えんさいくろぺでぃあ・かーにばる。
読まなくてもOKですよ〜♪


◇あらすじ   ◇登場人物紹介  ◇蛇足的用語解説

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◇あらすじ

 24世紀、火星。
 数々の麻薬が流行するドーム状の都市群。
 その中で、連続殺人事件が起きていた。
 被害者に共通点らしいモノは何一つ無く、連盟の司法局も手を焼いていた。
 捜査官の久遠月日子(くどう・つきひこ)とリチャード・グラウエンは、
 事件解決に向けて捜査を開始する。
 やがてそれは火星全土をも巻き込む事件へと発展していった。

・・・というような感じのおはなしです。(至極あっさりしとた説明だ・・・)

◆第5回までのダイジェスト版◆(ネタバレまくり)
◆第10回までのダイジェスト版◆(ネタバレ絶好調)



◇主な登場人物(登場順)

 久遠 月日子(くどう・つきひこ)
  連盟の捜査官。20代後半、そろそろ三十路。
数々の事件での活躍により、火星で最も人気のある捜査官の一人である。
あまり喋らない。外見のイメージとそぐわない、おもちゃのようなピアスをしている。
D・Dとは幼なじみだったらしい。
だけど年齢設定が最も活かされてないキャラクター(切腹)。
 リチャード・グラウエン
  連盟の捜査官。20代半ば。
久遠とコンビを組んで早6年。名前で呼んでもらえないことを
少々不満に思っているらしい。
久遠とは対照的にしゃべり好き。黙ると死ぬタイプ。
コンピュータ関係で昔はそれなりに腕を鳴らしたらしい。
 ウォルト・スペクター
  連盟・司法局次長。50代後半。
久遠とグラウエンの上司。
彼等の活躍よりも、それにまつわる『エピソード』に、鮮やかな禿頭を悩ませている。
昔はやり手の捜査官だったらしい。
 D・D(ディー・ディー)
  頭脳をデータベースとして活用するプロジェクトを提唱し、自らその実験体となる。
人々から畏怖を込めて『電脳』『連盟の至宝』と呼ばれる。
元学者だが、現在の言動はかなりとぼけ風味。
月日子とは幼なじみだったらしい。
本名、ダイアナ・デプス。
 ホクト・ラング
  連盟の捜査官。勤続18年のベテラン。三十代後半、もうすぐ四十路。
事件の解決にかけては火星でトップクラスの能力を持ち、
火星の人々はもちろん、捜査官からの信頼も厚い。
身長190p強。体重もそれに見合うだけ重い(笑)。
ドレッド・ヘアに片眼鏡(射撃スコープ兼用)という変なファッション。
 李 美銀(い・みうぉん)
  連盟の新人捜査官。まだハタチ。
凛としたたたずまいの涼やか美人さん。新人きっての才媛だが、初の大事件で
いきなりベテランのラングと組むことになってしまった。
が、イマドキの若者らしく物怖じすることなく、勝手気ままなラングを
いつも叱りとばしているらしい。
 ジャッキー・ウォン
マーズTVのリポーター。30代半ば。男性。
オバケ番組「ザ・エージェント」の火星担当だったが、先日放送した映像に
「捜査官の邪魔をするとは何事だ!」と抗議を受け、リポーターを辞任。
別の番組の担当になる。
 ツキヤ・クドー(久遠月哉)
久遠月日子の父。BDB(ブレイン・データ・ベース)システムと、
SBシステム(ネタバレにつき本称は省略)を開発した。
脳をいじるマッドサイエンティスト、と蔑まれもしたが、結果(=D・D)は
火星に受け入れられた。システムの完成を目前にして交通事故で死亡。
 ポール・ビアス
連盟情報局メンテナンス室の室長。40代前半。D・Dの「主治医」である。
外見はマッチョな彼だが、仕種も口調も心も、女性そのものである。
ポールという男名前を嫌って「ポーラ」と呼ばれたがっているが、
そう呼ぶのはほんの数人だけ。かなりの謎を知ってるらしい、曰くありげな人。

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◇蛇足的用語解説(本編と直接関係ない解説がずらり(笑)


○李美銀(い・みうぉん)
 韓国系の読み方。「りー・めいいん」ではないのです……ってどっちゃでもいいか?(笑)。
 実は短大で同じ寮にいた留学生さんの名前まんま。すげー美人だったので、彼女にあやかって付けてみた。


○エアレール
 火星のドーム内を蜘蛛の巣のように走る電車。
 線路は上空高くにあるので、こう呼ばれる。


○クラッカー
 ハッカーの項を参照。


○司法局(連盟司法局)
 連盟の機関の一つ。警察関係を担当する。
 捜査官と呼ばれる職員が、毎日起きる事件の解決に奔走する。
 とかく捜査官が目立ちがちだが、彼等をバックアップする一般職員の功績は大きい。


○銃
 捜査官の使用する銃は、正式にはレーザーガンである。
 だが火星の場合、違法電波やなにやらが多くて微妙に照準とレーザーが外れてしまう。
 その為、月日子たちは昔ながらの火薬銃を使っている。


○情報局(連盟情報局)
 連盟の機関の一つ。ネットワーク関係を一手に引き受けている。
 ここのマザーコンピュータが落ちた場合、火星は混乱を極めるだろう。
 ハッカーやクラッカーに毎日攻撃されているが、鉄壁の防御でそれを退けている。
 職員の中には、元ハッカー・元クラッカーも大勢いる。


○捜査官
 連盟・司法局の現場職員。エージェント、とも称する。要するに刑事(笑)。
 また、捜査を迅速に行うために様々な特権が与えられている。
 それを行使するのに不満が出ないよう、連盟全体の中でもエリート中のエリートが捜査官となり、
 また彼等自身も厳しい内部規則を守っている。
 捜査官の活躍の様子はテレビ中継されることが多く、
 事件の解決率が高い捜査官や、面白い(?)捜査官に人気が集まっている。
 (非公式のファンクラブも存在するらしい)


○月都市(つきとし・ルナシティー)
 月の裏側にある都市。宇宙開発時代、最初に建設された。
 連盟の総本部がある。
 巨大な四つの都市ドームがあったが、中央の一つがテロにより破壊、
 現在は廃墟となっている。残りの三つは現在も発展を続けている。


○テレビ
 月・火星・木星を通じて視聴率70%を誇るお化け番組が存在する。
 「ザ・エージェント」。連盟の捜査官の活躍を、ほぼリアルタイムで綴った番組だ。
 民放の番組だが、連盟は常に視聴者に「監視」されることになるため、
 職員の綱紀粛正に役立っているらしい。多分。


○ドーム
 火星と月に建設された「都市」。
 特殊合成されたアクリル製の「お椀」が伏せられ、その中で人々は生活している。
 火星では大小取り混ぜ50個近いドームが建設され、更に幾つかが建設途中である。
 (ちなみに木星は宇宙ステーションタイプの都市ですにゃ)


○ネットワーク(インターネット)
 火星ネットと星間ネットの2種類があり、一般人も自由にネットを楽しんでいる。
 が、火星では違法プロバイダーが乱立しているため、接続速度が遅くなったり
 ノイズが走ったりするのは日常茶飯事(笑)。
 ハッカーやクラッカーも多数存在する。


○ネバーランド
 火星で流行している麻薬の一つ。
 安価かつ少量でトリップできるため、かなりの流通となっている。


○バスレール
 火星の地上を縦横に走る電車のこと。
 エアレールと組み合わせて使うことで、かなりのスピードでの移動が可能になる。


○ハッカー
 作者、もちろんハッカーとクラッカーの違いは分かっているつもりですが、
 世間への言葉の通り具合(爆)と、本来のハッカーの意味も込めて、作中では
 ハッカーと称させていただいてます。


○パドゥシャ
 火星で最も美味しいといわれる菓子屋。店名は「小猫の足取り」という意味で、
 その名の示すとおり、サクサクと軽やかなパイ類が絶品である。


○人
 数百年来の宇宙生活により、人々の体質はかなり変化してきている。
 月や木星衛星都市では超能力者が出現し、連盟の職員にも数多く採用されている。
 火星にも超能力者はいるが、ほかの二つの都市に比べると少ない。


○ファム・ファタール
 火星で流行している麻薬の一つ。
 アッパー系。高価で習慣性も高いが、精神の覚醒率がほかの物とは比べ物にならない程高い。
 成分を一万分の一に薄めた物は、眠気覚ましのドリンク剤によく使われている。


○フラジール
 火星で流行している麻薬の一つ。
 ダウナー系。高価だが習慣性が(ほかの麻薬と比べて)少ない為、かなりの需要がある。


○マーズTV
 火星の民放テレビの一つ。連盟捜査官の活躍を追う「ザ・エージェント」はここで放送。


○メモ帳
 身分証明書+通信機+移動端末+手帳、みたいなもの。
 警察手帳に携帯電話とモバイルを足したモノを想像して下さい(笑)。
 どこからでも連盟のデータベースやネットワークにアクセスできる。
 マニア垂涎のアイテムの一つ。無くしたら懲戒免職モノ。


○木星衛星都市(もくせいえいせいとし、ユノ・サテライト)
 木星の上空に建設された宇宙ステーション。
 二重のリング型で、内側の輪は遠心力による重力が軽いので工業地域、
 外側は丁度1Gになるので居住区になっている。
 気象装置がすぐ壊れるので、いつもどこかしら寒い地区がある。


○連盟
 月、火星、木星を繋ぐ機関。政府とは別。
 主に司法関係とコンピュータ・ネットワークを司る。
 (ほかにもあるけど、追々……)
 それぞれの都市により、職員気質やそのものの雰囲気が大分違う。
 月は庶民的かつきっちりしていて、木星は厳格。
 火星は、本編をご覧下さい(笑)。




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◇第5回までのあらすじ(ネタバレ有り)


 火星ではここ二ヶ月ほど、連続殺人事件が起きていた。
 被害者は全て頭部……正確には脳を奪われた無惨な姿である。
 捜査官の久遠とグラウエンは調査に当たるが、被害者達の年齢・性別・国籍や生活には
 なんの接点も無く、足踏み状態が続いていた。

 ところが、被害者達は全員「ネバーランド」という麻薬の常習者であると判明する。
 複数の麻薬を混ぜ合わせると、「ネバーランド」と同じ効果になるのだった。
 麻薬の線から捜査を開始しようとする二人だったが、連盟本部より帰還せよという指令が入る。

 本部で二人を待ち受けていたのは、『電脳』ことD・Dだった。
 頭脳をデータベースとする実験の、中心人物であり被験者でもあるD・Dは、
 久遠とグラウエンに自分のボディーガードを依頼する。
 「私はハッキングされています」

 殺人事件から担当替えとなった二人は、手分けしてハッカー/クラッカーの捜査に当たる。
 グラウエンの作った追跡プログラムを元に、久遠が現場へ急行する、というパターンで
 捜査をしていたが、空振りも多かった。
 そしてまた情報が入った場所へ久遠は向かったが、其処には誰もいなかった。
 ただ、無数の脳のみを残して……。

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◇第10回までのあらすじ(ネタバレあり)

 ハッカーの部屋へ、殺人事件の担当となったラングと李が駆けつける。
 鑑識が入る前、李は奇妙なものを見つけた。乾いた葉の欠片である。
 それはネバーランドの原料の葉だった。
 そして連盟へ移送する作業の途中、脳が一つ足りないことに気づく。

 一方連盟ではD・Dと協力して、グラウエンがなにやら計画を立てているらしい。
 久遠は犯人一味と思われる男と格闘するも、連日の操作の疲れがたたり、
 遅れをとってしまう。あわやというところでラングと李に助けられる。

 病院に入院した久遠に、マーズTVのウォンが尋ねてくる。
 久遠と犯人の格闘の映像を流したが、逆に視聴者から抗議を受けてしまっていた。
 連盟ではグラウエンの計画に上層部のサインが下りる。

 グラウエンの計画……それはD・Dをおとりにハッカーをおびき出すというものだった。
 言い様のない不安と嫌悪を感じる久遠。だが計画は既に始まっていた。
 伝説、と言われるハッカー「ラサ」と行動を共にしていた「ガザ」。
 それはグラウエン本人の事だった。ある悪戯を昔やった、と笑うグラウエン。
 そして彼は死んだ。

 グラウエンの死を久遠は信じ切れずにいる。
 その理由は、火星中に流れる彼の「顔」が、久遠の知る彼のものではなかったからだ。
 しかし、誰もが口をそろえて「グラウエンだ」という。D・Dまでも。
 だがラングと李もまたグラウエンの映像が違う事に気づく。

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