あなたに

2002年09月26日(木)23時45分/理々子


捧げられるものを数えてみることにした

抱きしめる腕
囁く唇
頬をなぞる指
慰める胸
支える脚

それでも足りないと駄々
愛しさを通り越してしまう一歩手前

心はとっくに

それでも足りないと嘆く


一体、私にどうしろと?


腕は枯れ木に
唇はかさつき
指は折れ
胸はしぼみ
脚は砕けた

一体、私にどうしろと?


心だけで足りないとあなたは嘆く


私は潰れる手前


あなたに捧げられるものは差し出しました

2002年10月16日(水)23時44分/demi-lune


捧げたいものは、わたしのすべて

腕を差し出し
唇を重ね
指を絡め
胸に触れて
脚を伸ばして

わたしのすべてで、あなたに走る亀裂を埋めてあげたくて


けれど、あなたは足りないと

それではまだ、足りないと


だから、私は思い切って
あなたの心をのぞいてみました

わたしを求めているはずの、あなたの心

けれどあなたが求めていたのは、あなた自身だったのです


ああ、とわたしは理解しました

あなたが求めているのは、あなたの心
わたしでは、決して与えることのできないもの


だからわたしは、腕を差し出すのをやめました
重ねた唇をはなし、代わりに歌をのせました
絡めていた指で、花を摘みました
胸からあなたをはなして、その花を飾りました
脚は軽やかに、ステップを踏みます

あなたはそれを眺めてください

わたしはわたしを得ました

あなたはわたしを眺めてください

あなたの心が動くそのときまで、眺め続けてください
2002年10月24日(木)23時34分/コイン


なんだか、心ににじみ出てくる
この感情はなんだろう?
 
あれっ君はなぜ微笑んでいるの?
僕は一体どうしていたんだろう?


君の胸にある花はなぜか懐かしい。


どうして楽しそうにステップを踏むの?
そのステップ覚えている。
 

君が君が見えるよ。今まで何を見ていたのか
わからない。
けど、今は君が見えるよ。

僕の目を見た君は、涙をこぼす。
泣かないで、僕の全てを君にあげるから。
泣かないで、今度は僕が君を見つけ続けるから。


君は僕のために傷ついた。僕はやっと気づいたよ。
おいで、一緒に行こう。
もう悲しい目をさせないから。


2001年10月12日(金)00時06分/華天



あなた と

わたし を
つなぐもの