■最近読んだ本■
・盤上の敵
・脂肪という名の服を着て
・グランヴァカンス
(廃園の天使T)
・どろろ
ナギ華が読んだ本の感想です。
あくまでも個人的な見解ですゆえ、
違う感想持ってる人はごめんねー。
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盤上の敵 : 北村薫 : 講談社文庫
*あらすじ*
自宅に猟銃を持った男が立てこもり、妻が人質となってしまった。
警察とワイドショーによって「公然の密室」と化した我が家。
夫は妻を救出するため、警察を出し抜いて交渉を始める。
※ 感想by華天
注:カラクチです
※
二人の振付家が前半と後半をそれぞれ担当し、キャストも全く違うという、
コンテンポラリーダンスの題材ともなった「盤上の敵」。
そちらの情報が先にあり、どんなにスリリングな物語なのだろうと期待して読んだのですが。
すいません、期待しすぎました。
北村作品には異色なものらしく、「物語によって慰めを得たり、安らかな心を得たいという方には
このお話は不向きです」という異例の前書きがついた、といういわく付きなのですが。
確かに白のクイーンの告白は辛く、白のキングの決意は悲壮で、黒のクィーンの正体はあっと驚くようなモノですが。
今じゃごまんとあるこの手のハナシ。
小説でもそう、現実でもそう。むしろ現実のほうがずっとひどい。
そして、そんな辛い事柄に慣れっこになってしまい、読後「なんじゃこりゃ」と思った自分が一番情けない。
図書館で借りればよかったなあ。初北村薫だったのになあ。ごめんなあ。
脂肪という名の服を着て : 安野モヨコ : 祥伝社
*あらすじ*
食べている時が安心するとき、というOL・のこ。
ある事柄からダイエットを決意するが……。
※ 感想by華天 ※
現在ダイエット中の私にとってはずせない作品、と思って読んだのですが。
怖ェえ……。
最初に想像してた内容よりずっとシビアで怖い話。
「綺麗になるのは自分の力だ、私たちはそれを手伝うだけ」というエステティシャンの言葉に
うなずくものの、どこを綺麗にしていくかによって随分違ってくるものだ。
身体だけじゃなく心までダイエットしちゃうようなことにはなりたくないけど、
脂肪を着たままの心も大変恐ろしい……。
私は今、どうなっているんだろう。怖いね。
グ ラン・ヴァカンス(廃園の天使T) : 飛 浩隆 : 早川書房
*あらすじ*
人間の訪問が途絶えてから千年。AIたちはが同じ夏の一日を繰り返してい る
仮想リゾート「夏の区界」に、崩壊のときが訪れる……。
「廃園の天使」三部作の第一幕。
※ 感想by華天 ※
面白かったです! 第二部が先日開幕したらしいですが、すごく楽しみ。
美しさで覆われた仮想リゾート。その残酷な正体が見え隠れする様子は剃刀の刃のように
するすると痛いし、蜘蛛との戦いは非常にスリリングで圧倒的に面白い。SFで、AIという
コンピュータものを扱っているというのに、なんだかファンタジー小説を読んでいるよう。
そんぐらいイマジネーションがすごかったです。
……作者、自分と同業なんだよねぇ。なんかちょっと悔しいわ。
ど ろろ : 手塚治虫 : 秋田書店
*あらすじ*
身体を四十八の魔物に捧げられて生まれた百鬼丸。
自分の身体を取り戻すため、放浪の旅を続ける中、どろろという子どもと出会う。
※ 感想by華天 ※
あまりのおもしろさに、いろいろなマンガでこのモチーフが使われている「どろろ」。
「MADARA」なんかがそうですね。原作者も公言してますし。
未完の感じが強くて、続きはどうなるんだろう、手塚先生はどういう風にしたかったんだろうと
考え出すときりがない(笑)。
確か「MADARA」だったかと思うけど、人の部分を取り戻すごとに
戦士としては弱くなっていく、という部分が描かれていたような気がします。その辺を、手塚先生が
どう考えて、どう表現しようとしていたのかなあ。
続き読みたいなあ……。