ZENYATTA MONDATTA


1980年発表  お薦め度 ★★★☆☆




ポップ・サウンドへの接近、豊かな音楽性を示す

アルバム紹介 パラダイス&ランチ

ポップ・サウンドに接近し、賛否両論を巻き起こした作品。
パンク・ライクでアグレッシブなサウンドに、
レゲエの裏打ちリズムを取り入れた斬新なアイディアでロック・シーンに登場し、
ある種冷徹なイメージを醸し出していた彼らであるが今作では豊かな音楽性を示している。
メロディー・メーカーとしての彼らの懐の深さを感じさせる作品である。
アンディーのギター、スチュアートのドラム、スティングのベース&ヴォーカルどれを取っても、
絶妙に抑揚がなされており彼らが音楽的に熟練したミュージシャンの集団であることを伺わせている。
前2作では見られなかった裏打ち音楽特有のグルーブ感にも満ちている。
最強のライブ・バンドとして世界各地を廻っていた彼らがライブ漬けの日々の中で身につけた、
3人で出し得る最高のリズム、メロディーがここには存在する。
ロック・トリオの完成形を見る様である。
このアルバムで本格的にアメリカ・マーケットでブレイクをする。

アルバム紹介 ライター:ロジャー

サード・アルバム。前作でポリス・サウンドを完成させた彼らが新たな音楽性を示した名作。
スチュアートのオリエンタル指向が大きく影響を与えた
「新しいサウンドを取り入れた作品」だとよく言われている様ですが、
ライブで世界中を回っている間に彼ら3人が吸収した音の集まりと言った方が良い様に思います。
しかしながら、過去3作の内でもっとも濃厚なレゲイ・サウンドを聴かせているアルバムでもあります。
音と音の空間を感じさせる作りというか、密度の濃淡を感じさせる作りをしていますね。
アンディー、スチュアートのプレイがとても丁寧で、計算尽くの様な演奏を聴かせています。
演奏や、唱法に心地よい抑揚が効果的に効いていて全2作よりもポップな感じを強く受けます。
彼らが持っている豊かな音楽性が溢れ出ていますが、多少悪ふざけが過ぎる所がある様に思います。
それ故に、私自身としては散漫な感じを受ける作品でもあります。
一般的にはこの作品でポリスが世界のロック・シーンのトップに躍り出たとされている様です。
「高校教師」「君がなすべき事」「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」を収録しています。
1980年度作品。

収録曲
/ DON'T STAND SO CLOSE TO ME
/ DRIVEN TO TEARS
/ WHEN THE WORLD IS RUNNING DOWN , YOU MAKE THE BEST OF WHAT'S STILL AROUND
/ CANARY IN A COALMINE
/ VOICES INSIDE MY HEAD
/ BOMBS AWAY
/ DE DO DO DO , DE DA DA DA
/ BEHIND MY CAMEL
/ MAN IN A SUITCASE
/ SHADOWS IN THE RAIN
/ THE OTHER WAY OF STOPPING

BACK  HOME