ名馬」。引退レースでついに国際ＧⅠ勝利を収めた。
タイキシャトル（牡）	ジャック・ル・マロワ賞安田記念マイルチャンピオンシップ（２回）スプリンターズステークス	海外ＧⅠをも制した最強マイラー。マイルでの圧倒的な強さはまさに横綱、好位から抜け出す走りぶりはまさに圧巻ものだった。５歳で現役を引退、種牡馬としての活躍に期待。
テイエムオペラオー（牡）	天皇賞（春・秋・春）ジャパンカップ有馬記念宝塚記念皐月賞	２１世紀に最初に登場した最強馬。ＧⅠ７勝、重賞８連勝など、引退するまで掲示板を外れることなく快走した。総獲得賞金額も上記のスペシャルウィークを大きく引き離しダントツのトップ！
トウカイテイオー（牡）	日本ダービージャパンカップ有馬記念皐月賞	皇帝ルドルフの子はまさに帝王だった。無敗のまま皐月賞、ダービーを勝ち、父子３冠馬目前だったが無念の骨折休養。その後も骨折に泣いたが１年ぶりの出走の有馬記念で勝利した。
ナリタブライアン（牡）	牡馬クラシック３冠有馬記念朝日杯３歳ステークス	シンボリルドルフ以来１０年ぶり４頭目の３冠馬。４歳時はまさに驚異的な強さを誇った。白いシャドーロールを装着して疾走する姿からシャドーロールの怪物と言われた。種牡馬活動２年にして急遽・・・
ニシノフラワー（牝）	桜花賞スプリンターズステークス阪神３歳牝馬ステークス	３歳時無傷の４連勝で阪神３歳牝馬ステークスを制覇。翌年のクラシック桜花賞でも見事に勝利した。同世代には強力な牝馬が多かったがその中でもひときわ輝いていた。
ビワハヤヒデ（牡）	天皇賞（春）宝塚記念菊花賞	ナリタブライアンの半兄で故障（屈腱炎）引退となった天皇賞(秋)以外はすべて連対を果たし、しかも負けたレースもすべて半馬身以内の惜敗だった。１４００から３０００まで４つの距離でレコードを記録し距離の自在性も抜群だった。
ファレノプシス（牝）	桜花賞秋華賞エリザベス女王杯	９８年牝馬クラシック２冠馬と最優秀３歳（現行）牝馬。女傑メジロドーベルと女王を争いあい、またＧⅠを３勝以上した牝馬は史上４頭のみ、ブライアンズタイム産駒としては初の牝馬クラシック制覇。
ベガ（牝）	オークス桜花賞	凱旋門賞馬トニービンの初年度産駒でクラシック２冠馬。３冠目のエリザベス女王杯でホクトベガの３着に敗れて惜しくも牝馬クラシック３冠を逃した。初年度産駒のアドマイヤベガがダービーを制し、母としても優秀である。
ホクトベガ（牝）	エリザベス女王杯帝王賞川崎記念ＭＣ南部杯	古馬ダート路線で圧倒的な強さを見せた彼女は砂の女王と呼ばれた。４歳クラシック最後の１冠で２冠馬ベガを破り「ベガはベガでもホクトベガ！」というアナウンスは有名?! 世界に挑戦したドゥバイワールドカップのレース中に転倒し骨折、　ドバイの星になった・・・
マヤノトップガン（牡）	有馬記念天皇賞（春）宝塚記念菊花賞	４歳秋から本格化した遅咲きながら、天才田原を鞍上にグランプリを制し年度代表馬に。とにかく逃げて良し差して良しの自在脚質でどこにいても競馬が出来る器用さがあった。
ミホノブルボン（牡）	日本ダービー皐月賞朝日杯３歳ステークス	無敗のままクラシック２冠を制した快足馬。菊花賞で、生粋のステイヤー、ライスシャワーに惜しくも敗れ３冠を逃す。古馬となっても活躍を期待されたが、馬房内で骨折、引退した。
メジロドーベル（牝）	オークスエリザベス女王杯（２回）秋華賞阪神３歳牝馬ステークス	牝馬史上最多のＧⅠ５勝の女傑。エアグルーヴとの女王対決に燃えていました。５００万下条件馬の時に東京競馬場で実際見て以来とても思い入れの強かった１頭です。
メジロマックイーン（牡）	天皇賞（春）（２回）宝塚記念菊花賞	祖父メジロアサマ、父メジロティターンに続いて天皇賞を制した芦毛の怪物。ステイヤーながら中距離をこなすスピードを併せ持ち、天皇賞(秋)では進路妨害で降着となったものの、一番最初にゴール板を駆け抜けた。
ヤマニンゼファー（牡）	天皇賞（秋）安田記念（２回）	本質はマイラーながら２０００メートルの天皇賞（秋）の勝利で名マイラーで父のニホンピロウィナーの果たせなかった夢を実現した。勝負根性があり叩き合いに強かった。
ライスシャワー（牡）	天皇賞（春）（２回）菊花賞	小柄ながら３０００メートル以上を得意とした生粋のステイヤーで、メジロマックイーンの天皇賞３連覇やミホノブルボンの３冠の夢を砕いたことから黒き刺客と言われる。９５年の宝塚記念で転倒（骨折）ターフに散った・・・

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競走馬名（牡・牝）	主な勝鞍（ＧⅠ）	ひ　　と　　こ　　と
アグネスタキオン（牡）	皐月賞	２００１年クラシックでの最有力候補、３冠確定とも言われ、その評判に負けない強さだったが、日本ダービー直前に屈腱炎を発症、無念の引退となった。
エアグルーヴ（牝）	オークス天皇賞（秋）	ＧⅠ勝利数こそ少ないものの、それは牡馬に果敢に挑んだ女王の証。牝馬１７年ぶりの天皇賞制覇や２６年ぶり年度代表馬の勲章がすべてを物語っている。
エルコンドルパサー（牡）	ジャパンカップサンクルー大賞典ＮＨＫマイルカップ	４歳でジャパンカップを制し、５歳時は海外で疾走し、世界的に権威の高い凱旋門賞でも２着に入り、その能力の高さはまさに世界でもトップクラス。国内レース無出走ながら９９年年度代表馬に選出された。
グラスワンダー（牡）	有馬記念（２回）宝塚記念朝日杯３歳ステークス	３歳時から圧倒的な強さを見せ、古馬となっても史上２頭目のドリームレース３連勝など大活躍。史上初の４連勝を狙ったがレース中無念の骨折。海外挑戦を目前に引退となった。
クロフネ（牡）	ジャパンカップダートＮＨＫマイルカップ	クロフネ襲来と言われ、芝、ダート問わずその実力を発揮。ジャパンカップダートでは驚異のスーパーレコードで、ドゥバイ、ＢＣへと期待は膨らんだが屈腱炎を発症、悔やまれながら引退となった。
サイレンススズカ（牡）	宝塚記念	類い希なるスピードを誇る１９９０年代最速の逃げ馬。超ハイペースでターフを疾走し、そのスピードについて行ける馬はいなかった。全盛期５歳時の天皇賞(秋)でレース中に故障(骨折) ターフに散る。速すぎた故の悲劇だった・・・
サクラバクシンオー（牡）	スプリンターズステークス（２回）	名スプリンターと言うべき１２００メートルのスペシャリスト。生涯勝利１１勝すべてが１４００メートル以下で、スピードが前面に出る短距離馬でも群を抜いたスピードを誇った。
サクラローレル（牡）	有馬記念天皇賞（春）	３冠馬ナリタブライアンと同世代だったが４歳時は勝ち味に遅く、５歳時は怪我に泣き６歳にやっと本格化。しかも天皇賞(春)では２強といわれていたナリタブライアンやマヤノトップガンを一気に差しきる強さを見せた。
スペシャルウィーク（牡）	日本ダービー天皇賞（春・秋）ジャパンカップ	武豊騎手に初めて日本ダービーの勲章をもたらし、またタマモクロスに続き史上２頭目の天皇賞春秋連覇を達成。ジャパンカップでは凱旋門賞馬モンジューをはじめ世界の強豪に完勝した。２０００年１月現在総獲得賞金額歴代１位。
ステイゴールド（牡）	香港ヴァーズ	国内ＧⅠ制覇は達成できなかったが、９８年には３走連続で２着など好走を続け、なにより全５０戦、重賞３８戦というまさに「無事これ名馬」。引退レースでついに国際ＧⅠ勝利を収めた。
タイキシャトル（牡）	ジャック・ル・マロワ賞安田記念マイルチャンピオンシップ（２回）スプリンターズステークス	海外ＧⅠをも制した最強マイラー。マイルでの圧倒的な強さはまさに横綱、好位から抜け出す走りぶりはまさに圧巻ものだった。５歳で現役を引退、種牡馬としての活躍に期待。
テイエムオペラオー（牡）	天皇賞（春・秋・春）ジャパンカップ有馬記念宝塚記念皐月賞	２１世紀に最初に登場した最強馬。ＧⅠ７勝、重賞８連勝など、引退するまで掲示板を外れることなく快走した。総獲得賞金額も上記のスペシャルウィークを大きく引き離しダントツのトップ！
トウカイテイオー（牡）	日本ダービージャパンカップ有馬記念皐月賞	皇帝ルドルフの子はまさに帝王だった。無敗のまま皐月賞、ダービーを勝ち、父子３冠馬目前だったが無念の骨折休養。その後も骨折に泣いたが１年ぶりの出走の有馬記念で勝利した。
ナリタブライアン（牡）	牡馬クラシック３冠有馬記念朝日杯３歳ステークス	シンボリルドルフ以来１０年ぶり４頭目の３冠馬。４歳時はまさに驚異的な強さを誇った。白いシャドーロールを装着して疾走する姿からシャドーロールの怪物と言われた。種牡馬活動２年にして急遽・・・
ニシノフラワー（牝）	桜花賞スプリンターズステークス阪神３歳牝馬ステークス	３歳時無傷の４連勝で阪神３歳牝馬ステークスを制覇。翌年のクラシック桜花賞でも見事に勝利した。同世代には強力な牝馬が多かったがその中でもひときわ輝いていた。
ビワハヤヒデ（牡）	天皇賞（春）宝塚記念菊花賞	ナリタブライアンの半兄で故障（屈腱炎）引退となった天皇賞(秋)以外はすべて連対を果たし、しかも負けたレースもすべて半馬身以内の惜敗だった。１４００から３０００まで４つの距離でレコードを記録し距離の自在性も抜群だった。
ファレノプシス（牝）	桜花賞秋華賞エリザベス女王杯	９８年牝馬クラシック２冠馬と最優秀３歳（現行）牝馬。女傑メジロドーベルと女王を争いあい、またＧⅠを３勝以上した牝馬は史上４頭のみ、ブライアンズタイム産駒としては初の牝馬クラシック制覇。
ベガ（牝）	オークス桜花賞	凱旋門賞馬トニービンの初年度産駒でクラシック２冠馬。３冠目のエリザベス女王杯でホクトベガの３着に敗れて惜しくも牝馬クラシック３冠を逃した。初年度産駒のアドマイヤベガがダービーを制し、母としても優秀である。
ホクトベガ（牝）	エリザベス女王杯帝王賞川崎記念ＭＣ南部杯	古馬ダート路線で圧倒的な強さを見せた彼女は砂の女王と呼ばれた。４歳クラシック最後の１冠で２冠馬ベガを破り「ベガはベガでもホクトベガ！」というアナウンスは有名?! 世界に挑戦したドゥバイワールドカップのレース中に転倒し骨折、　ドバイの星になった・・・
マヤノトップガン（牡）	有馬記念天皇賞（春）宝塚記念菊花賞	４歳秋から本格化した遅咲きながら、天才田原を鞍上にグランプリを制し年度代表馬に。とにかく逃げて良し差して良しの自在脚質でどこにいても競馬が出来る器用さがあった。
ミホノブルボン（牡）	日本ダービー皐月賞朝日杯３歳ステークス	無敗のままクラシック２冠を制した快足馬。菊花賞で、生粋のステイヤー、ライスシャワーに惜しくも敗れ３冠を逃す。古馬となっても活躍を期待されたが、馬房内で骨折、引退した。
メジロドーベル（牝）	オークスエリザベス女王杯（２回）秋華賞阪神３歳牝馬ステークス	牝馬史上最多のＧⅠ５勝の女傑。エアグルーヴとの女王対決に燃えていました。５００万下条件馬の時に東京競馬場で実際見て以来とても思い入れの強かった１頭です。
メジロマックイーン（牡）	天皇賞（春）（２回）宝塚記念菊花賞	祖父メジロアサマ、父メジロティターンに続いて天皇賞を制した芦毛の怪物。ステイヤーながら中距離をこなすスピードを併せ持ち、天皇賞(秋)では進路妨害で降着となったものの、一番最初にゴール板を駆け抜けた。
ヤマニンゼファー（牡）	天皇賞（秋）安田記念（２回）	本質はマイラーながら２０００メートルの天皇賞（秋）の勝利で名マイラーで父のニホンピロウィナーの果たせなかった夢を実現した。勝負根性があり叩き合いに強かった。
ライスシャワー（牡）	天皇賞（春）（２回）菊花賞	小柄ながら３０００メートル以上を得意とした生粋のステイヤーで、メジロマックイーンの天皇賞３連覇やミホノブルボンの３冠の夢を砕いたことから黒き刺客と言われる。９５年の宝塚記念で転倒（骨折）ターフに散った・・・