「魔校戦記」:菊地秀行:祥伝社
*あらすじ*
番長グループに牛耳られた高校。ある日、有名無実の生徒会が突然解散した。だが新たに任命された生徒会役員は、全員が美人教師・仁科樹に「召還」された転校生だった。新生徒会vs番長グループの魔戦の火蓋が切って落とされる。
*感想byナギタ*
久々に面白い小説を読んだよ〜。菊地節全開!って感じです。
魔界都市方面がちょっとマンネリ気味になってきたなぁ、と思っていたところへ、コレだよ!
キャラクターの個性がすごい。会計の美也ちゃんがお気に入り。美人で強くてエッチで(笑)。
美形の副会長・光城の甘味が大好きというギャップ&決めセリフもいいッス。1巻で終わるには惜しいキャラたちだ。
敵・味方それぞれの「技」をもっと見たかったなぁ。上・下巻ぐらいに長ければ……。
ラストが気になるよ〜うぎゃ〜〜! 求む続編。
「封神演義」第15巻:藤崎竜:集英社
*あらすじ*
十絶陣で戦ってます。
*感想by華天*
ああああ〜っ! とうとう恐れていたことが決まってしまった! アニメ化だよ、アニメ化。
もうこれでおしまいだよ、華天の封神計画は……。
高校の時から原作が好きで、同人誌を作り、卒論のテーマに選んだりと、
友人と一緒に「封神メジャー計画」を展開していたのに。藤崎版でブレイクしちゃって、
誰もが藤崎版のキャラで描いて、雨後の竹の子みたいに関連本がどっさり……。
華天の計画としては、「三国志」にいろんな劉備や孔明がいるみたいに、いろんな登場人物がいる状態にしたかったのよ〜〜!
藤崎も、どうせならアシモフとかのSFをマンガにすりゃよかったのにさ。
あたしは藤崎のSFが好きなんだ! お願い、誰かTV○京をぶっこわして〜!
「怒濤の虫」:西原理恵子:
*あらすじ*
「サンデー毎日」に連載されたエッセイ集。
*感想by華天*
読み始めから何だか不思議な気がしていたのは、文章の口調が「ですます」調だったから、のようである……。
何せサイバラのとっかかりが「鳥頭紀行・ジャングル編」だったので(笑)。それに絵もかわいいし(失礼)。
政治家の話と東大の話が面白かった。この時すでに元ヤクザの人に会いに行っていたりしたけど、
後にジャングルやらなにやらに行くとは思っていなかったんだろうな(笑)。
……ね、だれか「さいばらのバラード」を聞いたことある人います? 聞きた〜い!!
「学校怪談」第12巻:高橋葉介:秋田書店
*あらすじ*
通行止めを無視して進んだ道路の先には、事故で死んだ犠牲者達が酒盛りをしていた……(工事現場怪談)。
「雪空を見上げてはいけない」、見知らぬ青年に声をかけられた双葉は、
いつの間にか雪原に迷い込んでしまう(雪国心中)。
コミカル・シリアス変幻自在のホラー短編。週刊チャンピオンで連載中だす。
*感想byナギタ*
1巻の頃よりコミカルな要素が強くなってきて、シリアスな方が好きなナギタにとってはちと残念。
シリアスお気に入りは「血まみれ酒場」と「殺人連想」。どっちもすごいタイトル(笑)。
1巻の「少年ナイフ」みたいな、主人公が一枚上手、というパターンが好きなもので。
コミカルでは溝呂木シリーズ(笑)。がんばれミゾロギ! クッキィ〜攻略への道は、果てしなく遠いぞ!
*感想by華天*
12巻では「殺してやる」と「案内人」がいいなぁ。おっかない九段先生を最近見ることが少ないから(笑)。
「ARMS」第8巻:皆川亮二:小学館
*あらすじ*
赤い砂漠が広がるアリゾナ。カツミの手がかりを追って旅を続ける涼たちは、
「ギャローズ・ベル」……絞首台の鐘という名の町にたどり着く。
だがそこには強化人間で構成された部隊と、天才集団「チャペルの子ども達」が待ち受けていた。
*感想by華天*
「守護者モノ」と呼ばれる物語のジャンルがある。
主人公を表立って助けることはしないが、常に見守っている大人がいる。
「守護者」の元で主人公は成長し、ついには1人で飛び立つ物語。
ARMSにはSFやアクションだけじゃなく、この「守護者モノ」の要素も入っているんだろうなぁ。
ラストの方、「裏切らないこと」を証明するために生命の全てを賭ける、というのも切ないね。
「子ども達」は誰かを信じたかったし、「大人たち」は誰かに信じられたかった。
今までの巻の通り「実は……」というパターンだけど(失礼)、8巻にはグッときたよ。
やっぱりあたしゃ子どもに弱いね(笑)。
「私の中から出てって」:サンドラ・ヴォ・アン:講談社
*あらすじ*
母親の死後、新たな街で新たな生活を始めようとする少女。
毎日の生活に慣れ始めた頃、突然少女はおぞましい朝を迎えた。
泥と汚臭にまみれた少女には、さらに「あれ」の蹂躙が待っていたのである。
*感想byナギタ*
この小説は、ナギタの怖いもの、の範疇とはちょっと違う怖さだった。
モンスターよりも、主人公の女の子が怖いよ……。
(外国ホラーは、おぞましいモノに追いかけられる、ということが怖いんだろうか)。
ナギタは「想像出来ないもの」が怖いので、モンスターの描写がガンガン出てくると、かえって怖くなくなってくる(笑)。
でも、根の間を逃げる場面はめちゃめちゃスリリングだった。
でも「あれ」の正体は結局何だったんだ〜!!!
*感想by華天*
表紙は山本タカトさん。線や色やタイトルの差し方とか、すごく色っぽい。でも……タイトルいまいちじゃ!
モンスターの恐怖よりも、強烈に振り回されてるみたいな少女の揺れる心と、
それに見え隠れする「恐怖」を書いた恐怖小説、なんじゃないかなぁ。
「文藝百物語」:井上雅彦他:ぶんか社
*あらすじ*
井上雅彦、菊地秀行、竹内義和、田中文雄、加門七海、
篠田節子、霧島ケイ、森真沙子。伝奇&ホラー小説の分野で活躍する8人の作家が、
古旅館の一室に集った。四方に塩が盛られ、香が絶え間なく焚かれ続ける空間で、恐怖の一夜が始まる……。
*感想byナギタ*
仕事の合間に読んでたら(←仕事しろ)、職場の書庫に入りづらくなっちゃった(笑)。
表情や声の調子が分からないだけ、怖くはないはずなんだけど……。
「見た」「感じた」ことはないけど、しょっちゅう金縛ってるしなぁ。怖い話を書いていると、
怖いことが起こるっていうのは、本当だったのか。加門七海の話は、やっぱり怖いですぅ〜。
(「無駄だよ」とか「お稲荷さんの霊威」とか)。
参加者全員が、そろいも揃って「一番怖かったのはK先生」(ネタバレにつきぼかしております)と言っていたのが、面白かったです(笑)。
「からくりサーカス」第8巻:藤田和日郎:小学館
*あらすじ*
遺産相続争いで勝を守った鳴海は、大事故により記憶と左腕を失ったが、
謎の青年ギイに救われ奇跡の生還を遂げる。自動人形(オートマータ)たちと
それを壊す役目を背負った「しろがね」、万能の薬といわれる「生命の水」について、ギイが語り出す。
*感想byナギタ*
これぞ少年マンガ、という感じですねぇ。アクションやストーリーが派手で、モロナギタ好みです(笑)。
「自己の確立」という問題や過酷な運命を受け入れかつ乗り越えていく、というところは、
「ARMS」にも通じるものがありますが、こちらに親近感を感じます。いえ、親近感というよりは、
登場人物の「痛み」をより近くに感じるのですが。鳴海と勝がどうやって再会するのかが、今から楽しみです。
*感想by華天*
アクションかっこいいけど、勝が出てないからつまんない〜。(←ショタか!?)(笑)
「闇吹く夏」:荒俣宏:角川ホラー文庫
*あらすじ*
風水師・黒田龍人は、岩手の農業青年団からの依頼を受け、例年になく厳しい「ヤマセ」を止めるために岩手へ赴く。だが宮沢賢治の愛した土地は、夏とは思えぬほど暗い闇が吹いていた。早速調査に取りかかる黒田だったが……。
*感想by華天*
5年ぐらい前にアラマタが「今度は風水が流行る!」と宣言してたのを聞いて、
「絶対はまるもんか!」と思ったけど、今やすぽんとはまってる自分が可笑しい。
それと同じぐらい可笑しいのが主人公の黒田。風水師で主人公、とくれば、華天はクールでストイックな美形を
思い浮かべてしまうのだけど、黒田、全然違うね(笑)。スーパーセクハラ風水師だよ、アンタ(笑)。
1巻目からきちんと読んでないから、黒田とミヅチの年令や容姿、二人の関係がよくわからん。
二人とも変だ、と言うことしか(オイ)。話は、さすがアラマタ、ってかんじで、怒濤のラストがスゴイです。
いやー、でもやっぱり黒田、可笑しいよ(笑)。
*装丁の感想byナギタ*
ナギタは「字」が好きなので、語を目で見たときの感じにこだわってます。
「闇吹く夏」っていいタイトルだよね。縦書きよりも横書きにしたときに、
怖さのイメージが倍増する感じがします。篆刻みたいな欠けた感じの書体もいいですねぇ。
(ただ、「ミヅチ」だけはどうしても我慢できません。「みづち」じゃダメなのか……)
「鳥頭対談」:群ようこ・西原理恵子:朝日新聞社
*あらすじ*
互いに互いのファンを取り込もうと、暗黒の野望を持って仕組まれた対談集。……アホです(笑)。
*感想by華天*
読んだ後……群ようこの本を手に取りそうになった(笑)。