第54回阪神ジュベナイルフィリーズ 12月1日 阪神競馬場 芝 1600メートル

今回の期待馬は2枠4番のオースミハルカに決定しました。
夏から秋にデビューした若き乙女が迎える初めての大舞台、来春の桜花賞と舞台距離ともに同じ、最優秀2歳
牝馬の勲章のために乙女達がひた走る阪神ジュベナイルフィリーズです。
2歳馬にとって初めてのG1レース、今年は内国産の台頭で外国産馬が1頭のみとなっています。
オースミハルカは8月の札幌でのデビュー戦で圧勝、その後札幌滞在でオープン戦を2戦3着2回で栗東に帰厩、
中1週の強行日程で出走したりんどう賞は、輸送のため20キロ近い馬体減と尋常ないいれ込み、しかしそれを
ものともせず1着、その後はこの晴れ舞台に備えてじっくりと調整してきました。調教師サイドも「状態は絶好調」と、
このレースにかける期待も大きく、騎手もペリエと勝負をかけていることに期待して今回の期待馬としました。
鞍上は前述の通り、乗り代わりのペリエ騎手、昨年このレースをタムロチェリーで制するなど、日本でもおなじみの
ヨーロッパでトップクラスの実力を持つジョッキーです。
がんばれオースミハルカ!(連対期待度:B 思入度:B 予想印:


第22回ジャパンカップ 11月24日 中山競馬場 芝 2200メートル

今回の期待馬は7枠13番のナリタトップロードに決定しました。
ジャパンカップダートに続く2日目は芝の国際レース、ジャパンカップです。
Kジョージを制したゴーランや、仏オークスを制したブライトスカイなどの海外の刺客に対し、3歳で天皇賞(秋)を
制したシンボリクリスエス、昨年の覇者ジャングルポケットなどが迎え撃ちます。
ナリタトップロードは今年6歳と円熟を迎え、菊花賞馬となった翌年の4歳時の未勝利が嘘のように安定した走り
を続けています。今年はこれまで5レースで3勝2着1回3着1回、3勝はすべてG2でG1では惜しくも勝利は逃し
ていますが複勝率100%と安定、前走天皇賞(秋)では条件不利な中山2000で外からものすごい追い込みを
みせ、惜しくも勝利は届きませんでしたが実力を見せつけました。今回も舞台は中山、しかも天候も不安とこの
馬にとっては不利な条件が揃いましたが、その評価を跳ね退けてきた実力に期待して今回の期待馬としました。
鞍上は主戦の四位騎手、乗り代わり後の成績も安定、実績ある有力ジョッキーです。
がんばれナリタトップロード!(連対期待度:C 思入度:A 予想印:


第3回ジャパンカップダート 11月23日 中山競馬場 ダート 1800メートル

今回の期待馬は2枠4番のトーホウエンペラーに決定しました。
やって来ましたジャパンカップウィーク!2日連続のG1戦、まずは国内ダートの一線級が揃い外国からの刺客
を迎え撃つ、ジャパンカップダートです。
JBCクラシック、帝王賞、南部杯、ダービーグランプリなどのダートG1の覇者が勢揃い、まさにダート最強馬を
決める最高の舞台、海外からの刺客を寄せ付けないような最高の顔ぶれです。
トーホウエンペラーは岩手競馬所属、公営で20勝の成績を残し、今年の春フェブラリーステークスでは5着と
好走、同じく岩手所属で同レースを制したメイセイオペラの後継として岩手の実力を示しています、左回りの
盛岡競馬場がある岩手所属ながら右回りのマイルが得意、東京競馬場の改装工事のため舞台が中山に移り
距離も短縮された今回ならこの馬の射程内、実力を十分に発揮できます。ただ1頭の地方所属の代表として
の頑張りに期待して今回の期待馬としました。
鞍上は主戦の菅原勲騎手、岩手競馬で最も頼りになり、WSJSの参戦も決まっているジョッキーです。
がんばれトーホウエンペラー!(連対期待度:C 思入度:A 予想印:


第19回マイルチャンピオンシップ 11月17日 京都競馬場 芝 1600メートル

今回の期待馬は6枠12番のアドマイヤコジーンに決定しました。
暮れの秋淀の舞台にマイル王を目指すべく快足馬が勢揃い、秋のマイル王決定戦です。
春の府中安田記念の1、2着馬、秋の中山富士ステークスの1、2着馬が揃い踏み、まさに今年のマイル王を
決めるにふさわしい舞台が整いました。
アドマイヤコジーンは今年期待馬登場3回目、前走もG1スプリンターズステークスということもあり詳細は省略
しますが、今年に入っての充実ぶりは重賞5戦(うちG1が3戦)で3勝2着2回の完全連対、しかも2回の2着は
距離が短いスプリントのG1というところからも伺えます。これが国内最終戦、引退レースとなる香港マイルを前
に国内最後の勇姿に期待して今回の期待馬としました。
鞍上は主戦の後藤騎手、騎乗連対率70%以上と相性抜群です。
がんばれアドマイヤコジーン!(連対期待度:A 思入度:A 予想印:

マイルチャンピオンシップ結果
1着10番 トウカイポイント  2着6番 エイシンプレストン  馬連6−10 ¥15,530
期待馬アドマイヤコジーンは7着でした。
春の安田記念上位馬に秋の上がり馬、3歳マイル王に桜花賞馬、さらに春のグランプリホースなど
文字通りマイルのチャンピオンを決める快速決戦!
アドマイヤコジーンはスタートも順調に先行策、しかし最終コーナー前から後藤騎手の手が動き始め
直線に入ってもいつもの伸びが無く後続にかわされ、ゴール直前から伸び始めたものの時すでに
遅く今年初めて掲示板を外しました、混戦で揉まれたのも最後の伸びに影響したかもしれません。
国内最終戦を終え、いよいよ次走は引退レース、香港マイルに参戦です。
これからもがんばれアドマイヤコジーン!

第27回エリザベス女王杯 11月10日 京都競馬場 芝 2200メートル

今回の期待馬は8枠12番のファインモーションに決定しました。
クラシックを戦い終えた牝馬が真の女王の座をかけて古馬牝馬と激突するエリザベス女王杯です。
牝馬クラシック最終戦に秋華賞が設けられ、真の女王決定戦となって以来、勝利は常に古馬牝馬、激戦を
終えたばかりの3歳牝馬にとって、まさに壁となって立ちふさがってきました。
ファインモーションはデビューから無傷の5連勝で秋華賞を制覇、まさに女傑として実力も折り紙付きで、その
圧倒的な強さから、折り合いを欠くことなく自分の競馬が出来るかの1点に絞られています。
しかし問題の折り合いも鞍上が武豊騎手、枠番も馬込みに包まれる可能性の少ない外からの発走と舞台は
整いました。そこで3歳牝馬による史上初の女王杯制覇に期待をかけ、今回の期待馬としました。
鞍上は主戦の武豊騎手、女傑の力を存分に引き出せる日本最高のジョッキーです。
がんばれファインモーション!(連対期待度:A 思入度:B 予想印:

エリザベス女王杯結果
1着12番 ファインモーション  2着5番 ダイヤモンドビコー  馬連5−12 ¥360
期待馬ファインモーション見事勝利!3歳初の女王杯制覇で6戦6勝です。
例年は古馬が貫禄勝ちを収める女王杯も、今年は負け知らずのファインモーションの参戦があり
ダントツの1番人気はこの3歳馬、ファインモーションはハナに立ちそうな勢いの抜群のスタート、
道中はスローペースの中先行策、最終コーナーからぐんぐん伸び、後は女王への街道まっしぐら
鞭は少しもたれかけたのを矯正するためだけで「あれだけ伸びてれば鞭はいらないでしょう?」と
いう武豊騎手のコメントからも、ファインモーションはまさに女王と言えるでしょう。
気になる今後については、調教師サイドは慎重発言も、オーナーサイドからはグランプリ有馬記念
の参戦の可能性を示唆、牝馬に敵無しとなるとやはりここはグランプリで頂上決戦を!
これからもがんばれファインモーション!

第126回天皇賞(秋) 10月27日 中山競馬場 芝 2000メートル

今回の期待馬は7枠14番のエアシャカールに決定しました。
東京競馬場の改装のため舞台を中山競馬場に移行、魔物は中山にも潜むのか?天皇賞(秋)です。
昨年の年度代表馬ジャングルポケット、昨年の覇者アグネスデジタルが不在で古馬戦線も混戦模様、春に
宝塚記念を制したダンツフレーム、2着のツルマルボーイ、ただ1頭の牝馬テイエムオーシャン、海外G1馬
エイシンプレストン、3歳馬の挑戦シンボリクリスエス、古馬の風格エアシャカールとナリタトップロード、故障
から快復の有力馬サンライズペガサスとアグネスフライト・・・目指すは秋の盾!
エアシャカールは秋の調整の遅れからこのレースがぶっつけの本番となりました、1昨年の2冠馬ですが、
それ以降G1勝利には縁が無く重賞も2着止まりでした、しかし2冠を制した3歳時、トライアルの弥生賞と
G1皐月賞、今回と同じ中山2000メートルの舞台を制し、そして鞍上には主戦の武豊騎手が復帰、まさに
用意されたこの舞台での復活に期待し今回の期待馬としました。
鞍上は主戦の武豊騎手、史上最年少で2000勝を達成、世界の舞台でも活躍するジョッキーです。
がんばれエアシャカール!(連対期待度:B 思入度:A 予想印:

天皇賞(秋)結果
1着8番 シンボリクリスエス  2着1番 ナリタトップロード  馬連1−8 ¥1,720
期待馬エアシャカールは4着でした。
古馬中距離G1の最高峰、舞台は改装中の府中から中山へ移り開催された今年の天皇賞(秋)
エアシャカールは中段後方を追走、道中は脚を溜めての末脚勝負をもくろみました、府中に比べ
小回りの中山競馬場、最終コーナーは大混雑、その中を武豊騎手の手綱に応えて力強く伸びて
きましたが、追い上げも4番手まで、久しぶりのG1勝利は惜しくも消え去りました。
この先に狙うはジャパンカップか?それともグランプリ有馬記念か?まだまだ実力的にはトップ
クラスです。
これからもがんばれエアシャカール!

第63回菊花賞 10月20日 京都競馬場 芝 3000メートル

今回の期待馬は7枠14番のメガスターダムに決定しました。
クラシックもいよいよ最終戦、淀の長丁場を駆け抜ける、「最も強い馬が勝つ」菊花賞です。
今年の牡馬クラシック路線は有力馬多数という感じでしたが、ダービー馬のタニノギムレットが屈腱炎引退、
またダービー2着のシンボリクリスエスは天皇賞(秋)へ、など有力視されていた馬が離脱、皐月賞を制した
ノーリーズンが鞍上武豊騎手と言うこともあり人気になっています。
メガスターダムは春のクラシック皐月賞で5着、日本ダービー4着とG1で好走、トライアルの神戸新聞杯でも
4着に入るなど、勝ちきれないものの、皐月賞以後掲示板を外すことのない安定した走りを見せています、
父は快足マイラーのニホンピロウィナー、血統的には長距離向きではありません、しかし前述の通り、距離が
伸びるに連れて成績が安定、長く良い脚を使うタイプで明らかにマイラーの父とは違うタイプです。距離に不安
無しと考えるとG1連続掲示板の安定性は魅力で、今回の期待馬としました。
鞍上は主戦の松永騎手、牝馬の騎乗には定評があります、牡馬でも好走に期待です。
がんばれメガスターダム!(連対期待度:B 思入度:B 予想印:

菊花賞結果
1着2番 ヒシミラクル  2着7番 ファストタテヤマ  馬連2−7 ¥96,070
期待馬メガスターダムは3着でした。
日本ダービーの1着馬が引退、2着馬が天皇賞(秋)へ路線変更と有力馬離脱の中での混戦模様。
スタート直後、武豊騎手騎乗の1番人気ノーリーズンがいきなり落馬競走中止という波乱のスタート、
その中でメガスターダムは先行好位をキープ、持ち味を最大限に生かし、最終コーナーからトップに
たつと、競りかけてきたヒシミラクルと壮絶な叩き合いを見せました、しかし最後ヒシミラクルに抜け
出され、さらに外からもの凄い末脚で来たファストタテヤマに差しきられ惜しくも3着、クラシック最後の
舞台も善戦止まりでした。
しかしクラシック3戦で全て掲示板に載る好走、これからは古馬との対戦が待っています。
これからもがんばれメガスターダム!

第7回秋華賞 10月13日 京都競馬場 芝 2000メートル

今回の期待馬は6枠11番のオースミコスモに決定しました。
一夏を越え成長した乙女が淀の競馬場に帰ってきました、牝馬クラシック最終戦の秋華賞です。
今年の牝馬クラシック路線は本命無く低レベルと言われていましたが、ここにきてデビューから4連勝、その
強さは女傑エアグルーヴ級と言われるファインモーションが登場、鞍上も武豊騎手ということで全く死角無し、
鉄板と言われています。
オースミコスモは抜群の瞬発力が持ち味でトライアル紫苑ステークスを勝利で秋華賞に参戦、春は前哨戦の
トライアルレースでは好走するものの、本番の桜花賞で11着、オークスでは14着と力を出し切ることが出来ず
前哨戦で力を出し尽くすトライアルホースという印象が強くなっています。しかし折り合ったときの末脚は素晴ら
しいものがあり、また2歳時から期待していたこの馬を、どうしてもただのトライアルホースとして見限ることが
出来ません、それだけの魅力を備えていることを信じ今回の期待馬としました。
鞍上は主戦の常石騎手、同期の和田騎手に負けじと気迫の騎乗を!
がんばれオースミコスモ!(連対期待度:C 思入度:A 予想印:

秋華賞は過去6回中4回が万券決着と、とにかく難しいレースです、女傑エアグルーヴもレース中に骨折で
惨敗するなどは、まさに「競馬に絶対は無い」典型的な例と言えるでしょう。鉄板といわれるファインモーション
しかし今年は一体どんなドラマが待ち受けているのか?一番人気の圧勝?それとも万券決着?2分前後の
ドラマの行く末には果たして何が待っているのでしょうか・・・

秋華賞結果
1着12番 ファインモーション  2着18番 サクラヴィクトリア  馬連12−18 ¥470
期待馬オースミコスモは7着でした。
牝馬クラシック最後の1冠を戴冠すべく淀に集いし18頭の乙女達、今年はファインモーションという
ダントツ人気馬のいる中、しかし万券率が7割弱という荒れるレース、果たして最後の1冠は?
オースミコスモはスタート後、先行好位置をキープ、ファインモーションと並んで走る格好になりました。
最終コーナー、外から抜け出すファインモーション、それに対しオースミコスモは内に進路を取りまし
たが、いつもは最後の直線で炸裂する末脚が思うように伸びませんでした。それでも7着に粘り込み
能力の一片は見せてくれました。
これから向かうは女王杯か?それとも古馬、牡馬との戦いか?まだまだこれからです。
これからもがんばれオースミコスモ!

第36回スプリンターズステークス 9月29日 新潟競馬場 芝 1200メートル

今回の期待馬は7枠9番のアドマイヤコジーンに決定しました。
秋のG1シリーズが開幕!東京競馬場の改装のため電撃の6ハロン戦の舞台は新潟競馬場へ、競馬の神様
故大川慶次郎氏が将来は是非にと望んだ舞台でのハイスピードバトルで秋のG1が開幕します。
アドマイヤコジーンは6歳馬ながら今年に入っての成績が充実、G1安田記念の勝利を含む重賞3勝2着1回
と素晴らしい成績をおさめています。ショウナンカンプ、サーガノヴェル等スピード能力が桁外れの馬の参戦も
あり、現行の中山競馬場の方が有利、新潟では遅れをとるように言われますが、平坦小回りの高松宮記念で
2着はスピード競馬にも順応できます、それに加え開催終了間近の荒れた馬場、さらに週末の雨でさらに馬力
が必要になりそうで、アドマイヤコジーンにとっては好材料が揃いました。高松宮記念2着、安田記念1着など
今年のスプリント、マイルG1の抜群の実績と向いてきたツキに期待して今回の期待馬としました。
鞍上は主戦の後藤騎手、この馬で制した安田記念が記念すべきG1初勝利、その涙の激走を再び新潟で。
がんばれアドマイヤコジーン!(連対期待度:B 思入度:B 予想印:

スプリンターズステークス結果
1着4番 ビリーヴ  2着9番 アドマイヤコジーン  馬連4−9 ¥590
期待馬アドマイヤコジーンは惜しくも2着でした。
東京競馬場が改装工事に入り、初めて新潟で行われたG1電撃の六ハロン戦、春のスプリント王
ショウナンカンプのスプリントG1連覇か?安田を制したアドマイヤコジーンの雪辱か?それとも上が
り馬ビリーヴの切れ味が炸裂か?それとも昨年王者トロットスターか?・・・等見所が多い秋G1の
開幕戦、アドマイヤコジーンは逃げるショウナンカンプをピッタリマーク、思うように逃がした春の高松
宮記念の二の舞は踏まないと言わんばかりに最終コーナーから果敢に競りかけました。しかし直線
で並びかけた時、武豊に導かれビリーヴが最内から抜け出し、ショウナンカンプは捉えたものの快走
もそこまで、春に続きスプリントG1連続2着となりました。
今後はマイルチャンピオンシップから香港マイルに向かい、年内引退が決まっています。
残り2戦、最優秀短距離馬の称号を目指し、これからもがんばれアドマイヤコジーン!

戻   る