学校の環境


☆ 屋根のやわらかいグリーンは白神の山脈と調和させたものです。

◆ 校門から入って

(1)木の大断面を強調した3つのアーチが、来る人を歓迎しています。
(2)広々とした煉瓦畳の階段フロアで、のびのびした感じで人を出迎えます。

◆ 校舎正面

 玄関を中心にして両側に広がる教室棟が横一直線でなく、前方に傾斜して広がるのは、扇の形をイメージしたものです。この扇の感じは、本校開校時の校名「扇寿学校」にちなんで、このたびの校舎建築の設計のキーワードとなったものです。このキーワードは設計上いたるところに生かされています。また、教室棟の前方傾斜は、子供たちを「抱き迎える」風情ともなっています。

◆ 「夢の翼」像

 玄関手前の右側に「夢の翼」像があります。全校児童から「夢」をイメージしながら募集したデッサンを生かして、平成19年に作成されたブロンズ像です。五小の教訓「夢にいどみ人と和す」のシンボルとして、子供たちや地域の皆様の心に残っていくことを願って建てられました。
  【 寄贈者:小林 肇(昭和16年度卒業生) 製作所:皆川 嘉博(秋田美術工芸短期大学 准教授 】

◆ 玄関に入って

(1)杉の大木を思わせる6本の柱が、吹き抜けのトップライトに向かってそびえているのは壮観です。
(2)幅広いトップライトの明かりは、玄関のみでなく両側の教室棟までも届いています。
(3)くつ置き場の両側のコーナーは、乾燥室で、児童の雨具かけになっています。

◆ 教室棟

(1)最も日照条件のよい南向きに各教室が配置されています。各教室にはベランダがあり、外からの寒さや暑さをやわらげる機能もはたしています。
(2)9尺の広い廊下をさしはさんで、各教室の向かい側に生活科室・家庭科室・図工室・理科室などの特別教室が配置されています。床面は、杉間伐材の圧縮加工・セラミック塗装です。
(3)広い廊下は、ミニゲームゾーンの役目も果たして和やかです。
(4)4箇所に非常階段を配置して、いかなる方向からの避難も可能になっています。

◆ 電気畜熱暖房

(1)夜間蓄熱・昼間熱放出の電気暖房で、火災の危険度がきわめて低いです。
(2)教室、廊下ともに設置されているので、すきま風がなく学習に専念できます。
(3)熱調整がダイヤルで簡単にできます。
(4)自然熱で、湿気をよばないので結露もなく、施設にやさしいです。
(5)火気管理上きわめて便利です。

◆ 中央棟の機能

(1)校舎を飛行機の構造にたとえると、前両翼が教室棟で、胴体が中央棟です。 。
(2)中央棟には、管理の機能と特別機能があります。
(3)管理機能は、玄関から奥に向かって、職員室→校長室→保健室となっています。
(4)管理・指導が機能的であるように、子供たちの動きが最も見やすい部分に位置付けられています。
(5)管理の3つの室は、グラウンド・遊具ゾーン・なかよし広場に視界がひらけています。



(6)中央棟の特別機能となっているのは、音楽室・コンピュータールーム・多目的室・図書室です。
(7)音楽室は、職員室の真向かいですが、防音・除湿構造になっているので支障がありません。
(8)コンピュータールームの床下は配線が完備され、機器にやさしい除湿構造が完備されています。
(9)多目的室は広々として、廊下の仕切りが簡便に移動でき、全校集会等可能です。
(10)保健室は、近くまで救急車が近づけ、体育館・グラウンドにも近い位置にあります。

◆ 体育館

(1)小学校としては、全県でも稀な広さを誇っています。
(2)鉄骨構造ですが、内面は、木目いっぱいの景観です。
(3)独立玄関・男女トイレ・ミーティングルーム・器具室等、地域開放の機能が整っています。
(4)暖房は、灯油ストーブ式で、燃焼音はきわめて低く、運動にも儀式等にも支障がありません。


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