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ルドルフはやっぱり目立ちまくっていた。ただでさえ派手な外見なのに、
サンタのそり張りにサイドカーまでつけてるんじゃ、目立つなって言う方
が無理ってもんだ。道行く人々は俺たちをじろじろみていく。あからさま
に指さされて笑われもした。だけど不思議なことに警察には一度も止めら
れなかった。年末らしくあちこちにパトカーはいたし、何回か警官とばっ
ちり目があったにもかかわらず、だ。事務所が手を回してくれているなら
いいけど、単に奇妙な奴と関わり合いたくないというだけだったらとても
ショックだ。
女の子は帰り道を指図する以外何も話さなかった。話したところで俺の
声も女の子の声も風にかき消されて、相手には届きようがないんだけどさ。
ここでいい、と女の子ジェスチャーで示した場所は、住宅街の中の公園
だった。もうすっかり暗くなってしまっていたが、俺もこのバイクで普通
のお宅へ伺うのはどうかと思ってたし、何より女の子の家が公園のすぐ向
こう、明かりのついている家だというからその言葉に甘えることにした。
大人げないと笑ってくれ……。
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