| 月刊「醸蒸多知」 4月号 |
| 2005年4月26日(火) |
| もうすぐ春本番の能代から 2005.4 [桜] 24日現在、能代の桜はツボミです。だいぶ色づき膨らんできていますので、少し暖かい日があれば一気に咲くでしょう。なにせ今朝の最低気温が−0.3度、氷点下だったのです!天気がいいので放射冷却現象だったんでしょうが・・。わが家の隣の梅も咲いたし、大潟村の菜の花も咲きました。市場には、アイコ、ボンナ、シドケなどの山菜、男鹿の天然真鯛、青森・大間の生うにも並び始めました。ただ、生じゅんさい、姫竹がまだ出てきていません。今年の冬は寒くて雪が多かったからなぁ・・、どちらもGWには出ていると思いますので、電話、メールのご注文のときにお問い合わせください。 この春は『生ウニとあきたこまち・かとうくん』『男鹿・天然真鯛と生じゅんさい、姫竹』のセットを考えています。あ、もちろん私は酒屋ですので、プラス日本酒のセットになります。こうご期待! [電信柱] 店の前の国道101号線から電信柱が消えました。そうです、電線を地下に埋めたんです。そのため店の前から見る白神山地がよりキレイに見えるようになりましたよ。これで、ジャスコがなくなればもっとキレイに見えるのに・・いかんいかん!こんなことを言ったらいかん・・うちの駐車場だった! [田身の酒] 今年の喜久水さんのお酒の傾向は、全般にちょっと線が細いです。 私のお勧め『田身の酒生』も線が細め。「旨い!」と言えるにはもう少し時間がかかりそうです。でも、ひと口目のインパクトが弱いですが、飲み続けられるお酒です。最近、ひと口目にガツンとインパクトが強くて飲み続けるのに辛いお酒が増えています。秋田の『津○』、福島の『飛○喜』、山形の『十○代』なんかもそうですね。一杯目は「あ!美味しい!」と思うんですが、宴会が終わって瓶を見ると残っている、というパターン。それに比べると、少し物足りない、薄く感じるけど飲み続けられる、いつの間にか空瓶が転がっているのが『田身の酒生』だと思います。特になにかを食べながら飲むには最適なお酒です。酸もしっかりありますし、香りも控えめ。 この『田身の酒生』は、口を開けてすぐより、空気に触れて少ししたほうが美味しくなります。1日目より2日目、2日目より3日目・・と。ですから、一晩で飲んでしまいませんように!2日目、3日目の味もぜひ確かめてください! [ナンバリング] 秋田県本荘市の斉弥酒造さん、そう、『由利正宗』『雪の茅舎』の銘柄を醸している蔵です。この蔵は今現在、酒質に関して秋田県一、いや東北一の蔵だと私は思っています。この蔵の名杜氏・高橋藤一さんが醸すお酒に外れはありません。各価格帯、なにを飲んでも平均より上の酒質です。その斉弥酒造さんが発売するお酒の中でも私がイチオシのお酒がこの『ナンバリング生』です。 山田錦35%精米の大吟醸と純米大吟醸があります。大吟醸は「大吟醸らしい大吟醸」で、香りが高く、スキッとしていてスーッと喉を過ぎていきます。そして「もう終わっちゃうの?」というくらいキレがいい。私のような欲張り人間には「もう少し余韻があってもいいんじゃない?最近、冷たくない?」なんて思ってしまいます。お酒としてはマイナス点がありません。今年も金賞間違いなしだと思います。 それに比べて純米大吟醸、立ち香は控えめですが、含み香は十分、そしてなにより甘・辛・酸・渋・苦の五味がバランス良く口に広がります。そしてお米の甘さが程よく残るのですが、ほんの少しの渋味が舌の脇に残り、味を引き締めてくれます。この渋がなければ次の1杯にいけないと思います。お酒にとって渋みというのも必要なんだ、ということをつくづく実感しました。もちろんこの「程よい」というところが重要なんでしょうね。 2月、このお酒が入荷したときに飲んで感じたのは、「キレイなバランスの良いお酒だな」、でも「例年、5月くらいになると素晴らしいお酒になる、それまでは売るのを控えよう」と思っていました。それから約2ヶ月半、まだかまだかと毎日のように試飲してきました。いよいよ販売を開始します!田舎のいち酒屋の私が名杜氏の醸したお酒を「まだダメ!」と言うなんておこがましいのは百も承知ですが、せっかく5千円なりを払って飲んでくれるお客様にこのお酒の本当の姿を見て欲しいですもの。 JARO(公共広告機構)になんて言われようが、公正取引委員会になんて言われようが、私は大きな声で叫びたい!「今、このお酒は日本一美味しい!!」 醸してから約3ヶ月、味が乗ってきたようにこれからも刻々と変化していくと思います。もちろんまだまだ登っていくと思われますから、出来れば、今月、来月、再来月と飲んでいただきたい!1ヶ月5千円の贅沢をして見ませんか?杜氏さんが「もうこれ以上進めたくない!」と思ったときに火入れをしてしまいます。私ら凡人には「まだまだ大丈夫」と思っていても、してしまいます。それがいつなのか?まったく予想も出来ないし、わかりません。そういう意味では確実に飲みたい方は数本、まとめ買いをして冷蔵庫に保管しておくことをお勧めいたします。 [稲庭うどん] これから少し暖かになると、『稲庭うどん』のつけ麺が美味しくなります。今年、美味しい『稲庭うどん』を見つけました。まだ30台の夫婦二人で作っている『稲庭うどん さとう』さんです。全工程(こね、手綯い、乾燥)手作りのため1日頑張っても2百食が限度だそうです。 皆さんは『稲庭うどん』を食べたことがありますか?今や日本全国どこでも売っているようですから、意外と食べたことのある方は多いと思います。さて、美味しかったですか?コシはありましたか?喉越しはつるめきましたか?満足しましたか?秋田県内に50社以上の稲庭うどんメーカーがあると言われています。その中には、機械を使って大量生産をしているメーカーもあります。お酒の蔵でも、昔からの造りにこだわっている蔵もあれば、ボタンひとつでお酒が出来上がる蔵もあります。秋田のお酒でも美味しい蔵もあれば美味しくない蔵もありますよね?それと同じなんです。 『稲庭うどん さとう』さんの佐藤広明さんは「6月は湿気が高くて稲庭うどん作りには向かない、そんな日は最初から作るのをあきらめています」というくらい、手作りにこだわっています。 ここのものを食べました。茹でて氷水にさらすと半透明になり、まずそのキレイさに驚きました。そして食べてみるとコシの強さと、小麦粉の香りの強さ、喉越しがツルッとしているのにまたまた驚きです。なかなかこんな美味しい『稲庭うどん』には出会えません。 美味しく食べるコツは、大目のお湯で茹でること、大目の氷水でぬめりを取るように洗うこと、だそうです。 とりあえず、ギフト用は置かずに家庭用(ギフト用より短い)だけを扱います。400g(4・5人前)630円 [白神のめぐみ] 白神山地のふもと八森町(もうすぐ八峰町)の白瀑さんのこのお酒、今年で3年目になりますが、一昨年より去年、去年より今年、と酒質が上がってきています。生原酒(17度台)と普通の度数(15度台)と2種類あります。去年までは度数を下げたものはあまりにもスッキリサッパリで、味が足りなく不満だったので、ほとんど売りませんでしたが、今年は味がしっかりあって、純米酒としてお勧めのひとつになりました。もちろん生原酒の方がフルボディタイプでお勧めですが、食中酒(ぬる燗も含めて)として飲み続けたいなら15度台の方をお勧めします。これで一升2730円はお買い得かも!? 青森の『田酒』にも負けない純米酒だと思います。ちょっと誉めすぎか? [季節の旨いもの] これからの季節、秋田の旨いものといえば『男鹿の天然真鯛』『生じゅんさい』『姫竹』『山菜類』・・です。 『男鹿の天然真鯛』『生じゅんさい』『姫竹』の組み合わせで『真鯛の潮汁』をお勧めします。真鯛のザッパ(アラ)のダシで、ネギを加え(あれば山菜のミズも)塩味です。お好みでショッツルをスプーン1杯入れてもいいでしょう。残った身は、刺身でも焼いてもお好きなように。 『姫竹』の簡単な食べ方は1本まんま焼いて味噌をつけて食べる、これが一番旨いかな!?もちろん、煮付けてもいいし、味噌汁の具にしてもいいし。 『生じゅんさい』は、とにかく、サーッと湯がいておひたしにして、おろし生姜とお醤油で食べるのが私のイチオシです。 その他にもいろいろありますので、電話、メールでお問い合わせください。 [ゴルデンウィーク] 今年のゴルデンウィークは最大(29〜8日)10日間お休みの方がいるようですね。当店はもちろん!休まず営業です。「実家へ帰るから、実家にお酒を送って!」もちろん大丈夫。「友人宅へ遊びに行くのでお土産にお酒を送って!」はい、大丈夫です。遠慮なくお申し付けください。 29日の夕方からお客様が能代にいらっしゃいます。その日の夜はもちろん『べらぼう』、お客様のお帰りになる3日の前の晩まで、4夜連続『べらぼう』です。日中も30日は『白瀑』『十二湖』『福寿草』をご案内、1日は『由利正宗』をご案内の予定です。このお手紙をご覧の方で、ゴールデンウィーク中に能代に来る、という方は前もってお電話をお願いいたします。いらっしゃる時間に合わせて極力店にいるようにいたします。せっかくいらしていただいても私が不在だと申し訳ないので・・。 今回は三重県、兵庫県、神奈川、東京、千葉、北海道からお客様が遊びに来てくれます。ありがたいことです。 ちなみに『べらぼう』さんはゴールデンウィーク中は休まず営業で、5月の9日〜13日まで社員旅行のためお休みします。5月にいらっしゃる方はどうぞ、その日を外していらしてくださいね。静岡のKさん、とっても残念ですね!? [おまかせ6本セット] 税、送料込み四合瓶おまかせ6本セットで1万円、がとても好評です。これは私がそのときに美味しいと思う6本を組み合わせます。「選ぶ手間が省ける」「いろいろ味見が出来る」と好評ですよ。今なら各蔵の生酒を組み合わせて送ります。 今月のお勧め 2005.4 [喜久水] 高階徳夫 山田錦33%精米の大吟醸 今年の出来たてですので若い スッキリした大吟醸 もう少し待った方が・・ 300ml 2100円 720ml 5250円 1.8l 10500円 朱金泥能代04 山田錦40%精米の純米大吟醸 こちらは1年熟成していますので 旨味がしっかりあります 300ml 2100円 720ml 5250円 1.8l 10500円 亀の舞04 亀の尾55%精米の純吟 冷より室温〜ぬる燗が旨い 300ml 1200円 720ml 3675円 1.8l 7350円 大吟醸能代比羅夫02 山田錦40%精米大吟古酒 お米の旨味がしっかり出ています 300ml 1200円 720ml 3150円 1.8l 6300円 大吟醸能代花散里 山田錦48%精米の大吟新酒 スキッとした大吟醸 今秋には化けそう 300ml 1050円 720ml 2730円 1.8l 5250円 田身の酒 生 当店イチオシの純吟生酒 香り控えめ、酸も高めで食中酒に 飲み続けられるタイプです 720ml 2205円 1.8l 4200円 喜三郎の酒3年古酒 味のある、旨いお酒はこれです 冷でもぬる燗でも 720ml 2205円 1.8l 4200円 *書ききれません。『縄文能代 生』も『マチュピチュ』etc.あります [由利正宗] ナンバリング純米大吟醸生 今、日本一旨い酒だと思う 五味のバランスが素晴らしい こんなお酒が飲める幸せ 720ml 5250円 1.8l 10500円 ナンバリング大吟醸生 上に比べるとスッキリ 雑味がなく素晴らしい大吟醸 今年も金賞間違いなし 720ml 4200円 1.8l 8400円 雪の茅舎 オーガニック 無農薬あきたこまち使用 純米吟醸として素晴らしい ちょっと濃い目のお酒 720ml 2100円 1.8l 5250円 雪の茅舎 山廃純吟生 なにを飲むか迷ったらこれ! 味があるのに飲み続けられる 1年熟成も旨い 720ml 1785円 1.8l 3570円 美酒の設計 純吟 派手ではないがじっくり旨い 無ろ過なので黄金色 ぬる燗なら山廃純米を! 720ml 1575円 1.8l 3150円 雪の茅舎 純吟生 スタンダードな純吟生 でもこの価格は安い! 720ml 1575円 1.8l 2940円 雪の茅舎 山純 この味でこの価格は反則! 冷でもぬる燗でも旨い 720ml 1260円 1.8l 2415円 *他にも『聴雪』『花朝月夕』『三石小仕込』『流星』『貴醸酒』などなど ありますのでご相談を! [白瀑] ぶなのいぶき 大吟醸04 一年熟成で旨味が出てきました 今ならお勧めできます この春価格改定の動きあり 720ml 1890円 1.8l 3150円 白神のめぐみ 生原酒 今年の出来はいいです! 年々美味しくなってきています 720ml 1575円 1.8l 2940円 白神のめぐみ こちらは15度台 キレイな中にも味がある 今年はお勧めです こちらも価格改定の動きが 300ml 525円 720ml 1365円 1.8l 2730円 *もうすぐ『白神の鼓動生原酒』『レオン(もしかして名前が変わる)』 『雄町』などなどが入荷してきます [福小町] 福小町 大吟醸生原酒 得意のごんぼで出してもらいました 20本限定、残り数本 山田錦40%にこまち酵母 来月には化けそうです 720ml 3675円 秋田杜氏 純吟生原酒 吟の精50%の純吟生原酒 味がしっかりあって旨い! 残り数本 720ml 1890円 秋田杜氏 純米原酒 美山60%の純米原酒 圧力をかける前の雫 残り数本 720ml 1470円 *これからいろいろ入荷予定、こうご期待 [天の戸] 亀の尾仕込み 生 亀の尾55%の純吟生 今年はやや辛口 スッキリした味です 720ml 1995円 1.8l 3990円 美稲 生 美山錦の味がしっかり 優しくて旨い 720ml 1575円 1.8l 3150円 醇辛 日本酒度+7の純米酒 ただ辛いだけじゃなく旨い 720ml 1470円 1.8l 2625円 [福の友] 冬樹 生 今年は酸が高めで辛口 これからが本領発揮!? 720ml 1680円 1.8l 3360円 亀の尾で仕込んだ純吟 生 亀の尾の甘さが程よい 食中酒にいい! 720ml 1575円 1.8l 3150円 雄町 生 雄町は酒米として有名です スッキリした辛口のお酒 720ml 1575円 1.8l 3150円 [刈穂] 山廃純米 生原酒 今年のお勧め 久々に刈穂らしい刈穂です 720ml 1360円 1.8l 2730円 *まもなく『やまとしずく純米大吟醸』が入荷 [館の井] うまれたての井 個性的で面白い純米生原酒 720ml 1470円 今月のお勧め食品 2005.4 生ウニ 今は青森・大間産、これから秋田県産 漁師がワンカップに詰めてくれます 1本でウニ丼4人分くらい 時価ですが(ピークで)2500円 男鹿産天然真鯛 今年の漁が始まりました 鍋に、刺身に、焼き物に 私のお勧めは潮汁 一番美味しいといわれる目の下一尺 1500円前後 比内地どり ガラで取ったダシは最高です 肉、モツ、ガラと切り分けてます 半羽 1995円 1羽 3990円 かとうくん 低農薬、有機栽培あきたこまち 香り、粘り、テリが違います 5キロ 3150円 岩木山のしずく 岩木町のりんご農家の自家用 もちろん果汁100% 程よい甘みと酸味が美味しい 1.8l 945円 稲庭うどん 100%手作り、1日200食限定生産 コシ、喉越し、つるめきがいい! 400グラム 630円 *『生じゅんさい』『姫竹』もそろそろ入荷予定 *『山菜各種』も入荷始めました、お問い合わせを *『いぶりがっこ』『赤寿し』『ワラビの醤油漬け』『桧山納豆』『能代うどん』『ひまわりさんのドーナツ』などもあります。書ききれません! 016-0824 秋田県能代市住吉町9-22 天洋酒店 浅野貞博 TEL/FAX 0185-52-3722 携帯電話 090-3754-9434 Email asano@shirakami.or.jp HP『秋田地酒の伝道師 天洋酒店浅野』 http://www.shirakami.or.jp/~asano/ |