OUTLANDOS D'AMOUR


1978年発表  お薦め度 ★★★☆☆
落ちこぼれパンク・バンドの衝撃的デビュー作 産声を上げたクールネス

アルバム紹介 パラダイス&ランチ

パンクスを装った音楽至上主義バンドのデビュー作である。
ポリス結成時はまさにパンクの風が吹き荒れていた頃であり、
音楽性を語るよりも音楽に対する精神や姿勢が求められ問われた時代であった。
ポリスのサウンド指向もスチュアート・コープランドのリーダーシップのもと、
たたみかける様なビートに
スティングのハイトーン・ヴォーカルをフューチャーした攻撃的な音であった。
しかしながら、パンク路線は失敗に終わってしまう。
彼らは他のパンク・バンドが露呈していた、
純真さや青臭さを感じさせる理想主義的なメッセージや、
群衆を煽って同じ価値観を共有しようなどと言った
センチメンタルな側面など持ち合わせていなかったのである。
非常に現実的なメッセージを投げかけて冷徹な雰囲気を漂わせていた。
彼らはパンクが音楽シーンに大きく影響を与えたイデオロギーと演奏スタイルのエッセンスの中から、
”パンク・スピリッツ”と”リズムが持っている根元的な力”を抽出し、
アグレッシブなビートを聴かせつつレゲエのリズムを取り入れた斬新なアイディアでしきり直しをする。
デビュー作に於いてパンク・ニューウェイブ以降のロックの有り様を示唆した傑作である。
既に今作でスティングのソング・ライターとしての才能が開花している点も見逃せない。
「ロクサーヌ」「キャント・スタンド・ルージング・ユー」は
際どい内容の為にイギリス国内では放送禁止となるが、
新しい音を渇望していたロック・オーディエンスは彼らを熱狂的に受け入れた。
彼らは時代の一歩先を読んでいたのである。まさに新しい時代の幕開けである!

アルバム紹介 ライター:ロジャー

彼らのデビュー作品。
レゲエのリズムを取り入れつつ疾走感のあるシンプルなロックン・ロールをプレイしている名盤です。
代表曲の「ロクサーヌ」は夜の町に身を売る売春婦たちに捧げたエレジー、
「キャント・スタント・ルージング・ユー」は
自殺をほのめかす際どい内容で当時物議を巻き起こした作品。
スティングが切なげに声を張り上げる「ソー・ロンリー」、「ホール・イン・マイ・ライフ」や
このアルバムの特徴である小気味の良い疾走感を感じさせる、
「ネックスト・トゥ・ユー」、「トゥルース・ヒッツ・エブリバディー」などなど、その他の収録曲も、
スティングの個性的なハイトーン・ヴォーカルに3人の楽器アンサンブルが絶妙に絡み付き、
得も知れぬ恍惚感を感じさせる作品に仕上がっています。
荒削りなところが彼らの若々しさを感じさせます。1978年度作品。

収録曲
/ NEXT TO YOU
/ SO LONELY
/ ROXANNE
/ HOLE IN MY LIFE
/ PEANUTS
/ CAN'T STAND LOSING YOU
/ TRUTH HITS EVERYBADY
/ BORN IN THE 50'S
/ BE MY GIRL-SALLY
/ MASOKO TANGA

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